男女混合ダブルツインハーモニーバンドVoice of Mindが
過去のCM提供曲を『CM OSAKA』と題してまとめて配信&
8/18(日)梅田クラブクアトロにて地元大阪ワンマンライブ!
メンバー全員インタビュー&動画コメントが到着
今年で結成5周年を迎える、男性4人、女性2人による大阪音楽大出身のポップ&エネルギッシュバンド、Voice of Mind。ポジティブな想いが凝縮した爽快なポップナンバーから情感豊かな珠玉のバラードまでの幅広いレパートリー、そして音楽的素養に裏打ちされたクオリティの高いサウンドで、彼らの楽曲は数多くのCM曲にも選出されている。精力的に創作およびライブ活動を展開する中、この4月には過去にCMに提供した楽曲をまとめ、『CM OSAKA』と題して配信(さらに7月には大塚製薬『熱中!ポカリ』のイメージソングに抜擢された『空と君』を収録したミニアルバム『Route of the Ship』を緊急発売!)、8月18日(日)には梅田クラブクアトロにて地元大阪でのワンマンライブも控えている。抜群のチームワークを誇る彼らに、楽曲について、そしてライブへの意気込みをたっぷりと聞いた。
メンバー6人勢揃いの和気あいあい動画コメント!
――4月に『CM OSAKA』と題して、今まで提供してきたCM曲をがまとめて一斉配信されました。
アフロGroovin'(vo、以下アフロ)「CDになっている曲もレコーディングし直して、新しいバージョンとして配信して。大阪で3~4年くらいやってきて、その頃から『Tomorrow』(M-2)とか『Keep Smile, Keep Shine』(M-1)はずっと歌ってきてファンの方にも愛されていた曲だったので、それを初の配信のタイミングで改めて出せるのは、何となく恩返しみたいな感じがしていて。大阪の人に育ててもらった曲を全国に届けられるよって、感覚的には報告みたいな感じに捉えてるんですよ」
――初のCM曲はどの曲です? あと、そのCM映像を見たときはどんな気持ちでした?
アフロ「オリジナルで初めて選ばれた曲は、追手門学院大学のテレビCMに使って頂いた『Keeep Smile, Keep Shine』ですね」
ユキヤマン(vo)「万博記念競技場に呼んで頂いて、そこのメインスクリーンで初めて見たんです。追手門大学の生徒たちが夢を追いかけて…1分くらいの結構長いCMだったんですけど、何だか自分らの曲とは思えなかったです、最後まで」
Chii(vo)「それは今でもです、私。大阪に帰ったら見ることが多いんですけど、一瞬“この曲なんやったっけお母さん? いい曲やん”って(笑)」
――ちなみに今回配信された曲の中で、オススメなどあります?
やっぴー(vo)「基本的に4人で歌って4人でコーラスしてるんですが、『Gift』(M-3)で男→女→男→女…ってドンドンパートが入れ替わっていくところとかは、今までにない感じですね。男女混合のコーラスって意外と難しいんです。男の子が曲を作るとやっぱり男の子のキー(音程)になるし、男女が自然な感じでメロディラインを行ったり来たりするのが難しくて。細かいフレーズで入れ替われるようにアフロが作ってくれましたね」
アフロ「僕は女性のキーの高さが分からないんで、それぞれの声域を考えながら作った感じですね」
やっぴー「オイシイ高さにサビを持ってくることにも、スゴく気を使った曲です」
池田“ライライ”誠(g、以下ライライ)「僕は『Tomorrow』ですね。この曲のギターソロは考え込まずに作れたというか、頭の中のイメージ通りに素直に出せたかなって。なかなか出てこないこともあるんですが、この曲だけはパっと出てきましたね」
Chii「私も『Tomorrow』になっちゃうんですけど、一番思い入れのある曲なんです。この曲に助けられたというか、一番しんどい時期に“この曲に生かされた”みたいなところがあるんですよ。疲れて家に帰ったときとかに、ため息をつきながら眠るんじゃなくて、ちょっとでも明るく、ちょっとでも明日も頑張ろうって思えるようにって…この曲で私自身がそう思えたんですよね。これで全国のお客さんたちも私と同じような気持ちになってくれるかもって思うと、鳥肌が止まらなくて…あ、今は止まってますけど(笑)。他の曲もそうなんですが、バラードでもアップテンポでも明日につながる曲ばかりなので、そういう想いは伝えられているのかなって」
ユキヤマン「この曲が…というよりかは、全体を通してカラフルな感じの曲が多いと思うので。アップテンポとかバラードに関わらず、色みたいなものを意識して歌ったり演奏したりすることは多いですね。モノクロの曲は1曲もないと思います。そこを意識して聴いてもらえるとオモシロいかも」
Park(b)「ボーカルが4人いるんで、4人のキャラクターを聴き比べてもらえたらと思うし、BGMとして聴くには曲自体が底抜けに明るかったりもするんですけど、やっぱり歌詞のどこかには陰もありつつ、それでも最終的に明るい方へ向かっていく。歌詞を噛み締めながら聴いてもらえたら嬉しいですね」
アフロ「僕は新しく出来た『Gift』ですね。“ギフト”ってプレゼント、贈り物っていうイメージがあるじゃないですか。それにもう1つ“才能”っていう意味があるんですよ。才能って神様からの贈り物っていう感じがありますけど、僕らが前向きに生きていること、今こうやって歌えていることは、きっと誰かからの贈り物であると同時に、自分たちの才能でもある。前向きになるって誰もが出来ることじゃないと思ってるんです。精神的にも強くないと逃げちゃったりするんで。このメンバーは上京してから特に強くなったと思っていて。そういうところを音楽に出来たら、きっと同年代の人とか、かつてそれを経験した人たちにも響いてもらえるかなって。ちっぽけかもしれないんですけど誰にでも才能があって、聴いているあなたにも才能がある。それは誰かからの贈り物なんだよって」
僕らの楽しさとお客さんの楽しさが一緒やったらいいなって思うんですよ
――8月18日(日)には、地元大阪の梅田クラブクアトロでワンマンライブもあります。ちなみに、それぞれライブの魅力ってどういう風に捉えていますか?
アフロ「…ソウル、ですかね。レコーディングだと音程とかリズムとか細かいところに気を使うんですが、ライブっていうのはそうじゃなくて、お客さんと目が合うことから出てくる自分の声だったりがあると思うので。お互いのキャッチボールで段々と積み重なって、最後までお客さんと完走する…そういうところがライブの魅力というか」
Park「ライブはやっぱり好きですね。CDを聴いているだけではそこまで熱気を感じることはないんで、会場の空気とか迫力とかに圧倒されて欲しいのはありますね」
ユキヤマン「2人の言ったように、迫力だったり、ソウル的なものもあるんですけど、個人的には僕らの楽しさとお客さんの楽しさが一緒やったらいいなって思うんですよ。どっちかが楽し過ぎてもあんまり良くない。大阪でのワンマンライブとかになると、ホームに帰ってきてるのもあると思うんですけど、結構フザケられるというか、いい意味でハッチャケられるというか。大阪ではそれがラクですね」
Chii「私もライブが一番好きなんです。CDだったらいつ聴いても変わらないけど、例えば音程を外しても、誰かが歌詞を間違えても、そのとき1回しかないライブの、そのときにしか出ない音なんで。ワンマンだとMCもやっぱり長くなったり、感情が入り過ぎて泣いてしまったりもするんですよ。それはダメなところでもあるんですけど(笑)。最近は強くなったんで、もう大丈夫です!(笑)」
ライライ「ライブじゃないと分からない良さというか、CDだけでは伝わらないものがあって。お客さんと僕らとの一体感も重要やと思うんですけど、最初は何か恥ずかしさみたいなものをライブに持ってきても、一緒に盛り上がって、楽しんでもらえるかなって思いますね」
――ちなみ、ライライさんは盛り上がってくるとどうなるんですか?
ライライ「…ちょっとだけ動きます」
(一同爆笑)
ライライ「…ちょっとだけ、横に(笑)」
アフロ「分かりづらっ!(笑)」
――やっぴーさんは?
やっぴー「Voice of Mindのライブの見どころって、明るい、楽しい、元気な曲と、その後に聴かせるバラードとの2つがあるんですね。みんなが笑顔になって、その後に感動してちょっと泣く…みたいな。私が個人的に一番好きなのは、ライブのオープニングで。ステージに出る前に幕の裏にいるとき、今でも死ぬほどワクワクするんです。小学生の頃ミュージカルをやってたんですけど、そのときに小学生ながらにそのワクワクを感じてて、今音楽をやっているのもそのワクワク感を求めてるからやと思うんですね。あと、お客さんもワクワクしてくれてるのが分かるんですよ。そのワクワク感をオープニングの幕裏で毎回死ぬほど感じてます(笑)。みんなからはあんまりワクワクするなって言われるんですけど、音外すんで(笑)」
――それでは最後に、ワンマンライブに向けて、ぴあ関西版WEBの読者にメッセージをお願いします。
アフロ「今まで味わったことのない興奮を一緒に味わいましょう!」
Park「僕たちだけで成り立つものじゃないので、一緒にライブっていうものを作ってもらえたらと思います!」
ユキヤマン「僕らはもちろん歌も歌うしMCもするんですけど、お客さんからのガヤだったり歌だったりを、山ほど期待してますので。下手クソでもいいし、ワケの分からんことを叫んでも全然構わない。全部拾ったげますから(笑)」
Chii「とにかく最高の空間になると思うんで、というか絶対にそうするんで。付いてきてもらえたらと思います!」
ライライ「みんなで一緒に盛り上がって、みんなでちょっと横に動きましょう(笑)」
(一同笑)
やっぴー「やっぱり大阪ならではの、街自体の空気感みたいなものを今回のライブでも出してくれたら。いい夜にしましょう!」
――ライブも期待してますよ。本日はありがとうございました!
Text 金本真一
(2013年8月14日更新)
Check