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ヴィジュアル・ロックシーンの起爆剤となるか!?
SCREWが7年の道のりと絆を形にした
メジャー1stアルバムは、その名も『SCREW』!
鋲(vo)&和己(g)インタビュー&メンバー全員動画コメント

 ‘06年の結成以降、迷い、折れながらも、幹を太くしながら成長してきた5人組ヴィジュアル系ロックバンドSCREWが、「ヴィジュアル・ロックシーンの起爆剤に」という想いも込められたメジャー1stアルバム『SCREW』を作り上げた。鋲(vo)の描く退廃的な詞世界、すでに海外ツアーも成功させている、ラウドロックからミクスチャー、エレクトロの要素を含んだヘヴィで攻撃的なバンドサウンドが紡ぎ出すハードでメロディアスな楽曲は、荒削りながらも多くの可能性を感じさせてくれるものになっている。そこで、各々が今一度“SCREWとは?”と自問自答し作り上げた意欲作、そして意外にも初という夏のツアーについて、モデルとしても活躍している鋲、個性的なメンバーをまとめるリーダーの和己(g)に話を訊いた。

イケメン揃いのにぎやか動画コメントはメンバー5人で!

――鋲さんはファッションモデル もされているんですよね?
 
鋲(vo)「…モデルって言われると照れくさいというか、そのブランド(=CIVARIZE)が好きで、好き好き言っていたら、モデルとして着させてもらうことになりました(笑)」
 
――モデルをやっていてプラスになっていることはあります?
 
「立ち姿だったり、魅せ方だったり。喋れない分、そこが命じゃないですか。だから撮影のときは姿勢が良いと思います。普段は猫背なんで(笑)」
 
――バンド自体は昨年10月にメジャーデビューということですが、’06年の結成からデビューまで6年ということに関しては、どう捉えていますか?
 
「もうちょっと早く…っていうのはありましたけど、結果メジャーに行けてよかったなって」
 
――何も状況が変わらず、このままずっとインディーズかも…っていう気持ちもあった?
 
和己(g)「だいぶありましたね。何をやってもダメだったし、みんないろいろ考えていたと思います」
 
――それでも折れずに続けてこられたのは何でなんしょう?
 
和己「メンバーチェンジもあったりとかしたんで、結構折れてはいますけどね(笑)。折れてはいるんですけど、バンドしかないので続けてこられたのかなって」
 
「折れて立て直しての繰り返しだったので、ヘンな絆は生まれましたよね。あと、遠回りした時間がここから活きてくると思うので。ポンとメジャーデビューして何も分からずにやらされるより、自分たちで積み上げてきた時間が血肉になっているのかなと。確実に夢に向かって進んでいる気がします」
 
 
今のSCREWが全部詰まってます
 
 
――そんな中、メジャー1stアルバム『SCREW』が7月にリリースされました。アルバムタイトルにバンド名を持ってきたのは?
 
「まずは自分たちを知ってもらいたいと。メジャー1発目のアルバム=バンド名っていうのは、自分の中では前々から考えていたことなので。やっと出せましたね」
 
――バンド名をタイトルに持ってくることへのプレッシャーはありませんでしたか?
 
和己「僕はものすごくありましたね。『SCREW』っていうタイトルなんて付けたら、もう後には戻れない。だからこそ僕らが7年間やってきたことを入れたいなって。アレンジ面でもだいぶ悩みましたけど、“SCREWとはなんぞや?”というものが出せたと思います」
 
――本作を作ったことで見えてきたことはあります?
 
「ライブバンドだなって。作曲者がライブを前提に曲を作っていることが多いので、何となくノッちゃいますね」
 
――和己さんの曲を聴くと、ヴィジュアル系がホントに好きなんだなって思ったのですが(笑)。
 
和己「そこから入りましたし、原点ですから(笑)。あと、そう感じたのは、このアルバムだからかもしれないですね。明るい曲も作ったりするんですけど、今回はそれじゃないなって。より“SCREWとはこの曲でしょ!”っていうのを分かりやすく出したのはありましたね。これがないとSCREWじゃないっていう、本当に根本にあるものを」
 
――作り上げての手応えはどうです?
 
和己「SCREWのサウンドが見えましたね。今回はいろんな理由があって、それこそエンジニアが12人、スタジオも6ヵ所くらい変わったんですけど、そこでいろんな勉強をして、いろいろ発見があったと思うんですよ。今後は曲の方向性、サウンドに関しても迷うことはないんじゃないかなって。今作には今のSCREWが全部詰まってますから。1年後にはまた違うSCREWでしょうけど、1本の幹が出来たかなっていうのはあります」
 
「今まで手探りで音楽をやってきて、やっと何かが掴めた気がしますね。見えなかったものが見えた気がします。今まで“SCREW?”って、“?”が付いていた感じなんですけど、言い切れる作品になったかな。多分、この作品が時代を作っていくんじゃないですかね?(笑) これを起爆剤として」
 
――今は落ち着きがちなヴィジュアルシーンに、ぜひ勢いをもたらして欲しいですね。
 
「うちらも結構長いことそこにいて、浮き沈みも見てきているんで。また盛り上げたいですし、ヴィジュアル系のド真ん中をいきたいですね」
 
――いい意味で変わったとか言われたりしますか?
 
和己「予想外というか、僕らみたいにインディーズを長くやっていると、メジャーデビューするときにお客さんが離れることが結構あるんですけど、そうじゃなくて“良かったね! おめでとう!”って言ってくれる方が多かったのが嬉しかったですね」
 
「僕は(ファンと)強い絆があると思ってます。うちらもインディーズ時代からビジュアル面はコロコロ変わっていて、最初は正直キャラも作っていたし、言いたいけどキャラじゃないとかいう場面もあって。やっとこっちも心を開けるようになってきて、最近は結構モノ申しちゃうんで(笑)、ファンの子も分かってくれていると思います」
 
 
5人が自信を持って世に出せる作品が出来た
 
 
――バンドの進化が分かるのはツアーだと思いますが、楽しみにしている点は?
 
和己「夏のツアーって実は初めてなんですよ。夏はよくイベントに出ていたので、しっかり廻るのは初めてで。夏っていろんなところでフェスをやっているじゃないですか? 負けねーぞ!と。ライブハウスであのフェス感を出してやろうかと。物販でバーベキューやったりとかね(笑)。それくらいこの曲たちと共に楽しみたいなと」
 
「この曲たちをどう表現していくか、オレに求められているのは表現力なので。それをこのツアーでどれだけ磨けるか…どんどん進化していくのが目標なので、最初のレベルを上げておかないと。結構スロースターターなので、意識を高くして臨みたいですし、アルバムを出してメジャーでツアーが出来るのは、すごい楽しみですね」
 
――今後の夢も聴かせてもらっていいですか?
 
和己「大阪に住むことくらいですかね」
 
――ホントですか!?(笑)
 
和己「僕、青春時代は大阪で過ごしていましたからね。だから、あのときの気持ちを忘れずにいたいなと。夢を持って上京してきたあのときの気持ちを忘れずに、フェス感を出し続けることですかね(笑)」
 
――フェス感を出し続けていたら、違うバンドになっちゃいますよ(笑)。
 
和己「アハハハ!(笑) 最後キレイにまとめなさいよ(笑)」
 
「(笑)。うちら5人が自信を持って世に出せる作品が出来たので…うまくこれに食いついてくれたらいいんですけどね。まずは聴いてくれたら、何かしら引っかかるものがあると思うので、このWEBを読んだ子は必ず最低1人には宣伝して広めていって欲しいなと(笑)。このアルバムが出来て、すごいスッキリしているんですよね。モヤモヤがなくなったというか」
 
――では、ライブでも迷いのないSCREWが観られると。
 
「そうですね。一緒に騒げたらいいなと思いますね。ライブを一番観て欲しいですね。そのためにこのアルバムを作ったので」
 
――ちなみに、ファン層はどんな感じなんですか?
 
和己「意外とバラバラで、ちっちゃい子から親子、50代の方とかもいますよ」
 
「こっち(=和己)は若い子担当なんですけど、僕は結構マダムキラーなんで。母性本能をくすぐっちゃうみたいです(笑)」
 
和己「若い子担当に関してはありがとうって感じだけど、マダムキラーって自分で言うかな?(笑) 韓流担当のルイ(b)もいるし、ガイコツ担当もいるし」
 
「ガイコツ担当はマナブ(g)。白くて細いだけなんですけど(笑)」
 
――ドラムのジンさんは何担当?
 
&和己「マジメです。ただそれだけです(笑)」
 
――アハハハハ!(笑)
 
「…よくこの5人が集まってやっていますよね。趣味とかも本当にバラバラなんで。音楽がないと離れていくと思います(笑)」
 
和己「共通点は音楽が好きっていうことだけですね(笑)。音がオレらの強みですから」
 
 
Text by 金子裕希



夏にはレコ発ワンマンで、秋にはイベントで関西へ!

『TOUR 2013 UNDER THE“SCREW”』
チケット発売中 Pコード203-667
▼8月10日(土)17:30 OSAKA MUSE
▼8月11日(日)17:30 KYOTO MUSE 
スタンディング4000円
キョードーインフォメーション■06(7732)8888
※3歳以上は有料。
 



『PS COMPANY PRESENTS 「TRIBAL ARIVALL TOUR 2013」』
一般発売9月1日(日)
Pコード207-732
▼10月14日(月・祝)17:30 ESAKA MUSE
[出演]ダウト/SCREW/BORN
▼10月22日(火)17:30 OSAKA MUSE
[出演]Kra/SCREW/BORN
オールスタンディング4200円
キョードーインフォメーション■06(7732)8888
※3歳以上は有料、3歳未満は入場不可。
 

(2013年8月 7日更新)


Check

Release

バンド名を冠したこれぞSCREWな
メジャー1stアルバムが完成!

Album
『SCREW』
【初回限定盤A(CD+DVD)】
発売中 3990円
徳間ジャパンコミュニケーションズ
TKCA-73930
※初回限定盤はスペシャルメンバーピクチャーレーベル5種ランダム仕様。

<収録曲>
01. 微笑みを亡くした愛と自由
02. Red Thread
03. Bring It On
04. XANADU
05. アウトキャスト
06. 明晰夢
07. enduring memories
08. マスカレード
09. Get You Back
10. Teardrop

<DVD収録内容>
01. Red Thread Music Clip
02. Video Clip Shooting Off Shot
03. 『Teardrop』Special Spot CM
04. スカーレット Multi Angle
-NEVERENDING BREATH AT SHIBUYA-AX-

【初回限定盤B(CD+DVD)】
発売中 3990円
TKCA-73931
※初回限定盤はスペシャルメンバーピクチャーレーベル5種ランダム仕様。

<収録曲>
01. 微笑みを亡くした愛と自由
02. Red Thread
03. Bring It On
04. XANADU
05. アウトキャスト
06. DEVASTATED LAND
07. enduring memories
08. マスカレード
09. Get You Back
10. Teardrop

<DVD収録内容>
01. Recording Shooting
02. Photo Shooting
03. Album Special Interview
04. 『Barbed wire』Multi Angle
-NEVERENDING BREATH AT SHIBUYA-AX-

【通常盤】
発売中 3150円
TKCA-73932

<収録曲>
01. 微笑みを亡くした愛と自由
02. Red Thread
03. Bring It On
04. XANADU
05. アウトキャスト
06. death candle
07. enduring memories
08. EVERYTHING'S A LITTLE CRAZY RIGHT NOW.
09. マスカレード
10. Get You Back
11. Teardrop

4/20東京SHIBUYA-AXの模様を
完全収録した7周年ライブDVD!

DVD
『7th Anniversary Live
 NEVERENDING BREATH
 AT SHIBUYA-AX』
【初回限定盤(3枚組)】
発売中 8400円
徳間ジャパンコミュニケーションズ
TKBA-1171

<Disc1収録内容>
-SE-
1. The Abyss
2. UNWORLDLINESS KINGDOM
3. DUALITY
4. ファム・ファタール
5. Death's door
6. Thirty♂Revolver
7. Gather Roses
8. スカーレット
9. Teardrop
10. ANIMA
11. Blood Sucking Freak
12. DIE・KILLER・DEAD
13. Fester
14. Barbed wire
15. DEEP SIX
16. VOID...
-EN1-
EN1. FREEDOM OF CHOICE -Drum solo-
EN2. Damned!!-Rhythm Section-
EN3. 七色
EN4. XANADU
EN5. KAIROS
EN6. VEGAS
-EN2-
WEN1. S=r&b
WEN2. Dearest Wish

<Disc2収録内容>
SHIBUYA-AX
バックステージドキュメント映像

<Disc3収録内容>
NEVERENDING BREATH
ツアードキュメント映像

【通常盤】
発売中 4200円
TKBA-1172

<Disc1収録内容>
同上

Profile

スクリュー…写真左より、マナブ(g)、ルイ(b)、鋲(vo)、ジン(dr)、和己(g)。バンド名は、“人々の心の奥底にジワジワとネジ込むような音楽を鳴らしていきたい”という想いを込めて、鋲が命名した。’06年に結成され、’10年に現在のメンバー構成に。ライブを中心に活動し、その幅広い音楽性と抜群の容姿から動員を増やし、’12年5月にはヨーロッパ単独ツアー10ヵ国14公演を成功させた。国内外にファンを拡大させていく中、同年10月17日にシングル『XANADU』でメジャーデビュー。今年2月には2枚目のシングルにしてバラードの『Teardrop』をリリース。7月10日には満を持してメジャー1stアルバム『SCREW』を発表した。

SCREW オフィシャルサイト
http://www.pscompany.co.jp/screw/