NEWS

ホーム > NEWS > 満席立ち見スタート!  若手のホープ、濱口竜介監督が手がけた、 神戸発の“5時間17分”大長編映画 『ハッピーアワー』が大盛況

満席立ち見スタート! 
若手のホープ、濱口竜介監督が手がけた、
神戸発の“5時間17分”大長編映画
『ハッピーアワー』が大盛況

 “次世代の日本映画界を引っ張っていく未来の巨匠”と、以前より当サイトでも紹介している若手のホープ、濱口竜介監督の新作映画『ハッピーアワー』が今、話題を呼んでいる。
 
 本作は、濱口監督が神戸の即興演技ワークショップで見出した演技経験のない女性4人を主役に、30代後半の女性たちとその周囲の男性たちの移ろいゆく日常を生々しくもスリリングに映し出す“5時間17分”の大長編。《第68回ロカルノ国際映画祭》で主演4人が最優秀女優賞を受賞したのを皮切りに、《第37回ナント三大陸映画祭》のインターナショナル・コンペティション部門で、準グランプリに当たる「銀の気球賞」と「観客賞」のダブル受賞! 《第26回シンガポール国際映画祭》で「Best Director」監督賞授賞! と、嬉しいニュースが続々と舞い込んでいる注目作だ。
 
 5日に地元先行上映の初日を迎えた神戸・元町映画館では、濱口竜介監督、主演を務めた田中幸恵さん(あかり役)、菊池葉月さん(桜子役)、川村りらさん(純役)ほかキャスト&スタッフ総勢16人が舞台挨拶に登壇。満席立ち見が出ていた場内に大きな拍手が鳴り響いた。そこで、登壇者全員が一言ずつコメントを披露。長時間映画を観てくださったお客様への感謝や、この映画に参加できたことへの感想などをそれぞれ思い思いに語った。また、濱口監督の計らいで、主演のひとりである三原麻衣子さん(芙美役)ほか、この日都合がつかず来場できなかった仲間らへ盛大な拍手が贈られる場面もあり、会場内は温かな雰囲気に包まれていた。
 
 濱口監督は「この仲間たちと一緒に映画が撮れたことが本当に嬉しい。彼らと過ごした時間が“ハッピーアワー”だったと思う。あとは映画を贈り出すだけ。みなさん、この映画をどうぞよろしくお願いします!」と呼びかけ、舞台挨拶を終了した。
 
happyhour_2.jpg
 
 
 「知っている役者が出ていない」「尺が長い」というだけで観るのを躊躇う人も多いかもしれないが、来場した観客らに感想を聞くと、「本当に面白くて、まだまだ観ていたいと思った!」「時間なんて気にならない。夢中になって観ていた。休憩挟まずにぶっ続けで観たい!」と大絶賛。神戸・元町映画館では2016年1月1日(金)まで(12月31日(木)は休映)、2016年1月23日(土)より大阪・第七藝術劇場、2016年2月6日(土)より京都・立誠シネマにて公開される。



(2015年12月 7日更新)


Check
左から、川村りらさん、菊池葉月さん、田中幸恵さん、濱口竜介監督

Movie Data

©2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト

『ハッピーアワー』

●2016年1月1日(金)まで、神戸・元町映画館(12/31(木)は休映)
 2016年1月23日(土)より、大阪・第七藝術劇場、
 2016年2月6日(土)より、京都・立誠シネマにて公開

【公式サイト】
http://hh.fictive.jp/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/168418/


関連ページ「濱口竜介監督インタビュー」