「これがわたしの代表作!」
川口春奈、山﨑賢人とダブル主演を務めた映画『一週間フレンズ。』
に大きな自信! 『一週間フレンズ。』大阪舞台挨拶レポート
TVアニメ化・舞台化もされた葉月抹茶原作の大ヒット・コミックを映画化した『一週間フレンズ。』の先行上映会が3日(金)に大阪市内で行われ、本作で山﨑賢人と共にダブル主演を務める女優の川口春奈と関谷正征プロデューサーが舞台挨拶を行った。
映画は、月曜日になるとそれまでの友達の記憶を失くしてしまう女子高生・藤宮香織(川口)と、そんな彼女をひたむきに想い続ける男子高生・長谷祐樹(山﨑)が織り成す、感涙必至の切なくも淡い恋物語。川口は脚本を初めて読んだ時「役柄にも内容にも心が動かされて泣きました」と当時を振り返り、その自身が受けた感動を「本当にいろんな人に観てほしい物語だと思ったので撮影に入るのがすごく楽しみになりました」と語った。
本作で川口が演じているのは一週間で記憶がなくなってしまう女子高生という、かなり難しい役。関谷プロデューサーは「お芝居の部分で信頼できる役者に」との思いで川口を抜擢したことを明かした。
そんな難役について川口は「香織が内に秘めている部分をどう演じれば観る方に伝えられるかとても考えた」と話す。そして、「(香織は)喜怒哀楽がはっきりしている子ではないし、表情もテンションもわりと一定。その中で彼女が少しづつ変わっていく姿を演じるのは難しかった。表情や仕草、目の動きなど繊細なお芝居が必要だなと思いました」と語った。映画をご覧になる際は、川口の繊細な演技にぜひ注目してほしい。
共演した山﨑賢人については「安心して飛び込んで演技させてもらえるような、すごく素敵な人」と表現。また「山﨑くんが演じる長谷くんが長谷くんでしかなかったから、わたしも香織として自然にいられた。そういう意味でもひっぱってもらって助けられました」と、信頼関係の強さを示した。
脚本を読んで一度泣いている川口だが、完成作を試写で初めて観た際も泣いてしまったという。「ちょっとグッときちゃって。試写で観て初めて泣いちゃった。すごくいい作品になっていて、我ながら頑張ったなと思いました」と本作への自信を覗かせるコメントも。その大きな自信は川口にとって今回特別なものになったらしく「今までたくさんの作品に関わらせてもらいましたが、『一週間フレンズ。』はわたしにとって本当に大事で大好きな作品で、自分の代表作だと思っています」と胸をはった。
最後は「人のことをこれほどまっすぐ純粋に思えることって素晴らしいと思うし、そういう心をいつまでも持っていたいと思えた作品です。登場人物が何か問題を抱えながらも全力でそれに向き合おうとしている姿を観て、少しでも勇気をお届けできたらと思います」とメッセージを贈り、舞台挨拶を終えた。
映画『一週間フレンズ。』は2月18日(土)より大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開。
(2017年2月 3日更新)
Check