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「作品を背負っているぐらいの気持ちを込めて歌いました」
『愛唄 -約束のナクヒト-』で初の弾き語りにも挑戦した
飯島寛騎インタビュー

“キセキ”などのヒット曲で知られるGReeeeNが脚本に参加した青春ドラマ『愛唄 -約束のナクヒト-』が、1月25日(金)より梅田ブルク7ほかにて公開される。名曲“愛唄”と同じ「人を好きになることを恐れないで」という思いを主軸に、友人や詩との出会いを通して、全力で恋と向き合う勇気を得ていく青年・トオルの姿をドラマチックに描いている。恋をする勇気を持てないまま大人になったトオルが、元バンドマンの旧友・龍也との再会、ある詩との出会いを経て、運命的にめぐり合った少女・凪から生きる意味を教わり、“今”と向き合うようになっていくが、彼女にはある秘密があった…。

主人公・トオルを、GReeeeNの「キセキ」を題材にした『キセキ -あの日のソビト-』やTVドラマ「初めて恋をした日に読む話」などの横浜流星が演じ、『3月のライオン』やTVドラマ「透明なゆりかご」などでの熱演が反響を呼んだ清原果耶が凪に扮し、トオルの旧友・龍也を「仮面ライダーエグゼイド」の主演を務めた飯島寛騎が演じるなど、活躍目覚ましい若手俳優の競演も話題となっている。そんな本作の公開を前に、龍也を演じた飯島寛騎が来阪し、作品について語った。

aiurta2.jpg――龍也は、メジャーデビューも果たしている元バンドマンで、トオルも出会ったある詩の凄さに打ちのめされ、自分の限界を感じて引退し、今はニートながらも明るいキャラクターです。まずは、飯島さんが本作で演じた龍也の役作りについてお聞かせください。
龍也は元バンドマンという設定なんですが、僕は今までギターも歌も経験がなく、音楽のことが全くわからなかったので、色んな方に“アーティストとはどういうものなのか”を聞かせていただくことから始めました。それで、アーティストは言葉で伝えることは下手でも、天から授かった音楽の力で表現して伝えることができるんだと教えていただきました。だから、龍也はなかなか口に出すことが恥ずかしいことでも、照れずに本気でしっかり伝えるようなキャラクターだと思ったので、僕は龍也という人間をすごくかっこいいと思いました。それと合わせて、龍也にはギターを弾くシーンや歌うシーンもあったので、1ヶ月半という短い期間でしたがみっちり練習しました。

――本作の終盤に登場する、飯島さん扮する龍也によるギターでの弾き語りシーンについてお聞かせ下さい。
プレッシャーはもちろんありました。自分がこけたらこの作品はだめになっちゃうと思っていましたし、作品を背負っているぐらいの気持ちを込めて歌いました。最初は、仮でレコーディングした音源を現場に流して撮影していたんですが、監督から「生で演奏して歌ってほしい」と言われて撮影した時の映像が映画の中で使われているんです。あのシーンを撮影した日の天気予報は、曇り後雨だったんですが、かんかん照りになってきて天気にも恵まれましたし、スタッフさんも色々と試行錯誤を重ねてくださって、皆さんの支えがあったから、あのシーンが生まれたんだと思っています。

――実際に「愛唄」を弾きながら歌ってみていかがでしたか?
冒頭は本当に難しかったですね。歌詞の中では特に、2番のサビが終わって「いつも迷惑をかけてゴメンネ」という純粋な気持ちを伝えるところは好きなんですが、その後の「ヘタクソな唄を君に贈ろう」という部分で僕はすごく励まされました。僕の歌は決して特別上手いわけではないので、気持ちの部分で「めちゃくちゃ好きだ!」と神に誓おうと思いました(笑)。ある意味、好きな歌詞であり、励まされた歌詞ですね(笑)。

――実際に歌ってみて「愛唄」という歌についての印象は変わりましたか?
小学生の頃から大好きな歌で、昔からカラオケでも歌っていましたし、歌詞ももちろん知っていましたが、いざ自分で弾きながら歌うと全く違っていました。今までももちろん、いい歌だな、いいメロディーだなと思っていましたが、今回この映画に出させていただいて、しっかり見つめ直してみると、すごく起承転結がしっかりした歌詞なので、ひとつひとつの言葉について深く考えましたし、ここはこういう気持ち、ここではこういうニュアンスじゃないかと、微妙にニュアンスを変えていく作業が辛くもあり楽しくもありました。GReeeeNさんはストレートな歌詞がすごく多いですし、普段言葉で伝えられないことが歌詞の中で表現されているので、GReeeeNさんの思いを背負って伝えたいと思って演じるようになりました。そして、そうやってひとつの歌について深く考えた経験によって、この映画に出る前と後で、歌に対しての聴き方が変わりました。

――最後に、メッセージをお願いします。
この映画のテーマが“恋をしよう”なんです。びっくりするぐらいストレートなメッセージなんですが、どうしても時間には限りがあるので、やってみて失敗することも成功することもありますが、やらずに後悔するよりは、とりあえずいっちゃおうぜ!っていう、僕が演じた龍也みたいな感じで、人生にぶつかってほしいと思いますし、この映画を観て、改めて自分の人生を見つめ直してもらえると嬉しいです。
 

取材・文/華崎陽子




(2019年1月15日更新)


Check

Movie Data

(C)2018「愛唄」製作委員会

『愛唄 -約束のナクヒト-』

▼2019年1月25日(金)より、梅田ブルク7ほか全国にて公開
出演:横浜流星、清原果耶
   飯島寛騎、成海璃子
   財前直見、富田靖子
   中山美穂、中村ゆり
   野間口徹、西銘駿
   奥野瑛太
監督:川村泰祐
脚本:GReeeeN、清水匡
主題歌:GReeeeN「約束×No title」

【公式サイト】
https://aiuta-movie.jp/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/175744/


Profile

飯島寛騎

いいじま・ひろき●1996年8月16日、北海道生まれ。「第28回ジュノンスーパーボーイコンテスト」グランプリを受賞し、翌年「仮面ライダーエグゼイド」(EX)の宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド役に抜擢される。2018年に男性エンターテイメント集団「男劇団青山表参道X」の一員となり、旗揚げ公演の「SHIROTORA~beyond the time~」で主演を務める。公開待機作に『PRINCE OF LEGEND』(3/21(金)公開)などがある。

Pick Up!!

愛唄 -約束のナクヒト-/舞台挨拶付き上映会

一般発売1月19日(土)
▼1月27日(日)10:20
なんばパークスシネマ
〈上映開始前、舞台挨拶予定。登壇者(予定):横浜流星/清原果耶/飯島寛騎〉
一般-2000円(指定) 大学生・専門学生-1700円(指定、当日要学生証提示) シニア-1300円(指定、60歳以上) 高校生以下・障がい者手帳持参-1200円(指定、3歳~高校生)
※3歳以上は有料。車イスでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、お問合せ先までご連絡下さい。
Pコード 559-480
なんばパークスシネマ■050-6864-7125

▼1月27日(日)11:30
梅田ブルク7
〈上映開始前、舞台挨拶予定。登壇者(予定):横浜流星/清原果耶/飯島寛騎〉
一般-2000円(指定) 大学生・専門学校生-1700円(指定、当日要学生証提示) シニア-1300円(指定、60歳以上) 3歳~高校生-1200円(指定、高校生は当日要学生証提示) 障がい者手帳持参・付き添い1名-1200円(指定) プレミアシート-2500円 ペアシート-2000円(1名分)
※3歳以上は有料。ペアシートは2枚単位(合計4000円)での販売。車イスでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、お問合せ先までご連絡下さい。マスコミ・メディアの撮影が入る可能性があります。予めご了承ください。
Pコード 559-479
梅田ブルク7■06-4795-7602

▼1月27日(日)11:30
T・ジョイ京都
〈上映終了後、舞台挨拶予定。登壇者(予定):横浜流星/清原果耶/飯島寛騎〉
一般-2000円(指定) 大学生・専門学生・高校生-1700円(指定、当日要学生証提示) シニア-1300円(指定、60歳以上) 中学生以下・障がい者手帳持参-1200円(指定)
※3歳以上は有料。車イスでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、お問合せ先までご連絡下さい。
Pコード 559-481
T・ジョイ京都■075-692-2260

▼1月27日(日)13:30
ミッドランドスクエアシネマ
〈上映終了後、舞台挨拶予定。登壇者(予定):横浜流星/清原果耶/飯島寛騎〉
一般-2000円(指定) 大学生・専門学生-1700円(指定、当日要学生証提示) シニア-1300円(指定、60歳以上) 高校生以下・障がい者手帳持参-1200円(指定)
※3歳以上は有料。車イスでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、お問合せ先までご連絡下さい。マスコミ取材が入る場合があり、映り込む可能性がございますので、予めご了承ください。
Pコード 559-482
ミッドランドスクエアシネマ■052-527-8808

▼1月27日(日)14:50
イオンシネマ大高
〈上映終了後、舞台挨拶予定。登壇者(予定):横浜流星/清原果耶/飯島寛騎〉
一般-2000円(指定) 大学生・専門学生・高校生-1700円(指定、当日要学生証提示) シニア-1300円(指定、55歳以上) 中学生以下・障がい者手帳持参-1200円(指定)
※3歳以上は有料。車イスでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、お問合せ先までご連絡下さい。
Pコード 559-483
イオンシネマ大高■052-629-2323

~1/18(金)11:00まで先行抽選受付中!
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