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「この夏の終わりは全てを「あの花」に捧げたい」(茅野)
『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
めんま(本間芽衣子)役、茅野愛衣(かやの・あい)
公開記念舞台挨拶レポート

 2011年、フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送され、終了後もさまざまなムーブメントを起こした『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(通称「あの花」)の映画版、『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が、梅田ブルク7ほかにて大ヒット上映中。そこで本作の公開を記念して、めんまこと本間芽衣子役の茅野愛衣(かやの・あい)が中国、近畿、中部を周る“めんまの全国舞台挨拶旅”が行われた。

 取材を行った梅田ブルク7には大阪のみならず関東など遠方から駆けつけた方や、劇中でじんたんが愛用しているTシャツを着用したファンなどが詰め掛け満席に。上映後の舞台挨拶ということもあり、たった今映画を観終った感動に浸りながらも、茅野の登場を今か今かと待つファンの熱気に会場は埋め尽くされていた。そして、本作のプロデューサーである斎藤俊輔氏の呼びかけで、会場が一体となり「めんま、みーつけたっ!」と声を揃えて呼び込み、「みつかっちゃった?」の声と同時に、にこやかな笑顔で茅野登場! 大きな歓声と拍手が鳴り響いた。まずは挨拶から始まり、大阪の美味しい食べ物の話など、穏やかなムードで舞台挨拶がスタートした。

茅野愛衣(以下、茅野):みなさん「めんま、みーつけたっ!」と呼んでくださったじゃないですか。それ、大阪の言葉で答えるか悩みました(笑)。
 
斎藤俊輔プロデューサー(以下、斉藤):みつかってもうた! ね。
 
茅野:そうそう! さっき劇場の方に「みつかっちゃった?」の関西弁は「みつかってもうた」だと教えていただいて。言おうか迷ったんですが、映画を観終わった後の感動が薄れてしまうんじゃないかと思ってやめました(笑)。ちなみに広島では「じゃけんとかじゃけー」でやってきました。これからいろんなところで方言を使いこなせるようになりたいなと思っています。
 
斉藤:ちょっと映画の話を聞いていきますね。まず、一番好きなシーンはどこですか?
 

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茅野:最初から最後まで全部好きなんですけど、最終回のかくれんぼの後にめんまちゃんとお別れして、その後みんな泣きながらほほえむシーンは、切なくて胸がキュッとなるシーンだなぁと思います。あと、超平和バスターズがどうやって出来たのかとか子ども時代のお話も多く、テレビシリーズでは知れなかったことを劇場版で知ることができたので子どもの頃のかくれんぼのシーンとかも大好きですね。
 
斉藤:キャラクターも1年後で少し変化していて、つるこは少し素直になっていたりとか。ゆきあつはどうなんでしょうね(笑)。
 
茅野:ゆきあつっていうとみなさん何故かフフフってなりますね(笑)。ゆきあつとつるこの今後もすごく気になりますね。つることあなるが女の子同士で話してるシーンとかも、めんまちゃんがいなくなっても超平和バスターズのみんながずっと仲良しでいてくれているのが今回の劇場版で分かって、めんまちゃんのお願いが本当に叶ったんだなと実感しました。
 
斉藤:ボクの感想は、幼少期のじんたんを見て、そりゃめんま惚れるわと思いましたね。
 
茅野:かっこいいですよね! 子どもの頃のかくれんぼで、めんまがどこに隠れようか悩んでるときに、じんたんがヒョイッと手を引っ張るのとか! あんなの子どものころに体験してたらキュンキュンしちゃったと思いますね。
 
斉藤:あと、橋の下のシーンも。
 

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茅野:ちょっと切ないシーンでもあるんですけどね。みんなじんたんを真似してほしいですね(笑)。
 
斉藤:なかなかハードル高いですね。
 
茅野:まずはTシャツから入っていただいて! 完全に宣伝みたいになってますけど(笑)! でも、結構Tシャツ着て下さってる方が多くいらしていて嬉しいです!
 
斉藤:本当にみなさんが作品を愛してくださっているのが伝わってきますね。今回の“めんまの全国舞台挨拶旅”全13県、18劇場、25回の登壇。これが6回目の登壇になりますがいかがですか?
 
茅野:こういうことがないとみなさんにお会いする機会もなかなかないので、せっかくなら全国の超平和バスターズのみなさんにお礼を言いに行きたいですね。この夏の終わりは全てを「あの花」に捧げたいと思っております。
 
 
 本作は、幼馴染の事故死をきっかけに、心を閉ざしてしまった仲良し6人組(超平和バスターズ)のひと夏の奇跡を描く感動作で、テレビシリーズのスタッフ・キャストが再集結し、幼なじみ6人、仁太(じんたん)、芽衣子(めんま)、鳴子(あなる)、集(ゆきあつ)、知利子(つるこ)、鉄道(ぽっぽ)の葛藤と再生を、テレビ版の映像と新作映像を交えて描く。公開時に東京で行った満足度調査では、「期待していた以上! メインキャラのその後の心の変化を上手く描いていて、感情移入した」「友情や秘めた思いなどが表れていて、とてもキレイな終わり方にも満足」「登場人物の感情それぞれにスポットを当てているので理解しやすい。女の子ふたりに共感して思わず泣いてしまった」などのコメントが寄せられ、見事1位に輝いた話題作。テレビで見ていた方はもちろん、見ていなかった方もご注目いただきたい。



(2013年9月 8日更新)


Check
左から、斎藤俊輔プロデューサー、茅野愛衣
梅田ブルク7ロビーに「秘密基地」が出現中!
秘密基地の柱には「超平和バスターズ」の名前が!

Movie Data



(C)ANOHANA PROJECT

『劇場版 あの日見た花の名前を
僕達はまだ知らない。』

●梅田ブルク7、シネ・リーブル梅田、
TOHOシネマズなんばほかにて上映中

【公式サイト】
http://www.anohana.jp/

【ぴあ映画生活】
http://cinema.pia.co.jp/title/160904/

★茅野愛衣 SPECIAL INTERVIEWはこちら
http://cinema.pia.co.jp/feature/anohana/