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野村萬斎、宮迫博之(雨上がり決死隊)、安田章大(関ジャニ∞)、
福本愛菜、金子修介監督が登壇した
『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』大阪舞台挨拶レポート

狂言師の野村萬斎が、宮迫博之(雨上がり決死隊)、安田章大(関ジャニ∞)、福本愛菜、金子修介監督と共に、先日、大阪市内で主演映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』の公開2日目舞台挨拶を行った。

映画は、ものや場所に残った人間の記憶や感情“残留思念”を読み取る特殊能力を持つ元芸人の男(野村)が、その元相方(宮迫)と再びコンビを組み、予想もしなかった事件に立ち向かう様を描く。
 
野村が演じた主人公は“特殊能力”を持っている。それに絡めた「特殊能力や特技は?」の問いに、宮迫は「芸能生活30年、先輩に怒られたことがない。先輩が怒りそうな瞬間が分かるんです!」と胸を張り、飲み会などで「先輩が怒りそうな気がしたらスッとトイレに行く。帰ってきたらだいたい後輩の誰かが怒られてる」とまさに第六感(?)的な特殊能力を発表。そして、その後には「それはあかんで」と先輩の意見に同調しながらも「でもこいつも兄さんのことが好きだから…」と後輩のフォローも怠らないと、どちらにも好かれる特技を明かし、会場の笑いを誘った。
 
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野村は「ぼくのやっていること(狂言)が特殊」と、とくに特技などはないといった様子で話していたが、あとから役柄の話をしているときに出た話題から「どんなに暑くても顔に汗をかかないこと。これがぼくの特殊能力かもね!」と気付き、笑っていた。
 
安田も「特技なんか何もないですよ」と謙遜しながらも「15~20メートルくらいは素潜りでいけることですかね。ダイビングもするんですけどね。でも結局は陸が一番楽やと思います」と話し、会場では笑いが起きていた。元NMB48、現在は吉本新喜劇に所属している福本は「劇団内のセクハラのかわし方がうまくなりました」と笑顔で答えた。
 
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狂言、時代劇と言った今までのイメージとは違い、劇中では宮迫と漫才を披露する野村。それについて野村が「相方が宮迫さんだったので大船に乗ったつもりで演じた」と話すと、宮迫も「萬斎さんですからね。(狂言風な言い回しで)なんでやねん!とか言われるのでは?と思ったけど最初から空気が合った」とコメント。漫才シーンについては、練習なし、いきなりの本番でアドリブも多かったとのこと。息の合ったコンビネーションは本作の見どころだ。
 
また、野村が初めて挑んだ現代劇としても話題の本作。野村は今回の自身の演技について「姿勢や発声が狂言とは正反対で、猫背でボソボソ話している」と説明。それに対して、安田は初の刑事役で「ぼくは背筋ピーンです。普段は猫背がちだけど、真っ直ぐに立っています。ちゃんと存在感をアピールして演じたつもりです」と真逆の役作りを明かした。
 
フォトセッションでは大阪限定のフレーズ“好っきゃなー”プレートが登場。それには思わず場内から笑いが起きていた。最後に登壇者と観客らで「好っきゃなー」と声を合わせて舞台挨拶は終了した。

 




(2016年5月 2日更新)


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Movie Data

©2016「スキャナー」製作委員会

『スキャナー
記憶のカケラをよむ男』

●梅田ブルク7ほかにて上映中

出演:野村萬斎
   宮迫博之
   安田章大
   杉咲 花
   木村文乃
   ちすん
   梶原 善
   福本愛菜
   岩田さゆり
   北島美香
   峯村リエ
   嶋田久作
   風間杜夫
   高畑淳子
脚本:古沢良太 
音楽:池 頼広  
監督:金子修介

【公式サイト】
http://www.scanner-movie.jp/

【ぴあ映画生活】
http://cinema.pia.co.jp/title/168275/