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竹野内豊&山田孝之W主演映画『唄う六人の女』
山田孝之、石橋義正監督らによる奈良会見レポート

竹野内豊、山田孝之のW主演作『唄う六人の女』(2023年公開予定)が、奈良県内を中心に京都・大阪で撮影されている。今まで、映画『ゾッキ』や「MIRRORLIAR FILMS PROJECT」など数多くの作品において、地域の自治体や民間団体と共に映画をきっかけとした地域活性化プロジェクトを行ってきた山田孝之。彼をはじめ、石橋義正監督、プロデューサーの伊藤主税と下京慶子が登壇し、今回の『唄う六人の女』を通じて地域と連携すべく、奈良県で行われている撮影の近況や今後の取り組みの展望を語る記者発表を、6月17日(金)に、ピアッツァホテル奈良で行った。
 
まずは、石橋監督が「自然を当たり前のように感じることがこの作品のテーマです。自然が豊かな場所で撮影することが重要だったので、奈良と京都の南丹市で撮影できたことは強運でした」、山田孝之が「キャストではありますが今回は共同プロデューサーという立ち位置でもあります。他県の方々に映画を通してその地域の素晴らしさや美しさを伝えたいと思っています。そして地元の方たちの目がいかないところの良さが改めて伝わるといいなと思っています」と挨拶し、会見が始まった。
 
そして、撮影場所の印象について尋ねられた石橋監督は「具体的な場所はお伝えできない」と前置きし、「奈良では重要な文化財で撮影させていただき、京都では南丹市の深山にある原生林で特別な許可をいただいて撮影することができました。人の手がついておらず、大変貴重な植物や生き物がいる場所で撮影できたことはこの映画にとって非常に重要な要素になっています」と撮影場所を称賛していた。
 
また、山田は「この映画の題材が自然と共存することなので、普段自分たちが生きている場所だけでなく、森の中でどんなことが起きているのかなど、この映画をきっかけに自然や地球と向き合ってもらえればと思っています」と言い、付け加えて「とあるキャストの方は奈良に惚れ込んで「奈良に引っ越したい」と言っていた」と話した。
 
最後に石橋監督が「撮影は佳境に入っております。来年には完成してこの場所に戻ってきたい」、伊藤プロデューサーが「様々な仕組みを考えているので、楽しみに」、山田孝之が「6人の女をどういう方が演じるのかにも注目してください。この作品で人間の美しさや醜さ、動植物の尊さが伝わるような、きっと素敵な映画になると思っています。ここに戻ってきて皆さんに「おかえり」と言ってもらえるようにもう少し頑張ります」、下京プロデューサーが「地域の皆さんと今後も手を取り合って宣伝、上映に向けて協力していきたい」と挨拶し、会見は終了した。
 
取材・文/華崎陽子



(2022年6月17日更新)


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Movie Data

『唄う六人の女』

▼2023年、全国公開
出演:竹野内豊、山田孝之ほか
監督・脚本:石橋義正