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ジャズ界の美しきディーバ・青木カレンが挑んだアーバン・サウンド
最新アルバム『voyage』を携え、ビルボードライブ大阪に登場!

 最近では海外での活動も活発化、昨年は、かのベストドレッサー賞の新人部門であるベストデビュタント賞を授賞するなど、多方面で注目を浴びるジャズシンガー・青木カレン。挑戦し続けるジャズ界の美しきディーバが次に挑んだのは、緻密に構築されたクールな打ち込みのトラックと、ジャズミュージシャンの熱きヴァイブが注入された生音の華麗なる融合! 安室奈美恵、BENNIE Kなど多くのアーティストを手掛け、日本のR&B、HIPHOP界を牽引するプロデューサー・今井了介、アレンジャー/プロデューサーとしても活躍する凄腕ギタリストであり、スピリチュアル・ジャズ/エレクトロニカ・ユニット・thirdiq(サーディック)としても活動する渥美幸裕をパートナーに迎え生み出したのは、新世代のアーバンジャズ。5月14日(土)にはビルボードライブ大阪でのライブも控える彼女の、レディ・ガガ、スティング、フィル・コリンズ、クイーンetcの極上カバーから魅惑のジャズ・スタンダード、そして豊潤なオリジナル曲までを網羅した最新アルバム『voyage』の世界を紐解く、ロングインタビュー。

青木カレンの動画コメントはコチラ!

――そもそも、今回の作品造りの鍵である、今井了介さんやthirdiqこと渥美幸裕さんといっしょに制作するきっかけとなったのは何だったんですか?
 

「今井さんにはかれこれ1年半くらい前からリミックスとかをお願いしていて、渥美くんとはライブをたまにいっしょにする仲で、自然とおふたりに声をかけましたね。打ち込みを今井さんで、生音を渥美くんっていう」
 

――渥美さんはギタリストとしての顔と、今回のアレンジャー/プロデューサーとしての顔はまたちょっと違ったと思いますが、いっしょに作業してみてどうでしたか?
 

「渥美さんの場合はプロデュースしつつも作業としてはアレンジがメインで。そのアレンジした生音を演奏して、それを聴いて総和的なところは今井さんが引っ張るという感じでしたね。アレンジに関してはかなり渥美さんにやってもらった感じかな」
 

――それによって今まで知らなかった一面や引き出しを、お互いに知るようなことはありました?
 

「渥美さんの考えるホーンのアレンジが結構面白くて。私がいつもいっしょにやっている石川周之介(tp)さんと茅野嘉亮(sax)くんっていうふたりがいるんですけど、彼らと渥美さんが考えてくるラインを掛け合わせた感じになってるんですけど、意外とギタリストが考えるホーンのラインっていうのが、本職のホーンの人にとってはちょっと新鮮な部分もあったみたいで。それがすごく良くて」
 

――逆に今井さんとはガッツリアルバムを作ろうとなったとき、今までのリミックスetcだけの作業とは違う、発見や手応えはあったんですか?
 

「今回はテーマとして打ち込みの音×生の音=ジャズミュージシャンがリアルタイムで打ち込みに反応したらどうなるか!?っていうのが最初の目論見だったんですけど、打ち込みの音と生音をぶつけることで、逆に打ち込みの音が生き物みたいな感じ…生きてる音に感じられることがレコーディング中に結構あって。それがすごく新鮮でしたね。ジャズって二度と同じ演奏がないのが醍醐味だと思うんですけど、打ち込みって逆じゃないですか? でも、同じループに対してでも、それが人間の出している音だと考えながら、感じながら演奏すると、すごく生きてるセッションになる。打ち込みに対する感じ方とか聴こえ方が変わる瞬間があって、それが面白かったですね」
 

――打ち込みが逆に生々しく感じたりもして。
 

「そうなんですよね。結構ライブ形式でレコーディングもしたんで、打ち込みの人に対して私たちが一緒にセッションするみたいな。なんか聴こえ方も違ったな」
 

――そもそもその打ち込みと生音の融合というトライアルをやってみようとなったきっかけはあるんですか?
 

「打ち込みvs生音って決して新しいテーマではないと思うんだけど、アルバムのレコーディングではずっと生音っていうものにこだわってきた部分もあったから、自分にとってはちょっと新しい試みをしたいなっていうところで」
 

――となると、今回は違うスリルがあったんじゃないですか?
 

「ホントにそうなんですよね。ある意味、(今まで通り)生音でアレンジしてバンドで録るときは、絵が見えるじゃないですか? でも今回はやっぱり打ち込みに対してリアルタイムに反応することをテーマにしてる分、やってみないと分からない部分も絶対に残しておかなくちゃいけないと思ってて。そういう意味では、今までよりも録る前に見えていないことが多かったですね」
 

――なるほど。録ってから“うわ~こんな風になるんだ”みたいな発見も多かったですか?
 

「そうですね。私自身もあったし、あと今井さんもいつもはミュージシャンにこういうライン弾いてくださいっていうオーダーを出して、その音をトラックに足してっていう感じだそうなんですけど、今回はジャズミュージシャンに基本好きにやってくださいっていうプロジェクトなので。私も含めて今井さんも、やっぱ“ジャズってスゴいね”って、そんな気持ちになったことがすごくありましたね」
 

――キャリアを積んできていながらも、ジャズという音楽の懐の深さを改めて実感する感じですね。そう考えたらレコーディングはホントに今まで以上に刺激的な現場でしたね。
 

「今までもホントにすばらしいミュージシャンに囲まれてきてはいたんですけど、今回は特に(自分よりも)若い世代という意味で、平均年齢がグッと下がった感じが今までに比べてあって。感性的なところで、周りのミュージシャンからいつもとは違う自由さとか刺激的な部分っていうのを感じましたね」
 

――それこそジャズメンと言えば、他ジャンルのプレイヤーより幾分平均年齢が高いというか、むしろその方が一線で活躍しているプレイヤーが多いですもんね。
 

「私もデビューしてからずっと、ライブはグッと先輩の方々に囲まれてやってきたんですね。アラ60ぐらいの方々と(笑)。みんな音数少ない領域に入ってる人たちなんですよ」
 

――もうそのくらいのクラスになると、“一音の説得力”というか。
 

「後はどこまで引き算するか?っていう人たちだから、歌っていても私の音に余分なものは足さないんだけど、でも彼らもやっぱり20代の頃は弾き倒していた時期があった筈で(笑)、そういう話はいつも聞いてるし。例えば、私が日本で一番音色が美しいと思っている山本剛さんっていうジャズピアニストがいるんですけど、ホントに一音一音が優しくて、今はホントに音数の少ない人なんです。でも若い頃は早弾きというか…音源を聴いても弾き倒してる(笑)。そういう意味では、今回私がいっしょに作らせてもらったミュージシャンたちは、今そういうところにいる人たちなんです。どっちがいいっていう意味じゃなくて、そういうエネルギーに触れるっていうことは、すごく楽しかったですね」
 

――今までだったら、そういったベテランのプレイヤーたちなら何とかしてくれる、預けられる部分も多いじゃないですか? でも今回はカレンさんが明確にディレクションしたり引っ張っていかなきゃいけない立場でもあったと思いますが、それはいかがでししょう?
 

「いや、まさにその通りで。引っ張っていく部分もありながら、あとやっぱり各自自分の意見を言うじゃないですか? で、やっぱりぶつかる瞬間もあって。今まではある意味それがどこかしらみんなが吸収しあうみたいな感じだったけど、今はぶつかったらとことんぶつかるから(笑)。逆にそこはあんまり私が仕切らないほうがいいのかな?って気はしたかな。誰が正しいかじゃないから、ちゃんとぶつかるときはぶつかりあって…流れに任せなきゃいけないなって思った瞬間はあったな」
 

――そのぶつかり合いによって生まれたミラクルってありました?
 

「ミラクルと言えるかはわからないけど、例えば誰かがこうした方がいいよって言うとするじゃないですか? で、残りのメンバーが、そんなの絶対ワークしないよみたいに返すじゃないですか? じゃあとりあえずちょっと1回やらしてくれって感じで、いざやってみたらめちゃめちゃよかったとか。で、みんなこういうこと考えてたんだね~って分かるという(笑)。あと、やっぱり世代が近いのもあるのか、作ってると精神的にリンクすることが結構あって。メロディを各自持ち寄ってスタジオに入ったら、私と渥美くんの作ってきたメロディがほぼいっしょだったことがあったり。『PAPIPA』(M-8)のAメロなんですけど、そんなミラクルが結構ありましたね」
 

――そう考えたら全員が成長できる、ちゃんと意見を聞く耳を持ってぶつかり合えるからこそ、自分にも返ってくるような作業ですよね。
 

「いつも思うんだけど、やっぱり音楽やるにも人間関係が基本で。自分自身との関係もあるし、お客さんとの関係もあるし、まずはメンバー同士の人間関係って、やっぱりスゴくありますね。ほっといても譜面さえあればうまくいくような気がするときもあるけど、そんなことはやっぱりなくて(笑)。もっと泥臭い部分というか、おにぎりを二つに割って食べよって言える仲じゃないと、いい音楽ができないかもって思うことがある(笑)」
 

――なるほど(笑)。でも分かります。なんだかんだ技術が進んでも、結局人が作るんだなって思いますもん。
 

「やっぱ愛なのかな?みたいな(笑)、そういう感じ?」
 

――こんな曖昧な感情で動かされるんだな俺、みたいなことも含めて(笑)、やっぱ人が出るな~音楽ってって、スゴく思いますね。
 

「そうなんですよね~。今回ホントにそれを思ったんですよね。今まで生音しかやってなかったから、打ち込みと触れることで生音のスゴさも感じたし、打ち込みの面白さも感じる中で、打ち込みにも人間性が出るし。生音にはもちろんダイレクトに人間性が出るし。性格が出てるんですよ(笑)」
 

――(リズムが)前に突っ込む人もいれば、後ろの人もいるし(笑)。
 

「そうそう(笑)。音量大きい~!みたいな人もいれば(笑)。なんかね、それが、面白い」
 

――人って侮れないですよね。特に音楽やってる人なんかは。
 

「そうなんですよね。私の場合は親友と言える人じゃないと、ステージの上で助け合えない。やっぱり助け合う瞬間は絶対に必要だと思うんですよね」
 

――逆に言えば、親友と思える人と音を出せたなら、絶対にいいものになる。
 

「ですよね。一応プロ同士だから、体調悪かったりしても絶対言わないんですよ。意地でも(笑)。言わないけど、“あ、今日あいつ熱あるな”とかいうのを周りが感じたなら、絶対にサポートする。そういう絆があると、見えないところでそれは絶対お客さんに伝わるから。私は体調悪いとか絶対人に言いたくないタイプで(笑)、でもやっぱりメンバーは気付いてるから、そういうときはみんな音が小さいんですよね、私が無理しないでいいように」
 

――その優しさも言葉じゃなくて音で分かるっていうのがいいですね。それって、すごくいい信頼関係ですよね。
 

「ね。そういう関係をひとりでも多く作っていきたいなって。まだ途中なんですけどね。許しあうこともあれば、助け合い、与えたり、ハッパかけたり…不思議だな」
 

――打ち込みを用いた作業でそれを感じたのも何だか不思議な話で。
 

「そう。だから今井さんもどんどんトラックの音を変えてきてくれるんですよ。最初にこれでいこうって決まっていたトラックも、私が声を入れると何も言わずにどんどん変えていく。私の声にぶつからないようにとか」
 

――だからこそアルバムを聴いたときにジャストな音が鳴っているというか。
 

「ありがとうございます」
 

――今回はカバーもオリジナルも含めていろんな楽曲が入っていますが、選曲基準に何かテーマはありましたか?
 

「今回、私自身が最初に大切にしたいなと思ったのは、ジャズって楽しいなってことをとにかく伝えたかったんですよね。私自身ジャズのメインストリームの人間ではないんだけど、ジャズ・スタンダードがすごく好きで。ジャズ・スタンダードを1曲でも多く人に伝える道具になりたいなと、常日頃思っているんです。そのジャズ・スタンダードの楽しさを伝えるために、まずはジャズの楽しさを伝えてたくて。そのために、お客さんやもしくはジャズを聴いたことがない人との共通言語として…例えば『POKER FACE』(M-2)(レディ・ガガ)とか、その曲の力を借りながら、ジャズの面白い面をプラスして消化させたものをお客さんに聴いてもらって、ジャズってこんなに楽しいんだって思ってもらえたらいいなって。やっぱりジャズって英詞というのもあって、共通項が日本語の曲よりは少ないので、そこを補ったうえでシェアできる曲があってもいいのかなって。まぁレディ・ガガが単純に好きっていうのもあるし。すごくステキな人だと思うし」
 

――アーティスト性とエンタテインメント性のバランスをちゃんと取りながら、音楽シーンの最前線にいるっていうね。やっぱり“どっちか”だったりも多いですから。
 

「私もそう思うんですよね。胃が痛くなるまですごく考えて曲を作ってるのが分かるから、曲にスゴく力があるし、メロディの完成度も歌詞の乗り具合もちょっと群を抜いてると感じるんですよね。それは『ENGLISH MAN IN NY』(M-5)(スティング)とかもそうで。“Be yourself no matter what they say~♪”っていうフレーズが何度もリフレインして最後に出てくるんですけど、それがこの曲のメインテーマで。世界のどこにいても、人に何と言われても、お前らしくあれよみたいな。そういう気持ちとリンクしたりね。『POKER FACE』にしても『ENGLISH MAN IN NY』にしても、なんか自分とリンクする部分がありつつ、この曲を通してジャズの楽しさを感じてもらいたくて」
 

――その試みは成功してるんじゃないですか?
 

「だと嬉しいですね。でも、今回は最初から賛否両論あっていいと思って作ってる面もあって」
 

――レディ・ガガを選ぶ時点で、ズルいなって思われるかもしれないですもんね(笑)。
 

「そう思われると思って、敢えてやった感じもあります(笑)。なぜかと言うとジャズミュージシャンって、何十年何百年とカバーすることを生業にしてるじゃないですか? でも、やっぱり曲の力を借りるわけだから、カバー=安易っていう考え方や風潮もあるとは思うんです。けど、ジャズミュージシャンは、カバー=そこに魂を込めるという気持ちでやってるんですね。世界中のジャズミュージシャンは、同じ曲(ジャズ・スタンダード)をみんなでシェアしてるわけじゃないですか? ジャズミュージシャンだからこその、本気のカバーというか。『POKER FACE』で納得してもらえなかったら、逆にジャズミューシャンとしてプロじゃないっていう風に自分に課して、アレンジも考えて」
 

――それは高いハードルですよね。
 

「『POKER FACE』をカバーして、人に聴いてもらってカッコ悪いと思われたら、やっぱりダメだと思うんで」
 

――カバーに関しては割と著名な曲が入っていますけど、どれも媚びない音になってるなとすごく思います。個人的にはフィル・コリンズの『ANOTHER DAY IN PARADICE』とかは、ちょっと久々に聴く感じも相まって、新鮮だしやっぱり良いなと。カバー曲に強い曲が揃っている中で、逆にオリジナル曲がそれに退けをとってはいけないわけで。オリジナル曲に対するハードルも上がりますよね。
 

「やっぱりスタンダードっていうものを作るのはスゴく大変で、一生に一曲できればいいと思う。正直なところ、それが出来ているという自信はまだないんだけど…でも『SUGAR CAKE』(M-3)とかは、ジャズってやっぱり変化していくもの、挑戦し続けるものだから、今の私たちのジャズミュージシャンとしての、アイデンティティとか感性でそこにチャレンジした気持ちはありますね。私たちなりのスウィング・ジャズ、ジャズ然としながら、ジャズのマナーをちゃんと守って…やっぱオリジナルはスタンダードを目指して作るので」
 

――もしかした50年後にはスタンダードになってるかもしれないし。それは分からないですからね。
 

「ある意味、死後にならないと分からない(笑)。ただ、人類がみな共有する普遍的な部分に歌詞もメロディも触れてないと、絶対スタンダードにはならないから。そういう意味では、自分の人間的な部分がまだまだ成長しないといけないから。正直まだ先かなとは思いますね」
 

――成長した自分が歌うことによって、また違う聴こえ方もするでしょうし。
 

「確かにそうですよね。やっぱりオリジナルは挑み続けたいですね」
 

――それにしても、いいバランスのアルバムになりましたよね。
 

「ありがとうございます。結局、選曲は半年ぐらいかかったから」
 

――聞き流しそうになりましたけど、それはスゴいですね(笑)。普通半年はかけないですよ。
 

「毎日毎日、300回くらいセットリストは書きましたね。今回は打ち込みと生音を合わせてる曲がある一方で、生音だけの曲もあるのでオリジナルで何曲もやってない曲がありますし。打ち込みってスーパーロー(※耳で聴こえない超低音)とか、要は生音では出ない帯域の音が出るからあれだけ音圧があるらしいんですけど、それと並べるとどんなに迫力があるように聴こえた生音のバンドサウンドも、どうしても軽く聴こえちゃうことがあって。そういうのもあって曲順とか最終的な調整にも意外と時間がかかって」
 

――今回はタイトルに『voyage』と付けられていますが、これはどこからきたんですか?
 

「去年イタリアで1枚作らせてもらって、韓国とか台湾の方でかつてリリースさせてもらってたり、NYでレコーディングさせてもらったりという感じで、これからも新しい旅に向かっていく想いを込めて。あと最後の『TRY YOUR WINGS』(M-14)で対訳を付けたんですけど、一応このアルバムのメインテーマでもあって。“夢があったら躊躇せずにそこにすぐ飛んでいきなさい。あなたの背中に付いている翼を信じて”とそのままなんですけど、好きな人が出来たら怖がらす、すぐその人のところに飛んでいきなさいっていう。まぁいろんな意味があるんですけどね」
 

――歳を重ねるほど旅することに対して怖くなってきたり、なかなか新しいことが始められなかったりしますけど、そういうとき背中を押してくれるのが音楽の力だったりしますしね。あのときかかってたあの曲で、やってみようかなって思ったりもしますから。
 

「そうですよね。まさに私もそうやってジャズを好きになったわけですから」
 

――刺激的かつ、経験を積むうえでも充実した時間をかけて作った『voyage』ですが、4月にはスモールセットのツアーを終えて、5月より東名阪を豪華編成のフルバンドで廻りますね。大阪は5月14日(土)にビルボードライブ大阪でのライブも控えています。
 

「今度のビルボードさんでやらせて頂くのは、このCDのレコーディングをしたフルバンドで。トリオに+パーカッション、ギター、サックスとトランペットが入ります」
 

――現在のリハーサルではどんな感じですか? 大阪のオーディエンスの感じはいかがです?
 

「かなりエキサイティングになると思いますよ。あと、大阪はすごくリアクションが豊かだからやりやすいですね。何度か来させてもらってるから、毎回来てくださる方もいらっしゃって、そういう方たちに会えるのも楽しみです」
 

――残すところ3本、ツアーの成功を祈っております。本日はありがとうございました!
 

Text by 奥“ボウイ”昌史




(2011年5月10日更新)


Check

Release

スタンダードからレディ・ガガ、  スティングらのカバーまでを料理!

Album
『voyage』
発売中 2625円
Rambling RECORDS
RBCP-2526

<収録曲>
01. SKINDO-LE-LE
02. POKER FACE
03. SUGAR CAKE
04. BOARDING PASS (INTERLUDE)
05. ENGLISH MAN IN NY
   - REVISITED ft.FEFE
06. ANOTHER DAY IN PARADISE
07. I‘VE GOT YOU UNDER MY SKIN
08. PAPIPA
09. PASSENGER
10. YOU GOTTA BE
11. WE WILL ROCK YOU
12. FINAL BOARDING CALL(INTERLUDE)
13. OVER THE HORIZON
14. TRY YOUR WING

Profile

あおき・カレン……幼少時代を海外で過ごし、慶応大学在学中に本格的にアーティスト活動を開始。2ndアルバム『KAREN』はジャズ専門誌 ADLIBの『アドリブアワード(クラブ/ダンス部門)』で堂々4位(女性ボーカリストとしては1位)、3rdアルバム『SHINING』は翌年同部門でアワードを受賞。’09年夏には待望の東京・大阪・福岡のビルボードツアーも大成功を納め、’10 年にはイタリアを代表するジャズレーベル・Norma Bluより、5thアルバム『BY MY SIDE』リリース。勢力的にライブ/ツアーを行い、同年11月にはベストドレッサー賞の新人部門であるベストデビュタント賞を授賞。今年4月15日には、日本のHIPHOP, R&B界を牽引するヒットメーカー今井了介と次世代を担うギタリスト渥美幸裕(thirdiq)をプロデューサーに迎え、通算6枚目となるアルバム『voyage』リリース。現代女性の先導となり、心の癒しとなるメッセージを唱い続ける、今最も美しいディーバだ。

青木カレン オフィシャルサイト
http://www.rambling.ne.jp/artist/karen/


Live

豪華フルバンドで挑むツアー後半戦  大阪はビルボードライブに登場!

『青木カレン“voyage”
 リリース・ツアー2011』

【名古屋公演】
チケット発売中 Pコード132-562
▼5月13日(金) 18:30/21:15
名古屋ブルーノート
自由席5000円
[メ] 青木カレン(vo)/渥美幸裕(g)/
菱山正太(p,key)/鉄井孝司(b)/
小森耕造(ds)/西岡ヒデロー(per)/
石川周之介(sax)/茅野嘉亮(tp)
名古屋ブルーノート■052(961)6311
※指定席あり。詳細は問合せ先まで。
小学生以下は入場不可。

【大阪公演】
チケット発売中 Pコード134-817
▼5月14日(土) 18:00/21:00
ビルボードライブ大阪
自由席6300円
[メ] 青木カレン(vo)/渥美幸裕(g)/
菱山正太(p,key)/鉄井孝司(b)/
小森耕造(ds)/西岡ヒデロー(per)/
石川周之介(sax)/茅野嘉亮(tp)
ビルボードライブ大阪■06(6342)7722
※未就学児童は入場不可。

【東京公演】
チケット発売中 Pコード134-544
▼5月21日(土) 18:00/21:00
ビルボードライブ東京
自由席6800円(要1オーダー)
[メ] 青木カレン(vo)/渥美幸裕(g)/
菱山正太(p,key)/鉄井孝司(b)/
小森耕造(ds)/西岡ヒデロー(per)/
石川周之介(sax)/茅野嘉亮(tp)
ビルボードライブ東京■03(3405)1133
※未就学児童は入場不可。