ホーム > インタビュー&レポート > 登場人物たちの姿に元気をもらえる青春映画 『ランウェイ☆ビート』
映画『カフーを待ちわびて』の原作者である人気小説家・mahaこと原田マハの同名原作を、『NANA』などで青春群像劇に定評のある大谷健太郎が映画化した『ランウェイ☆ビート』が3月19日(土)より梅田ブルク7ほかで公開される。廃校の危機に直面した高校の文化祭で、天才的なファッションセンスを持つ主人公・ビートとクラスメイトたちが、ファッションショーに情熱を傾ける姿が描かれる。公開に先立ち、瀬戸康史、桜庭ななみ、桐谷美玲、IMALU、田中圭ら主要キャスト5人が来阪し、舞台挨拶を行った。
まずは、主人公であり、自分で服を作ってしまうほどのファッションセンスの持ち主であるビートを演じた瀬戸に、ファッションについて聞いてみるとー
瀬戸:寒い中ご来場いただいてありがとうございます。僕自身も実は学生時代に服を作っていた経験があって、デニムをバラバラにしてオリジナルデニムを作ったりしてたんです。映画も今日もなんですが、僕も田中さんもスカートをはいているんですが、このメンズスカートはぜひ真似してほしいですね。映画を観ていただいたら、絶対はきたくなると思うんです。僕も、最初は抵抗があったんですが、今はしっくりきてると思ってます(笑)。メンズスカートにチャレンジして、ファッションで個性を出すことを体験してほしいですね。
次に、実際に自身もモデルである桐谷は、クラスの中で女王様のような立ち位置で、雑誌で活躍中の人気モデル・ミキを演じてみてー
桐谷:ミキは、モデルをしているなど、自分と共通するところが多かったし、“女王様”という普段はなかなかできない役柄をやらせていただいたので、楽しんで演じました。もし、クラスにいたら絶対に嫌われるようなキャラクターになっていると思います(笑)。
そして、本作で映画初出演を果たしたIMALUにとっては、どのような体験だったのだろう。
IMALU:まさか映画に出られるとは思っていなかったので、色々なことを吸収できたと思いますし、新鮮でした。みんなでワイワイ学校に行く感覚だったので、楽しみながら撮影できました。それが映画からも伝わってくると思います。
また、最初はいじめられていたものの、ビートの改造計画によって変身するワンダを演じた田中に、本作の魅力について聞いてみるとー
田中:キャッチコピーでもある“自分革命”ですね。勇気を持つことで自分は変われるし、自分が努力することでも少しずつ人は変わっていけると思うんです。そういうことが伝わってくる映画だと思います。今回、僕が最年長だったんですが、共演した皆さんのパワーに、僕が引っ張っていってもらって、制服姿も大丈夫か心配だったんですが、高校生みたいって受け入れてもらえました(笑)。
桜庭:誰も言ってないですよ(笑)。
舞台挨拶中も、IMALUや桜庭が田中の発言につっこむなど、仲の良いクラスメイトの雰囲気が常にただよっていた。主人公の瀬戸が“前向きになれる映画”と語るように、ファッションショーを実現するために皆で頑張る姿や、少しずつ変化していく登場人物たちの姿に元気をもらえる、心温まる青春映画です。
(2011年3月18日更新)
●3月19日(土)より、梅田ブルク7ほかにて公開
【公式サイト】
http://www.runbea.jp/
【ぴあ映画生活サイト】
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