今シーズンを持っての長谷川監督の退任を発表したガンバ。2014年以来の王座奪還を目指したリーグ戦では苦戦が続き、優勝の可能性が消滅。天皇杯もラウンド16で柏レイソルに敗れ、残されたタイトルはYBCルヴァンカップだけになってしまいました。

その準決勝の第1戦が10月4日(水)、第2戦が10月8日(日)に開催。史上初の4年連続での決勝進出を目指すガンバは、初優勝を目指すセレッソ大阪と対戦します。
代表ウィークということもあり、ガンバは日本代表に選出されたGK東口、MF井手口、MF倉田、韓国代表のDFオ･ジェソク、FWファン･ウィジョが欠場。対するセレッソはMF山口 蛍、FW杉本健勇、韓国代表GKキム･ジンヒョンを欠いて臨むことになります。

5人を代表で欠くほか、主力にケガ人が続出しているガンバですが、｢このチームに来て一番初めに獲ったタイトルですし、それがあったからこそ(2014年の)三冠に繋がったと思います。清水(エスパルス)での現役時代に自分で初めに獲ったタイトルもナビスコカップ(現ルヴァンカップ)だったので、できれば獲って終わりたいです。相手のいることですし簡単なことではないと思っていますが、力を出して頑張っていきたいと思っています｣(長谷川監督)。

アウェイでの第1戦に向けて、｢アウェイゴールを取れるかどうかが焦点になると思います。向こうも代表が抜けてはいますけど、いい選手が揃っているのでしっかりといい形で入らないと、あとで苦しくなるだけなので、アウェイですけどしっかりと気持ちを入れて戦っていきたいです。(ガンバの)メンバーは多少変わるとは思いますけど意思統一させしっかりしていれば、あとは個人がいいものを出すだけなので。うまく全員がサポートしあいながらやっていきたい｣(遠藤)と話をしていました。

ガンバは2連敗でのリーグ戦4試合勝利なし、一方のセレッソもベースだった守備が崩壊し3連敗中。共に乗り切れない中での対戦ですが、自然と白熱した展開になるのが“ダービー”というもの。とくに今回は決勝進出もかかっているため、より熱い試合になることは確実。熱戦必至の『大阪ダービー』は見逃せません！

 

取材・文：金子裕希

（2017年10月4日更新）