ホーム > 魂のランキングルメ~たまラン~ 「ケンドーコバヤシのたまらない店」 > 海老洲
海老江で親子三代に渡り愛される焼肉の老舗。肉は九州産和牛のA5ランクで、脂分がもたれにくいヌキ(=雄の去勢牛)を使用。味付けは醤油ベースの自家製ダレと、仏産岩塩やハーブ塩などが好みで使える。現在も健在の初代(現店主の祖母)が毎日煮込むテールスープも有名で、これを使った「テールラーメン」が大人気。肉もいいが、同店では〆のラーメンを意識しておきたい。なお、店主はソムリエなので肉に合わせたワインのリクエストも有効。
川西「清潔感のあるお店ですね」
コバ「焼肉はビールを飲みながら肉の登場を待つこの時間がたまらんな」
店員さん「お待たせしました~牛タンからどうぞ」
3人「おおッ!」
コバ「この牛タンの飾り包丁の刻み具合がスゴイな。(変な動きをする水田に)何してんねん?」
水田「レモンを絞るんじゃなくて当ててるんですよ」
コバ「そういう、伝わり難いのはええねん」
水田「(恥ずかしそうに)すみません」
コバ「ていうか、やっぱり水田は旨そうに焼くな」
水田「ありがとうございます。もういけますよ」
コバ「では早速。旨ッ!! この火の通り方を見ると飾り包丁が実はただの飾りじゃないということが改めて分かるな」
川西「めっちゃ柔らかくて美味しいです」
コバ「水田、その調子でどんどん他の肉も焼いていってくれ」
水田「了解しました(と言って手際よく肉を焼く水田)」
コバ「水田は料理に関しては信頼できるな」
水田「やめてくださいよ。自分は常にお笑いで勝負している男なんですから」
コバ「じゃ、たまラン恒例のあるある行くか。焼肉あるあるなんて星の数ほどあるやろ」
川西「焼肉あるあるですか??」
コバ「聞かせてくれや」
川西「焼肉のタレで使う小皿、これ以外の使い道を見たことないとか」
コバ「あるやろ。塩を盛ったり、らっきょ乗せたりするやろ」
川西「すみません、こっちのあるあるでお願いします。そろそろ年齢的に焼肉も重くなってきたかなと思いながら食べるけど、結局意外と食べれるとかは?」
コバ「まあ、分かるけど、趣味もないオマエにはそれぐらいが限界やろな」
水田「すみません、うちの相方が」
コバ「コンビとして取り返せるんか?」
水田「自分はお笑いで勝負しているし、趣味もある男なんで大丈夫ですよ」
コバ「確かに水田は“漫画読み”に関しては見所あるヤツやったもんな」
川西「歌唄いみたいに言わんといてくださいよ(笑)」
水田「いきますよ。肉とキムチを一緒にタレにつけてご飯と一緒に食べた時、『これは安いチェーン店のキムチカルビ丼の豪華版やな』って思うとかは?」
コバ「悪いけど、無いわ」
水田「ボクはやってるんで、てっきりコバさんもやってるかと思ってました」
川西「オマエ、やってないコバさんを何、下に見ようとしてんねん」
3人「(爆笑)」
水田「これはどうですか? 焼肉屋さんの店主が鉄の棒みたいなので包丁を研いでいる時、後ろ通りにくい」
コバ「オマエ、また厨房の中側のあるあるやんけ。ま、料理が得意で漫画読んでるって言っても、あるあるに関してはこの程度ってことやな」
水田「じゃ、コバさんのあるある聞かせてくださいよ」
コバ「オレのやつはあるあるとも呼べない、もはやただの『ある』やからな。逆に笑えなくなる」
川西「そんなのアリなんですか」
コバ「思い出がいっぱい出てくる、今まで無かったタイプのあるあるやと思うわ」
水田「そのあるあるをお願いします!」
コバ「焼肉も終盤に差し掛かった時、本気で尊敬している人とかお世話になった人からの『冷麺半分にせえへん?』の誘いを断れたことがないという」
和牛「(爆笑)」
コバ「あるやろ?」
水田「(笑)ありますし、なんかええ話ですよね」
コバ「日本人ならではの良さもあるやろ。外国の人はこの感覚が分からんやろうな」
水田「1人1皿食べたらええやんって思いますよね」
川西「そう、逆に残してもええやんって」
コバ「これがあるあるを超越した『ある』や」
和牛「恐れ入りました!!」