インタビュー&レポート

ホーム > インタビュー&レポート > 京都発のWITHDOMが叶えたい夢 4人の絆と努力、ステージに懸ける想い WITHDOMインタビュー【前編】

京都発のWITHDOMが叶えたい夢
4人の絆と努力、ステージに懸ける想い
WITHDOMインタビュー【前編】

SMOOTH(leader.vo)、Ryo(vo)、ROY(vo)、SHVNYA(rap.cho)からなる、京都発4人組ヴォーカル“パフォーマンス”グループ・WITHDOMが、1月27日(土)にZepp Nambaでワンマンライブ『STARDOM』を行う。各々が高いレベルまで磨き上げた歌唱力を武器に、地元京都をはじめ全国各地で開催のツアーが軒並みSOLD OUTするなど人気を誇る。また、ニュース番組のウェザーテーマや数多くの番組タイアップ、AmebaTVのCM起用など、高い評価を得ている楽曲は、アメリカやドイツ、イギリス、ブラジルといった海外のSpotifyプレイリストにも楽曲がセレクトされるなど、国内外から高い注目を浴びている彼ら。今回は、ぴあ関西版WEB初登場の4人にインタビューを実施。グループ結成以降、最大キャパのワンマンライヴとなる、Zepp公演に向けての想いや、12ヶ月連続デジタルシングルリリースについての話を聞いた。前編は、結成の経緯から楽曲制作のこだわり、ライブで大切にしていることなどを話してもらった。関西人らしいやり取りもありつつ、4人の絆が感じられる、熱量の高い話を聞くことができた。

リーダーのSMOOTHがメンバーを招集


――結成は2017年ということで、最初はSMOOTHさんがそれぞれフリーで活動されていてた皆さんに声を掛けたそうですね。

SMOOTH「僕は元々ユニットからソロになって3~4年活動してたんですけど、グループをやりたいなという気持ちがどこかにあって。他の皆もソロだったんですけど、やりたいと思ったメンバーに声を掛けさせてもらいました」

――直感で声を掛けたんですか?

SMOOTH「直感と、長く続けるという面では、"この人やったら多分うまくやっていける"というのもすごく大事なことだと思うので、そこを見て。あとはシンプルに好きなメンバーを誘いました(笑)」

――何人グループにしようという構想はあったんですか?

SMOOTH「何人とは決めてなかったんですけど、できれば4人か5人かなと思ってました。実は1回Ryoさんには断られてるんですよ」

――そうなんですか。

SMOOTH「Ryoはソロでも割と名前が売れてて、僕ら的にもやっぱりRyoの声は欲しいなと思っていて。その時はまだRyo自身やりたいことがあるということで、1回断られたんですけど、再度1年後に声を掛けた時、"俺もWITHDOMでやってみたい"と言ってくれました」

――Ryoさんは、どうして最初断られたんですか?

Ryo「ソロで歌うことも好きでしたし、良いことも悪いことも全部自分に返ってくる責任感も楽しくて、ソロでずっと活動してて。WITHDOM加入のお話をもらった時も、自分の中で何か良いキッカケが生まれそうな時期だったので、その時は1回ごめんなさいという感じになって。でも、WITHDOMと僕のソロで一緒にイベントをした時にWITHDOMのライブを見て、すごくカッコ良いというか、新しい形をしてるなと感じて、そのステージに惹かれて。その後もう1回、当時まだ面識もなかったSHVNYAから"飲みに行きませんか"とメッセージが来て、"あ、これはまた誘われるな"って(笑)。ほぼ初対面で2人で飲んで、誘ってもらって、後日正式に入らせてもらう形で今に至ります」

――1年越しで獲得にかかったと。

SMOOTH「あの時の対バンがすごくデカかったです。Ryo以外の出演者は全部グループだったけど、そこで1人で堂々と歌ってて。しかもダンスボーカルが多い中で、Ryoがやってたのは完全に歌だったけど、お客さんも離れずにずっといて、やっぱり惹かれるものがあるんやろうなと思って。で、"めっちゃええやん、もう1回いってみるよな?"みたいな感じで誘って。でもRyoのOKの返事のセリフが、"すごいありがたいし、2回も誘ってもらってめっちゃ嬉しいねんけど......よろしくお願いします"」

全員「(笑)」

SMOOTH「俺、"どっち?!"って言ったもん(笑)」

Ryo「"いや、なんやねーん!"みたいな元気なツッコミがくるかなと思ったら、"どっちどっち?"って。ちょっとそこは僕の計画通りにいかなかった(笑)」

SMOOTH「その後半年ぐらい準備期間というか、選曲や練習をして、5月4日にRyoが入って、そこから始まりました」

SHVNYA「KYOTO MUSEで主催のお披露目ライブをしましたね。最初はメンバーが出て、何曲かやって掃けて、"ドドドン! 緊急告知! 新メンバー入ります!"でRyoくんが出るという」

――良い演出を。

Ryo「僕ばっかの話でちょっとあれなんですけど。でも本当にひとつ言えるのは、僕はすごく貴重な存在っていう......」

SMOOTH「書けるかあ!」

――(笑)。SHVNYAさんとROYさんは、誘われた時のお気持ちはどんな感じでした?

ROY「3人(SMOOTH、Ryo、ROY)はずっと、R&Bの同じクラブイベントに出ていて、SHVNYAはそこでMCをしていたので、皆10年以上の仲なんです。歌を始めた時に僕が1番最初に出たのもそのイベント。右も左もわからん状態で、歌を教えてくれたのはSMOOTHさん。自分に似てるところもあるなと感じてたし、ずっとお兄ちゃん的存在でした。6~7年前はグループとして活躍する人が増えてきたタイミングで、自分もソロの限界は感じてて、もう少し違うことをしたいなと思ってる時期に声を掛けていただいて、2つ返事でOKしました」

――SMOOTHさんと似てる部分があると感じたのは、どういうところですか?

ROY「性格というか人間性、思考パターンが似てる感じですかね」

――歌のスキルを教わって、刺激になる部分もあったと。

ROY「聴く音楽は似てる部分があったと思うんですけど、作ってた音楽は全然違ってて。ライブパフォーマンスも勉強させてもらうことが多かったですね」

――SMOOTHさんはずっと作詞作曲をされていたんですね。

SMOOTH「そうですね。ソロの時から作って、歌も歌ってました」



グループの武器になれるよう、ゼロからコーラスを習得


――SHVNYAさんはMCをされていたんですね。

SHVNYA「僕は大学生の頃からヒップホップのジャンルで、クラブの深夜帯で活動していて。今とは全く別の、ほんまにアウトローな場所で4~5年グループを組んでたんですけど、そこが解散してソロでやりだしたんです。僕は音楽自体が好きなので、性格的にヒップホップ以外にも色んなジャンルを見てみたいなと思って、最初は司会やMCとしてDJの横で喋ったり、フューチャリングでシンガーの曲にラップを入れたり。僕は京都出身で京都在住なんですけど、京都のイベントにはほぼ出てるという時期が3~4年あって、皆とはその頃に出会いました。SMOOTHくんは2個上なんですけど、カフェ行って、"SMOOTHくん、僕色んなジャンルやってるけど、決まりきらんところもあって。これからどうしたらいいと思います?"と相談してたんですよね。その時に、"俺グループやるから一緒にやらへんか"と言ってくださって。僕も最初グループという意識はなかったんですけど、言われた時に自分の中でパチっとハマって。自分はできないこともたくさんあるけど、自分ができることで、グループの皆に貢献できることもいっぱいある。それって何て素敵なんだろうと思った瞬間に、すぐ"やります"となりましたね」

――ラッパーをメンバーに入れるという構想があったんですか?

SMOOTH「僕はR&Bとヒップホップがめちゃくちゃ好きで、どちらと言うとヒップホップを多く聴いてたぐらい。当時もヒップホップのイベントに出ることが多かったし、元々ラップが好きだったので、ラッパーを入れたいなとなって。で、SHVNYAが欲しいなと思って声掛けて。それこそSHVNYAも言ってたけど、"クルー(複数名によるユニット)じゃないんですか"と」

――なるほど。

SMOOTH「ヒップホップでは、クルーはあってもグループってあまりないので。でも俺は、クルーじゃなくてグループが良かったんです。クルーはソロで集まってるという意味ですけど、僕らの場合はグループだから、皆にソロをいっぺんやめてほしくて。グループはクルーに比べたら自由度が減るし、ソロをやめてもらうことになるけど、"それでもいいなら入ってほしい"と言ったら、"全然やります"と言われたので、SHVNYAにも入ってもらった感じです」

――そういう経緯があったんですね。結成当初はもう1人、トークボックスとDJを担当するMr.K9さんがいらっしゃって。2018年にRyoさんが入られて、2021年までの3年間は5人体制で活動されていたんですよね。現体制になって変わったなと思うことはありますか?

Ryo「3ボーカル1ラッパー、1DJ兼トークボクサーというスタイルが、多分今まであまりなくて。各々がすごい武器を持った状態で5人でやっていたけど、4人グループになったことで、僕たち4人の個々のスキルで、もっと新しいものをやらなあかんとなった時に、ヴォーカルグループとしてコーラスワークやハーモニーを1番強化しました。それこそSHVNYAは今までラッパーとして活動してて、ハーモニーはシンガーがやってたんですけど、そこをSHVNYAにもフォローしてもらって。SHVNYAがコーラスに加わってくれたことで、今までの3人のハーモニーよりもさらに分厚い4人でのハーモニーが生まれました。ラッパーがハーモニーに加わるという部分で、以前よりもパワーアップした武器が整った。それが1個変わった点だと思います」

――SHVNYAさんは、最初コーラスをやった時はどうでした?

SHVNYA「やっぱり最初は申し訳なさもありましたね。3人は10年以上歌を生業として生きてきた人たちで、お互いプライドを持ってやってきた。そこに、果たしてラッパーの僕が歌っていいのか、邪魔にならへんのかと。自分たちで言うのも何ですけど、WITHDOMは実力派グループだと思ってるので、歌のスキルはすごく高いところにあると思っていて。そこに、ラップはしてるけど歌はやってない僕が入った時に、僕だけ低いレベルだとダメじゃないですか。だからコーラス力を上げるために練習期間を設けてもらったんですけど、その間もライブはしないとダメなので、その時期は、"こんな僕の歌声でいいんかな"とは思いました。でもメンバーがハモリを教えてくれたり、アドバイスしてくださって、ちょっとずつ自信もついてきましたね」

――すごい努力家ですね。

SHVNYA「今もまだまだ勉強中です。広いステージになればなるほど見られるし、"ラッパーやしこのぐらいでいいか"とならないように、"この人もシンガーの1人なんだ"と思ってもらえるようにしたい。最近は歌うことも好きになってきましたね」



カバー動画がBoyz II Men本人に届く


――皆さんは京都発ですが、京都で活動されていることについての想いはありますか?

SMOOTH「4人中3人が京都出身で、今も京都在住で、"観光おもてなし大使"や"京都観光グローバルサポーター"をさせていただいていて。地元はやっぱり僕たちの愛するところなので、そのフッドをレペゼンするのは、ブラックミュージックやヒップポップに影響されているというのも、もちろんありますね。京都にしかない良さを発信しながら日本全国へ、さらには海外にも出て、京都の良さを音楽で知ってもらえたらなという感覚でいます」

――今海外へというお話がありましたが、2020年に『On Bended Knee』のカバー動画をBoyz II Menメンバー本人達やプロデューサーが見て世界中にInstagramで紹介、拡散してくれた出来事もありました。反響はありました?

ROY「僕たちは定期的にネットにカバー動画を上げているんですけど、僕が個人的に1番尊敬してる大好きなBoyz II Menさんの曲をやりたいなということで、カバーをストーリーズにあげた時に、メンバーの方やプロデューサーの方が紹介してくださって。ファンの皆も一緒に拡散してくれて、機会を掴めましたね」

――海外でも聴かれる機会が増えたと思いますし、オリジナル楽曲の英語バージョンを公開されてもいますが、自分たちの音楽が海外で聴かれる理由はどう見ますか?

SMOOTH「海外のトレンドの曲は常に聴くようにして、それをJ-POPとも混ぜつつ楽曲に入れているので、そういう面で海外の方からも反応いただいてるのかもしれないですね」

――当初から、海外も視野に入れて活動されてきたんですか?

SMOOTH「結成当初は、正直そんなところまでは考えられてなかったです。でもやっていくうちに、R&Bもヒップホップも本場が外国なので、そちらにアプローチできることがあるのならば嬉しいなと。今僕とROYは英会話を習ってるんですけど、英語って難しいですね(笑)」

――歌うのと喋るのは違いますか。

ROY「そうですね。響きもですし、日本語には全部音節があるんですけど、英語は子音だけで発音したり。難しいけど、日本語の良さと英語の良さを意識しながら曲を作っています」



タイトなスケジュールでも対応できる、個々のレベルの高さ


――WITHDOMって、曲を作るスピード、早くないですか?

SMOOTH「少し早いかもしれないです。」

SHVNYA「未発表のものも含めると、120曲ぐらいあります」

――連続リリースの多さにびっくりしまして。曲を作るのは基本SMOOTHさんですか?

SMOOTH「そうです。最近はROYも作っています」

――どんどん曲のアイデアが出てくる感じなんですか?

SMOOTH「タイプ的には、"書こう。よーいどん"というタイプです。RoB(現在の事務所)に所属する前は、毎月絶対に2曲ずつ作っていて。結構タイトなスケジュールで、レコーディング前々日にトラックをいただいて、前日にメロディーと歌詞をつけて、皆に聴いてもらって録音するみたいな忙しさでやらせてもらっていたので鍛えられました。それで徐々に作るのが早くなっていって。難しい曲の時はもう寝不足です(笑)」

――SMOOTHさんは他のグループの作曲を手掛けておられたり、楽曲提供もされていますよね。お忙しいのでは?

SMOOTH「楽曲提供とWITHDOMの制作が並行して重なる時でも、自分たちの曲は絶対に手を抜きたくないし、もちろん人様に提供する曲も手を抜けないので、そこはもう一生懸命考えてやる感じです」

――皆さんも、前日にメロと詞を受け取って、パッと歌うということですよね。ライブでの即興もそうですが、瞬発力と対応力がありますね。

SMOOTH「信頼があるので。皆ボーカルスキルが高いので、パッと出したものをパッと歌えるし、味も自分の色も出せる。ソロで磨いてきた各々の武器を活かせてるのかなと思いますね」

――自分の武器や色はどのような形で入れていくんですか?

ROY「基本的には、いただいたメロディと歌詞をレコーディングまでに自分なりに消化して、レコーディングの時はそれを出してます。逆にSMOOTHさんや、プロデューサーで社長のTATSUYAさんとその場でディスカッションしていくこともあります」

――TATSUYAさんはレコーディングに同席されるんですか?

SMOOTH「僕と曲を作る場合は社長と一緒にセッションで作ったり、レコーディングの時は来ていただいて、ディレクションしていただきます。元々社長も音楽をやられていたので、すごく頼りになるし、尊敬できるところです」

――洋楽ライクなサウンドにJ-POP的要素が入っていて、英語と日本詞のバランスも良い。英単語と日本語の韻が重なっていたり、クオリティーが高いですよね。

SMOOTH「ありがとうございます」

――英語と日本語の混合詞を、リズムに乗って歌うことへの難しさはありますか?

Ryo「僕は英語が全くできないので、2人(ROY、SMOOTH)が英語の勉強をされてるので、レコーディング中に発音の仕方を質問したり、ROYやSMOOTHさんがレコーディングしてる時に傍らに行って、"なるほどね、そういう発音なんやな"と聞いてます。盗み聞きと言ったらちょっとあれですけど、勝手に勉強させてもらってます。もちろん難しい発音はちょっと苦戦しますけど、どんどん慣れてだいぶ歌えるようになりました」



ステージ上で意識していること


――ライブを拝見して、トークやダンスも印象的でしたが、ステージのパフォーマンス力を上げるために意識していることはありますか?

ROY「それこそライブのステージングは、RoBに入らせてもらってから変わりました。より大衆に見てもらえるステージングやパフォーマンスを学ばせていただいてますね」

――実際に自分たちも変わったなと思われます?

SMOOTH「そうですね。元々僕らはクラブやライブハウスで活動していて、本当にアンダーグラウンド感が強かったんですけど、より多くの人達にライヴを見ていただくことをイメージした時に、今のスタイルの方がたくさんの人に見てもらえるんじゃないかというのは、TATSUYAさんに教わったことの1つです。精神的にも、社長は結構イケイケなので、何かやると言った時に否定しない。"いっぺんやってみたら"と言ってくださるので、自分たちもチャレンジできる。僕らもチャレンジ精神は常に持ち続けたいし、"よくやったな"と言っていただきたいので。そこが社長のすごいところですね」

――なるほど。

Ryo「あと僕たちは今、月に2回ぐらいダンス練習をさせてもらってるんです。そんなにバチバチに踊りたいということもないんですけど、来てくれるお客さんと一緒に楽しみたいし、楽しんでもらいたいので、振りをつける曲もあったり、真似しやすい振りに重きを置いてる部分もあって。例えば大阪グランドサロン十三さんでライブ(『WITHDOM PLEMIUM LIVE SUITS vol.13』)をさせてもらった時は、普段と違う変形ステージを使ってどう見せるか、ゼロから作り出していきました。トークに関しては、リハでも"ここでこういうこと喋ろうな"とかは、そんなにめちゃくちゃ決めないです。例えば告知とか、曲振りの流れは決めるんですけど。多分お客さんが笑う時は、何のプランもないフリートークかなと思います(笑)」

――なるほど、逆に決め込まない。

Ryo「そこも1個自分たちが楽しめる部分でもあるので。もう、僕以外の全員が笑いを取りたい側の人なので」

SMOOTH「どっちかと言うと、俺とお前やろ!(笑)」

ROY「年上2人は笑いに貪欲なので」

Ryo「ボケたいのはSMOOTHさんが1番ですよ。僕はボケたいとかあんまないねん」

SMOOTH「うそやん!(高音ボイスで)。めっちゃボケてるやん!」

Ryo「ボケたいというか、皆を笑わせたい。"俺を見て笑って"というスタンスではあります」

――関西人の血が(笑)。

SMOOTH「ほんまにそうです」

Ryo「血には逆らえない(笑)」



全員で握る、日本武道館への夢


――2023年のテーマは"挑戦"だったそうですが、毎年テーマを決めて活動されてるんですか?

SMOOTH「毎年決めようと思ってるわけじゃないんですけど、大まかに"今年はこういう年になるんじゃないか"と皆が感じているんですよね。2023年に関しては、2024年1月のZepp Namba公演が2022年の暮れには決めていたので、Zeppに向かっていこうと。僕たちの夢は日本武道館と言ってるんですけど、そこに向けてZeppは外せないステップといいますか、先輩の皆さんも通られてると思うので」

――2023年はZeppに向けて勢いよく進んできたと。

SMOOTH「そうですね。本当にコロナ禍は、"もうこのままエンタメ業界が終わってしまうのか"と絶望して。正直自分たちもお客さんがぐっと減った時期があって、すごく悔しくて。ずっと積み重ねてきたものが、誰のせいでもなく、どうすることもできずになくなっていくのかと。でもそこで耐えて、やっと声も出せるようになって。今までのノーマルではもうなくなっちゃってる気がするけど、新しいニューノーマルができ始めたので、ここからもう1回、自分たちもケツ蹴ってやっていかないとと思ったので、その意味も込めて"挑戦"になりましたね」

――辛いことがあっても、頑張れる理由は何ですか?

ROY「やっぱり、夢や目標があるから今走れてる。僕、2023年頭に手術をしたんです。喉と鼻がちょっとダメになったというか、一時期声が出なくて、歌えない状態になったんですよ。手術して、回復まで2~3か月休養した時期はメンバー3人がステージを守ってくれてた。今までステージ上で誰も欠けることがなかったんですよね。でもZeppと武道館という目標を叶えていくために、ここでちゃんと治しとかなあかんという想いもあったので、1回ステージから離れさせてもらって。メンバー3人がステージを守ってくれる様子を、僕もお客さんの後ろから見たりして。メンバーが守ってくれた分、これから自分がメンバーの分も頑張りたいし、このステージを守っていきたいなと。その気持ちはやっぱり強いですね」

――絆があるんですね。

ROY「付き合いももう長いので。しかも毎日一緒にいるので、改めて皆でご飯行くとかもないぐらい、絆は深いかなと思いますね」

Text by ERI KUBOTA

後編に続く




(2024年1月23日更新)


Check

Movie

Release

2024年12ヶ月連続リリース第1弾は1月15日にリリースしたWinter love song『KILALI』。第二弾リリースは2月12日予定、第三弾の結成7周年記念シングル『All my life』を3月26日リリース予定!

『KILALI』
《収録曲》
1. KILALI
https://linkco.re/sevbhbxQ

2023年締め括りの4th ミニアルバム『Dimension』も配信リリース中!

『Dimension』
《収録曲》
1. Baddy
2. 微熱
3. Ghost
4. Million Ways
5. LOVE
6. 主人公
https://linkco.re/mfaFd6ne

Profile

2017年に京都で結成。2018年には1300年代に建立された由緒ある京都の妙顕寺で、アーティスト初となる結成1周年記念ライブを開催。2019年11月に倉木麻衣氏や京本政樹氏も務めた、京都市の「京都観光おもてなし大使」に任命され、その後、2022年8月より新たに新設された「京都観光モラル」の海外への周知を任務とする「京都観光グローバルサポーター」に任命される。京都の世界的名所の嵐山を走る"嵐電"嵐山駅のホームで、嵐電嵐山駅の"キモノフォレスト"をバックにYouTube生配信ライブを行い、また、京都の寺院の"夜間特別拝観"イベントを、寺院の住職方々の案内のものLINE LIVEで全国へ生配信するなど、SNSを駆使した京都の魅力発信など観光大使としても精力的に活動を行う。2020年4月リリース「華ノ音」はアルバム週間チャート8位を獲得。2021年リリースフルアルバム「Synergy」はiTunes 18部門で1位し、小越勇輝氏が「嫌い」MVに主演し話題となる。2020年3月よりYouTube公開中のカバー作品集【WITHDOMOVIE】では「On Bended Knee / Boyz II Men」がBoyz II Menメンバーの目に留まり、インスタで歌唱力を賞賛し世界へ発信し、世界から注目されるキッカケとなる。King Gnu、ORIGINAL LOVE、松任谷由実、杏里などの楽曲の公式カバーリリースも行い、2021年11月リリースのYOASOBIの「群青」や、2022年7月リリースの山下達郎の「RIDE ON TIME」は、ブラジル、タイ、インドネシア、アメリカ、メキシコ、ドイツ、フランスなど世界のWebニュースに掲載され世界でも注目を浴び、インドネシア・スラバヤのFM局「DJFM」のJ-POPパワープレイにオリジナル曲「Tetris」と「RIDE ON TIME」が2曲連続選ばれ、J-POP週間チャートで最高位5と2位を記録。11/7に発表された大阪・関西万博博覧会協会公式デザインの大阪モノレール株式会社のラッピング列車「EXPO TRAIN 2025 大阪モノレール号」イメージソング「We are」にWITHDOMが歌唱参加しSMOOTHが作詞を担当。「We are」は中国、台湾、韓国、ベトナム、マレーシア、バングラデシュ、インド、ポーランド、ペルーなど大阪在住の世界各地の一般参加者も合唱パートでレコーディングに世界中の多くの人が参加し、出発式式典に来賓参列された吉村大阪府知事に高く評価された。「Escape」や「Without you」、「コトノハ」がロングヒットするなど国内外で楽曲のクオリティとライブパフォーマンス力に高い評価を得ている。ミニアルバム「ANAGRAMS」が2023年1月インドネシアAlbum Chart TOP 200入りし、2023年3月22日リリースの5th Full Album「5:8」収録「Blue」がAbemaTVのCMに起用される。また、同アルバム収録曲の「Universe」が3月24日から1ヶ月間、インドネシア・スラバヤのFM局 [DJFM] 番組「JK-POP」のJ-POPパワープレイにセレクトされる。同アルバムリリースツアーを京都、福岡、愛知、東京、大阪の五都市で開催し全公演SOLD OUT。アルバムリリースツアーを経て、同年7月1日に毎回SOLD OUTの人気を誇るフルバンドの生演奏のワンマンライブ「-PREMIUM LIVE- SUITS」のVol.11が大阪の味園ユニバースで開催された。客席が全席シーティングの本公演は、休憩を挟み一部二部で構成され、フルバンドの生演奏とWITHDOMのオリジナル曲やカバー曲などバラードからロックまでの幅広いジャンル、サウンドとWITHDOMの圧巻の歌唱力を存分に味わえる内容で大盛況で幕を閉じた。WITHDOMの勢いはアルバムツアーやフルバンドワンマンライブにとどまらず、7月10日には、WITHDOMならではのJapanese R&Bサウンドのアレンジやコーラスワークなどの評価が高い公式カバーシングルシリーズを集約した1st公式カバーアルバム「Somesing else」をリリース。この曲で一躍人気が不動のものとなったKing Gnuの「白日」、世界で一番楽曲が再生されたアーティストYOASOBIの「群青」、山下達郎のCity Popの代表作的な「RIDE ON TIME」、公式カバーVol.7として今年6月にリリースされた宇多田ヒカルを代表する失恋を歌ったバラード「First Love」などジャンルや年代を問わない名曲たちをWITHDOMならではのアレンジに仕上げた全8曲が収録されている。「-PREMIUM LIVE- SUITS Vol.12」11月23日横浜MMブロンテと「-PREMIUM LIVE- SUITS Vol.13」12月3日大阪グランドサロン十三で行われた初の関東・関西2公演は両会場ともSold Outし満員の熱気の中、「-PREMIUM LIVE- SUITS」恒例のファンからのカバーリクエスト曲披露や即興コーナーなど、フルバンドの演奏ならではのライブアレンジなど大好評のうちに終了した。2024年1月27日に大阪・Zepp Nambaでの2024年初ワンマンライブ「STARDOM」の開催が決定しており、2024年1月15日から12ヶ月連続デジタルシングルリリースを発表し、そして結成7周年記念日の2024年3月26日(火)にリリースされる結成7周年記念シングルでは、作曲とヴォーカルプロデュースにゴスペラーズの黒沢 薫氏を迎え、ミディアムスローなR&Bサウンド、黒沢 薫氏直伝のヴォーカル・コーラスワークが必聴のストレートな愛を表現した至極のラヴソングのリリースが決定!2024年、4人のヴォーカルパフォーマンスグループWITHDOMの飛躍が大いに期待されている。

WITHDOM オフィシャルサイト
https://withdom.amebaownd.com/


Live

WITHDOM ONEMAN LIVE 『STARDOM』

チケット発売中 Pコード:254-982
▼1月27日(土) 15:00
Zepp Namba(OSAKA)
前売-4500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※未就学児童は入場不可。小・中学生は保護者同伴。
※開場時間10分前にはご集合ください。開場10分前までにご集合いただいた方は整理番号順でご入場頂きます。
※販売期間中はインターネット販売のみ。1人8枚まで。チケットの発券は2024/1/20(土)朝10:00以降となります。
[問]サウンドクリエーター■06-6357-4400

チケット情報はこちら