金管楽器とパーカッション、そしてフラッグや
フォーメーションなどのパフォーマンスで魅せる
エンターテインメントショー「blast ブラスト!」を
キャストの石川直、和田拓也、米所裕夢が語る!
(1/2)
2001年にブロードウェイに進出し、トニー賞とエミー賞の二冠を達成したアメリカ発のエンターテインメントショー「blast ブラスト!」。2003年の夏には日本に初上陸し、以降その人気は不動のものとなった。9回目となる今年の来日公演では、2回目の47都道府県ツアーを実行! 関西は7月19日(土)・20日(日)の神戸公演を皮切りに、8月2日(土)・3日(日)大阪、8月28日(木)滋賀・守山、8月29日(金)京都・城陽、8月30日(土)和歌山、8月31日(日)奈良と駆け巡り、アメリカのカンパニー初となる100万人の動員を達成する。
進化し続けるフォーメーションで魅了する「ボレロ」や、スネアドラムのぶつかり合いに息を呑む「バッテリー・バトル」など、12種類以上の金管楽器と51種類のパーカッションとダンスがダイナミックに絡み合い、120分ノンストップの躍動感あるパフォーマンスを展開。また、「blast ブラスト!」名物ともいえる休憩時間や終演後のロビー・パフォーマンスも期待大、キャストたちと身近に触れ合える貴重な時間が楽しめる。
そして、カンパニーには3人の日本人キャストの名前も。2003年の日本初公演以降、参加しているスネアドラムの名手、石川直に、2011年より参加したビジュアル・アンサンブルの和田拓也、トランペットの米所裕夢だ。今回は、この3名に「blast ブラスト!」について語ってもらった。
--まず、石川さんにお聞きします。和田さんと米所さんという後進の日本人キャストが2011年に加入されましたが、率直なお気持ちはどうですか?
石川直(以下、石川):負けないぞ!ですね(笑)。若い者には負けないぞっていう感覚も確かにあって。和田の場合は8つ違って、米所が17歳と、子供か!っていうくらい。ここまで違うと自分が想像できる範疇にいないというか、全然違うもの。専門としている分野が違うというのもあれば、生まれ育った場所も違うし、時代も違うので、何を肥やしにここまで上り詰めてきた男たちなのかっていうところで言うと、結構いろんなものが出てくるので、それをまた僕もいただいて、自分の技や新たなチャンネルを開くためのきっかけにさせてもらったりしています。刺激的な二人ですね。
--大先輩から「刺激的」というお言葉が出ましたが、和田さんと米所さんは、どういうきっかけでブラストに入られたんですか?
和田拓也(以下、和田):オーディションを受けました。送付した映像を見ていただいて。変な話、誰も彼も送るというものではなく、受ける側からするとある一定のレベルをクリアした人間がトライするものという感覚もあるので、そういう意味で本当にいろんなタイミングと要素が合って、僕たちにそのチャンスが来たという感じですかね。それが2011年の夏で。稽古がアメリカで行われるので二人で一緒にアメリカに飛んで、同じく合格した新メンバーと顔合わせをしました。その稽古を経て、2012年の公演につながったという感じです。
--日本人のキャストは、2011年当時はお二人だけだったんですか?
和田:2011年当時は、僕たち二人だったんですが、僕たちがちょうどアメリカに行って稽古しているときに後で直さんが帰ってきてくれるという話を聞いて「やったー!」と(笑)。受かった当初は「『blast ブラスト!』に入れた!」という喜びと、「直さんと一緒にできる!」という喜びのどちらもあったんですが、いざアメリカに行ってみたら直さんは参加するか分からないと聞いて、その瞬間は「ああ、そうなのか…」とすごく残念で。その後で、直さんが帰ってくるニュースを知り、「この3人になるんだ!」って思ったのをすごく覚えています。
--石川さんを前にして言いにくいかもしれませんが、石川さんの背中をどういうふうに追いかけられていたんですか?
和田:僕も「blast ブラスト!」を観に行っていた一人なので、ステージ上の直さんの姿はよく観ていましたし、覚えてました。直さんの人間的な部分、佇まい、話す言葉のチョイスとか、ごく細かい部分まで見て、刺激や影響を受けているなぁって今でも思います。直さんがミュージシャンとしてどういうふうにお客様と接しているのかとか、人との付き合いをどういうふうにされているのかというのは、結構、見てます…(笑)。見てますというか、影響を受けてますね。
石川:後でビールおごるよ!
和田:やった!(笑) それは、得ることがすごく多いからだと思うんですよね。これは「blast ブラスト!」全体に言えることですが、タレント性というか、技術やパフォーマーとしての技量以外で、人格的な部分、人間性がすごく問われているような気がして。これだけ一流のチームにいる人が、ものすごく嫌な人ではないだろうなっていう予想はしていたんですけども、ふたを開けてみたらやっぱりものすごくいい人たちで。気もいいですし、感覚的にも優れているし、感性も豊かで。“やっぱそうだよな”って思ったんです。直さんに対しても同じように思いました。何か希望があるというか、うまくなりたい、テクニシャンになりたいというよりは、こういう人になりたいなって思わせてくれた人ですね。
石川:ビールおごるの2本!
和田:(笑)。その影響は、今でも自分に作用していると思います。
米所裕夢(以下、米所):直さんと初めて一緒にお仕事でお話させてもらったのが、高校を卒業してすぐなんですけど、その前から僕も「blast ブラスト!」を観に行ったりして、直さんの存在は知っていました。まあ、1ファンとして見ていた側ですが。中学校のときに直さんのサインをもらったことがありまして、それを学校で自慢したりして。僕たちからするとそういう存在の方なんです。ただただかっこいいというのが大前提にあるんですけど、「blast ブラスト!」で一緒にできるとなってすごくうれしかった反面、自分で大丈夫なのかなとも思って。直さんと同じ目で見られることへの不安もあって。こうやって一緒に取材を受けたり、プロモーションをさせてもらっているとき、直さんは僕がすごく緊張していることを察知してくださって。今はまだマシになった方だと思うんですけど、2年前なんかは撮影で笑顔が作れなかったり、取材でも自分で何を言っているかわかんなくなってきたり、変な汗をかいたりしてたんですけど、“これ、どう答えよう”ってなったときに面白いことをボソっと言ってくれたりして。それでリセットされて、頭の中でいろいろ考えてしゃべることができるようになったりして。今でもうまく伝えられなくてどうしようってなったときに、いろいろ察知してくださって、助けてもらっているなって思います。
石川:全部たまたまだよ!
米所:(笑)こんな感じで面白いんですよ。
(2014年8月 7日更新)
Check
写真左から和田拓也、石川直、米所裕夢
©Joan Marcus/Yow Kobayashi
「blast ブラスト!」
発売中 Pコード:434-830
▼8月28日(木) 18:30
守山市民ホール 大ホール
指定席-9500円
▼8月29日(金) 18:30
文化パルク城陽 プラムホール
指定席-9500円
▼8月30日(土) 16:30
和歌山市民会館
指定席-9500円
▼8月31日(日) 16:30
なら100年会館 大ホール
指定席-9500円
追加公演!
9月1日(月)森ノ宮ピロティホール
関西最終公演決定!!
8月10日(日)10:00~チケット発売
Pコード:439-151
▼9月1日(月) 14:00/19:00
森ノ宮ピロティホール
S席-9500円
A席-7500円
※3歳以下は入場不可。
[問]キョードーインフォメーション
[TEL]06-7732-8888
http://www.blast-tour.jp/special/index.php