ホーム > インタビュー&レポート > 2月にザ・フェニックスホールで 演奏生活60周年を記念するリサイタルを行う 左手のピアニスト、舘野泉インタビュー
舘野:関西では初めてです。中には委嘱したものもあるし、私のために書いてくださった作品もあります。光永浩一郎(1966-)さんの『苦海浄土によせる』って作品は2年前ですね。こういうのを書きましたから、これは先生に捧げますって言って送ってくれたんですよ。もちろんこれまで彼に頼んで書いてもらったものもたくさんあるんだけども、光永さんは書いたらどんどん僕のところ送ってくれるんですよ。いやあ、今は演奏しなきゃならない曲がたくさんあってって言うんだけど、ぜひ置いておいて、いつか弾いてくださいって(笑)。それで2018年の暮れ頃にピアノの上に置いてあった『苦海浄土によせる』の譜面を見て、その時におや、これはすごい曲だなと。弾かなきゃダメだな、これはいい曲だ。そう思って弾くことにしたんです。
(2021年1月22日更新)
2月23日(火・祝)14:00開演
あいおいニッセイ同和損保
ザ・フェニックスホール
全席指定:5,000円 Pコード 189-152
【プログラム】
J.S.バッハ(ブラームス編曲)
:シャコンヌ ニ短調 BWV1004より
A.スクリャービン
:「左手のための2つの小品」
Op.9より “前奏曲” “夜想曲”
光永浩一郎
:左手ピアノ独奏のためのソナタ
“苦海浄土によせる”
第1楽章.海の嘆き
第2楽章.フーガ
第3楽章.海と沈黙
新実徳英:《夢の王国》
左手ピアノのための4つのプレリュード
Ⅰ.夢の砂丘
Ⅱ.夢のうた
Ⅲ.夢会談
Ⅳ.夢は夢見る
パブロ・エスカンデ:『悦楽の園』
ヒエロニムス・ボスのトリプティック
(三連祭壇画)による自由な幻想曲
導入部:天地創造の第三日目
(閉じられたトリプティック)
パネル1:楽園でのアダムとイヴ
パネル2:悦楽の園
パネル3:地獄
舘野泉オフィシャルサイト
:https://izumi-tateno.com/
【問い合わせ】
リバティ・コンサーツ:06-7732-8771
■独奏
ピアノ:舘野泉
ヴァイオリン:浦川宣也
■弦楽四重奏
第1ヴァイオリン:舘野晶子
第2ヴァイオリン:林瑤子
ヴィオラ:白神定典
チェロ:舘野英司
録音:1959年春、旧東京音楽学校奏楽堂。
※演奏家名は当時のもの。
発売元:ヒビキミュージック 2,000円+税