押尾コータロー、再起動。デビュー10周年を越え次の10年へ
オリジナル盤+甲斐よしひろ、氷室京介らとの豪華コラボを収めた
2枚組『Reboot & Collabo.』で魅せた夢幻のギターインスト!
意欲的な新作とミュージシャンシップを語るインタビュー
昨年、メジャーデビュー10周年を迎え、キャリアを総括するベストアルバム『10th Anniversary BEST』を軸に、コンセプトを分けた2本のツアー、東京国際フォーラム・ホールAでの初の単独公演を成功させ、輝けるアニバーサリーイヤーを終えたアコースティック・ギタリスト、押尾コータローが、メジャー通算11枚目のアルバムとなる『Reboot & Collabo.』をリリースした。新たなスタート地点とも言える今作は、録り下ろしのギターインストゥルメンタル・ミニアルバム“Reboot”と、今井絵理子、甲斐よしひろ、カサリンチュ、工藤静香、DEEN、氷室京介、LISA、渡辺美里と、これまでにコラボレーションした豪華アーティストとのセッションを集めたミニアルバム“Collabo.”の2枚組という意欲作だ。アコースティックギター1本とは思えない多彩で美しい音を奏で、観る者を魅了し続ける彼の技術と経験、そして“つながり”。インタビュー中の彼に見え隠れするギター少年の眼差しと変わらぬ情熱は、次の10年への確かな第一歩を感じさせる。11年目のミュージシャンシップに迫るインタビュー。
ギターを手にした押尾コータローからの動画コメントはコチラ!
――押尾さんは昨年デビュー10周年を迎えて、アニバーサリーイヤーということで盛んに動かれた年だと思うんですけど、今振り返ってみてどんな1年でした?
「やっぱり続けてこれてよかった喜びと、10年間ずっと変わらないスタッフとやってこれた自信というか、財産というか。この10年はホントにあっという間だったんですけど、ライブのスタイルは変わらず、お互いに歳を取ってもう音響も照明もバンドメンバーみたいな関係ですから、何1つ心配することがなくて。かと言ってなぁなぁにはなってなくて、今でも言いたいことは言いますからね。もうしまいには掴み合いになりそうなぐらいもめるから(笑)。それがあるからやっぱり打ち上げとかではハジけたり出来る。積み重ねてきた信頼というか、なくてはならない存在ですね。やっぱり全国ツアーを同じスタッフで廻れるのは、スゴくありがたいなぁと思っています」
――去年は全県ツアーも行われて。それってその街に待ってる人がいなければやりたくてもやれないことであって。そう考えたらこの10年間で背中を押してくれるお客さんが少しずつ増えてきたのはホントに嬉しいことですよね。
「最初はもうお客さん来てくれるのかなぁ…って、それこそ大阪のライブハウスでやってたときなんかは、当日知り合いに電話して“今日ライブなんですけど”っていうところから始まってますから。ライブレストランみたいなところでは、チラシを配って“来週もやってるからまた来てください!”みたいな。でもその気持ちは今も変わってないんです。それを僕はもう耳にタコが出来るぐらいスタッフにもずっと言ってるんですけど、お客さんが1人1人時間の都合をつけて、チケットを買って、会場まで足を運んでくれるから、ライブが出来る。そしたら僕らはその想いを返さないといけない。だからちゃんとしたいいモノ作ろうって気持ちになるんですよ」
――押尾さん自身にそれを言われたら、周りもやらざるを得ないですよね。
「スタッフも嬉しいと思いますよ。だってもっと冷めた考え方も出来ますから」
――確かに。10年やってきてある程度軌道にも乗ってるし、まあこの感じで行けば…とも出来ますもんね。
「そうなんですよ。でも、やっぱり向上心は絶対に忘れたらダメなんです。うちのツアースタッフは全員が大阪在住なんですけど、大阪のチームでもこれだけのステージが出来るんや!みたいな気持ちがあって。そんなヘンな勝ち負けの問題じゃないけど(笑)。でも、そうすると後々やっぱ向上するんですよね。もう今はみんなスゴくレベルアップしてるから。やっぱり常にそういう気持ちがあって、後から押尾コータローに次ぐギタリストが出て来ても、“ここまで出来るか?”っていうモノをちゃんと作り上げたい。ギター演奏だけでなく、スタッフとのチームワークやステージまるごと影響を与えたいというか」
――押尾さんが現れてから、押尾さんに憧れたり、もしくは同じようなことをしたかったけど日の目を浴びなかったギタリストが活動する土壌は多少なりとも出来たものの、押尾さんほどの規模で廻れてるアーティストがどれほどいるのかっていうと、ホントに数えるほどで。だからこそ押尾さんが前を走って、俺らもああなれるかもしれないっていう1つの指針になり続けられてるのは、スゴく大きなことですよね。
「やっぱりそうなっていきたいし、そういう存在があるから憧れたりするわけで。ギターヒーロー像が段々と出来上がってくる。それを維持するためにスタッフ共々ヒィヒィ言いながら頑張ってますけど(笑)。常に憧れてもらえるカッコいい存在でいたいと思ってます。でも、最初はオリジナルをやっても聴いてもらえなくて、“そんなん知らんよ、知ってる曲やれよ!”“じゃあ誰の曲やったら聴いてくれるんですか?”“ボサノバとか知らんのか? イパネマとかやれるやろ?”“やれます”みたいなところから始まっているので(笑)。そんなお客さんが“良かったで。来週も来たるわ!”って…。それはカバーをしたから良いとかじゃなくて、その人とコミュニケーションをとって、“まあオリジナル聴いてやるわ1曲。あんま長いのんやんなよ”っていうやりとりの中で(笑)、“何かお前のギターいいなぁ”みたいに変わっていく。インストを聴いたことがない人が僕のギターを聴いてくれてファンになってくれたり、たまたま何の知識もなく、友達に連れられて僕のコンサートに来てしまった人が、“ギターソロのコンサートも楽しいな”と思ってくれるようなコンサートにしたい。それが自分でも楽しいし、そんなにストイックに“今日はこのメニューしかやりません”っていうのはなくて、“みんなこの曲聴きたいかな?”っていう曲も入れつつ、これを機にギターを好きになってくれたらいいなって常に考えてる。他にもいろんなギタリストがいるんだなっていう発見はそれはそれでアリだし、僕のスタイルが正しいとかじゃなくて、こういうギタリストの生き方もある。それがこの10年の間に出来上がった感じですよね」
――さっき押尾さんが言った“それが自分でも楽しい”というところ。やっぱり“楽しい”と思うことを本人がしていないと、結局いいモノが出来ないというか、回り回ってシンプルにそう感じることが最近多いなぁって。
「考え方1つで全てが楽しくなくなるでしょ? 例えば作曲をしないといけないとか、何日までにアルバムを作らないといけない、曲を5曲上げないといけない。“しないといけない”っていうのは楽しくないけど、あと5曲も“作らせてもらえる”って(笑)」
――アハハハハ!(笑) めっちゃポジティブですね(笑)。
「レコーディングがタダで出来る、しかも良いスタジオで、お弁当も出る、その後飲みにも行ける(笑)。こんな素晴らしい環境があるのかって思うと楽しくてしょうがない。みたいに、そんなに自分で抱え込まずに、楽しくする方向に持っていって。それはでもやっぱり、年を重ねたからもあるのかもしれないね」
煮詰まったらちょっと置いといて、自分の中に閉じこもらない
――昨年の10周年を経て、今作『Reboot & Collabo.』は次の10年に向けての第一歩になったとは思うんですけど、押尾さんの中でオリジナルアルバムを作るモチベーションも含めて、何かビジョンはありました?
「まず1つは僕の中で押尾節みたいなギター曲が何となく出来上がってて。押尾節ってどんなもんかって言ったら、ギターをジャカジャカストロークしている中にメロディが入ってるスタイル。フィンガーピッキングというよりはジャカジャカ奏法みたいな、敢えてまた原点に帰るようなギターをちゃんとやろうと思って。僕がメインでずっと使っているグレーベンギターを扱っている、ヒロ・コーポレーションというギターショップが神戸にあるんですけど、そこのオーナーの冨田さんが、“アンプ=(ピックアップ)マイクに頼るな、ギターは生でやれ”と。その冨田さんの想いも大切にしたいし。あと、最近はギターを弾きたいっていう人が結構いてて、“押尾さんの音楽を聴いて、ギターを始めました”とか“若いときに買ったギターを久しぶりに引っ張り出して弾いてます”とか、よくそんな声を聞くんです。それも40代、50代、60代、70代から始める人も多くて。インストを始めたばかりの人たちにも弾き易い曲をもっと作りたいなぁって思ってます。簡単でいい曲、究極は『禁じられた遊び』みたいな、あれだけ愛される曲を作りたい。そう思ったらライフワークになってくるんですよ。だからなかなか近いようで遠いみたいな(笑)。やり甲斐があるなぁって。でも、めちゃくちゃムズカしい曲を作るっていうのも、それはそれでアリなんですよ(笑)」
――“押尾さんやっぱスゲェわ~”って思わせる曲というか。それこそ『MISSION』(M-6)とか壮絶じゃないですか。
「そうそう。そんな自由な曲がギターでも作れるんだって。あとは、この曲はここで手拍子入れようとか、そういうライブライクな曲もあり、5曲目の『Midnight Rain』みたいな渋いのもありますけど、今回は45歳の割には、結構頑張ってる曲多いなぁって」
――アハハハハ!(笑)
「45歳の渋い男の曲を作ろう、みたいな。“ダンディ”って俺の中にないなと思って(笑)。でも45ってダンディな年齢じゃないの?って。それがこの『Midnight Rain』で。ひたすらダンディで、全く無理せず、渋いのを」
――そう考えると、まだまだ自分の中を掘り返すことが出来てますね。
「まだまだ出てきますね。煮詰まったらちょっと置いといて、自分の中に閉じこもらない。ミュージシャンってどうしても閉じこもってしまうし、いろんなプレッシャーでうわぁ~!!ってなってしまうから、まずはそうはならないようにね」
だいたいみんなFっていう難しいコードで挫折しちゃったりするけど
僕はFの前にEmで挫折しましたからね(笑)
――ラジオ番組『押尾コータローの押しても弾いても』もずっと続けられていて、それこそ『nanairo』(M-4)は番組と共に育っていった曲で。自分のアルバムでありながら、聴いてくれる人と一緒に作ったみたいな部分も、1つの新しい楽しみというか。
「そうですね。『nanairo』はなるべく左手で押さえなくてもインストとして成り立つように、そんなにムズカシくしないで、オシャレやけど押さえやすいコードを選んで作って。その『nanairo』を50人集まって一緒に弾く企画があったんですけど、1番前にいた主婦の人が、手が震えてもう(笑)。でも、そういう姿にも何かウルッときて。“初めてインスト弾けた! 押尾コータローの曲が弾けたー!”って、みんなで弾いてる姿が…感動しましたね。この曲は大切にしたいなぁって。思い出がありますね」
――40、50になって初めてやったり緊張したりドキドキしたりすることがあるのも素敵やし、そこにまた自分が関わってて…こうやって押尾さんに話を聞いてたら、やってみたいと思うでしょうね。自分もギター弾けるかな?って。
「自分がギター教室の先生をやるとは思わなかったんですけど、でも僕だからこそ教えられることもある。だいたいみんなFっていう難しいコードで挫折しちゃったりするけど、僕はFの前にEmで挫折しましたからね(笑)」
――その前段階で(笑)。
「これ無理と思って(笑)。1日でイヤになった僕がギターの先生をやってるのは、大きな勇気になるに違いないと思って。そんな僕がどうやってここまで出来るようになったのかっていうのはね。とにかくムズカしいっていう先入観を取り除くために、どういう練習方がいいか考えましたね」
――『One Love,~T's theme~』(M-2)についても教えてください。
「これは去年の10周年ライブDVD『10th Anniversary LIVE』の中に、デビューのときからお世話になってるヒロ寺平さんとの対談も入ってるんですけど、ヒロTとオープンチューニングの話になったとき、“押尾っち今のこの感じギターで弾いてよ”とか無茶振りしてくるんですよ(笑)。それでダッドガッド(=DADGAD)っていうチューニングで即興で弾いて…そのときに想いがブワァ~って溢れ出てきて。大阪城野音でのイベント『NEW BREEZE』で、舞台転換の合間の舞台袖で、“隠し球紹介します! 押尾コータローっていうギタリストです!”って言って初めて出演させてもらったときのことや、事あるごとに押尾コータローって言ってくれたり、毎年毎年ラジオで紹介してもらったその思い出がいっぱい浮かんできて、何かそこからフワァ~って優しいメロディが出てきて。そしたらうちのディレクターが、“この曲良いじゃないですか、まとめましょうよ”って。One Loveっていうのは、いつもヒロTが“押尾っち明日よろしくね”みたいにメモを残す最後に、“OneLove,ヒロT”って書いてあって。あ、これ頂きって」
僕は元々フォーク少年でそれがベースとなってるから
歌を邪魔をしないギターが好きなんですよ
――今回は『Reboot』の一方『Collabo.』もある2枚組で。これもまた幅広い面々が参加されてますが、ボーカリストと押尾さんとのマッチングがスゴくオモシロい盤ですよね。
「ソロのギタリストでやってきた押尾コータローに対して、皆さん“押尾のギターで歌いたい”って言ってくれたんですよ。DEENも田川伸治さんっていうスゴいギタリストがいるのに、何で俺呼ぶんかなぁ?って(笑)。DEENなんかはだいたい同世代なんですけど、当時ヒット曲をバンバン飛ばしたあのDEENが、って思いましたし。良い録音をさせてもらいましたね。渡辺美里さんは、ホントに僕の青春時代の方ですし」
――皆さん、向こうから押尾さんとやりたいってことだったんですか?
「そう。スゴく嬉しいですよ。僕は元々フォーク少年でそれがベースとなってるから、歌を邪魔をしないギターが好きなんですよ。歌ってるときにはもうベース音しか弾かないとか。でもそれが心地よかったりする。“俺、こんなに弾けるんです!”っていうよりかは、ボーカルとどう溶け込むかっていうアプローチだから、ボーカリストが“あのギターと歌いたい”って思ってくれるんじゃないかなぁと。美里さんと甲斐(よしひろ)さんも、氷室(京介)さんもそんなオファーでしたね」
――それこそ甲斐さんなんかは押尾さんが昔から憧れていた方じゃないですか。もうこの上ない光栄というか。
「光栄過ぎましたね。だから甲斐さんから一緒にツアー廻りたいって話が来たときに、“マジっすか!? じゃあ気が変わらない内に僕はオッケーです”って(笑)。甲斐さんからオファーがきたときはホント嬉しくてね。ホントにファンでしたから」
――自分の作品に憧れた人と一緒に作った曲が入ってるっていうのは…こんなことが起きるんやなぁって。
「名前が載ってるだけでも嬉しいです(笑)」
――アハハ!(笑) それだけで満足(笑)。
「もう満足ですよ(笑)。信じられないですよ、“あれ? 俺、甲斐さんと普通に喋ってる”って(笑)。今年の秋も甲斐よしひろさんとのライブツアー第2弾『MEETS AGAIN』が決まって。夢のようです」
――それもやっぱり押尾さんが続けてきたからこそ、ですもんね。まず出会うこと、出会っても関係がそこまで深まらなければそれは憧れで終わりますけど、そこでまた一緒にモノを作るだけの信頼関係を結べたっていうのは。
「あまりその人に染まらなかったのが良かったのかもなって。誰々とやるっていうときは、ギターは控えめなんですけど、でも愛を込めて弾きますっていう、まずその自分の売りを出そうって。押尾に頼んだらこうなるっていうサウンドを、なるべくアピールしてますね」
――だってボーカリストとして割と濃い人ばっかりやのに、ちゃんと押尾さんが引っ込み過ぎず出過ぎず、ピタッと絶妙な感じで絡んでますもんね。今作が出来上がったときに達成感はありました?
「あるある。もう毎回ある。いや~いいのが出来たって。自分のこと好きなんかなぁ(笑)。でも、そういう気持ちがなかったら作れないですよね。料理人とか一緒で“ちょっとこれ食ってみぃ!”みたいな。“ちょっとお口に合わないかと…”なんて言わない(笑)。自分が聴いて気持ちいいかどうかは大事で。ただ、曲の長さとかはね、聴いてみて“長くない? この曲。じゃあ2分ぐらい削ろう”とかはある」
――めっちゃ削りますね(笑)。
「もうこれ以上削ったらオカシイですよっていうところまで削る。そしたらもう1回聴きたくなる長さになるから。ビートルズは2分台でスゴい物語があるから、もうあれは究極。『レット・イット・ビー』とか『ヘイ・ジュード』もそんな長い曲じゃないもんね、あんなに広大な曲なのに。長くても良い曲はあるけど、長さには理由がないとダラダラしてしまう。特にギターインストなんてのはね。歌モノはちょっと長くても、歌詞があって間奏があるからメリハリが付いてくるけど、ギターインストではそこはシビアに問いかけて。とにかく減らす作業っていうのはずっとやってるんですよ。もう1回聴きたいって思えるように」
――そこまでシェイプしてこそ、ホントに是非食べてくださいと言えるモノになる。
「そこはドライですね。自分がしたいようにするというよりは、もうちょっと客観的に見て。作り方がアーティスティックというよりは、もっとJ-POP的ですね。サビ、サビ、サビもう1回行こう!とか(笑)。そういう作り方をしてるギタリストって少ないから」
――ギターインストってとっつきにくいかなぁと思う人でも、押尾さんの楽曲を聴いて“これいいやん”ってなるのは、そういう隠し味が効いているのかもしれないですね。ホンマに歌モノのように実は構成されていたり、ちゃんと下味が付けてあるから。
「やっぱりそこを意識してますね。今も現役ですけど、ベンチャーズなんかはやっぱり最高のインストバンドで。インストでも聴かせられる、あんなサウンドを作りたいし。まだまだやることはあるなぁと思って」
――このアルバムが出てツアーもありますが、そこに向けては何かありますか?
「僕と同世代のお父さんお母さんには、だいたい中学生か高校生ぐらいの息子さんがいて。お父さんお母さんは僕のコンサートに行く気満々でも、息子にはギターソロコンサートってやっぱり堅苦しそうって思われてる。“押尾さんのコンサートに行こうか”、“え~”みたいな(笑)。でも、そんな少年も見終わった頃には、スゲェー!って手を振ってきたり、コール&レスポンスにも参加してくれる。こんなスゴいコンサートとは思わなかった、みたいな。だから、まだまだ知ってもらえるチャンスはあるのかなって。これからも同じスタッフでより楽しいコンサートを、見せていきたいなと思います!」
Text by 奥“ボウイ”昌史
(2013年6月11日更新)
Check