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「覚悟して観てください!」
過激な暴力描写などに賛否両論
藤島加奈子役の女優・小松菜奈が登壇した
『渇き。』舞台挨拶レポート

 中島哲也監督の最新作『渇き。』のヒットを記念し6日(日)、大阪市北区・TOHOシネマズ梅田にて、藤島加奈子役の女優・小松菜奈が舞台挨拶&(映画の舞台挨拶としては異例の)じゃんけん大会を行った。
 
 シンプルな赤いワンピース姿で登場した小松の姿は、可憐と妖艶をあわせ持つ60~70年代のフランス女優のようで、会場に集まった男性も女性もうっとり。満席の場内のあちらこちらから「か、可愛い…」と思わず声が漏れていた。
 

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 小松は今までモデルとして活躍し、CMやミュージックビデオ、ショートフィルムへの出演はあったが、これが本格的な女優デビュー作となる。「すべてが初めての経験だったので不安はありましたが、現場は毎日楽しかった」と撮影当時を振り返り、出演者の指導に厳しいと言われている中島監督についても、「わたしが緊張しているのを見て、とても気を遣ってくださって。ワンシーンワンシーン丁寧に演技指導していただきました。優しい監督です」とニッコリ。また、共演した人気女優・橋本愛については「以前から会いたいと思っていた方だったので、お会いできて嬉しかったです。カラオケのシーンでは素で楽しんでいます!」と裏話を笑顔で明かした。
 
 本作は“第3回このミステリーがすごい!大賞”を受賞した深町秋生のデビュー作『果てしなき渇き』を映画化。突然、失踪してしまった優等生の娘(小松)を、元刑事の藤島(役所)が捜索するうちに、自分だけが知らない娘の“素顔”に遭遇し、予想不可能な事態に巻き込まれていくバイオレンス・サスペンス。
 
 現在、その過激な暴力描写などに賛否両論が巻き起こっているが、小松自身、公開後に映画館で2度鑑賞したと言い、「1回目は衝撃。お父さんは暴れまわっていて、かわいそうというよりドンマイと思った。だけど、2回目はお父さんから愛を感じた。そして暴力でしか人を愛せないのは悲しいと思った」と本作の感想を述べた。
 
 最後には「いろんな感想があると思いますが、自由に観ていただければと思います。観れば観るほど楽しんでいただける映画だと思っています。覚悟して観てください!」と、これから映画を観る方へメッセージを送った。



(2014年7月 9日更新)


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Movie Data


©2014「渇き。」製作委員会

『渇き。』

●TOHOシネマズ梅田ほかにて上映中

【公式サイト】
http://kawaki.gaga.ne.jp/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/164572/

★『渇き。』中島哲也監督&役所広司&小松菜奈インタビュー
はこちら
https://kansai.pia.co.jp/interview/cinema/2014-06/kawaki.html