ホーム > 魂のランキングルメ~たまラン~ 「ケンドーコバヤシのたまらない店」 > 玄

 小料理屋のような佇まいからは想像できない個性派スパイシーカレーがいただけるコチラ。バターカレーとトマトカレーの2種のルウをベースに、ビーフとキーマもそれぞれベースが選べ、チキンやトンカツは、合いがけの真ん中にボリューミーな肉が乗るというワイルドさ。「特別なことはなにもしていない」と和食料理人として40年の経験を持つ店主・国吉さん。チャツネと玉ネギからくる甘みのあとにじんわりと鼻に抜けるスパイスの香り、それに酸味が加わるトマトカレーの立体感も特筆もの。その味の多様さとコスパからくる満足度はハンパない。




ゆうき「実は、こちらのお店は父の知り合いのお店なんです」
コバ「カレー屋さんというよりは、和食の小料理屋さんみたいな雰囲気やな」
ゆうき「お酒は置いてないんですけどね」
コバ「だいたい、オマエらは法律上飲んだらアカンやろ!」
安田「もう28ですって!」
ゆうき「ボクなんか子供もいてるんですから」
コバ「カレーは甘めにしてもらった方がええんとちゃうか」
ゆうき「がっつりスパイス効かせてもらってOKですから」
店主「おまたせしました。こちらがチキンカレーのトマト&バターの二色になります」
コバ「おお! 2種類のルウが楽しめるカレーはええよな。妻と愛人と仲良く暮らせる夢の世界みたいで」
安田「このチキンのボリュームがハンパないですね」
コバ「こちらの店が18時までの営業と聞いて安心したわ」
ゆうき「何でですか?」
コバ「こんなに鳥を使って夜まで営業してたら、鳥が絶滅してまうやろ」
2人「(爆笑)」
コバ「トマトとバター、どっちから食べるねん?」
ゆうき「ボクはトマトからですけどね」
コバ「(ひと口食べて)トマト、うまっ!!」
ゆうき「創作カレーみたいでしょ」
コバ「カレーはすべて創作やからな」
安田「おっと、辛いやん!」
コバ「当たり前や!」
安田「辛いのは大丈夫なんですけど、見た目的に甘めのカレーかなと思って」
コバ「なんや、子供が背伸びして辛いカレー食べたいって言うことほど恥ずかしいことはないぞ」
ゆうき「でも、確かにバターの方がちょっと辛めかもしれませんね」
コバ「見た目は欧風カレー的やけど、これは超本格派のスパイスカレーやな」
ゆうき「チキンもめっちゃ柔らかいですよ」
コバ「このチキン、どうやって食べるんやろと思ってたら、スプーンで切れるとは…。しかし、ここまで柔らかいと疑いを持ってまうな。この鳥、生きてる時立たれへんかったんちゃうかって」
2人「(爆笑)」
コバ「チキンとカレーが最高に合う。このカレーはペロリといけるな」
ゆうき「でしょ? 最後に二色のルウを混ぜて食べても美味しいし」
安田「みんな、食べるの早すぎますって!」
コバ「てか、オマエが遅いねん!」
ゆうき「新大阪でふたりでハンバーガー買って新幹線乗ったんですけど、コイツ東京着くまでに食べ終わってませんでしたからね」
コバ「量もあまり食べへんのか?」
安田「食べる時は食べるんですけど、1日0食とかもあります」
ゆうき「食べるのが面倒くさい?」
安田「そうやな。このカレーもビールがあったら、さらに最高なんやけど」
コバ「だから、そういう店の人に気を使わすようなことを言うな! 人にやさしくなれって言ってるやろ」
安田「いや、もちろんそんなことで怒らないですって!」
コバ「頼むから人にやさしくなってくれ。これが10代最後のオマエにオレから言ってやれるアドバイスや」
安田「だから、28ですって!」
コバ「18の間違いやろ!」
ゆうき「僕ら18歳やったら、コバヤシさんまだモストデンジャラス(コンビ)ですよ」
コバ「ついでに、もうひとつアドバイスや。行かなかったオレが言うのもなんやけど、オマエら、成人式は行っとけよ」
2人「もう、とっくに終わってますって!」



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加哩屋 玄
住所 大阪市西区北堀江2-3-13 レスポワ-ル北堀江1F
電話番号   06(6533)3640
営業時間   11:00~18:00、土~17:00(共に売り切れ次第終了)
定休日   日祝休
席数   17席
駐車場   なし
予約   不可
予算   600円~
カード   不可
客層   幅広い、サラリーマン、学生多し
BGM   AMラジオ
主な取り扱いビール   なし
アクセス   地下鉄長堀鶴見緑地線『西大橋駅』下車、徒歩すぐ