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浜田雅功と奥田民生のフェス初共演!
H Jungle with t 29 年ぶりの復活ライブ!
フェス初出演のSixTONESら超豪華アーティストが
万博記念公園に集結!
2日間で約3.5万人が熱狂した『ごぶごぶフェス』レポート (1/2)

5月11日(土)・12日(日)、大阪・万博記念公園 もみじ川芝生広場で、新しい音楽フェス『ごぶごぶフェスティバル』(以下、ごぶごぶフェス)が開催された。キッカケは、浜田雅功がレギュラーで出演するMBSラジオ『ごぶごぶラジオ』内で発言した「俺らでフェスやろうや」という一言。そこから約半年で実現へ向けて動き出し、浜田とゆかりのある豪華アーティストと約3.5万人(2日間でのべ人数)の観客が初夏の万博で大熱狂した。DAY1は相方ゲストに奥田民生を迎え、PUFFY、三浦大知、コブクロ、東方神起が出演。DAY2は相方ゲストに小室哲哉が登場し、伝説のユニット・H Jungle with tが約29年ぶりに復活。他にきゃりーぱみゅぱみゅ、湘南乃風、倖田來未、SixTONESが出演した。今回はそんな『ごぶごぶフェス』の2日間をレポートでたっぷりお届けする。

MBSで毎週土曜午後1時54分から放送中の大人気長寿番組『ごぶごぶ』、そして毎週金曜深夜1時から放送中のMBSラジオ『ごぶごぶラジオ』。どちらも浜田雅功と相方(ゲスト)、出演者、スタッフ、リスナー・視聴者が上下関係なく五分五分の立場で作り上げる番組だ。浜田の言葉をキッカケに動き出した『ごぶごぶフェス』には、これまで『ごぶごぶ』の相方として出演した面々や、浜田と親交の深いアーティストが出演した。チケットは両日即完売! しかもDAY1の5月11日は浜田の61歳の誕生日。浜田やお笑いファンはもとより、各アーティストのファンたちが来場し、大盛況をみせた。

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DAY1はこれ以上ないほどの快晴に恵まれた。時折心地良い風が吹く万博記念公園はすっかり新緑に包まれ、初夏ならではのきらめきを纏っていた。太陽の塔に迎えられて万博記念公園の入口を入ると、「こっちや!」「こちらへどうぞ」など、あちらこちらに設置された浜田の道案内パネルが目に飛び込んでくる。早くもおもてなしを感じながら楽しく会場に到着すると、会場内にも「よお~来たの~」「疲れたら無理すなや~」「ここは通路!」など、浜田の写真とメッセージがたくさん設置されていて、思わず顔がほころんた。

会場のもみじ川芝生広場には、「ライブエリア」「フード・グッズエリア」「体感エリア」が設置された。「体感エリア」は、メインステージのあるライブエリアのチケットが早々に売り切れたことから隣接に設けられたエリアで、ビジョンにライブ映像を映してライブを「体感」できるようになっていた。来場者は木陰にピクニックシートを敷くなどして、のんびりとライブが始まるのを待っていた。

フード・グッズエリアは、オープンした10時からすでに大賑わい。くら寿司のブースでは、浜田がMCをつとめる『芸能人格付けチェック』でも「美味しすぎる!」と話題の「浜田チャーハン」や「略して浜田さんの好きなかんぴょう巻で揚げアゲ長~いロングのチュロス風のやつ」を販売。他にはナポリタンやピザ、中華そば、たこ焼き、ホルモン、ラーメンなど、豊富な種類のフードが用意されていた。

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浜田大先生描き下ろしTシャツやタオルなどのオフィシャルグッズも大人気で、午前中に売り切れになったアイテムも続出。特賞の浜田大先生描き下ろしイラスト複製原画や、準特賞の『ごぶごぶ』ロケで使用した小道具など豪華グッズが当選する「エアーくじ」のブースにも行列ができていた。

そして『ごぶごぶ』といえばあのステッカー! 「浜ちゃんと写る! ごぶごぶAIシール」のブースでは、その場で撮った写真をわずか1分ほどでAIがイラスト化し、浜ちゃんと自分のツーショットが実現するというすごい技術。3000円(税込)でステッカーとファイル、画像データをもらえるとあって、こちらも大人気だった。

定刻になると、オーディエンスは総立ちで開演を待ち構える。まずはオープニング映像で、今回のフェス実現までの経緯が明らかに。浜田の息子で、自身もバンドマンとして数多のフェスに出演してきたハマ・オカモト(OKAMOTO'S)からの「お客さんは全方位的に血の通ったフェスが見たい」というアドバイスもあり、血の通ったフェスにするため、短い準備期間の中で浜田やチームスタッフらが尽力する様子がひしひしと伝わってきた。

やがて、ごぶごぶラジオのメンバーである井本貴史(ライセンス)、どりあんずの堤太輝と平井俊輔、ゲラゲラ星人がステージに登場。コール&レスポンスから「CEO浜田雅功!」と呼び込まれた浜田は「たくさん来ていただいてありがとうございます!」と大声で感謝を叫ぶ。体感エリアにも「皆さーん!」と呼びかけ、手を振ってアピール。そして「ただいまより『ごぶごぶフェスティバル 2024』、開演します!」と開会宣言。トップバッターへとバトンを繋ぎ、伝説の2日間がスタートした。



【DAY1】

●PUFFY

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ⓒGOBU GOBU Festival

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ⓒGOBU GOBU Festival

DAY1のトップバッターは、5月13日にデビュー28年周年を迎えたPUFFY。Hi-STANDARDの『CAN'T HELP FALLING IN LOVE』をSEにバンドメンバーのオカモトコウキ(gt./OKAMOTO'S)、皆川真人(key)、木下裕晴(ba)、山口美代子(ds)がスタンバイし、『妖怪PUFFY』からライブをスタートした。お揃いの衣装で登場した大貫亜美と吉村由美はゆらゆらと踊りつつも、勢いよく歌声を響かせて会場をひとつにする。続いて1996年にリリースされた『これが私の生きる道』が披露されると、世代にとっては懐かしい気持ちでいっぱいに。デビュー当時から変わらない歌声と独特のゆるダンス、間奏でのハーモニカには思わず感動してしまった。

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ⓒGOBU GOBU Festival

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ⓒGOBU GOBU Festival

MCでは会場を埋め尽くしたオーディエンスを見て「初めてのフェスでこの盛況ぶり。さすがCEO」と大貫が感嘆の声を漏らす。吉村は「皆と歌えるかなと思って選曲したので、一緒に歌ってください」とTHE HIGH-LOWSの『日曜日よりの使者』をカバー。親しみやすい歌声でピースフルな空気を作り出すと、The Birthdayのチバユウスケが作詞作曲を手がけた『誰かが』をロックに響かせた。2度目のMCではこのステージに立てたことを「うーれし♪」と喜び、「もうすぐ28年目です。でも気持ちはフレッシュでーす(大貫)」「がんばりまーす(吉村)」とゆるくトーク。後半はスピッツの草野正宗が作詞作曲を手がけた『愛のしるし』からシームレスに『渚にまつわるエトセトラ』へ。サビでは一斉にパンチを繰り出すダンスで大盛り上がり! 最高に楽しい空気で満たして、ラストはデビュー曲『アジアの純真』で締め括った。平成のミリオンヒットソングの連発にオーディエンスは大喜び。曲を知らなくても、自然に身体が動いてしまうのも彼女たちの魅力だ。大人にとっては懐かしく、子どもにとっては楽しく、ラフでチルな雰囲気で包み込み、最高のフェスのスタートを切ってくれた。

[舞台裏トーク]
ここでビジョンに裏のブースから中継がつながる。浜田とごぶごぶラジオメンバーが、出番を終えたばかりの出演者を迎えて行う舞台裏トークだ。まずはトッパーを飾ったPUFFYに浜田が感想を聞く。吉村は初開催の『ごぶごぶフェス』に「私たちも初めてなので、掴めてるかどうか謎でした」と口にすると浜田がツッコんでひと笑いを起こす。さらに「わざわざパジャマでありがとうございます。PUFFYらしいけどね(笑)」と衣装をいじる。昔から大貫&吉村と交流のある浜田はもちろん、DAY1の相方ゲストの奥田民生はPUFFYのプロデューサーだ。まるで平成のあの頃を再生する奇跡の1日になりそうで、浜田と2人のトークを見ていると、懐かしさに思わず頬がゆるんだ。


●三浦大知

miuradaichi240603-1.jpgPhoto by 渡邉一生
ⓒGOBU GOBU Festival

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ⓒGOBU GOBU Festival

天性のエンターテイナーぶりを存分に発揮したのは三浦大知。両手を広げてステージに走り込むと「三浦大知です! 一緒に楽しんでいきましょう!」と叫び、6人のダンサーを従えてオープニングからパワフルにダンス。のっけから大迫力のパフォーマンスで客席を釘付けにして『能動』を投下。歌い始めると一瞬にして空気が変わり、響き渡ったクールな歌声に思わず鳥肌が立った。照りつける初夏の太陽をものともせずダイナミックに動き回り、素晴らしいフェイクを聴かせてしなやかに踊る。続く『(RE)PLAY』では芸術的なダンスパフォーマンスにただ圧倒された。そして今年2月にリリースされたアルバム『OVER』から『好きなだけ』を『ごぶごぶフェス』バージョンで披露。シンプルな歌詞だから際立つソウルフルな歌声とハイレベルなダンス。ここまでの数曲ですっかり虜になった客席からは、大喝采が湧き起こった。

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Photo by 渡邉一生
ⓒGOBU GOBU Festival

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Photo by 渡邉一生
ⓒGOBU GOBU Festival

MCでは「初開催の『ごぶごぶフェス』、そしてCEO浜田さん、お誕生日おめでとうございます!」と祝福。「スペシャルな日が重なるこの日にあたたかい皆さんとライブができることを本当に嬉しく思っております!」と笑顔で叫ぶ。浜田から「頼むで」という言葉とともに腹パンを一発を受けたと明かすと、「全身全霊で皆さんにぶつけたいと思っております」と気合いたっぷりに『新呼吸』を1人で歌い上げた。彼のボーカル力があらわになったバラード曲『燦燦』を経て、いよいよラストスパート。『EXCITE』で再びダンサーが加わり、ステージを目一杯使って会場の熱を上げ、サビでは見事なタオル回しでカラフルな景色を作り出した。ラストチューンは人気曲『Blizzard』。三浦とダンサーが生み出す躍動感や緩急のついた楽曲展開に牽引されて、会場の盛り上がりはMAXに。最後は<『ごぶごぶフェス』は続いてく>と歌詞を変えて歌い、浜田への愛と感謝を思い切り響かせた三浦だった。

[舞台裏トーク]
三浦大知は「今日来てくださってる皆さん、めちゃくちゃあたたかくて。すごいノリが良くて、手を上げたりしてくれて嬉しい」と笑顔。浜田は三浦が小学生の頃からお互いを知る間柄で、当時の思い出を懐古する。三浦が大人に飲み物をご馳走してもらった時、グループの同世代のメンバーは皆ジュースを頼んでいたところ、三浦だけ烏龍茶を頼んで浜田に股間を握られ「お前おっさんやろ」と言われたというエピソードを告白し、「36歳になった今でも胸に刻まれています」と会場を沸かせていた。



●コブクロ

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ⓒGOBU GOBU Festival

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ⓒGOBU GOBU Festival

3番手は、昨年9月に結成25周年を迎えたコブクロ。黒田俊介(vo)は「今日は巨大カラオケやと思って、大声で歌ってください! 浜ちゃんに届けよう!」とのっけから名曲『YELL ~エール~』を披露。オーディエンスは黒田と小渕健太郎(vo&gt)の優しいハーモニーに耳を潤しながら、一緒に歌を口ずさむ。バンドサウンドが疾走感を作り出した『轍-わだち-』では、ビジョンに<そんな時は『ごぶごぶフェス』へ>と、ごぶごぶフェスバージョンになった歌詞が表示され、全員でシンガロング。見事なハイライトを作り出した。MCでは小渕が「皆の歌声が聴こえました。ありがとうございます」と感謝を述べ、黒田はテンション高く「大阪やから横山たかし・ひろしさんみたいなシャツ着てきました!」と興奮したように語る。その理由として小渕は「何にも憧れずにアーティストになった黒田が、小さい頃から唯一ずっと大好きな2人組がいるんです。それがダウンタウンさんなんです!」と述べ「ちっちゃい黒田に俺は言いたい! お前音楽でいつか浜ちゃんにフェスに呼んでもらえるぞー!」と『ごぶごぶフェス』に呼ばれた喜びを2人で爆発させ、2018年に『ごぶごぶ』の堺市ロケで堺市役所前の広場で浜田と3人で歌った『桜』を、最後の1音まで丁寧に歌い上げた。

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Photo by ヨシモリユウナ
ⓒGOBU GOBU Festival

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そして「この空の彼方まで突き抜けていったらいいなと思います(小渕)」と25周年を迎えた彼らの軌跡とこれからの決意が詰まった音源化前の最新曲『RAISE THE ANCHOR』を壮大かつ力強く響かせた。ラストは大阪・関西万博のオフィシャルテーマソング『この地球(ほし)の続きを』。<こんにちは>では両手で大きな丸を作り、手を左右に振って全員でひとつになる。小渕は特注の真っ赤な「ごぶごぶ法被」を着て和太鼓を叩くパフォーマンスも披露して会場を湧かせた。1970年に万博が行われた場所で奏でられる未来の万博の歌。歴史がリンクした奇跡の瞬間だった。

[舞台裏トーク]
コブクロと東方神起を迎えた舞台裏トークでは、浜田が小渕の太鼓パフォーマンスに触れると、小渕は「実は実家が太鼓の教室だったんですよ」と民謡の家元であることを明かす。また『ごぶごぶ』ロケの思い出も回顧。アコギで『WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~』を歌ったことも話し、浜田は懐かしそうに目を細めていた。



●東方神起

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Photo by オイケカオリ
ⓒGOBU GOBU Festival

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ⓒGOBU GOBU Festival

登場するなり黄色い歓声に包まれたのは、日本デビュー19周年を迎えた東方神起。8人のダンサーとともにスタンバイしたユンホとチャンミンは、『B.U.T(BE-AU-TY)』でキレキレのダンスをポップかつファンキーに歌声を響かせる。続く『I Think U Know』でも迫力たっぷりにフォーメーションを展開させ、突き抜けるようなフェイクをきかせて魅了した。チャンミンは上着を脱いでノースリーブ姿になり「こんにちは!」と挨拶。ユンホも「ひと足早いかもしれないけど、夏らしさを感じてみましょうか」と『Hot Hot Hot』を投下して、会場の熱を加速度的に上昇させた。さらに夕陽が沈む時間帯にピッタリの『Sentimental Mood』を、切なくも情熱的に歌い上げた。

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ⓒGOBU GOBU Festival

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Photo by オイケカオリ
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『どうして君を好きになってしまったんだろう?』の前のMCでは、「ほんと良い感じですね。浜田さん聴いてくれてますか?」とユンホが言うとチャンミンが「聴いてないかも。この後歌う準備のため、ちょっと緊張されてるんじゃないかと」と冷静に分析。浜田の誕生日をお祝いした後、ユンホは「次の曲は浜田さんに向けて歌う曲ですよね。『どうして浜田さんを好きになってしまったんだろう?』」と曲名でボケるとチャンミンが「好きだけど違うだろ!」と即ツッコみ。テンポの良い会話で会場を爆笑させつつも、力強くも優しい歌声でバチッとキメるのはさすが。イントロから歓声が上がった『Share The World』で再びギアをアップさせ、ラストはパワフルな『Why?(Keep Your Head Down)』でフィニッシュ。いつか『ごぶごぶ』にもいつか出演したいと夢を語っていたユンホとチャンミン。その時が来るのを楽しみに待っていたい。最初から最後まで2人の持つカッコ良さとお茶目さを最大限に提示して、素晴らしいステージを見せてくれた東方神起だった。

[舞台裏トーク]
どりあんずの堤太輝と仲良しだという東方神起は「ほんまに太輝と仲ええの?」という浜田のフリに「多分ビジネスパートナー(笑)」とすかさずボケる一面も。なお、出演者には浜田から「浜田雅功完全監修のリバーシブルスカジャン」こと「尼ジャン」がプレゼントされており、尼ジャンを着たユンホとチャンミンが「『ごぶごぶフェス』に出られたことが1番嬉しかった」と言うと、浜田は「お前らええヤツや!」と満足げに笑っていた。



●浜田雅功、相方ゲスト・奥田民生

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Photo by 渡邉一生
ⓒGOBU GOBU Festival

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ⓒGOBU GOBU Festival

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ⓒGOBU GOBU Festival

そしてお待ちかね、浜田雅功と相方ゲストの奥田民生が登場した。サウンドを支えるのはこの日のために結成されたごぶごぶバンド。メンバーは堂島孝平(gt)が率いる、小島翔(gt/BLU-SWING)、村田シゲ(ba/□□□)、岡本啓佑(ds)、sugarbeans(key)、溝口和彦(mnp)という実力者揃い。ステージに登場した浜田は「人前で歌うのいつぶりやろ」と緊張の面持ち。呼び込まれた奥田は満員の会場を見て「すごいじゃないですか」と賞賛した。この日誕生日の浜田だったが、奥田の誕生日はその翌日。誕生日が近い、旧知の仲の2人が最初に奏でたのは、浜田雅功ソロ名義の第1弾シングルで、奥田プロデュースによる『春はまだか』。歌う前は緊張で渋い顔をしていた浜田。歌い終えた後も「ちゃんと歌えてました?」と心配していたが、見事1人で歌いきった浜田に会場から大きな拍手が贈られた。奥田も「練習と本番が同じなのはすごいことですよ」と力強く肯定していた。

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Photo by 渡邉一生
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次の曲は、雑誌『SWITCH』2012年12月号の付録CDに収録された『ラブレター』。奥田の書き下ろし楽曲で、作詞はダウンタウンの2人とも交流が深い放送作家の高須光聖が手がけた。浜田は「こっちの気持ちをうちの相方に言うてるみたいな曲」と語り、軽快なアコギに乗せて歌声を響かせた。

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Photo by 渡邉一生
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Photo by 渡邉一生
ⓒGOBU GOBU Festival

続いては奥田が自身の楽曲『愛のために』と『イージュー★ライダー』を披露。『愛のために』で浜田がギターを持つと客席はざわつき、サビはコーラスでも参加(実はエアギター&アテ振りだった様子♪)。最高のグルーヴで大盛り上がりを巻き起こすと、浜田は「気持ち良い」と笑顔を見せていた。

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Photo by 渡邉一生
ⓒGOBU GOBU Festival

本編が終了し、アンコールに応えて再びステージに現れた浜田は「寒くないですか?」とオーディエンスを気遣い「これが最後の曲でええのかわかりませんけども、聴いてください」と、松本人志が作詞を、槇原敬之が作曲を手がけた『チキンライス』を歌唱。ビジョンにはMVが映し出され、そこには松本の姿も。ノスタルジックな雰囲気に包まれながら、時折感情を込めるように力強く歌う浜田を見守る客席。<ラララ...>のパートでは体感エリアのオーディエンスも巻き込み、長尺でシンガロング。最後はビートが大きくなり、素晴らしい高まりの中で演奏を終えた。

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Photo by 渡邉一生
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Photo by 渡邉一生
ⓒGOBU GOBU Festival

そして全出演者が呼び込まれる。奥田は大きな花束を抱えて登場し、浜田に「おめでとうございます! 松本の代理です!」と花束を手渡す場面もあった。そんな浜田はお返しに奥田に「アマジャン」をプレゼント。影響を受けた邦楽の1曲に『チキンライス』を挙げるほどこの曲が好きだという三浦大知は「袖で泣くのを我慢するの必死でした」と声を震わせていた。初日の感想を聞かれた浜田CEOは「皆がニコニコしながら見てくれてるのがありがたかった。家に着くまでがフェスです!」とステージの端まで行って手を振りオーディエンスを見送る。浜田雅功の歩んできた道のりと愛される人柄、スタッフとの"ごぶごぶ"の関係も表れた、最高のDAY1となった。

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Photo by 渡邉一生
ⓒGOBU GOBU Festival

tamio-hamada240603-10.jpgPhoto by Purosangue/Konakamura
ⓒGOBU GOBU Festival




(2024年6月17日更新)


Check

セットリスト

『ごぶごぶフェス』
2024.5.11 Sat & 12 Sun at 大阪・万博記念公園 もみじ川芝生広場

DAY1
・PUFFY
M1. 妖怪 PUFFY
M2. これが私の生きる道
M3. 日曜日よりの使者
M4. 誰かが
M5. 愛のしるし
M6. 渚にまつわるエトセトラ
M7. アジアの純真

・三浦大知
M1. 能動
M2. (RE)PLAY
M3. 好きなだけ
M4. 新呼吸
M5. 燦燦
M6. EXCITE
M7. Blizzard

・コブクロ
M1. YELL ~エール~
M2. 轍-わだち-
M3. 桜
M4. RAISE THE ANCHOR
M5. この地球の続きを

・東方神起
M1. B.U.T(BE-AU-TY)
M2. I Think U Know
M3. Hot Hot Hot
M4. Sentimental Mood
M5. どうして君を好きになってしまったんだろう?
M6. Share The World
M7. Why?(keep your head down)

・浜田雅功 相方ゲスト・奥田民生
M1. 春はまだか
M2. ラブレター
M3. 愛のために
M4. イージュー★ライダー
M5. チキンライス(浜田雅功)

DAY2
・きゃりーぱみゅぱみゅ
M1. ぱみゅぱみゅレボリューション
M2. CANDY CANDY
M3. つけまつける
M4. OEDOEDO
M5. キミに 100 パーセント
M6. 原宿いやほい
M7. ファッションモンスター

・湘南乃風
M1. 黄金魂
M2. Joker
M3. 爆音 Breakers
M4. Born to be WILD
M5. 純恋歌
M6. 睡蓮花

・倖田來未
M1. DO ME(KATFYR Remix)
M2. キューティーハニー
M3. メドレー/Butterfly~Shake It Up~WIND
M4. 愛のうた
M5. Trust・Last with 湘南乃風
M6. WON'T BE LONG
M7. め組のひと
M8. Vroom

・SixTONES
M1. こっから
M2. Special Order
M3. NAVIGATOR
M4. ABARERO
M5. Imitation Rain
M6. マスカラ
M7. S.I.X
M8. Outrageous
M9. WHIP THAT
M10.アンセム

・H Jungle with t
M1. GOING GOING HOME
M2. WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~ With ALL 出演者

番組概要

[テレビ]
番組名「ごぶごぶフェス2時間SP」
放送日時:6月29日(土) 午後1時54分~午後4時
放送エリア 関西ローカル
見逃し配信 TVer にて次回レギュラー放送まで
※8月に「浜田雅功ごぶごぶフェス完全密着(仮)」の放送も予定しています。

[ラジオ]
番組名「ごぶごぶフェス2024たっぷり聞かせますラジオ」
放送日時:7月14日(日) 午後6時~午後8時
放送エリア 関西ローカル
見逃し配信radikoにて1週間配信


Link

「ごぶごぶフェスティバル」Web Site
https://gobugobu-fes.com/

「ごぶごぶフェスティバル」X
https://x.com/GGF_MBS