ホーム > インタビュー&レポート > 2日間で5.4万人が熱狂! アイナ・ジ・エンド、新しい学校のリーダーズ、湘南乃風、 SOPHIA、東方神起、ももいろクローバーZらが出演 過去最大規模の『ごぶごぶフェスティバル2026』 ライブレポート完全版【DAY1】
初年度、2年目とそれぞれ素晴らしい景色を生み出してきた『ごぶごぶフェス』。昨年まではライブエリア、グッズ・フードエリア、体感エリアで構成されていたが、今年は体感エリアをなくし、万博記念公園内で最大の広さを誇る「東の広場」に場所を移し、過去最大規模での開催となった。
チケットは今年も両日全券種ソールドアウト。オーディエンスは事前通販でゲットしたオフィシャルTシャツやタオルなどを身につけて、朝早くからウキウキと会場へ向かう。公園に足を踏み入れると、早速浜田CEOのパネルがお出迎え。「今年は会場こっちやで 間違えんなよ!」の誘導がわかりやすい。
東の広場に到着すると、早々にグッズエリアが大賑わい。オフィシャルグッズには、毎年お馴染みの出演者全員の似顔絵イラスト入りのTシャツのほか、浜田大先生描き下ろしTシャツ(「豊臣秀吉」が1番人気だったそう)、結果発表タオル、キャップ、CEOサングラス、案内看板アクリルキーホルダー、今流行りのプクプクした「はまだまさとシール」など盛りだくさん。100個限定の「CEO浜田ゴリラぬいぐるみ」はもちろん、今年は「CEO浜田ゴリラぬいぐるみmini」も新登場した。
さらに、サイン入りの浜田大先生描き下ろしイラスト複製原画など豪華賞品が当たる「エアーくじ」、出演者と浜田軍団のイラスト似顔絵、出身地があしらわれた「かまぼこ板キーホルダー」のガチャガチャ、浜田CEOの相方になれる「AIシール」も大好評。今年の「AIシール」は実際の『ごぶごぶ』シールに近い約10cmのビッグサイズということで、毎年少しずつ進化しているのも楽しいポイント。
オフィシャルフードは「ごぶごぶ焼きそば」「はまだまさとティー ゆずシトラス・マスカット」「はまだまさとティーと選べるスイーツセット」がラインナップ。ほかにも関西の人気グルメ店が大集結。和洋中のフェス飯が来場者のお腹を満たしていた。
また、昨年に続き「浜田大放屁神参拝所」も出現。今年は立派な鳥居も設けられ、参拝に来た人は浜田大放屁神のご利益にあやかろうと、像の下のボタンを押しておならの音を聞き、熱心にお願いごとをしていた。「屁守」や「屁ーホルダー」「屁みくじ」などのグッズも充実。出演アーティストが書いた「屁馬」も「屁馬掛所」に奉納されていた。
これでもかという晴天に恵まれたDAY1。開演の約15分前になると「まもなく浜田CEOがご到着です! CEOたっての希望でオープンカーでのご到着となります! 大きな拍手と歓声でお迎えください!」というアナウンスが流れ、前方のモニターに電動キックボードで会場入りする浜田CEOの姿が映し出される。SPを従え、ごぶごぶメンバーに迎えられるが「これオープンカーちゃうやん」と怒る浜田CEO。「予算が足りなかった」と言い訳するメンバーと話しながら歩いていると、浜田CEOがつまずいた! バツの悪そうな浜田CEOと、予想外のハプニングに「え!?」と嬉しそうなごぶごぶメンバーの表情で映像は終了した。
30秒前のカウントダウンが始まり、これまでの『ごぶごぶフェス』を振り返るムービーが流れる。映像では、昨年のフェス終了直後に東の広場を下見する浜田CEOと浜田軍団の様子が映し出された。「3年目の今年、新たな挑戦にうって出る」ということで、最大27,000人が収容できる関西最大級の野外ステージに臨むと決めた経緯が明かされた。
「ほないこか!」のメッセージがモニターに表示され、ステージに登場した浜田CEOは、中山美穂の『世界中の誰よりきっと』を歌唱。曲中には、そっと唇に人差し指を当て、空に向かって投げキスをする場面も。この仕草には、2024年に急逝した中山への追悼と敬意が込められていたに違いない。
やがて『ごぶごぶラジオ』(毎週金曜24:30~)で浜田CEOと共にパーソナリティをつとめるライセンスの井本貴史、どりあんずの堤太輝と平井俊輔、ゲラゲラ星人、サカイストのまさよし、瀬下豊もステージに登場。人で埋め尽くされた広場を見た浜田CEOは「めっちゃ入ってるやん!」と驚き、「ただいまより『ごぶごぶフェスティバル2026』開演しまーす!」と開幕宣言。煙玉音玉のド派手な特効が初夏の万博記念公園に鳴り響いた。
【SOPHIA】

トップバッターを担うのはSOPHIA。モニターには「2024.4.26」の文字、流れてきたのはラジオの音声。つまり、『ごぶごぶフェス』初年度から今年に至るまでの、『ごぶごぶラジオ』での浜田軍団と松岡充(vo)のやり取りだ。松岡はかねてより出演を切望し、開催日程のSOPHIAスケジュールを毎年押さえていた。出演しないのに浜田CEOの楽屋に突撃するなど力の限りアピールしていたが、初年度、2年目も「充は3の方が似合う」という浜田CEOの持論により出演できず。今年満を持しての出演となった。ラジオで浜田CEOが松岡に「2曲頑張って歌えよ」と言うと、瀬下が「SOPHIAが2曲なんて! 俺の嫁がSOPHIAさん出るから(『ごぶごぶフェス』に)来ようかなて言ってるのに!」と、夫婦でSOPHIAファンであることを明かす。ステージに現れた松岡はそんな言葉を受けて、「全力戦士セシタマンと、セシタマンの嫁に送ります。『ゴキゲン鳥~crawler is crazy~』!」とライブをスタートした。都啓一(key)の鍵盤と松岡のブルースハープが天高く鳴り響く。「来たぞ、SOPHIA!」という叫びには、心願成就した松岡の喜びがあふれていた。

SOPHIAとして万博記念公園に立つのは、バンドが節目の際に開催してきた伝説的大型野外イベント『獅子に翼 Ⅱ ~時計の針に追いついたチンパンジー~』(2001年開催)以来、実に25年ぶり。次曲はその時も披露された『KURU KURU』だ。昨年デビュー30周年を迎え、こうした形で同じ場所に戻って来れたことはバンドにとっても支えてきたファンにとっても大きく感動する瞬間だっただろう。赤松芳朋(ds)のドラムフィルが軽快に跳ね、黒柳能生(b)のグルーヴィーなベースラインが支える中、青い空と太陽の塔のもとで、ポップなメロディーと伸びやかな詩声が広がっていく。

2曲を終えたところで松岡は「全力で2曲やらせていただきました! この後も素敵なアーティストが出てくるので、最後まで楽しんで......んなワケないやろが! 2年待っとんねんこっちは!」と感情を爆発。「積年の想いがあったので喋りたかったんですが、皆さんの暑そうな顔を見てると早く終わった方がええのかなという気持ちになってます」と笑いを誘う。客席に揺れるヒマワリの花を見た松岡は、嬉しそうに「ヒマワリ振ってる人たちはSophians(ファンの呼称)です」と紹介し、「美しきかな皆さんの人生、という意味を込めて贈ります」と『ビューティフル』を演奏。

そして代表曲『黒いブーツ ~oh my friend~』へと繋ぎ、ラストは代表曲『街』でフィニッシュ。豊田和貴(g)のギターリフが爽快に空を突き抜け、サビではしっかり手が上がり、一緒に口ずさむ人の姿も多く見られた。30年を超えるキャリアに裏打ちされた歌唱力と演奏力、トーク力で初見の人もすっかり魅了した5人。「愛してるぜ大阪!」と充実のライブを終えたのだった。
【アイナ・ジ・エンド】

2番手は、初のアジアツアーを大成功で終えたばかりのアイナ・ジ・エンド。「アイナ・ジ・エンドって10回言って」というSEの後、アイナはREiKAとキエの2人のダンサーを引き連れて「『ごぶごぶフェス』始めまっせー!」と登場。山本陽介(g)、奈良悠樹(g)、KOBY SHY(b)、西村奈央(key)、山本淳也(ds)、ゆかんぬ(cho)の演奏に支えられ、『Poppin'Run』でキュートな魅力を振りまいた。「大阪のあなた、手上げれますか?」と甘えるような誘いに、会場全体が惹きつけられていく。

少し不穏で妖艶な眼差しを向けながら、映画『変な家』の主題歌『Frail』をスモーキーに歌い上げると、名曲との呼び声も高いグローバルヒット曲『革命道中 - On The Way』へ。自由でダイナミックな表現で、会場の空気をぐんぐん動かしていく。さらに映画『劇場版モノノ怪 第一章 唐傘』の主題歌『Love Sick』を投下、物語性を宿したパワフルなダンスと鬼気迫る歌声で圧倒する。叫び、重々しく床に寝転ぶパフォーマンスには、誰もが息を呑んだ。

MCでアイナは「『ごぶごぶフェス』出演させてもらってめっちゃ嬉しい! 大阪出身で大阪が大好きです!」と笑顔を弾けさせ、春前に東京で行われたイベント「浜田雅功先生 手形押すとし」に応募して当選したものの、仕事で行けずその悔しさをツイートしたところ、1週間後に本フェスのオファーが届いたという驚きのエピソードを告白。「今日はあなたたちと同じで、楽しみにやってきたうちの1人です」と観客に目線を近づける。

ラストスパートは「仲間を増やして強くなっていくぜという曲。今日だけでもいいので仲間になってくれませんか?」と呼びかけたTVアニメ『ONE PIECE』エルバフ編OP主題歌『ルミナス - Luminous』、「毎日頑張ってるあなたへ! いっぱい寝て明日も楽しんでいこう」と寄り添うミドルナンバー『Entropy』と続け、『サボテンガール』を華やかに披露。くるくる変わる豊かな表情と色気、創造性の高い表現、親しみやすいキャラクターで、あっという間に観る者を虜にした。
【新しい学校のリーダーズ】

昨年結成10周年を迎えた新しい学校のリーダーズは、勇ましくも奇抜なパフォーマンスで会場の空気を一段階引き上げた。学校のチャイムと和太鼓の音色が流れると、客席はたちまちクラップに包まれる。セーラー服に身を包んだMIZYU、RIN、SUZUKA、KANONが姿を現すと、SUZUKAの高らかな挨拶から『じゃないんだよ』でロックな幕開け。『Change』ではタオル回しで一面をカラフルに染め上げる。力強く踊りながら響かせるSUZUKAの低音ボーカル、RINの早口ラップ、MIZYUとKANONのウィスパーなハーモニーは息ぴったりだ。


彼女たちはいつも「青春日本代表」の靴下を履いているが、この日は「「青春浜田雅功」靴下をいただきました!」(MIZYU)と、浜田CEOが特注した靴下を片足ずつ着用。RINは「青春日本代表のみならず、青春浜田雅功さんも背負ってライブさせていただきます!」と気合いを入れて、最新曲『Chanka Chanka』を披露。<ヨイヨイヨイ>という盆踊りのリズムに合わせ、観客も一緒に手を上げて踊る。

ここからはギアをアップ! Deep Purpleの『Smoke On the Water』のギターリフをサンプリングしたイントロからコール&レスポンスでひとつになると、首振りダンスが社会現象を巻き起こした『オトナブルー』、SUZUKAが客席へ飛び降りて歌った『Arigato』、ホウキ型のマイクスタンドを手に披露した『Oi AG!』、学ランを着て、ハイテンポなビートで畳みかけた『Pineapple Kryptonite (Yohji Igarashi Remix)』、分厚いビートと軽やかなダンスがエネルギッシュな『Fly High』までを一気に駆け抜けた。

ラストチューンは全てを「最高」と肯定するポップソング『One Heart』。自然に身体が動くビートに乗って「『ごぶごぶ』って最高」「浜田さんの大きな声って最高」とシンガロングでひとつに。すると浜田CEOがサプライズで乱入。「ありがっとー!」と叫んだ浜田CEOは、「聞いてないっすよ!(SUZUKA)」と驚くメンバーと一緒にハートポーズを作り、「休め、気をつけ、礼、ありがとうございました、下校ー!」までを完遂した。
【舞台裏トーク1】
転換中には、今年も出演アーティストと浜田CEO、浜田軍団による楽屋トークがモニター中継された。
まずは1番手のSOPHIA。浜田CEOからすかさず「これ何なん?」とショートパンツに黒いブーツという衣装にツッコミが入ると、松岡は嬉しそうに「ハラスメントー!」と返し、仲の良さを見せつける。「皆さんが楽しんでくれていたら嬉しい」とライブの感想を述べた松岡は、今回の曲順が瀬下夫妻のアイデアであったことも明かしていた。そして恒例の浜田CEOからの"アマジャン"贈呈へ。袋の中身を見せてほしいのに「今日のギャラや!」とイキイキとボケる松岡。
ライブの感想を聞かれたアイナ・ジ・エンドは「めちゃくちゃ暑かったけど、ファンの人たちめちゃ優しかったです」と笑顔。アマジャンを渡され大喜びのアイナに、浜田CEOは「あなた来れなかったでしょう?」と、MCで話していた「手形押すとし」の色紙が手渡されたのだ。予想外のプレゼントに、アイナは「きゃー!ヤバい!」と1人のファンに戻って大興奮。そんな彼女を観客は優しく見守っていた。
新しい学校のリーダーズには、「ステージ上で着るかも」とのことで先にアマジャンが渡されていたそう。しかし浜田CEOに「着てへんやないか!」とツッコまれるとメンバーは「暑かった(笑)」と素直に返して笑いを誘う。今回はアマジャンに代わり、浜田CEOの高校時代の坊主姿がフロントにプリントされた「青春浜田雅功Tシャツ」がプレゼントされ、4人は「ヤバい!」「可愛い!」と大喜び。終始賑やかで、浜田CEOの心遣いがありありと伝わってくる舞台裏トークだった。
【ももいろクローバーZ】

結成18周年のももいろクローバーZは、『ごぶごぶフェス』初登場。グループの歴史を感じるOPムービーが流れると一気にモノノフ(ファンの呼称)のコールが巻き起こる。高揚感に包まれる中で登場した百田夏菜子、佐々木彩夏、玉井詩織、高城れには、正座で三つ指をついてスタンバイ。1曲目は落語がモチーフの『ニッポン笑顔百景』だ。4人は扇子を持って華やかに舞い踊り、笑顔満開、お祭り感満載でハッピーオーラを撒き散らしていく。あっという間にももクロ色に染め上げると、疾走感あふれる『CONTRADICTION』を投下。<自分のままでいい>と力強く背中を押す。


MCでは元気いっぱいに自己紹介。「私たちのライブ初めて観るよって人ー!」と百田が聞くとたくさんの手が上がって大喜びしたり、「いろんなアーティストさんのファンの方におめでとうを言ってもらえることないから」と6月4日に誕生日を迎えた玉井を強制的にお祝いしたりと、オープンマインドで初見の人もどんどん巻き込んでいく。すると高城が「ももクロ自体も覚えてほしいから、"ももクロ"コールしよう!」と「ももクロ!」でコール&レスポンス。予定外の展開にメンバーは戸惑っていたが、自由でポジティブな空気が心地良かった。

後半は勢いを加速! 手を鳥のクチバシのようにして踊ったサマーチューン『ココ☆ナツ-ZZ ver.-』、両手で桃の形を作り<NIPPON! POPON!>と叫んだ『MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰』、モノノフもそうじゃない人も全員でジャンプしたデビューシングル『行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-』までパワフルに駆け抜け、ラストは代表曲『走れ! -ZZ ver.-』を全力で投下。見渡す限りの人が手を左右に振る景色は実に壮観。ライブを終えて口々に「楽しかった~」と言うメンバー。玉井は「逆にファンサもらった気分です!」と喜び、「おおきに~」と関西弁も交えて明るくステージを後にした。
【湘南乃風】


『ごぶごぶフェス』3年連続出演となったのは湘南乃風。若旦那が「全員、タオルを掲げろー!」と言いながら登場し、勢いよく『SHOW TIME』をぶつけていく......と思いきや、「はい、今年もやり直し」とHAN-KUN。「違うだろ! 俺たちの関係はごぶごぶなんだから、湘南乃風が出てきたらみんな手上げて待ってんだから!」と、昨年同様にもう一度袖に引っ込み再登場(浜田CEOもちょっとついてきていた笑)。メンバーは「跳べー!」「ごぶごぶに来た証を見せてくれ!」と煽りまくり、有無を言わさぬ情熱で会場全体にうねりを巻き起こしていく。「浜ちゃんに見せたげてー!(HAN-KUN)」との言葉でしっかり火のついた観客はすさまじい一体感でタオルを振り回し、クラップを鳴らし、拳を突き上げて喰らいつく。その後も『爆音Breakers』『黄金魂』と、腹の底から揺るがす楽曲を畳みかける。曲をやるごとに熱量は増幅し、お互いから発せられたエネルギーが万博記念公園に充満していった。



HAN-KUNは「仲間想いのごぶごぶファミリー手を上げてくれ! ここには愛しかないから、俺らなりの愛の交換させてください!」という言葉から、4人がアカペラを美しく響かせた『曖歌』であたたかな空気を作ると、全員での大合唱が定番となった『純恋歌』へ。歌詞の随所に『ごぶごぶフェス』を入れ込んで歌うメンバーの深い愛は、3年目の今年、相思相愛の絆へと、確かな進化を遂げていた。

高い熱量のまま突入したラストチューン『睡蓮花』では、浜田CEOと浜田軍団、高校時代の浜田CEOTシャツを着た新しい学校のリーダーズの4人、さらにはももクロの高城も飛び出し、テンションMAXで大騒ぎ。HAN-KUNは「今年も呼んでいただきありがとうございます。しかもこんなに人増えちゃって。浜田さんのおかげだと思いながらも敢えて言わせてください。お客さんありがとう! その感謝をこの一言に込めてもらえたら嬉しいです!<濡れたまんまで>」とのフリに浜田CEOは、もちろん全力の<イッちゃって〜!!!>! 今年も最高潮の盛り上がりをみせてくれた。
【東方神起】

昨年日本デビュー20周年を迎えた東方神起は、初年度ぶり2度目の出演。客席にはTの形の赤いペンライトとタオルが咲き誇り、彼らの人気ぶりが伝わってくる。ステージ奥からユンホとチャンミンが現れると、Bigeast(ファンの呼称)は割れんばかりの歓声で迎える。8人のダンサーと共に重厚なナンバー『Survivor』をお見舞いし、いきなりハイレベルなダンスと歌で圧倒すると、「さあ『ごぶごぶフェス』いきますよ~!(ユンホ)」とダンスチューン『Choosey Lover』を投下。ハイトーンボーカルやセクシーな振付で会場を沸かせていく。フェイクやシャウトが空を貫いた『Share The World』は、日本デビュー20周年を記念してアレンジ、配信リリースされた『-RED OCEAN Ver.-』で鮮やかにプレイ。アフリカンビートやスパニッシュギター、ブラスを加えたアレンジは重厚で、よりアンセム感を増していた。


MCでは「大阪の皆さんお久しぶりです! 元気でしたか? 暑さに負けないでくださいね!(ユンホ)」「風が吹いてきてそんなに暑くないですよね? 楽しんでいただけてるみたいで嬉しいです(チャンミン)」と挨拶し、「2年ぶりに呼んでいただいて本当に嬉しいです! 浜田親分聞いてますか?僕たち今盛り上げてますよ!(ユンホ)」とお茶目にアピール。そして「ここまでこれたのは、変わらずに応援してくれるファンの皆さんがいるから。ファンの皆さんへの気持ちを表現した曲です(チャンミン)」と、20周年ドキュメンタリー映画の主題歌でもある『IDENTITY』を大切そうに響かせる。Bigeastとの絆を感じる真っ直ぐなリリックが、優しく美しいハーモニーで届けられる。曇り空の隙間から差し込む陽光が2人を照らす様は、まるで彼らを祝福しているかのようだった。

後半は王道サマーチューン『OCEAN』、ジャンプ&タオル回しで一層盛り上がった『Somebody To Love』を経て、『Why?(Keep Your Head Down)』を重厚にプレイ。躍動するフォーメーションやフィジカルダンス、ユンホの片手倒立、美しく冴え渡るチャンミンロングトーンで観客を釘付けにする。世界基準のパフォーマンスを惜しげもなく披露した2人は、しばしステージに爽やかな余韻を残したのだった。
【舞台裏トーク2】
後半の舞台裏トーク。冒頭、「映り込んでこいって言われました」というアイナが画面に映る場面もあり、ファンを喜ばせた。
口々に「楽しかったです!」と言うももクロは「浜田さんに感謝の想いを込めて、とっておきの最新グッズを持ってきました」と「ももたんスカルネックレスライト」をプレゼント。「お客さんでも持ってる人はあまりいない」という、ある意味でレアな(!?)アイテムの様子。されるがままに首からライトをかけられた浜田CEOだったが、今度はそのお返しとばかりにアマジャンを贈る。手渡された4人はワーキャーとおおはしゃぎだった。
「外さないでくださいね!」と百田に釘を刺された浜田CEOはライトをつけたまま湘南乃風の元へ。早速HAN-KUNに「これ何ですか?」ツッコみが入ると、浜田CEOは「RED RICEの金のネックレスと交換してもらったらどうやろ?」とボケる。2025年11月に甲子園で行われた『湘南乃風 熱唱甲子園』で、浜田CEOとラジオメンバーが出演した時の思い出話に花を咲かせる場面も。4人には今年の干支の午の柄が入ったアマジャンをプレゼント。若旦那からお返しにと、彼らのレーベル「134 RECORDINGS」特製のファン付きベストを贈られる。ももクロのライトに続き、次々と身につける物が増えていく姿に、ごぶごぶメンバーから「わらしべ長者みたい」と言われていた。
東方神起はお笑いのセンスも抜群だ。わらしべ長者状態の浜田CEOを見るやいなや、ユンホが「これ何ですか? クリスマスツリーみたい」とツッコんだり、東方神起の2人と仲が良いと主張する堤に「どなたさま?(チャンミン)」「ビジネスパートナーです(ユンホ)」とそれぞれ絶妙なボケを畳みかけて爆笑をさらう。プライベートでもアマジャンを愛用しているというチャンミンは「浜田さんにもらったから特別感があって、他の人たちは持ってないだろうと思ってたら普通に売ってました(笑)」とさらに笑いを誘う一幕も。キレのあるトークと浜田CEOとの信頼関係を感じさせるやり取りを見せてくれた。
【浜田雅功】

大トリは、我らが浜田雅功。「どうも~!」とステージに現れた浜田CEOは「CEO!」の掛け声に「頭から出てきてるねんで。新鮮味もくそもないやんか」と悪態をつきつつ「1曲くらいは歌います」と、ごぶごぶバンドメンバー(g:堂島孝平、g:小島翔(BLU-SWING)、b:森夏彦、ds:岡本啓佑、key:sugarbeans、mnp:溝口和彦)の演奏で、H Jungle with tの『WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント』を歌い始める。サビではもちろん手を左右に振ってひとつに。1番を終えると浜田CEOはステージから降り、『ごぶごぶフェス』特製の軽トラの荷台に乗って客席ブロックの間を移動、歌いながら後方ブロック付近までたどり着く。歓喜する観客に手を振り、「こっちまで来ましたよ! <WowWar>くらい言うてな」とシンガロングが発生する間には、バズーカでグッズをバンバン噴射。「規模が拡大しても誰もが楽しめるように」という配慮と工夫が感じられる演出だ。

『GOING GOING HOME』を歌いながら、再び軽トラに乗ってステージに帰還した浜田CEOは息を整えつつ「前回はカラオケ行ったらたまに歌ってるとかでガス抜きさせてもらったんですけど、今回も歌わしてください」とあいみょんの『マリーゴールド』をカバー。観客はこの意外な選曲に騒然としながらも、クラップであたたかく見守る。高いキーも懸命に歌い上げた浜田CEOは「"そうくるか"と思ったでしょ。気持ち良かったー」と満足げに笑っていた。

「あいつは最後までこっちの方見てくれへん」と、終日太陽の塔の背中に文句を言っていた浜田CEO。太陽の塔にも愛着がわいてきたようだ。奥田民生作詞作曲の浜田雅功ソロ名義の1stシングル『春はまだか』では、堤太輝がギター、浜田CEOと番組で共演しているフリーアナウンサー・ヒロド歩美がドラムで飛び入り参加、共にバンドアンサンブルを作り上げる。浜田CEOは趣味でドラムを始めたヒロドに「『ごぶごぶフェス』に出るために頑張れ」と目標を与え、堤には無茶ブリでイチからギターをスタートさせた。堤は半年で譜面を見ずに演奏できるようになるほど努力を重ねたと明かしていた。

「知ってる方はいないかも」と前置きして披露したのは、ダウンタウンの2ndアルバム『万力の国』(1991年)に収録された島田紳助の楽曲のカバー『えっ! さよなら』。関西弁の歌謡曲を、感情を乗せてしっとりと響かせる。この曲は浜田CEOが吉本興業に入りたての頃に島田紳助が書いたもので、間寛平とお金を出し合い、A面を島田紳助、B面を間寛平がそれぞれ歌って自費出版で販売したそう。しかし日の目を見ず、浜田CEOが「良い曲やのに勿体ない」と思って島田の許可をもらい、ミニアルバムに入れたと背景を説明した。

最後は再び堤&ヒロドも加わり、松本人志作詞、槇原敬之作曲の名曲『チキンライス』で締め括った。相方への想いを胸に熱唱し、ゴキゲンでボックスステップを踏む浜田CEO。<ラララ......>では観客も手を振り一緒にシンガロング。



アンコールでは、昨年湘南乃風が『ごぶごぶフェス』のために書き下ろしたテーマソング『人生爆笑』を披露。浜田CEO、アマジャンを着た湘南乃風、ごぶごぶメンバーは肩を組んで歌い、サビはタオルを回して盛り上がる。浜田CEOが<なんも期待せえへん人生 たまにはいいことあんねんな>を歌うと「今日みたいに」とHAN-KUNが一言。さすがの包容力に愛を感じる。そしてお待ちかねの<結果発表!>。「湘南乃風の甲子園に行かせていただいた時は返りがすごすぎた」と浜田CEOが言うと、負けじと叫ぶ観客の声量の大きさに、思わず「あははは、マジか!」とマイクを通さず地声で驚きの声を上げていた。今年オフィシャルグッズで販売されていた「結果発表タオル」を掲げる人もたくさん。「言いようないわ。最高です。何で? 前回全然やったんよ」と言う浜田CEOにHAN-KUNは「このフェスが皆さんの心とこの街に根付いたってことじゃないでしょうか!?」と名言を残していた。「ラストもう1回いくわ! せーの! <結果発表ー!>」を合図にこの日の全出演者がアマジャン姿でカムバック。全員で大合唱を響かせ、最高の大団円を迎えたのだった。モニターには浜田CEO手書きの「えーっと! 明日言います!」のメッセージが映し出された。
Text by 久保田瑛理
Photo by オイケカオリ
小中村政一
浜村晴奈
ハヤシマコ
桃子
ヤナギ
吉村幸紘
渡邉一生
ⓒGOBU GOBU Festival
『ごぶごぶフェスティバル2026』DAY2 レポートはこちら
(2026年7月28日更新)
『ごぶごぶフェスティバル2026』
2026.6.6 Sat/2026.6.7 Sun
万博記念公園 東の広場
《DAY1》
【SOPHIA】
01. ゴキゲン鳥 ~crawler is crazy~
02. KURU KURU
03. ビューティフル
04. 黒いブーツ ~oh my friend~
05. 街
【アイナ・ジ・エンド】
01. Poppin’Run
02. Frail
03. 革命道中 -On The Way
04. Love Sick
05. ルミナス - Luminous
06. Entropy
07. サボテンガール
【新しい学校のリーダーズ】
01. じゃないんだよ
02. Change
03. Chanka Chanka
04. オトナブルー
05. Arigato
06. Oi AG!
07. Pineapple Kryptonite(Yohji Igarashi Remix)
08. Fly High
09. One Heart
【ももいろクローバーZ】
01. ニッポン笑顔百景
02. CONTRADICTION
03. ココ☆ナツ -ZZ ver.-
04. MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰
05. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-
06. 走れ! -ZZ ver.-
【湘南乃風】
01. SHOW TIME
02. Joker
03. 爆音Breakers
04. 黄金魂
05. 曖歌
06. 純恋歌
07. 睡蓮花
【東方神起】
01. Survivor
02. Choosey Lover
03. Share The World -RED OCEAN Ver.-
04. IDENTITY
05. OCEAN
06. Somebody To Love
07. Why? (Keep Your Head Down)
【浜田雅功】
01. WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント
02. GOING GOING HOME
03. マリーゴールド(あいみょんカバー)
04. 春はまだか
05. えっ! さよなら
06. チキンライス
EN. 人生爆笑
日時:8月5日(水)23:56~25:56(予定)