インタビュー&レポート

ホーム > インタビュー&レポート > ドイツ音楽の神髄ともいえる豪華なプログラムが実現! 「運命×カルミナ・ブラーナ」幸田浩子(ソプラノ)インタビュー

ドイツ音楽の神髄ともいえる豪華なプログラムが実現!
「運命×カルミナ・ブラーナ」幸田浩子(ソプラノ)インタビュー

ベートーヴェンの交響曲 第5番「運命」とオルフの「カルミナ・ブラーナ」というまさにドイツ音楽の神髄ともいえる豪華なプログラムが上演される。指揮を執るのは、日本センチュリー交響楽団首席指揮者、パシフィックフィルハーモニア東京音楽監督、群馬交響楽団常任指揮者を兼務し、近年ますます評価を高めている飯森範親。彼は、ミュンヘン留学時代に「カルミナ・ブラーナ」を学び、ドイツ・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽総監督時代、日本人指揮者とドイツのオーケストラの組み合わせとしては史上初となるベートーヴェン交響曲全集の録音を残した。まさに両作品のエキスパートともいえるマエストロのもとで、日本を代表する独唱者陣、児童合唱を含む大合唱、そして飯森のパートナーである日本センチュリー交響楽団が壮大な音の絵巻を繰り広げる。
(以上、公演チラシより抜粋)

公演について、幸田浩子(ソプラノ)に話を聞いた。

――幸田浩子さんは、ソプラノの華やかなソロも含まれている《カルミナ・ブラーナ》には、すでにしばしば出演されていますね。

幸田:《カルミナ・ブラーナ》は、大学時代から合唱で参加している作品で、その後もソロを何度も歌ってきました。まるで運命の大車輪がまわっていくかのような生き生きとしたリズムがとても特徴的ですし、テノール、バリトン、ソプラノのソロもあり、豊かな響きに彩られていますから、歌いながら、壮大なエネルギーに包まれていくように感じます。ソプラノは女性のシンボリックな存在として使われていて、エロスや神聖さなども表現しているのではないでしょうか。合唱団に所属していた亡き両親もこの曲を歌うのをとても楽しみにしていましたので、今回の演奏を両親は天上で聞いてくれるかしらと思っています。

――《カルミナ・ブラーナ》公演は、指揮者の飯森範親さんの強い希望もあり実現した意欲的プログラムです。

幸田:飯森さんとは何度も共演していますが、対話をとても大切になさる指揮者だという印象をもっております。また一瞬にして、音楽家たち、そして聴衆を魅了するような圧倒的な存在感をお持ちの方ですね。今回は日本センチュリー交響楽団のみなさま、そして躍進中のテノールの中井亮一さん、そしてオペラやコンサートで大活躍されているバリトンの須藤慎吾さんとご一緒できるのは大変光栄です。

――大阪ご出身の幸田さんにとって、公演会場のザ・シンフォニーホールがある大阪はホームグラウンドですね。

幸田:実は、日本センチュリーさんの練習場は、私が通っていた高校近くの服部緑地にあるんです。緑豊かな公園や乗馬クラブもあるところなので、練習に行くたびに懐かしい気分で一杯になります。大阪は東京とはお客さまとの距離感が異なるのもとても興味深いですね。開演前の賑やかなおしゃべりも大阪流だと思います。ザ・シンフォニーホールには何度も出演させていただいていますが、1704席のちょうどよい大きさで、お客様との距離が近く、みなさまがあたたかく見守ってくださる感じがとても素敵ですね。弱音でもよく響きますので、歌いやすさも一流です。

――公演を楽しみにされているファンのみなさまに一言お願いします。

幸田:ドラマティックな魅力にあふれた素晴らしい作品である《カルミナ・ブラーナ》に出演できることを、大変嬉しく思います。みなさまとこの名作の世界をともに堪能できますと幸いです。ザ・シンフォニーホールでお待ちしております!




(2024年1月24日更新)


Check
幸田浩子

「運命×カルミナ・ブラーナ」

チケット発売中 Pコード:254-612
▼3月31日(日) 15:00
ザ・シンフォニーホール
S席-9900円 A席-8800円 B席-7700円
[指揮]飯森範親
[出演]幸田浩子(S)/中井亮一(T)/須藤慎吾(Br)
[演奏]日本センチュリー交響楽団
[合唱]日本センチュリー合唱団/大阪すみよし少年少女合唱団
※未就学児童は入場不可。やむを得ない事情により、出演者、曲目、曲順が変更になる場合がございます。公演中止・延期の場合を除いて、チケット代金の払い戻しは承りません。予めご了承下さい。
[問]ザ・シンフォニー チケットセンター■06-6453-2333

チケット情報はこちら