“藁人形売りの少女”こと期待のシンガーソングライター・小南泰葉が
4月9日(土)南堀江knaveでの初ワンマン＆CD発売告知で
ぴあ関西へ突撃訪問!?

　とある3月某日の昼下がり、もう冬も完全に終わりやな、春や春やというあたたかな日差しの中、ぴあ関西版WEB編集部前に立ち尽くすひとりの少女が…！

　「関係者以外入れませんよ～！」と声をかけ振り向いたのは、関西を中心に活動するシンガーソングライター、“藁人形売りの少女”こと小南泰葉その人。特異な詞の世界観と耳に残るメロディ、何より歌った瞬間に場の空気が変わるのが分かるくらいの天性の歌声を持ち、ぴあ関西版WEBも注目するアーティストである彼女。しかし、只今ジワジワとその名を音楽シーンに浸透させつつある注目新人が、なぜここに？

　どうやら彼女、愛娘の巨大藁人形・ワラミと共に(笑)、4月9日(土)に南堀江knaveにて開催される初ワンマンライブ『時計仕掛けのざくろ』のプロモーションにわざわざ来てくれた模様！　ウェルカム・トゥ・ザ・ぴあ関西ィィィィ!!　すでに告知用のポスターやフライヤーは、関西の各所で撒かれているとのこと。もちろん、小南泰葉の才能にいち早く注目し、完全にバックアップ体制の我がぴあ関西版WEB編集部も例外ではない…。

編集部の接客ブースに神々しく飾られた告知用ポスターを発見し驚きを隠せない泰葉とワラミ。

ダウンタウン松っちゃんと並べられるなど、VIP扱いの泰葉。

ボブ・マーリィーと泰葉。

松田聖子と泰葉。

壁一面泰葉。

嘘です。


でも、これを見ればいかに彼女をプッシュしているかお分かりになるだろう(笑)。


　そして、この初ワンマンはニューシングルのレコ発を兼ねていて、この日よりライブ会場限定で、両A面シングル『藁人形売りの少女／世界同時多発ラブ仮病捏造バラード不法投棄』がリリースされるとのこと！　ファンタジックで壮大な白昼夢を見せる、これぞ小南泰葉な世界観が炸裂するミディアムチューン『藁人形売りの少女』。一転、疾走感と緊迫感がスリリングに交錯し、脳内麻薬の分泌を促進する珠玉のアップチューン『世界同時多発ラブ仮病捏造バラード不法投棄』。2曲のキラーチューンを惜しげもなく投入したシングルについて、早速聞いてみよう。いざインタビュー開始！

――これはすごい作品ができましたね。

「ありがとうございます！　今後いざデビューってなったとき曲どうしよう!?っていうくらい、すごくいいんですよ。今出しちゃってどうするの？っていうくらい(笑)」

――このシングルは会場限定で、初ワンマン当日の4月9日(土)からリリースされると。しかも500円!?　安い！

「そうなんや！」

――知らんかったんかい！(笑)　それにしても豪華なメンバーがレコーディングには参加していますね。日本有数のプレイヤー陣が顔を揃えています。

「すごいんですよ！　だからみんなにアダ名をつけたんですよ(笑)」

――え？

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松本“ゴルチエ”靖雄(エンジニア)
…ジャン＝ポール・ゴルチェが好きそうだから
森“セバスチャン”俊之(key&プロデュース)
…サッカー好きで、レコーディング前日、セバスチャンという選手がゴールを決めてその話ばかりしてたから
西川“毒きの子”進(&)…見た目で。めっちゃオシャレ
宮坂“嵐の誰か”保彦(エンジニア)…嵐の誰かに似てるから
根岸“スナックめぎゅ極太客”孝旨(b)
…レコーディング中スタッフのめぎゅとばっかり喋ってたから
村石“身体能力”雅行(ds)…ドラムがスゴかったから
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――みんな結構な大御所たちですよ(笑)。現場はいい空気を作れてるなぁ。

「本当にね、ありがたいです。すごくいい経験をさせてもらいました」

――ライブのメンバーはまた別ですが、こちらもスゴいメンツで。

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今西淳(acog)
菅野信昭(b) from FoZZtone
戸高賢史(g) from ART-SCHOOL
ハジメタル(p) ex.ミドリ
吉澤響(ds) from セカイイチ
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「私の好きなバンドが全部集まった感じです。当日はバンドとアコースティックと2パターンでやろうかと」

――普段は弾き語りなので、バンド形態のライブはかなりレアですね。しかもこのメンツ！

「弾き語りの方がフレキシブルに動けると思ってずっとやってたんですけど、東京でライブするときに、もっとガシガシいきゃいいやんって、ブッキングの人がバンドともどんどん組み合わせてくれて。ここ1年間で、バンドでやりたい！っていう熱がすごく出てきて」

――2曲目の『世界同時多発ラブ仮病捏造バラード不法投棄』なんかは、バンドサウンドでこそ映える楽曲で。これはライブでやったらカッコいいやろな～。そして、いよいよ4月9日(土)には初ワンマンが南堀江knaveで行われます。記念すべき、ですね。

「会場も一番お世話になってると思ってるので、knaveがよかったんで。来て欲しいですね、お客さん。東京のお客さんや、きっと知らない人も観に来てくれると思うので、当日はあたたかいかたちでできたらいいなって。でも、どこで水飲むとかわからへんから、すごくバテるかも…何せワンマンやったことないから！」

――いきなりフルマラソン走るようなもんやね(笑)。

「私めっちゃ緊張してるんですけど！　それでさらに作りこもうとしてるから」

――30分のイベントと2時間のワンマンでは、体力的にも次元が違いますもんね。

「そう！　しかも私、その対策をめっちゃ早くにやってしまって。ワンマンが始まる1ヵ月前から肉抜き、おやつ抜きで体質改善をし始めたんですけど…始めるのが早すぎてん！　だからもう今まったくやもん」

――まったくってどういうこと？

「お菓子食べまくってる！(笑)　早すぎてん！」

――体質改善がひと段落終わって今食べてんねや(笑)。あかん！　もうすぐもうすぐ！(笑)

「4月から始めようかと…」

――もう1週間しかない！(笑)　とは言え体質改善とはストイックですね。

「GLAYのTERUさんがツアーの1ヵ月前から身体を作る話を聞いて。そういうのを聞いたら自分もやらな！って」

――それにしても、ライブのバンドアレンジも、CDにするためのアレンジもそうですけど、目の前で自分の曲がどんどん生まれ変わっていく光景って感動しますね。

「本当にすごく、すごく、最近それを感じています。今自分のリハ音源とか、デモ音源とかを、どんなときも聴いてて。人とこう話してるときとかも、お笑いDVD観てるときとかも、テレビ観ながらとかもiPhoneでずっと聴いてて」
 
――聴くな聴くな、人と話してるときは(笑)。どうしよう！　今、実は聴かれてたら…(笑)。

「この『藁人形売りの少女／世界同時多発ラブ仮病捏造バラード不法投棄』、すごく他人任せなんですけど、一人歩きして欲しい曲なんですよ。本当にいいアレンジで、いい音源になったから。めっちゃ自信あるし。あんまりそういうことないんですよ、自分の曲で“自信もってみんな聴いて！”って思える人間じゃないから。認めるのもすごく大変やし、毎回自分の曲を超えていかな、超えていかなって思うし。でも今回だけはすごく納得がいってて」

――すばらしい。ジャケットもかなりパンチありますね～。イメージぴったりですね。

「あ！　ジャケット見ました？　ちゃんとね、私のことをわかってくれてる。本当にぴったり！　これは衝撃作になるわよ(笑)。あと両A面なんでジャケットも2種類あって」

――おお、凝ってますね～。愛娘・ワラミもライブには出てるんですか？

「出てますよ！　『MINAMI WHEEL』のときは、お客さんに一人いち抱きしてもらうって。結構ね、もみくちゃにされても壊れない。なかなかしぶといんです(笑)」

――4月9日(土)の初ワンマン＆CD発売まで、あと少し。ワンマンに向けて何か意気込みはありますか？　ぴあ関西版WEBの読者にだけこっそり教えてください。

「最後に名曲を持ってきます！　これだけ。なっ」

――未発表の曲を!?

「まだ一回もやってない曲を、2曲ワンマンでは披露しようと思ってて。それもすごく楽しみです。アレンジもすごくいいから」
 
――あとは当日のお楽しみと！ 

　と、4月9日(土)南堀江knaveでのワンマンに向け、そして、その日に発売される会場限定シングル『藁人形売りの少女／世界同時多発ラブ仮病捏造バラード不法投棄』について語ってくれた小南泰葉。そして、ぴあ関西版WEBをご覧の皆様だけに特別に、直筆サイン入りのポスターをプレゼントしてくれることになりましたぁぁぁぁ！

せっせとサインする泰葉。

念を入れる泰葉。 

 　4月9日(土)のワンマンまで残すところあと僅か。皆さん、いち早くこの才能に触れてみてください。シングルもホントにヤバい出来ですよ～。それでは当日会場でお会いしましょう！

Text by 奥“ボウイ”昌史

（2011年4月 1日更新）