ホーム > インタビュー&レポート > 白熱のライブにぶっちゃけトークに貴重なプレゼントまで… 東京・大阪で計1万人が熱狂したFTISLANDの2ndアルバム 『20[twenty]』リリース記念イベント大阪編に潜入レポート!
照明が落ちるなり巻き起こる大歓声。暗闇に光るペンライトと思い思いの歓声が、この日のライブのこれ以上ないプロローグとして会場の空気を昂ぶらせる。そして、その歓声を切り裂いたこの日の幕開けは、エレクトロなビートと生音が重なり合う『SATISFACTION(Korean Version)』! ミンファン(ds)がどっしりボトムを支え、両翼のジョンフンとスンヒョン(g&vo)のギターが時にヘヴィに、時に繊細に、楽曲をドラマチックに色付けていく。ジェジン(b&vo)にメインボーカルがスイッチ、スンヒョンがラップを披露と、目まぐるしく見せ場が変わっていく楽曲は、FTISLANDの魅力と躍動感を感じさせるに相応しいオープニング。「ヘイへイ大阪~! ハローエブリバディ!!」とホンギが煽れば、すかさずジョンフンの高速リフが曲を引っ張るハイスピードロックチューン『WANNA GO』(M-4)に突入! ホンギもステージいっぱいに動き回り、オーディエンスをアゲにアゲていく。
「まいど! ライブってさ、1日に2回やるとMC的にも大変(笑)。さっき(1回目)もいた人~?」というホンギの呼びかけに、「ハーイ!」と元気よく応えるオーディエンス。「うそー! さっきと同じこと言ったら、つまんないよね?(笑) どうしよ…そんなに話さなくてもいいんじゃない?」というホンギに、会場からは「いやー!」と悲鳴にも似た歓声が。「なんでや!(笑) じゃあ新曲がまだあるんでやりますね~」(ホンギ)。たどたどしい関西弁とオーディエンスとの極めてリラックスしたやりとりには、FTISLANDとファンとのイイ関係が垣間見える。
MC明けのタフでワイルドなミディアムチューン『PAPER PLANE』(M-9)では、ジェジンがやわらかなハイトーンボイスを聴かせ、ミンファンの最後のスネアの連打もピリリと決まる。そして、優しいスンヒョンのアルペジオ、ジョンフンのアンビエントなギターが儚さを誘う『YUKI』へ。切々と歌い上げるホンギ。ステージの蒼い光とペンライトのゆらめく緑の光が、会場を幻想的な世界に包み込んでいく…。そしてラストは、クイーンの『ウィ・ウィル・ロック・ユー』を彷彿とさせるミンファンのビートから、全員のコーラスで聴かせる壮大なスケールの『STAY』(M-5)。ジェジン、スンヒョン、ホンギと3人と色とりどりの歌声が徐々に重なり合うこの曲を、ジョンフンのハードなギターが盛り立てる! ニューアルバム『20[twenty]』の楽曲を中心に、5人の魅力をたっぷりと魅せてくれたライブパートは、これにて終了。
続いて「いや~盛り上がってますね~」とステージに登場したのは、司会の次長課長の河本準一! 大好きなFTISLANDの楽曲『パレ(邦題:願う)』をきっかけに、Twitterを介してFTISLANDとつながったという河本。流れで会場一丸となって『パレ』を熱唱するハメになる一幕には(笑)、ファンも大盛り上がりだ。ここでメンバーも登場し、まずはアルバムタイトル『20[twenty]』の由来から。「僕たちの平均年齢が20歳になって~そこに僕たちが今出来る音楽を詰め込んだので~『20[twenty]』になりました~!」とタイトルに込められた想いをジェジンが朗らかに説明し、いよいよWEBで事前に受け付けたトーク&質問コーナーへ。
まず、“カッコいい大人の男の条件は?”との問いに、「力ですかね。権力とか? でも、一番権力持ってるのはこの人(=ジェジンを指差す)。この中で一番マジメっぽいじゃん? 欲しいものとかやって欲しいことをジェジンがお願いすると実現する。俺が言うと“ふざけんな!”って言われる(笑)」と言うホンギに続き、「下半身? 下半身の力? 硬さ?」と答えたジョンフンに、思わず河本も「ちょっと待って! 何かやらしく聞こえるねん(笑)。ライブパフォーマンスの話よね?(笑) 下半身がしっかりしてないとギターがうまく弾けないと。もうドキドキするから。大阪はノリいいから、それ言われるとシモのイメージになってしまうんで(笑)」とフォローするなど、場内は笑いの連続で何ともいいムード。一転、「広い心」(ミンファン)、「ホンギ兄さんみたいに、自分の仕事がちゃんと出来ること」(ジェジン)と答えた2人には拍手喝采も。
続く“1日だけ女性になれたら何をしますか?”との質問には、即「温泉に行きたい」と答えたジョンフンに場内は大爆笑。「男を惚れさせてみたい」というミンファンは、初々しいナンパを実演させられ、続いてチャレンジしたスンヒョンが、男性の気を惹こうとかがんで胸元をチラ見せする仕草に、メンバー一同笑いころげる一幕も(笑)。そして、「性格を全部知ってるから、ホンギ兄さんの好きそうなことをして誘惑して、“大嫌い”って振る!」と言うジェジンに対し、ホンギが「俺は毛深い人はヤなの」と切り返したのには大爆笑! 「やめて。助けて。イメージ崩れるよ。ホンギ兄さん、ホントにみんな信じてるよ~!(笑)」とジェジンを困らせたホンギの悪戯っ子ぶり(笑)。こんなメンバーのやりとりも部活の先輩後輩のようなアットホームさで、何とも微笑ましい。
ラストの“明日世界が終わるなら、最後に何を食べたいですか?”という質問には、「一蘭」(ホンギ)、「母が作った家のごはん」(スンヒョン)に続く、「俺はコレ。“おめえに食わせるタンメンはねぇ!”」というジェジンの機転に、またも場内大爆笑! そこからメンバー全員が河本のモノマネにチャレンジするもうまく出来ないまま(笑)、トーク&質問コーナーは大盛り上がりの内に終了。
続いてはメンバーそれぞれが持ち寄った、貴重なプレゼント大抽選会も開催。スンヒョンのピック、ジェジンのトレーニング時に着ていたという私物のカーディガンから、ミンファンが練習生の頃から使っていたという(!)激レアなドラムのチューナー、パーマ時代には毎回1本丸々使い切っていたというホンギ愛用のムース(ここでは『チドクカゲ』をアカペラで披露するシーンも)、ジョンフンは定番の伊達メガネまでご提供。これでプレゼントも終わり…と思いきや、ホンギがステージからミンファンのスティック、ジョンフンのピックを追加で持ってくるという嬉しいハプニングも。さらに調子に乗ったホンギはドラムのペダルに、ジェジンの革ジャンまで持ってくるものの、メンバーに即止められる始末(笑)。
そして、最後はメンバーから会場のオーディエンスに向けて挨拶も。「久々に大阪に来れて、嬉しいです。また、ツアーで会いましょう。今日はホントにありがとうございます!」(スンヒョン)、「僕たちの『20[twenty]』をたくさん聴いてください!」(ジェジン)、「今度、大阪に来るときも見に来てください!」(ミンファン)、「夏にはツアーもあるし、これからもいろんなジャンルで会うかもしれないので、それもホントに楽しみにしてください。今日は結構ヤラしい言葉を使っちゃったけど、我慢してください(笑)。これからもよろしくお願いします!」(ホンギ)、「皆さんのおかげでイベントも感無量の内に終わりました。明日からのお仕事、勉強、頑張ってください。ありがとうございました!」(ジョンフン)。
なお今後のFTISLANDは、6月24日(日)の福井公演を皮切りに、過去最大規模の全国ツアー『FTISLAND Summer Tour 2012〜RUN ! RUN ! RUN !〜』を開催。大阪には6月28日(木)大阪城ホールに登場する。昨年の横浜アリーナ2DAYSのチケットは僅か1分でソールドアウトしただけに、今回もプレミアムチケットとなることは必至。今後のFTISLANDの動向も要チェックです!
(2012年5月22日更新)
『FTISLAND 2ndアルバム『20[twenty]』
リリース記念ライブイベント』
5月20日(日) at 堂島リバーフォーラム
01. SATISFACTION(Korean Version)
02. WANNA GO
03. PAPER PLANE
04. YUKI
05. STAY
Album
『20[twenty]』
発売中 3150円
ワーナーミュージック・ジャパン
WPCL-11092
<収録曲>
01. Let it go!
02. NEVERLAND
03. STAY
04. WANNA GO
05. Someday
06. Distance
07. always
08. COMPASS
09. PAPER PLANE
10. Endless Story
11. LIFE
12. HIT THE SANDS [Bonus Track]
※SATISFACTION (Korean Version)
[初回限定盤Bonus Track]
エフティー・アイランド…写真左より、ソン・スンヒョン(g&vo)、イ・ジェジン(b&vo)、チェ・ミンファン(ds)、イ・ホンギ(vo)、チェ・ジョンフン(g&key)。’07年、現役高校生バンドとして韓国にて結成。10代の圧倒的支持を得てゴールデンディスク新人賞を獲得するなど、韓国の各音楽新人賞を総なめ。近隣諸国を駆け巡り精力的にツアーを行い、アジア圏で名を轟かせる。’08年より日本でもインディーズ活動を開始し、’10年にはメジャーデビュー。1stシングル『Flower Rock』がいきなりオリコン週間チャート4位を記録し、『SUMMER SONIC 2010』にも出演。’11年には4thシングル『SATISFACTION』がシングルとしては過去最高位となる2位を獲得。そして、1stアルバム『FIVE TREASURE ISLAND』が、海外男性アーティストとしては史上初の1stアルバムでのオリコン週間チャート1位を獲得する快挙を成し遂げた。
FTISLAND オフィシャルサイト
http://www.ftisland.jp/ft2009/
FTISLAND
ワーナーミュージック・ジャパンサイト
http://wmg.jp/artist/ftisland/
『FTISLAND Summer Tour 2012
~RUN! RUN! RUN!~』
▼6月24日(日)サンドーム福井
一般発売6月9日(土)
※発売初日はチケットぴあ店頭での直接販売および特別電話■0570(02)9530(10:00~23:59)にて予約受付。
Pコード168-905
▼6月28日(木)19:00
大阪城ホール
全席指定7000円 立見7000円
サウンドクリエーター■06(6357)4400
※未就学児童は入場不可。