心斎橋の人気鉄板バル『ミコノス』の料理長・中尾氏が、日曜限定で開催していた行列の出来るカリーランチ業態『カリケンミコノス』をさらに追及するべく独立。専門店に負けないスパイス使いとイタリアンのキャリアで培ったセンスを見事に発揮した一皿が昼夜気軽に楽しめるようになったのは、大阪カレーシーンにおける超ビッグニュースだ。メニューは定食をテーマに2種類用意する。まず中尾氏渾身のワンプレートカリーは必食だが、『ミコノス』で裏メニュー的存在だった、台湾の煮込み豚ごはんと豆カレーをミックスしたオリジナルの「魯肉（ルーロー）パリップ飯」も抜群に旨いのでぜひ。

久馬「ええ感じのお店やね」
コバ「大将、屋号の『金剛石』とはどういう意味なんですか？」
店主「金剛石はダイヤモンドの意味なんですけど、その『硬い石』と『固い意思』をかけて、つけさせていただきました」
コバ「なるほど、強い気持ちを持ってこの店をやるぞと」
久馬「カレー以外にも定食があるみたいやけど」
コバ「カレーはもちろんですけど、定食の方も気になりますよね。どっちが食べたいですか？」
久馬「今日はカレーって聞いてシュミレーションしてきたから、やっぱりカレーやな」
コバ「普通、カレー食べるぐらいでシュミレーションとかしませんけど」
久馬「ここ数日はカレーぽいものを食べないようにしてきたから」
コバ「カレーなんて、2週間連続でも食べられますよ。とりあえず、両方頼んでいますのでシェアしながら食べましょう」
店主「お待たせしました！（と言ってカレーと定食が登場）」
２人「おおッ!!」
久馬「ではいただきます（と言ってカレーをひと口）これは美味しい！　魚介の旨味を強烈に感じます」
コバ「自分もカレーから（と言ってひと口）これは、東京にはなかなかないタイプのカレーですね。濃厚な旨味が確かにスゴイ！」
店主「ありがとうございます」
久馬「定食の方は？」
コバ「この魯肉（ルーロー）パリップ飯、八角が効いててめちゃめちゃ旨いですよ。味噌汁もサイコーやし、これぞ定食ですね。一人でふらっと寄ってこれ食べられたら他に何もいりませんよ」
久馬「カレーもスパイシーやけど食べやすいわ」
コバ「美味しいカレーをいただいたところで、恒例のカレーあるあるをお願いしてもいいですかね？」
久馬「カレーのあるある？　コバはあるの？」
コバ「これまでも相当出してきましたけど、まだまだありますよ。じゃ、今日は自分からいきますね。好きなカレー屋を聞かれて、未だ『ココイチ』の名前を挙げるヤツ、１つのことを好きになったら長いんやろーなと思う」
久馬「あ～なるほどね(笑)。たまにおるし」
コバ「コイツは長いこと愛せるヤツなんやって、好感すら持てますからね」
久馬「ええ、あるあるやな」
コバ「久馬さんも出ますか？」
久馬「そうやな…カレーね…」
（ここから熟考すること10分）
コバ「久馬さん、結局言わないという笑いはやめてくださいよ」
久馬「じゃあ、これで。すごい大事な会議とかしてても、カレーの匂いが漂ってきたらパッと見る、とかは？」
コバ「久馬さん、確かにいいあるあるなんですけど、こんなに時間かけて出すヤツですかね？」
久馬「（爆笑）」