移動中のPAにUFOキャッチャーがあったので、

 

 

じゃーん！見事に1ポンドでゲット！
名前は"ヘブデン"

という事で、今日はHebden Bridgeでのライブ。

LondonからヘHebden Bridgeまでは車で4時間ぐらいの道のりですが、
ただいま、長い長い渋滞にはまっております！

 

そして、豪雨...イギリスに来て晴れ続きだったので、
これでもかと降る雨に少し笑えてきます。

 

 

今日も運転を担当してくれているイーノさん。
ライブではPAもしてくれます。
雨のしぶきで前が見えないけど、
Nicola Cruzの曲に合わせて楽しそうなのでよかった。

 

そして、なんとか到着しました！
The Trades Club。

 

 

縦に長い木造の建物は、
少し教会を思い出すような温かい作りで、
アーティストのポスターが貼られた階段を上がると会場にたどり着きます。

 

この日はMik Artistik's Ego Tripのサポートアクトで出演。
ボーカル？マイクパフォーマー？のミックさんは
白いおひげでロングコートを羽織っていた。

 

そのフォーマルなスタイルに、
お友達からもらったというエスニックな帽子を合わせていて、
会場のどこにいてもすぐ見つけられる。

 

ライブ前に会場が出してくれた、
ちょっぴり辛いカレーを食べて口の中がホットになったところで、
いざ本番。

 

 

今回はWidowspeakのライブにインスピレーションを貰って、
ゆったりとした曲を中心に組んだ30分のセットリスト。

 

空白の多い私たちの曲は、
合わせる時にお互いの足の刻みや表情を見ている事も多いのですが、
この日のライブでは、不思議と朱音や晴子の呼吸が分かって、
私は揺れながらいつしか目をつぶっていました。

 

本当に心地いい時間だったな...。

 

私たちのライブが終わるとミックさんはすぐに側に来てくれて、
握手をして一言「fabulous」と言ってくれました。
うふふ。

 

そうそう！ライブに日本で私たちを見たことのあるお客さんが来てくれたり
(その時買った「Captain Sad」を持ってきてくれてた)、
ライブ後に声をかけてくれて、
そのまま帰って行った人もいて(イケてる若者たちだった)、
私たちを見にきてくれたのかな？と皆んなでソワソワ。

 

知らない街だったけれど、
私たちは音楽でこの街と繋がっていたんだと思うと本当に嬉しくなりました。

 

 

大きな大きなコーラを頼んで、
Mik Artistik's Ego Tripのライブがスタート！

 

様々なジャンルだけど、どれも踊れる曲で、
その音楽に合わせて言葉をのせるミックさん。

 

英語力が無い私は簡単な単語しかわからないけど、
なんとなく感じるブラックジョークに思わず笑ってしまう。

 

 

ライブが終わり、「最高でした！」と声をかけると、
完全燃焼しきったミックさんが眉毛をくいっと上げて笑ってくれた。

 

次の日の朝、
私たちは会場中でおすすめされたヘブデンブリッジの丘の上散策をしました。

 

 

また、この街に戻ってきたいな。
でも、きっと来るんだろうな。

 

なので、その時まで、またね！

 

text by 和久利泉