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「10年経って、ようやく自分はCaravanとして始まる気がした」
We are『Homesick travelers』!
『ROKKO SUN MUSIC 2015』を前にCaravanが
次のディケイドとその価値観を語るインタビュー&動画コメント

 旅人であり、詩人であり、時にはバンドスタイルで、時にはふらりとソロで。いつの時代もスタイルに縛られない自由な発想で、風が吹き抜けるように心地よい歌を聴かせてくれているCaravan。昨年、活動10周年を迎えた彼は、この10年の間にメジャーでの活動を経て自身のレーベルを立ち上げたことをはじめ、幾つもの変化の季節を過ごしてきた。その日々の中にあっても、彼の歌はどっしりとした大木のように揺るぎなく在り続けている。今年も出演が決定している『ROKKO SUN MUSIC 2015』を前に、この春にリリースしたミニアルバム『Homesick travelers』のこと、この10年の日々を振り返りつつ、柔らかな語り口で様々な話を聞かせてくれた。

 
 
昔思い描いていた40歳は
もっといろいろ達観した大人だったんですけど、何ら中二のままですね(笑)
 
 
――『Homesick travelers』はコンパクトなミニアルバムですね。
 
「初めてアルバムを出してから、2014年でちょうど10年だったんですね。10年を振り返りつつ、今の心境だったりこれから向かう先を伝えられたらなと思って、フルアルバムというよりはライトな作品にしたいなと。最初は1~2曲収録のものを出そうと思ってたんだけど、曲が出来過ぎちゃったんです(笑)」
 
――Caravanさんの曲は風がフゥ~ッと通っていくような心地よさがあって、それと共に今回のミニアルバムを聴いていて感じたのは、『アイトウレイ』(M-3)という曲もありますが、その憂いの部分だったり、ブルースを感じる作品でもあるな、と。
 



「やっぱり10年やってきて、光とか明るい部分ばかりを闇雲に音楽にしているものは、自分にとってあんまりリアリティがないんですよね。光と影、どっちもあってのバランスだったり、どちらもあるのが自然だと思うので、それを両方とも音楽に入れたいとは常々思っていて。あとは、40歳になって本厄を迎えまして、こうブルースを身に染みて感じたりもして(笑)」
 
――(笑)。不惑の40代ではなく?
 
「全然ですね。いろんなことがあるし、生きていくことは楽しいことばかりじゃないなって。まぁでも、昔思い描いていた40歳はもっといろいろ達観した大人だったんですけど、何ら中二のままですね(笑)。不安になるぐらい、何1つ分からないままやってきてしまいました」
 
――Caravanさんは旅人のイメージがあって、『Homesick travelers』の“ホームシック”というのが、意外なようにも感じたりしました。
 
「どこかに出ていくと、自分が元々いた場所が良く見えたりするじゃないですか? 例えば、大阪を出てどこか違う街に行って、“大阪ってどんな街?”と聞かれると、自分の街を言葉で説明する機会も増えますよね? 僕は子供の頃からどこにもいなかった人というか、子供の頃は南米にいたし、日本に帰っても2年に1回ぐらいずつ引っ越しをしていたので、自分の故郷とか地元っていう意味が分からなくて。“自分はどこそこの人です”というのが全くないのがイヤだった時期もあったんですけど、今となっては音楽をやっていることでいろんな場所に行けて、いろんな土地に“待ってるよ”って言ってくれる人がいる。その土地の名前を聞くと思い浮かぶ顔があったりして、音楽を続けてきたことで全国に小さいながらもホームのようなお店やライブ空間、人がいてくれて、それが自分にとっては財産になってるんですね。なおかつ10年経って過去を振り返ったときに、思い浮かぶ顔がいっぱいあって。その辺が自分にとっての“ホームシック”というか、“あの人は元気かな?”、“子供は大きくなってるかな?”とか、そういう風に想いを飛ばす場所が増えてきてるのが、自分にとって嬉しいホームシックなんですね」
 
――どこかへ帰りたいというホームシックというよりも。

 
 
「“いつかまたあそこでライブしたいな”とか、そういう想いはいっぱいありますね」
 
 
“Caravan、10年やったらおもしろくなるよ
10年やったら始まるよ。だから頑張りな”
 
 
――『Good Morning』(M-2)に“怖くたって悲しくたって行かなくちゃ”“誰もがブルースを抱く”という一節がありますが、旅の始まりはいつも楽しいことばかりではないし、後ろに引っ張られそうになる気持ちを抱えながらもグッと前に踏み出していくような、そんな切なさのようなものも感じました。
 
「確かにそうですね。毎日同じ朝が来るんですけど、本当は決して同じではなくて、“今日が始まりだ”と思えばその日が始まりだし、歳を重ねていくといろんなことに慣れて、感動とかワクワクしなくなったりするものだと思うんですが、それも見方や考え方1つで違ってくるんですよね。昔、あるラジオのディレクターをやっていた人に、“10年続けられたら、‘俺はこれをやってる’と言っていいんだよ”と言われたことがあって。まだCDを出したばかりで、どこのFMでも曲をかけてもらえないときからバンバン曲をかけて応援してくれて、俺がキャンペーンが苦手で元気ないときなんかに、“ニール・ヤングもキャンぺーンやってたんやで”って話してくれて、ウッドストックで何万人の前で歌った翌年にイギリスで20人ぐらいの前でしんみり弾き語りしてる映像を見せてくれたりして。その人は、この10年で亡くなられたんですけど、いつも“Caravan、10年やったら面白くなるよ。10年やったら始まるよ。だから頑張りな”って言われていたのを、ずっと心に置いていたところもあって。だから10年経って、ようやく自分はCaravanとして始まる気がしたんですね」
 
――実際に10年の節目を迎えたときは、気合が入りましたか?
 
「気合というより、静かな感じでしたけどね。これと言ってパキッと何かが変わるわけじゃないし、日々の積み重ねが少しずつ高くなっていくだけだと思うから。ただ、“こういうことなのかな?”と思う瞬間はいろいろありましたね。それこそ10年ぐらい前によくお世話になってた人とライブで再会したりして、続けていると離れていた点がつながったりするし、いろいろあるんだなぁとは思いましたね」
 
――『Back to roots again』(M-4)で“10年だって20年だって”とありますが、節目の辺りに作られた曲ですか?
 
「そうですね。“原点回帰”って言葉があるけど、人は変わっていくし戻ることは出来ないし、10年前の自分とは変わっているんですよね。でも、自分が来た道を節目節目で振り返るのは大事だと思っていて、自分が元いたところに立ってみたとしても、あの頃と今とでは見える景色も感じることも違う。それは“変わっちゃった”とかいうことでもないし悪いことではなくて、そういうものなんですよね」
 
――同じ曲で“世界を手に入れたって きっと空っぽなんだよ”とあって。これも10年やってきた中で感じたことで? 
 
「ここ数年で、いろんな出来事が身の周りで起こって。震災も原発事故も大きかったし、例えば、信じていた正解が本当に正解だったのか、正しいと教育されてきたことが本当に正しかったのかとか、自分の価値観を誰もが一度、考えるきっかけがいっぱいありましたよね? そういうところから自分たちでレーベルをやろうというところにシフト出来たし、小さくても在るべき場所にいることがすごく大事な気がして。そういうところを見つめる数年間だった気はします。淡々と10年やってきたようで、実は激動だったんだなって」
 
 
自分の音楽の“届き方”もすごく大事
 
 
――そのレーベルは2012年に立ち上げられたんですね。
 
「3年経ちましたね。自分の環境を整えて、自分の音楽を世に出すために作ったレーベル。レーベルだからっていろんなミュージシャンを出すゆとりもないし、適当には出来ないから、まず自分のことからちゃんとやらないといけないんですけど(苦笑)。それまでの、既存のCDの流通の仕方にも疑問を感じていたし、“アルバムが完成したら俺の仕事は終わり”という空気にもすごく違和感があって、自分の音楽の“届き方”もすごく大事な気がしていて。音源も聴いていないプロモーターが、いろんなジャンルのCDと一緒に“じゃ、よろしく”ってただ配るようなやり方に疑問を感じたんですよ。だったら自分を応援してくれて、ガラス張りに何でも話せるスタッフが1人か2人ぐらいいれば、薄いコミュニケーションの人が何百人いるシステムよりも大きい動きが出来るんじゃないか、身軽に動き回れるんじゃないかって。そういうところからゼロに戻しちゃおうって気持ちもあったんですね」
 
――CaravanさんのCDはライブ会場や通販、ヴィレッジヴァンガードでも買える店舗があったり。
 
「ですね。ヴィレッジヴァンガードは面白いお店でね、店長が気に入らないと置いてくれないんですよ。聴いてくれて、気に入った上で“うちで置きます”っていうセレクトショップなんですよね。それがいいと思うし、本来そうあるべきだと思う。滋賀のイオンに入っているお店が何故かアルバムをすごく売ってくれていて、東京以上にバカ売れしてるっていう(笑)。スタッフの熱量が強くて、それがお客さんに伝わってるんでしょうね。他には、友達がやってるライブバーだったり、洋服屋だったり、小さいけど“自分はこれしかやりたくない”っていうスタイルを持っているところが置いてくれていて、“このアルバムすごくいいよ”って口コミで伝わっている。そういうやり方に1回戻ってみたかったんですよね。数を狙って始めたことじゃないし、音楽の届き方、響き方も大事で、人数が少ないなりに面白いことが出来てる気はするんですよね」
 
――Caravanさんは、身軽にバーやカフェでライブをする一方で、大きなフェスで観ることも出来る。全国のいろんな場所でライブが出来るし、対バンも選ばないというか、実はどんな共演者ともやれる方でもありますよね。
 
「例えば、“ライブをやって欲しいんだけど、うちの店はドラム鳴らせないんですよ”とか“アンプを鳴らしちゃいけないお店なんです”っていうところもあって。“だったらアコギ一本で行くよ”とか、“パーカッションと2人だけで行こうかな”とか、その日その日で違うセッションが出来るのは、ソロの利点だと思いますね。毎回同じものを求めて来てくれる人もいるかもしれないけど、同じ曲でも編成によってアレンジが変わるおもしろさもあるし、“今日はU-zhaaan(タブラ)と一緒だ”とか、“今日は堀江(博久)くんのピアノと2人のステージだ”とか…じゃあこの曲をやろうかなって、自分もワクワクしますよね。歌モノだけどそこにジャムセッション感、生モノ感が出たりもするし、それをなぁなぁなセッションにしないでおもしろい形に昇華させたいから、気合と緊張感もあったりして」
 
――話を聞いていると、ライブも1つの旅のような気がしてきました。郷に入れば郷に従えのようにそれぞれのお店や場所のやり方があったり、1つのスタイルに定住しない演奏スタイルにワクワクしたり。
 
「それはそうかもしれないですね。そこには人とのコミュニケーションもありますし、ライブは一期一会になりますよね。毎回違うものにはしたいし、実際に違うものになっているので」
 
 
国が変わろうが街がどんどん変化しようが、“人の営み”は変わらない
 
 
――『Back to roots again』では、“10年経っても変わらないモノがある”と歌われていますが、変わらないモノというのは歌を歌うこと、になりますか?
 
「それもあるし、国が変わろうが街がどんどん変化しようが、基本的な“人の営み”は変わらないと思うんですね。例えば、宗教や人種、いろんなことから今でも争いがたくさん起きているけど、どんなに違う人間同士でも、同じ部分はあるんですよ。誰だって自分の子供はかわいいし、お腹は減るし、お金は稼がなきゃいけないし、夜は眠りたいし、仕事は欲しい。そうですよね? そういうところをもっと見ていけたり、共通の部分をもっと意識出来たら、そんな上っ面の戦いにはならないはずなのに、っていう気持ちもあって。例えば、砂漠の真ん中で2人きりになったら、多分誰とでも仲良くなれると思うんですよ。それが集合体になるとケンカになるって、すごくヘンな感じ(笑)」
 
――『Good Morning』に“BAD MOON RISING”というフレーズが出てきます。CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)に同名の曲がありますが、あの曲が大好きで。聴いているだけで楽しいんですけど、曲の背景にベトナム戦争があったみたいなことを知ると、“他の曲はどんなことを歌ってるんだろう?”と聴いてみたくなったり。
 
「俺もあの曲は好きですね。『雨を見たかい』(‘71)もナパーム弾の話だったりして、“あの頃は時代的にそういうメッセージを歌いながら、ポップスの中でアンチテーゼにしてたんだな”って後から知ると、そのミュージシャンをまた好きになったりするし。俺が子供の頃はネットもなかったから、洋楽のアルバムのライナーノーツを読んで、“彼は誰々に影響を受けてギターを始めた”なんて書いてあったら、その誰々を探しにレコード屋に行くんだけど、名前を間違って全然違うアーティストを買っちゃって(笑)。それもいいなぁってそこからまた探求の旅が始まったり。ヒップホップが流行ったときに、カッコいいなぁと思って聴いてた曲にサンプリングでロバート・ジョンソンのスライドのフレーズが入っていて、“あ、つながった”とか。全く違う音楽やジャンルでも、意外に循環しているおもしろさや、それを発見していくのもワクワクするし楽しいですよね。全然関係ないように見えるけど、“このミュージシャンとこのミュージシャンが友達だったのか! やっぱり!”って、海の向こうの出来事なんだけど、自分のことのように嬉しかったりして(笑)」
 
――今回もそうですが、Caravanさんのアルバムにもそういう宝探しのような発見、旅をしている感覚があります。
 
「だったらいいですね。そういうのを仰々しく、音楽マニアみたいな伝え方はしたくないんですけど、隠し味みたいに盛り込みたくて。気付く人が気付いてくれたら嬉しいなっていう言葉を選んでみたり、ちょいちょい忍ばせてはいるんですけどね」
 
 
『ROKKO SUN MUSIC』は日本一母性本能をくすぐるフェス(笑)
 
 
――『アイトウレイ』で“いつかじゃない 君の番が来た”と歌われていますが、さりげなく肩を叩いてくれているように感じました。
 
「そうですよ。そうやって誰かに言っているようで自分に言ってるところもあるし、どこかで自分を励ましてるようなところもある。それを聴いた人が自分に言われているように思ってもらえたら、それはそれで嬉しいし」
 
――11年目が始まって、ここからまた行くぞというか、自分の番なんだなという感じはありますか?
 
「それはありますね。と言いつつ“よーし、行くぞー!”っていうよりは、“じゃ、行きますか”って感じですけどね。流通がメジャーだろうがインディーだろうが自分がやってることは変わらないし、そこは自分にとってはどうでもいいポイントで。ただ“インディペンデント=独立した、何かに依存してない”という意味を掘り下げたいというか、本当にそういうスタンスでやれたらいいなと思うんですね。だからレーベルを立ち上げたわけだし、“あそこがOKしないと流通出来ないんだって”じゃなくて、自分のCDを置いて欲しいお店に持って行って、そこでコミュニケーションが生まれて、“最近どうなの?”って聞いたら“いや、店が大変でさぁ”“そっか。俺も頑張るからもうちょっと頑張ろうか”って話したりして。時に自分が何屋さんなんだろうって思ったり(笑)」
 
――ちなみに楽曲配信をする予定はないですか?
 
「“配信だと一瞬でロンドンとかニューヨークにいる人も聴けるから便利だよ”って言われるんですけど、あんまり興味がなくて。だったらロンドンの人とかにゆっくり届いてくれたらいいなって(笑)。 別に急いでいないし、スピードを競ってないから。レーベル名もslow flow musicですから(笑)」
 
――(笑)。そして、今年も近付いてきましたが、『ROKKO SUN MUSIC 2015』には、2007年の幻の初回以来、ほぼ毎年出演されていますね。
 
「『ROKKO SUN MUSIC』は日本一母性本能をくすぐるフェスというか(笑)。呼ばれて演奏しに行ってるんですけど、ついつい“今年はお天気は大丈夫かな?”とか、いちいちほっとけないんですよ。現地に着くなりスタッフに“今日は霧は大丈夫? 楽器は壊れてない?”って聞いちゃう特殊なフェスなんで、聴きに来る方をはじめ、みんなにあたたかい目で見てもらえたらいいですね(笑)」
 
――関西のお客さんはいかがですか?
 
「去年も(難波・味園)ユニバースで2日間やったり、ちょくちょく歌いには来てるんですけど、関西のお客さんはオープンなようでいて、意外とこっちが探られてる感じもあったりして、国民性とか県民性ってあてにならないなと思いますね(笑)。でも、関西のお客さんは一度心を開くととことん開いてくれるから、友達に会いに行くような感じでライブが出来る。また来る機会もありますから、楽しみにしていて欲しいですね」
 
 
Text by 梶原有紀子



(2015年6月30日更新)


Check

Movie Comment

話し声もイイ! 新作をたっぷり解説
Caravanからの動画コメント

Release

音楽家としての意思と現在、そして
ものづくりへのこだわりが生んだ新作

 
Mini Album
『Homesick travelers』
発売中 1481円(税別)
Slow Flow Music
SFMC-003
※7インチアナログサイズ
 紙ジャケットポスター仕様

<収録曲>
01. Homesick travelers
02. Good Morning
03. アイトウレイ
04. Back to roots again
05. サンティアゴの道(Acoustic)

Profile

キャラバン…’74年10月9日生まれ。幼少時代を南米ベネズエラの首都カラカスで過ごす。高校時代にバンドを結成し、ギタリストと活動。’01年よりソロとなり全国を旅しながら活動を場を広げ、’04年4月にインディーズでデビューし2枚のアルバムをリリース。翌’05年にメジャーへ移籍し、’11年までの間、毎年1枚のペースでアルバムを発表。 1台のバスで北海道から種子島までを回る全国ツアーや、数々の野外フェスに参加する。’11年に自身のアトリエ Studio Byrdを完成させ、翌年にプライベートレーベルSlow Flow Musicを設立。これまでにドノヴァン・フランケンレイターやトミー・ゲレロ、など数多くの来日アーティストのオープニングアクトや共演を果たし、YUKIの『ハミングバード』『ワゴン』、SMAP『モアイ』、渡辺美里『Glory』『Hello Again』など、楽曲提供も多数手掛けている。

Caravan オフィシャルサイト
http://www.caravan-music.com

Caravan オフィシャルFacebook
https://www.facebook.com/HarvestSlowFlowMusic

HARVEST オンラインストア
http://harvest-music.shop-pro.jp/


Live

Caravan meets 六甲山!
関西の夏の定番ライブで今年も関西へ

 
『ROKKO SUN MUSIC 2015』
チケット発売中 Pコード260-822
▼7月11日(土)昼12:00
六甲山カンツリーハウス内 特設会場
1DAY(大人)5500円(中学生以上)
1DAY(小学生)2500円
[出演]Caravan/ハンバートハンバート/Predawn/D.W.ニコルズ/Keishi Tanaka/YOSSY LITTLE NOISE WEAVER
GREENS■06(6882)1224
※カンツリーハウス入園料込み。雨天決行・荒天中止。未就学児童は保護者同伴に限り無料、但しカンツリーハウスへの入園料は別途必要。出演者の変更・キャンセルに伴う払戻しは行いません。2日間通し券はPコード:781-483にて販売。

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ライター梶原有紀子さんからの
オススメコメントはこちら!

「“愛と憂いが交錯して眠れない夜を泳いでいた”――今年の春先、深夜のラジオから流れてきたCaravanの『アイトウレイ』のこの一節を聴いたときから、自分の中の何かがほどけて、楽になれたような気がしている。1年365日のほとんどはブルーにこんがらがっているけれど、時にはその気持ちを抱えたまま走り出したっていいんじゃないか。それはいつかもっと先のことじゃなくて、今なんだなと、ストンと素直に思えた。たまたまCaravanと同じ40代を生きる自分に、さりげないエールを贈ってくれたような『Homesick travelers』は、多分一生付き合っていくであろう、とても大事なアルバムになりました」