ホーム > NEWS > Keishi Tanakaが1月29日(水)にリリースした ニューアルバム『Like A Diary』の ライナーノーツが到着!
Keishi Tanakaが、1月29日(水)に6枚目のフルアルバム『Like A Diary』をリリース。音楽ライターの梶原有紀子さんから本作のライナーノーツが到着した。
《ライナーノーツ》
Keishi Tanaka『Like A Diary』
その先の未来が楽しみになる
色褪せることのない光を湛えた11篇のダイアリー
ソロ・デビュー10周年の2022年に発売した『Chase After』から2年ぶりに届いたKeishi Tanakaのニューアルバム『Like A Diary』。そのアートワークを一目みて思わず「窓ジャケだ!」と感嘆の声が漏れるのを抑えられなかった。大きな窓のある部屋にギターやシンセサイザー、キーボード、アンプ、そのかたわらにKeishiがいる。机には一冊の本が置かれ、その背には『DAWN AGAIN』とある(本作の最後を飾る曲が『Dawn Again』だ)。窓から差し込む陽の光は、真っ白な壁に光と影のコントラストを見事に描き出している。今回の『Like A Diary』は、アルバム全編を自宅スタジオで制作、レコーディングしたという。制作期間を明確に決めることなく、日々の生活の営みと地続きの環境の中で今作の楽曲は生まれ育まれていった。その場の空気や壁の光と影も含め、このジャケットに収まっているすべてが、Keishi が今作で作り上げた音楽そのものを表しているといえる。
Keishiの音楽に触れるとき、さまざまなイメージが頭の中を駆け巡る。
Ryu(Ryu Matsuyama)がアレンジを手がけた『Precious Time』は、心が晴れ渡っていくような爽快感に包まれ、気づけば音に合わせて体がハミングしたがっている。そんな時にフッと「気づけるかい? 空の青さに」という歌詞が耳に届く。俯いていては空の青さに気づけない。
Keishiの音楽に触れると、心はいつも揺さぶられる。
「サウンド面のテーマはアンビエント」とKeishi自身がnoteに綴っている『心たち』を聴いた時、最初にイメージしたのは戦場だった。亡くし奪われるものだらけの戦火の地もそうだし、戦場のような日々を生きる心もそう。喜怒哀楽のどこにも属せない気持ちや、言葉で言い表せない感情の傍らでこの曲は、体温と同じような温かさでそっと鳴ってくれているように感じられる。「声にならない私の感情よ」と歌い上げる『Colors』もそう。
ギターを四本晶(oysm)が、ベースを田口恵人(brkfstblend)が担った『おぼろげ』は、同じくnoteで「打ち込みによって音楽の幅を自ら狭めることなく、突き抜けたものを作る」という心情で臨んだと語っている。歌詞のテーマは喪失だというが、失っても失っても、顔を上げて足を踏み出していく先にあるひかりに、いつかたどり着くことができる──この曲の、幾重にも重なる音の広がりに触れるたびそう思い始めている。
『Like A Diary』に収められたどの曲にも、空があり、風が吹き、光が差し、星が瞬き、涙と血と喜びと、希望がある。
アルバムの最後に聴けるインストゥルメンタル『Dawn Again』のソリッドなシンセも新機軸だ。たしかな意志を持って夜明けに向かって闇を掻い潜っていくような音の連なり。ジャケットにも登場した『Dawn Again』を言葉の意味通り、"また夜が明ける"ととらえるなら、バンド時代英語で歌詞を綴っていたKeishiが、ソロとなり初めて日本語で歌った曲『夜の終わり』が連想される。
冒頭で「窓ジャケ」と書いたが、Keishiの窓ジャケ作品は今作が初ではない。Riddim Saunter解散後、先述した『夜の終わり』(6曲入りCD+フォトブック)を2012年に発売し、翌2013年1月にKeishi Tanakaとして初めてのフルアルバム『Fill』をリリースした。その作品こそが彼の最初の窓ジャケ作品なのだ。陽光溢れる窓辺で物思いにふけるKeishiの横顔をとらえた『Fill』のジャケットについて彼は当時、キャロル・キングの『つづれおり』やエリック・カズの『イフ・ユアー・ロンリー』など70年代のシンガーソングライターの名盤のジャケットに窓を使った作品が幾つもあり、それにならったのだとインタビューで話していた。そう、窓ジャケ=名盤なのだ。それとともにソロアーティストKeishi Tanakaのスタートであり、原点といってもいいのかもしれない。
昨年リリースされたライブアルバム『Anywhere,by NEW KICKS』で聴ける『夜の終わり』が、歳月を重ねただけ深みや色合いが増しているように、『Like A Diary』に綴られた楽曲もこの先ずっと色褪せることのないメロディーとなり希望を鳴らし続けていくに違いない。新しいページをめくった先でどんな未来に出会えるか、今から楽しみになっている。
梶原有紀子
また、本作に収録されている「Colors」のMUSIC VIDEOが、オフィシャルYouTubeチャンネルで公開された。映像監督は、Tele、離婚伝説、石崎ひゅーいなどの作品も手掛ける井上青が担当した。こちらもチェックを!
さらに、2月2日(日)大阪・Yogibo HOLY MOUNTAINからスタートするバンドセットによる東名阪ワンマンツアー ["Like A Diary" Release Tour] に加えて、新たに全国8カ所にて弾き語りによるワンマンツアー ["Like A Diary" Release Tour by Acoustic] の開催が発表された。
チケットは、2月15日(土)12:00より発売開始。
(2025年1月30日更新)
【兵庫公演】
▼4月25日(金) 神戸 BO TAMBOURiNE CAFÉ
OPEN 19:00 / START 19:30
<INFO> Bo Tambourine Cafe: 078-332-2778
【福岡公演】
▼4月26日(土) 福岡 LIVLABO
OPEN 18:30 / START 19:00
<INFO> LIVLABO https://livlabo.com/live/0426/
【鹿児島公演】
▼4月27日(日) 鹿児島 Live Heaven
OPEN 17:30 / START 18:00
<INFO> Live Heaven : 099-227-0337 caparvo@caparvo.co.jp
【秋田公演】
▼5月10日(土) 秋田 BROOKLYN STRIKE 1F
OPEN 18:30 / START 19:00
<INFO> BROOKLYN ACOUSTIC Instagram : @brooklyn_acoustic
【宮城公演】
▼5月11日(日) 仙台 SENDAI KOFFEE CO.
OPEN 16:30 / START 17:00
<INFO> SENDAI KOFFEE CO. : 022-224-7403 kcticketinfo@gmail.com
【東京公演】
▼5月31日(土) 下北沢 東京都民教会
OPEN 16:30 / START 17:00
<INFO> 制作 : GOOD TEMPO MAIL : reserve.bomtempo@gmail.com
【北海道公演】
▼6月7日(土) 札幌 musica hall café
OPEN 18:30 / START 19:00
<INFO> musica hall cafe : 011-374-5475 https://www.musica-hall-cafe.com/index.html
【北海道公演】
▼6月8日(日) 東川 ON THE TABLE
OPEN 17:30 / START 18:00
<INFO> ON THE TABLE : 080-4040-7581
<チケット>
詳細はオフィシャルホームページをご確認ください。
※弾き語りでの出演となります。
チケット発売中 Pコード:285-740
▼2月2日(日) 18:00
Yogibo HOLY MOUNTAIN
オールスタンディング-4500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※未就学児童入場可、中学生以上は有料。
[問]GREENS■06-6882-1224
【愛知公演】
▼2月7日(金) 新栄シャングリラ
【東京公演】
▼3月28日(金) WWW X
「Never Ending Homies 2025」
▼2月9日(日) 下北沢SHELTER
「IMAIKE GO NOW2025」
▼3月22日(土)
BOTTOM LINE/TOKUZO/CLUB UPSET/HUCK FINN/3STAR IMAIKE
「Patrie vol.24」
▼3月29日(土) 八戸 八食センター 厨ホール
[出演]Keishi Tanaka/荒井岳史(the band apart)/ホリエアツシ(ストレイテナー)/村松拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
『NEW KICKS GREENSPIA 2025』
チケット発売中 Pコード:287-565
▼4月5日(土) 15:15
服部緑地野外音楽堂
自由席-5900円(整理番号付、ドリンク代別途要)
KIDS TICKET(小学生)-1500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]Keishi Tanaka(Band Set)/THE BAWDIES/COMEBACK MY DAUGHTERS/眞名子新
[出店]CRAFTROCK BREWING/ランドネ
※小学生以上は有料。KIDS TICKETも保護者同伴でのみ入場可能。
※KIDS TICKETの整理番号は、同伴の保護者の整理番号に準じます。未就学児童は保護者同伴に限り、ドリンク代のみで入場可能です。
※雨天決行。荒天の場合は主催者判断のもと中止。
※客席最後方エリアでの傘の使用は可能とさせて頂きますが、天候に合わせて、カッパ、帽子等をご用意ください。
※パラソル/テント類は持ち込み禁止となりますのでご注意下さい。
※イベント専用駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用下さい。
※客席を含む会場内の映像・写真が公開される場合があります。予めご了承ください。
[問]GREENS■06-6882-1224
TGMX/Keishi Tanaka
「POPLIFE 20th Anniv.RADIO WAVE Vol.170 × TWIN SONGS」
▼5月24日(土)
Boogie Man’s Cafe POLEPOLE
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