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「J-POPの文脈を追いながらどう個性を出していくのか」
ボーダーレスに音楽性を探求し続けるPenthouseの変化の過程
浪岡真太郎(vo&g)×大島真帆(vo)が語る意義ある挑戦と実験の記録
『Laundry』インタビュー&動画コメント!

 自らのリリースはもとより、数々のドラマやCMタイアップに楽曲提供まで、溢れ出すクリエーティビティにリミッターを掛けることなくシーンを駆け抜ける、男女ツインボーカル6人組バンド、Penthouse。洋邦ハイブリッドなサウンドにどう言葉を乗せたら面白いのか/新しいのか…リリースの都度、Penthouseは自らの音楽性を探求してきたが、その精度は完全に次なるフェーズに到達。そんな彼らの最新作となる2ndアルバム『Laundry』は、前作『Balcony』(’23)から約1年半にわたり配信してきた7曲のデジタルシングルを惜しみなく収録し、お茶の間が求めることにどれだけ応えられるのかという挑戦心と、日本のマーケットでどれだけ攻められるのかという好奇心を刻んだ、J-POPにおける意義ある実験の濃密な記録となっている。ライブに関しても初の海外公演やホールツアー、夏フェス出演を経た’24年を締めくくる、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて史上最大規模のワンマンライブ『Penthouse ONE MAN LIVE 2024 “Laundry”』を12月19日(木)に開催。浪岡真太郎(vo&g)と大島真帆(vo)が、軽やかに変わり続けるPenthouseの過程を語る!



こんな遠いところまでPenthouseの音楽は届いているんだなと実感できた


――初の海外公演やホールツアー、今作『Laundry』のリリースもしかり、今年を振り返ってどんな一年でした?

大島「やっぱり台湾にライブで行けたのは大きかったと思います。しかも、緑黄色社会さんやsumikaさんという日本でも大人気のバンドの方々も一緒で。私たちのときだけお客さんの声が小さかったらどうしようと思っていたら、歌い出す前から"ワー!"みたいな盛り上がりで、一緒に歌ってくれるし、コール&レスポンスもしてくれる。海外のファンの熱量に支えられて、こんな遠いところまでPenthouseの音楽は届いているんだなと実感できたので、そこは去年と比べても大きな違いというか初体験でした」

浪岡「友達づてに、全然知らない人もPenthouseを聴いているという話をよく耳にするようになったときは広まりを感じたし、自分の生活の中で曲を書くペースも上がって、じわじわといい流れができてきた一年だったと思います。ツアーの規模も大きくなって、いろんな方たちと関わりながらライブを作ることがうまくいったので、そういう面でもPenthouseが成長できた年になったんじゃないかな」

――大島さんは昨年末にもXで、「2023年は1つの夢だったJ-WAVEのナビゲーターをやらせて頂いたり、人生1の大怪我をしたり、Penthouseで1stアルバムを出して五大都市ツアーが大成功したり、人生初のブリーチに挑戦したり、沢山の出会いがある素晴らしい年になりました!」と総括していましたけど。

大島「去年は変化の年だったんですけど、そういう意味では今年は気持ちが落ちちゃうこともなく...台湾での経験があったからホールツアーが成功したと思うし、そこから今回のアルバム制作にもつながって、この12月には最大規模のワンマンに向かっている。階段を一段ずつ上っていけた一年だったと思います」

――リリースの都度、Penthouseは実験しながら自らの音楽性を探してきたと思うんですけど、今作にもおのずとその変化の過程が刻まれています。先行配信である程度の曲数はそろいつつ、収録曲はどう選んでいったんですか?

大島「私とベースの大原(拓真)がまずストックを全部聴いて、全曲に一言メモを書いて。+個人的に好きな曲をみんなに伝えて、"これはキャッチーさに欠けるかな"とか、"これは次のタイミングかな"とかいう話し合いをして、『Taxi to the Moon』(M-1)や『Raise Your Hands Up』(M-4)を入れようと決めました」

浪岡「今は一曲一曲が強いことが一番大事な気がするので、アルバム全体のストーリーにはあまりこだわらず、曲間も短くしてとにかく聴いてもらうことを意識しなきゃなって」


洋楽テイストのメロディに日本語を乗せると
ダサく聴こえるのがずっと悩みだった



――今作における『Taxi to the Moon』が顕著ですけど、洋邦ハイブリッドなサウンドにどう言葉を乗せたら面白いのか/新しいのかという実験の次のフェーズに到達していますね。



浪岡「実は『Taxi to the Moon』は、サビが全部英語に置き換わる日本語で書いているんです。例を挙げると、"ただ託していく身 to the ギャラクシー"="Taxi, take me to the galaxy"みたいな仕掛けがサビの全編にあって」

――"On the 後部座席(backseat)でリラックスし東名"も、歌詞カードがなければ聴いていて日本語かどうか分からないぐらいで、ここまで洋邦のボーダーをなくそうと突き詰めた人がいるのかなと思わされましたよ。

浪岡「僕はYouTubeのショート動画とかで日本語の響きを残したまま英語にするチャレンジをしているんですけど、それが最初にかみ合ったのが『フライデーズハイ』(M-5)で、そこからさらにブラッシュアップしたのが『Taxi to the Moon』ですね。自分なら意味を通したまま日本語と英語どっちにも聴かせられる。ネイティブじゃないからこそ、日本語と英語がどう違うのか/どこが似ているのかが、感覚として分かるんじゃないかって」



――『Taxi to the Moon』のギアの入る速さはアルバムの幕開けにふさわしいし、悩む暇を与えずサビまで行っちゃっている軽やかさがたまらないですね。

浪岡「『フライデーズハイ』や『Taxi to the Moon』は、洋楽テイストのメロディに日本語を乗せるとダサく聴こえるのがずっと悩みだったところで、それが解消できそうな雰囲気が出てきた2曲なので気に入っています。自分の作風の一つとして人気が出たらいいなと」

――そして『Raise Your Hands Up』は、ライブの起爆剤となるアンセム『Live in This Way』('23)と同系統のゴスペル的アプローチですけど、日本のバンドでこういう曲がものまねじゃなく作れるのは素晴らしいですね。

浪岡「この曲は『Live in This Way』を作ったときにはもうアイデアがあって、今回はぜひ形にしたいねという話になりました。だから基本的なアプローチは似ていて、ギターのリフがロックっぽく入ってきながらもピアノとゴスペルが主体で、でも、『Live in This Way』よりバンバン転調して、サビのリズムは大きめに取っていく。最後の展開は、Cateen(pf)がもっと壮大にしたいということで付け加えてくれて、Cateenとの共作に近い曲ですね」

――Penthouseにおけるこの芸風は一つの看板だし、何より聴いていてアガります。

大島「ライブ映えもするし、Penthouseらしさがよく現れている一曲ですよね。『Live in This Way』と同じくゴスペル隊の方と録ったんですけど、7人で歌っていただいたときの声のパワーに、"ゴスペルの強さとか良さってこれだよな"と感じたので、その興奮は曲の中できっと感じていただけるんじゃないかと思います」


ラップは浪岡の専売特許だと思っていたんですけど
私もやることになりました(笑)



――『Kitchen feat. 9m88』(M-8)は初のフィーチャリング曲です。台湾出身の女性シンガーソングライター9m88(ジョウエムバーバー)の来日公演を見に行ったときにあいさつしたのも一つのきっかけだったみたいですね。



浪岡「トランぺッターの黒田卓也さんとコラボした『若我告訴你其實我愛的只是你-What If?』('23)も印象深かったし、ライブを見に行ってやっぱりいいなと。『Kitchen feat. 9m88』を作っているとき、この歌詞を歌ってもらえたらめちゃめちゃ良くなりそうだなと思って頼んでみました」

大島「ライブを見た衝撃は大きかったよね。台湾で人気のシンガーソングライターでありジャズ/ソウルシンガーなんですけど、気さくな方で日本語詞にも積極的に取り組んでくれて」

浪岡「普段ツインボーカルの曲を作っているときも、"もう一声あった方が収まりがいいかも..."みたいに感じることもあるので、意外とやりたいようにやれたかなと」



――ちなみに今作のボーカルレコーディングの模様が、YouTubeのサブチャンネルに上がっていましたね。

浪岡「いつも録らせてもらっている、エンジニアの生駒龍之介(Ikoman)さんの自宅兼スタジオですね」

大島「浪岡はサクサク録っていきますけど、私はいろんな人からディレクションを受けながら、試して、試して、みたいな感じなので進め方も全然違って。例えば『一難』(M-7)は、ツインリードボーカルを存分に前に出した曲なので、自分自身も発声や歌い方において新しいチャレンジがとても多くて、浪岡にも細かくディレクションしてもらいましたけど、完成したときはPenthouseとしての一つの正解だと感じられたので、自信になった一曲ですね」



――『一難』は浪岡さんが自身のnoteで楽曲解説もしていましたが、ヒットの定石である"丸サ進行"(=椎名林檎の『丸の内サディスティック』と同じコード進行)におけるメロディの追求がテーマだったと。

浪岡「(コード進行は多用されても)やっぱりメロディが面白くないといけないなと、かなりこだわって作りました。あとは初めて(大島)真帆さんと2人でラップしたり」

大島「ラップは浪岡の専売特許だと思っていたんですけど、私もやることになりました(笑)。ラップでもハモっているし、それもまたツインボーカルの売りの一つかなと」


どんどん沼にハマっています(笑)


――個人的に気になったのは、『花束のような人生を君に』(M-6)だけ言葉のハマり具合の精度や表現かぶりの回避などの作家的な視点より、意味や情感がより重視されている気がして。



浪岡「『花束のような人生を君に』はTVドラマ『そんな家族なら捨てちゃえば?』とタイアップする中で、いろいろと調整して作っていった曲なんですよね。同じ日本語詞でも『一難』とかとは違って歌詞の意味がとても重要で、ちゃんと伝わるように書かないといけないから、ハマりよりもそっちを重視した部分が珍しく多かったですね。ただ、だからこそ感動してもらえたのもあるのかなって」

――"小さな体を抱き上げて 命の重さを思い知る"という1行目からずっしりきますもんね。

浪岡「YouTubeとかでも、お子さんがいる方たちにたくさんコメントをもらえて」

大島「いつもと違う層に届いた感じはあったよね。"メンバーの誰かに子どもが生まれたんじゃないか?"みたいなうわさをされるぐらいだったので(笑)」

――『アイデンティファイ』(M-9)のインタビューでは、歌詞=メッセージの重要性について話しましたが、それ以降の作品からはそこまでその傾向を強く感じません。リリースしていく中で常に微調整をしていると?

浪岡「曲調にもよりますけど、歌詞の"覚えやすさ"は大事だと思うので韻を踏んだり、フレーズが頭に残るように頑張りたい思いは基本にあって。現状は『花束のような人生を君に』みたいな曲を書くにあたって、『アイデンティファイ』でチャレンジしたようなことが生きてくる感じですね」



――『我愛你』(M-2)もTVドラマ『好きなオトコと別れたい』のタイアップ曲で、手応えがあった曲ですよね。

浪岡「『我愛你』はサブスクの再生数を見ても人気が高い曲で、ルーツをしっかり見せるというよりは、今キャッチーだと思われている曲調に乗っかってみるのがテーマで、実際に聴いてくれた人も多かったですね」

大島「ドラマとの相性も良く、どんどん展開が変わってハラハラする感じが聴いていて飽きないというか。(もう1年以上前の)『夏に願いを』(M-3)の頃から考えても、新しいリスナーは増えましたね」

――ただ、これだけマーケティングのことも考えて作ってきたのに、最後は唐突に趣味全開の『Whiskey And Coke』(M-10)で終わるという(笑)。

浪岡「単純にやりたかっただけと言えばまぁそうなんですけど(笑)、こういう種明かしみたいなところで何かを感じてくれる人がいればいいなと。『Whiskey And Coke』のレコーディング時に初めてギターを買ったんですけど、自分のギターで音作りをするのが面白くて。今ではエフェクターも買いあさって、どんどん沼にハマっています(笑)」



――"弘法筆を選ばず"なギタリストだった浪岡真太郎が。YouTubeで人生初のマイギターを選んでいるのを見て、迷っていたもう一本も買うんちゃうかと思いましたよ(笑)。

浪岡「いや~心残りではありましたからね、もう一本の方も」

大島「これはいつか買っちゃいますね(笑)」

浪岡「今日もちょっと楽器を見てから帰ろうかな(笑)」


J-POPという枠組みの中で、自分たちは何をやるのがベストなのか


――『花束のような人生を君に』とかはお茶の間が求めることにどれだけ応えられるのかという挑戦心を感じるし、『フライデーズハイ』や『Taxi to the Moon』は日本のマーケットでどれだけ攻められるのかという好奇心を感じる。『Laundry』はJ-POPにおけるPenthouseの意義ある実験の濃密な記録ですね。

浪岡「J-POPという枠組みの中で、自分たちは何をやるのがベストなのか悩みながらも、毎回面白いアルバムができているんじゃないかと思いますね」

――前作『Balcony』も相当いい出来でしたけど、『Laundry』はそれをきっちり超えましたね。

大島「周りからは"2枚目が大事!"といつも言われて(笑)」

浪岡「どうせ次は"3枚目が勝負!"って言われるんじゃない?(笑) 『Balcony』もバリエーション豊かにしたつもりだったけど、『Laundry』に比べるとまだ振り幅が小さかったんだなって、いい意味で思います」

――とは言え、いつも思うのは、表現の細部にこだわりを感じさせるPenthouseなのに、アルバムタイトルにはそんなにこだわりがなさそうだなと(笑)。

大島「ふふふ、バレていますね(笑)」

浪岡「いやもう響きで決めているので(笑)。意味はいつも後付けですね」

大島「部屋の間取りからどれにしようか書き出して、その中で文字面や響きで『Laundry』がきれいだったので選びました。デザインに洗濯機とか洗剤を使ったらかわいいよねとか」

――それが集まって家=Penthouseができていくわけですね。でも、間取りでパンチのあるネーミングはそんなにないので、これからのタイトルが心配だ(笑)。

大島「あはは(笑)。メジャー初EPが『Living Room』('21)で、1stアルバムが『Balcony』、2ndが『Laundry』ときて、いつかベストアルバムで『Penthouse』を出せたらいいなって」

――そのときはハウスメーカーとかとコラボして、その展示場を実際に作って。歴代のアルバムタイトルの場所に入ったらその収録曲が流れたりしたら面白いですね。

大島「夢が広がりますね~!」

――12月19日(木)には過去最大のワンマンライブが神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでいよいよ行われます。ありがたいことに早々にソールドアウトしていますが、当日には何かしらの発表もありそうだなと期待しながら。

大島「今回は4500人キャパのアリーナでのライブということで、今まではできなかったことができると思うし、『Laundry』のために作った新曲を生で披露するタイミングでもあるので、それをどういう演出で、どんな構成でお見せするのか。一日しかないのがツアーとは大きく違うところなので、どんな夜にできるのかすごく楽しみです」

浪岡「前回のツアーで、"ライブってこうやればいいのか!"みたいな感覚が自分たちの中で出来上がった実感もあり。この夏のフェスでも、真帆さんがお客さんを巻き込んでくれるようになったので、そういう一年の総決算になるんじゃないかな。僕はライブであんなにしゃべれないし、お客さんに呼びかけたりもできないけど(笑)」

大島「浪岡がカリスマ性を出して、私はキャッチーにお客さんと距離を近づける。そこは役割分担だと思っているので。『Laundry』を聴いていて、"これだけカッコいい曲を生み出せる浪岡真太郎、マジですごいな"と手前味噌ながら感じましたし、ここまで曲がそろうと、バンドとしても頼もしいですね」

浪岡「前作『Balcony』はJ-POPの文脈を追うのがテーマだったんですけど、J-POPの文脈を追いながらどう個性を出していくのか、それが『Laundry』じゃないかなと思います」

――このアルバムでまた、Penthouseに出会ってくれたらいいですね。

大島「本当に! 『一難』とかがその突破口になった気もするし、ラジオでかかる『Kitchen feat. 9m88』に耳を奪われたと言ってくださる方もいる。いろんなルートから私たちの『Laundry』に集まってくれたらうれしいですね」


Text by 奥"ボウイ"昌史




(2024年12月18日更新)


Check

Movie

浪岡と大島の大阪での過ごし方
Penthouseからの動画コメント!

Release

デジタルシングル7曲を含む
1年半ぶり2枚目のアルバム!

 
Album
『Laundry』
【初回限定盤Blu-ray付】
発売中 5940円
ビクターエンタテインメント
VIZL-2371

<収録曲>
01. Taxi to the Moon
02. 我愛你
03. 夏に願いを
04. Raise Your Hands Up
05. フライデーズハイ
06. 花束のような人生を君に
07. 一難
08. Kitchen feat. 9m88
09. アイデンティファイ
10. Whiskey And Coke

<Blu-ray収録内容>
『Penthouse ONE MAN LIVE TOUR 2024 “Tapestry”』at 東京 LINE CUBE SHIBUYA
01. Welcome to the Penthouse
02. …恋に落ちたら
03. 蜘蛛ノ糸
04. 夏に願いを
05. 閃光花
06. Fireplace
07. 雨宿り
08. 流星群
09. Slow & Easy!
10. Jukebox Driver
11. 26時10分
12. Stargazer
13. フライデーズハイ
14. 我愛你
15. 恋標
16. Live in This Way


【VICTOR ONLINE STORE限定盤
 Blu-ray+LIVE音源CD+グッズ付】
発売中 10890円
ビクターエンタテインメント
VOSF-13240
※オリジナル・台湾ランドリーバッグ(Lサイズ)付属。

<収録曲>
同上

<Blu-ray収録内容>
同上

<LIVE音源CD収録曲>
※Blu-rayに収録されるLIVEの楽曲パートをCD音源化。

【通常盤】
発売中 3300円
ビクターエンタテインメント
VICL-66015

<収録曲>
同上

Profile

ペントハウス…写真左より、矢野慎太郎(g)、平井辰典(ds)、大島真帆(vo)、Cateen(pf)、浪岡真太郎(vo&g)、大原拓真(b)。R&B/ソウル、ジャズ、ファンク、ゴスペルなど、さまざまな音楽を昇華したオリジナリティ溢れるサウンドを紡ぎ出す、6人組ツイン“リード”ボーカルバンド。東京大学のバンドサークルで出会った現メンバーで、’19年6月より活動開始。’21年11月にメジャー1st EP『Living Room』、’23年3月に1stアルバム『Balcony』、’24年11月6日には2ndアルバム『Laundry』をリリース。洋楽をルーツに、日本語と英語を自由自在に操る独自のソングライティングにより、数々のドラマやCMタイアップ・楽曲提供の依頼が相次ぐなど、各方面から注目を集めている。浪岡と大島のソウルフルな男女ボーカルを軸に、Cateenこと角野隼斗の卓越した表現力と、強固なリズム隊が生み出すグルーヴにより、都会的で洗練されたサウンドスケープへと誘う。

Penthouse オフィシャルサイト
https://penthouse-tokyo.com/
 

Live

'24年の総決算となる
キャリア最大のワンマンライブ!

 
【神奈川公演】
『Penthouse ONE MAN LIVE 2024 “Laundry”』
Thank you, Sold Out!!
▼12月19日(木)19:00
パシフィコ横浜 国立大ホール
全席指定7700円
HOT STUFF PROMOTION■050(5211)6077
※未就学児入場不可。
 

Column

「日本人全員が聴いたことがある
ような曲がいつか書けるように」
心も体も高ぶる人生の新アンセム
『アイデンティファイ』から
'23年の総括、バンドのスタンス
創作のヒントに今後のビジョン…
Penthouse浪岡が語る('23)

Recommend!!

ライター奥“ボウイ”昌史さんの
オススメコメントはコチラ!

「1曲目の『Taxi to the Moon』からとめどなく押し寄せるハイクオリティな楽曲群。すご過ぎて笑っちゃうぐらいの次元でJ-POPで果敢に遊ぶPenthouseの最新アルバム『Laundry』。前回のインタビューでは“九州や北海道で初めてライブをして…と振り返っていたのに、今年はそれが一気に海外=台湾に。浪岡さんのインタビューも進化していて、この一年で自身の音楽を言語化する機会が何度もあったことがうかがえました。今回はもう一人のボーカル・大島さんがいてくれたからかもしれませんが(笑)。大島さんもとっても素敵な方で、この二声と個性があってこそのPenthouseだなと改めて。これで音源だけじゃなくてライブもいいって…向かうところ敵なしやん! 来年も大阪でワンマンライブが行われることを切に願っております」