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「とことん行けるところまで行って今年を終えられるように」
デビューイヤーを突き進む話題沸騰のヤングスキニーが渦中の心境と
新作『どんなことにでも幸せを感じることができたなら』を語る!
かやゆー(vo&g)×ゴンザレス(g)インタビュー&動画コメント

 代表曲『本当はね、』(’22)がストリーミング総再生数1億回(!!)を突破するなど、’23年のネクストブレイク最右翼として2月にメジャーデビュー。翌3月には1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』をリリースし、格段にアップデートされたバンドサウンドを聴かせた、“嘘だらけで矛盾だらけの日常を歌う”平均年齢21歳、東京発のフォーピースギターロックバンド、ヤングスキニー。デジタルネイティブなZ世代を中心に爆発的な人気を誇る彼らから、早くもメジャー1st EP『どんなことにでも幸せを感じることができたなら』が届いた。新作は、初の書き下ろしに挑んだタイアップ曲の数々や、時代と期待に応えたこれぞヤングスキニーなアッパーチューン、インディーズ時代の再録曲に加え、初回限定盤には総計約120分のライブDVDも付属するなど、もはや無双状態の勢いをさらに加速させること間違いなしの強力な一枚に仕上がっている。10月よりスタートする全30公演に及ぶツーマンツアー『老いてもヤングスキニーツアーvol.2 “vol.2あったんだ編”』も瞬殺ソールドアウトと、すさまじいスピードでシーンを突き進むかやゆー(vo&g)とゴンザレス(g)に、渦中の心境や曲作りの意外な内部構造、対バンツアーの共演者との関係性や打ち上げの爆裂エピソードに至るまでを(笑)語ってもらったインタビュー&動画コメント。いったい誰がヤングスキニーを止められるのか!?



やっぱり"楽しんでできる"のが一番長続きする秘訣だと思っているので


――この夏は全国各地のフェスに出演しましたが、とりわけ印象深かった日はありました?

かやゆー(vo&g)「僕は地元が山梨で家が近所なので、『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2023』に出られたのはうれしかったですね。家族も見に来てましたし(笑)。『VIVA LA ROCK 2023』とかも、普通にチケットを取って見に来てたらしいですけど」

――そもそも音楽好きな一家で?

かやゆー「いや、普通に僕を見に(笑)」

ゴンザレス(g)「僕は『JOIN ALIVE』は何回行ってもいいなと思います。気候もいいですし、ライブもしやすいなって。音の環境も常にやりやすいんで、"次は北海道でライブ"と言われたら"よっしゃ〜!"ってなりますもん」

――そんなフェスシーズンの合間の8月15日には結成3周年を迎えましたね。

かやゆー「僕もよく覚えてないんですけど、SNSでメンバー募集をかけて初めてスタジオに集まった日が8月15日らしいです。そのときはこんな状況になるとは思ってもみなかったから、結成日は気にもしてなかったので」

ゴンザレス「ヤングスキニーはインディーズの頃から、メジャーデビューしてからもそうですけど、そのときそのときにやりたいことが結構できてると思う。これからもいい意味でラフな感じでやっていった方が、ヤングスキニーのためでもあるのかなと。やっぱり"楽しんでできる"のが一番長続きする秘訣だと思っているので」

――"楽しんでできる"と言えば、YouTubeのりょうと(b)さんへのドッキリ企画も、相当な完成度で笑いました(笑)。



ゴンザレス「あれが一番大掛かりだったよね? 編集も僕がやってるんですけど、身近にいて伝えたいところが分かってるから、外注するよりいいかなと思いますよ(笑)」

――あんなの絶対にだまされるわ(笑)。メンバーに楽しむ姿勢がないと、ああいうこともできないでしょうね。


僕らは『ワンナイト』('21)とか『ゴミ人間、俺』('23)とか
めちゃくちゃなことを歌ってるのに大丈夫かなと(笑)


――メジャー1stアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』('23)からわずか半年でリリースされた『どんなことにでも幸せを感じることができたなら』の制作にあたり、何かテーマはあったんですか?

かやゆー「僕は曲が浮かばないときは全然浮かばないんです。だから候補が何曲もあったというより、浮かんだ曲の中から完成度の高いものを集めていったら偶然、"君"とか"愛"で始まるタイトルの曲ばっかりだったという感じで」

――メジャー1stアルバムで格段にバンドのレベルが上がったなと思ったんですけど、今作は早くもそこからの変化の兆しを感じます。特にタイアップのために書き下ろした、ABEMAオリジナル恋愛番組『恋する♥週末ホームステイ 2023夏』オープニングテーマの『君の街まで』(M-1)、江崎グリコ『セブンティーンアイス』キャンペーンソングの『愛すべき日々よ』(M-2)は、ヤングスキニーにとってもチャレンジだったと思いますが。



かやゆー「まず『君の街まで』は、"遠距離恋愛"をテーマにアップテンポで夏っぽく爽やかに、かつ夜を連想させずに、高校生がターゲットだったから歌詞に"酒"と"タバコ"は禁止という...」

――"ちょっと待って、じゃあ何でヤングスキニーに頼んだん?"という(笑)。『君の街まで』は高校生の恋愛リアリティショーのテーマ曲だけあって、制作時にピュアな波動もいっぱい感じたらしいですね。

かやゆー「僕らは『ワンナイト』('21)とか『ゴミ人間、俺』('23)とか、めちゃくちゃなことを歌ってるのに大丈夫かなと思ったんですけど(笑)、"自分でもこんなピュアな曲が書けるんだ"と思ったぐらい、ヤングスキニーの中でも1~2位を争う純粋な曲になりました。実際に曲が流れてる映像を見たら、自分でも本当にピッタリだなと思って。とは言え、いつもと違う作り方をしたわけではなかったので、根底ではありのままの自分を出せたからこそ、うまくマッチした曲ができたのかなと思いますね」

――『愛すべき日々よ』は恋愛の曲が多いヤングスキニーの中で唯一の"友情ソング"だと。最後の"お前の嫌なとこも全部愛してるぜ"というフレーズは、友達が言った一言をいつか形にしたかったという思いが成就しましたね。



かやゆー「『愛すべき日々よ』はタイアップなのでお題があった上に、高校生と対談してその話も歌詞に入れ込んでほしいという難しい内容だったんですけど、ちょうど自分の中で歌にしたかったことが重なって、すんなり書けました。いつもは歌詞とメロディが同時に生まれるんですけど、この曲は伝えたい思いが初めからまとまっていたので、どっちかと言うと歌詞が先行して、何なら書き切れなかったぐらいメッセージが強い曲になりましたね」

――クライマックスの、"お前のこと全部わかってるぜ/お前の嫌なとこも全部愛してるぜ/お前が居てこその愛すべき日々よ"という3行を言ってもらえたら、この先何年か生きていけるなと思うぐらい言葉の力を感じます。ふと生まれる曲もいいですけど、思いがあるとこんなに楽曲が強くなるなら、そういう曲をもっと聴きたくなりますね。

かやゆー「ありがとうございます! ただ、この曲の歌詞を(クライアントに)送ったとき、"もうちょっと違う言い回しができれば"という意見があって。僕は基本的に一度曲が出来上がると修正できないので、いつもなら"いや、無理です。このままがいいです"と言ってるんですけど(笑)、デモをレコーディングする直前にパッと違う歌詞が降りてきたんです。そういう意見を取り入れて、僕もやってみようと思えたからこそ出てきた歌詞だったんで、いい刺激をもらえたのかなと。タイアップは今後も機会があればやってみたいし、一段階パワーアップできたかなと思いました」

――『愛すべき日々よ』を分かり合える友達の言葉を軸に書こうと思ったのは、同時に、分かり合えない人がいるから、SNSでのアンチみたいなものもきっかけの一つだったと。

かやゆー「僕は仲良い人と狭く深く関わっていきたいんで、イヤな人とそんなに関わらないタイプなんですけど、イヤな人だって同じ人間だし、自分と同じような子どもの頃があったわけだから、"何で大人になると分かり合えなくなっちゃうんだろう?"と思いながら歌にしましたね」

ゴンザレス「『愛すべき日々よ』はヤングスキニーの中でも本当に数少ない方向性の曲で、いつもとテンションは違うけど、かやゆーらしさというか、根底で思ってる気持ちは変わらないのかなと。だから、そういう真っすぐな気持ちをギターでも表現したいなというイメージで弾きましたね」

――ヤングスキニーはどぎつい歌詞×ポップなメロディのバランスが、いい意味で好き嫌いが分かれるバンドだと思うんですけど、今作はタイアップをきっかけにより多くの人に届く濃度で、新たな一面が引き出されましたね。

かやゆー「そうですね。でも、自分でもどういう曲が浮かんでくるのか分かってないから、また『ゴミ人間、俺』みたいな曲ばっかりできるかもしれないですけど(笑)」

――ちなみに、歩いていて"うわ、曲ができそう!"とかなったらどうするんですか?

かやゆー「この前も名古屋で散歩していたら急にメロディと歌詞が浮かんできて。周りに人がいたので、道の端に座って小声でスマホに録音して完成させて。それが終わってからホテルに戻ってギターを付ける、みたいな感じです。それこそバイトをしてた頃は、思い浮かんだらトイレに駆け込んで作ったりしてましたよ(笑)」

ゴンザレス「僕もバイト中にソロが思い浮かぶと倉庫に行って録ってましたわ〜懐かしい!」

かやゆー「一番悔しかったのは、夢の中でいい曲がでたんですけど、朝起きたら思い出せなかった。夢の中だからいい曲だっただけかもしれないですけど(笑)」


毎回形にならず、やるたびに何か違うなと思って
気が付いたらこうなってました(笑)



――後半の3曲は書いた時期が1年半以上前というのもあって、今までのヤングスキニーのイメージを裏切らない曲と言えますね。『君じゃなくても別によかったのかもしれない』(M-3)は、ピアノとギターリフが印象的な一曲です。

かやゆー「この曲の記憶がマジでなくて...いろいろと重なって忙しい時期だったのもあるんですけど、曲が浮かんだときも、レコーディングも、記憶がない。1年半前に書いてから、ちょくちょくスタジオで合わせてきたんですけど、毎回形にならず、やるたびに何か違うなと思って、気が付いたらこうなってました(笑)」

ゴンザレス「僕もその感じがうつっちゃったのか、漠然としてますね。歌詞は別にそうではないんですけど曲調的に爽やかなイメージだったので、その方向性で作ったことぐらいしか覚えてなくて」

――メンバーみんながそんなに覚えてないのに曲ができちゃうのがすごい(笑)。ちょっと気になったのは、"あの時分かれてたのなら/僕らはもっと上手くいってたのかな"というフレーズがありますが、"分かれてたのなら"ってどういう感情なんだろうと思って。字面的に"別れ"とは差別化してますもんね?

かやゆー「えぇ〜俺も分かんない(笑)」

ゴンザレス「"分かれてたのなら"="理解していたら"ってことじゃないの?」

かやゆー「いや、多分違うんだよな...分岐という意味で書いたような気もするけど、レコーディング直前に見返したら、"あれ? これって理解の分かれると一緒じゃん"って自分でも思ったんですよ。"俺、どっちで書いたんだろう?"ってそのときから実は思ってました(笑)」

――アハハ!(笑) となると、やっぱりゴンザレスさんの言う通りってことですかね?

かやゆー「そうしましょう!」

(一同笑)

ゴンザレス「僕は恋愛経験不足でヤングスキニーの歌詞をあんまり理解できてなかったんですけど、AIのように学習できてるのかもしれない(笑)。あと、Aメロの"才能も尽きてきて/君のことなんて歌にできなくなってきて/いない方がマシだと思えてきて/そんな自分を嫌になった"は、別れちゃって君のことをもう歌にできない、みたいな?」

かやゆー「たまに冗談で、"歌が書けなくなったら死のうと思います"ってゴンちゃんとかにも言うんですけど、"才能が尽きて曲が作れなくなったら俺なんかいなくていいでしょ?"という意味で書いてるから、ゴンちゃんの(解釈の)方がエモいんだよね。そういう感じで、意図せず違う方向に捉えられてエモくなることがあるんですよ。あと、この曲は歌詞より語呂とメロディを優先して、韻を踏むことばっかり考えてた気がする。愛想、「はい、そうですか」、才能、いない方、愛を、I knowとか...だから、伝えたいことをそこまで考えてはなかったんですよね」

――『愛の乾燥機』(M-4)はアンセム感があって、みんなが求めるヤングスキニーに、時代に応えた一曲かなと。



かやゆー「さっき話した『君じゃなくても別によかったのかもしれない』とは違って、『愛の乾燥機』は曲が浮かんだときの記憶が残っていて。広島でスタジオに入ってみんなで合わせてたときにイントロのリフ浮かんで、そこから急に曲作りが始まっていったという」

――疾走感もあってソリッドで、ライブでも絶対に盛り上がる一曲ですね。

かやゆー「ただ、この曲の2番以降の構成はかなり悩みました。今の形はめっちゃ気持ちいいんですけど、そこに達するまでになかなかいい案が浮かばなくて。2番のAメロのリズムをちょっと変えたことでいい感じにハマったんですけど、ギターソロが邪魔かな、でもカッコいいソロを弾きそうだから入れたいな、みたいな葛藤もあって」

ゴンザレス「疾走感があって荒々しい曲ながら、割と繊細に作っていきましたね。元々は落ちサビもなかったよね」

かやゆー「ただ、Cメロからそのままいくとラスサビが際立たなかったんで、いつものヤングスキニーっぽい落ちサビを入れることでガンッと盛り上げて。曲作りの0→1はタイアップの方が圧倒的に大変でしたけど、この曲はアレンジがすんなりいかなかった。激しい曲だからこそ勢いを落とさないように、でも一辺倒にはしたくなかったので」

――これぞヤングスキニーな曲かと思いきや、練りに練った上でここに落ち着いたんですね。最後の『8月の夜 (2023 ver.)』(M-5)は過去曲のリテイクですが、この曲を再録しようと思ったのは?

かやゆー「インディーズ時代の1stミニアルバム『嘘だらけの日常の中で』('21)はどの曲も再録しようと思っていて、一気に出すより小分けにした方がいいなと。で、今の時期に出すなら『8月の夜 (2023 ver.)』かなって。今後も再録曲は出していけたらなと思ってますね」


どのバンドにも"ここが好き!"と言えるところがちゃんとありますね


――そして、今作のタイトル『どんなことにでも幸せを感じることができたなら』は、TVドラマ『だが、情熱はある』を見ていてインスパイアされたという。

かやゆー「締め切りを延ばしてもらったんですけど、それでも全然タイトルが浮かばない。そのとき、『だが、情熱はある』の"ささいな幸せを感じられるのはいいよな"みたいな内容のセリフを聞いて、このEPも、どの曲にもささいな幸せがあるところが共通してるなと思って。『君の街まで』なら会えない日々すら幸せで、『愛すべき日々よ』のウザいヤツとでも分かり合いたい気持ちだったり、『君じゃなくても別によかったのかもしれない』は、ドロドロした関係の中でも幸せを求めてたり、『愛の乾燥機』は歌詞に"最低限の幸せ"が出てくるぐらいだし...という感じで」

――そして、10月7日(土)にいよいよスタートする『老いてもヤングスキニーツアーvol.2 "vol.2あったんだ編"』は全30公演というボリュームで、全カ所対バンありと。

かやゆー「ツーマンで仲良くないバンドを呼んでも気まずいなと思ったんで(笑)、だったら楽しいのが一番だなと。自分たちが楽しめばお客さんも楽しんでくれると思うから、シンプルに仲良いバンド、いいなと思うバンド、みたいな感じで、どのバンドにも"ここが好き!"と言えるところがちゃんとありますね」

――関西はツアー序盤の10月11日(水)兵庫・神戸VARIT.がmoon drop、12日(木)京都・KYOTO MUSEがポンツクピーヤ、14日(土)大阪・BIGCATがペルシカリアと対バンですが、それぞれの関係性を聞きたいなと。

かやゆー「moon dropは去年、『老いてもヤングスキニーツアーvol.1 "ここからはじまる編"』の大阪公演でも呼ばせてもらったんですけど、そのとき初めて会って打ち上げで仲良くなって。それ以降、いろんなイベントで被ったときも毎回仲良くしてもらってるんで、ぜひ誘いたいなと」

ゴンザレス「moon dropとは...確か相撲したよね?(笑)」

かやゆー「したね〜! 裸になってたね(笑)。ポンツクピーヤとはまだ絡みがないんですけど、僕がTikTokを見ていいなと思ったら京都のバンドだったんで、誘ってみようかなと」

ゴンザレス「音源を聴いてみていい曲だなと思ったので楽しみですね。この日に仲良くなりたいと思います!」

かやゆー「ペルシカリアは、バンドを始めて3回目のライブぐらいから絡みがあって、同時期に音源を出したりもしてたんで、当時は一緒にライブをやる機会がよくあって。バンドを始める前から曲も聴いてたし、久しぶりに一緒にやりたいなと思って誘ってみました」

ゴンザレス「ペルシカリアはマジで初期からだよね。僕の高校の後輩がペルシカリアが好きで教えてもらって、矢口結生(vo&g)くんとインスタライブか何かで絡んだのが最初で。超昔から仲良くしてもらってる数少ないバンドです」

かやゆー「まず普通にライブがカッコいいからね」

――しかもこのツアー、打ち上げで地獄まで行っても翌日は休み、みたいな日程に割となってる(笑)。

かやゆー「そうなんですよ(笑)。いや~うまいこと作られてるわ」

ゴンザレス「僕はガチで爆発すると次の日に持ち越しちゃうタイプなんで。二日酔いで一日潰れるんですよね...」

かやゆー「しょっちゅう外で寝ちゃうメンバーもいるし」

ゴンザレス「まぁ他人のことを言えないけどね。自分もたまにあるから(笑)」

――ツアーが始まればあっという間に今年も終わりに近づきますが、本当に激動の一年でしたね。

かやゆー「え、待ってよ。俺がついこの間、年越しそばを食べたのってもうそんなに前なの?(笑) とことん行けるところまで行って今年を終えられるように、ここからまた気合いを入れて楽しんでいければなと思います!」

ゴンザレス「僕としてはこの一年、もう本当に貴重な経験ばかりで楽しくて。ツアーでは対バン相手から学ぶことも反省することもあるでしょうし、前回と比べて成長した点も全部含めて今後につなげていけるように、+自分でつかみにいけたらなと思ってます!」

Text by 奥"ボウイ"昌史




ライター奥"ボウイ"昌史さんからのオススメ!

「このインタビューも21時スタートと、一日びっちりスケジュールの詰まった大阪キャンペーンの状況に、今のヤングスキニーの勢いを感じます。しかも『君じゃなくても別によかったのかもしれない』は、取材後にテレビ大阪/BSテレ東 ドラマ アディクト『インターホンが鳴るとき』のオープニングテーマのタイアップが新たに決まるなど、もう止められない。そんな多忙な身でも、"いえいえ、終わった後にはお酒を飲む楽しみが待ってるんで(笑)。僕は曲を作るときに何も考えてないので、こうやって第三者目線で考察してもらうことで、自分の曲ですら気付くことがある"と語ってくれたかやゆーと、3年前の結成直前にギターを始めたとは思えないスキルとセンスのゴンザレス。あと、1stアルバムは『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』というバンドのスタンスを表したタイトルでしたが、新作『どんなことにでも幸せを感じることができたなら』も、ある意味そうだなと。彼らの曲が30行で構成されているとしたら、29行の現実と1行の希望だと思ったんですよね。いや~まだまだ伸びそう。"関西でのライブは常にやりやすい"と口をそろえた2人だけに、今後ますます増していくであろうオーディエンスとの相乗効果にも期待!」

(2023年10月 3日更新)


Check

Movie

最後に衝撃の関西エピソードが(笑)
かやゆー&ゴンザレスの動画コメント

Release

タイアップ曲にアンセムに再録曲
早くも新境地を見せた最新作!

 
EP
『どんなことにでも
 幸せを感じることができたなら』
【初回限定盤DVD付】発売中 4400円
SPEEDSTAR RECORDS VIZL-2227
【通常盤】発売中 2200円
SPEEDSTAR RECORDS VICL-65874

VICTOR ONLINE STORE限定
オリジナル・ラバーキーホルダーセット
【初回限定盤】発売中 5500円
SPEEDSTAR RECORDS VOSF-12343
【通常盤】発売中 3300円
SPEEDSTAR RECORDS VOSF-12344

※初回製造分封入特典
トレーディングメンバーカード4種ランダム

<収録曲> 
01. 君の街まで
02. 愛すべき日々よ
03. 君じゃなくても
  別によかったのかもしれない
04. 愛の乾燥機
05. 8月の夜 (2023 ver.)

<DVD収録内容>
『歌にしてしまえば、どんなことでも
 許されると思っていたワンマンツアー
Live at LIQUIDROOM 2023.04.27』
01. ロードスタームービー
02. 8月の夜
03. 愛鍵
04. 本当はね、
05. ヒモと愛
06. ゴミ人間、俺
07. コインランドリー
08. 美談
09. 好きじゃないよ
10. また冬が終わって
11. 東京
12. らしく
13. ロードスタームービー
14. ごめんね、歌にして
ENCORE
15. 世界が僕を嫌いになっても
16. 憂鬱とバイト

『いつか僕は誰もが羨むバンドになってやる
 フリーライブ
Live at 代々木公園野外音楽堂 2023.03.15』
01. ヒモと愛
02. ゴミ人間、俺
03. 本当はね、
04. 美談
05. コインランドリー
06. 東京
07. らしく
08. ごめんね、歌にして

Profile

ヤングスキニー…写真左より、りょうと(b)、かやゆー(vo&g)、しおん(ds)、ゴンザレス(g)。シンガーソングライターとして活動していたかやゆーを中心に、SNSでメンバーを募集し、’20年8月15日に結成。’21年2月に公開された『世界が僕を嫌いになっても』のMVがSNSを中心に反響を呼び、TikTokで楽曲を使用した動画が急増、一躍名を広める。5月には1stミニアルバム『嘘だらけの日常の中で』をリリース、7月にメンバーチェンジを経て現体制に。12月には初の全国流通となる2ndミニアルバム『演じるくらいなら、ありのままでいいけどね』をリリースし、’22年2月に東京・Shibuya Milkywayで行われた初のワンマンライブをはじめ、現在に至るまで主催公演は全てソールドアウトとなっている。’22年5月リリースの1stシングル『東京』に続き、10月にリリースした2ndシングル『本当はね、』はTikTokでの総再生数15億回、MVは2000万回再生を突破(‘23月9月現在)。’23年2月には『らしく』を配信し、メジャーデビューを果たす。3月に1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』をリリース、同日に東京・代々木公園 野外ステージで開催されたフリーライブは、総動員1万人以上という快挙を達成。4月には初の再録曲『世界が僕を嫌いになっても (2023 ver.)』、7月には『君の街まで』、8月には『愛の乾燥機』を配信。そして9月27日には、メジャー1st EP『どんなことにでも幸せを感じることができたなら』をリリースした。若者のリアルな思いを描く等身大の歌詞で10代から支持を受ける、“嘘だらけで矛盾だらけの日常を歌う”平均年齢21歳、東京発のフォーピースギターロックバンド。

ヤングスキニー オフィシャルサイト
https://www.yangskinny.com/

Live

10~12月のツーマンツアーは完売!
来春には過去最大のワンマンツアーも

 
『老いてもヤングスキニーツアーvol.2
 “vol.2あったんだ編”』

【高知公演】
▼10月7日(土)高知X-pt.
[ゲスト]Conton Candy
【岡山公演】
▼10月9日(月・祝)CRAZYMAMA KINGDOM
[ゲスト]浪漫革命

Pick Up!!

【兵庫/京都/大阪公演】

Thank you, Sold Out!!
▼10月11日(水)19:00
神戸VARIT.
[ゲスト]moon drop
▼10月12日(木)19:00
KYOTO MUSE
[ゲスト]ポンツクピーヤ
▼10月14日(土)18:00
BIGCAT
[ゲスト]ペルシカリア
オールスタンディング4000円
GREENS■06(6882)1224
※未就学児童は入場不可。

【広島公演】
▼10月15日(日)LIVE VANQUISH
[ゲスト]ペルシカリア
【静岡公演】
▼10月17日(火)Live House 浜松 窓枠
[ゲスト]アンと私
【香川公演】
▼10月21日(土)高松MONSTER
[ゲスト]KALMA
【岐阜公演】
▼10月22日(日)岐阜CLUB ROOTS
[ゲスト]KALMA
【愛知公演】
▼10月24日(火)ボトムライン
[ゲスト]KALMA
【福島公演】
▼10月26日(木)Hip Shot Japan
[ゲスト]bokula.
【宮城公演】
▼10月27日(金)仙台Rensa
[ゲスト]bokula.
【岩手公演】
▼10月29日(日)club Change WAVE
[ゲスト]鉄風東京

【長野公演】
▼11月1日(水)長野CLUB JUNK BOX
[ゲスト]クジラ夜の街
【石川公演】
▼11月2日(木)金沢EIGHT HALL
[ゲスト]クジラ夜の街
【新潟公演】
▼11月4日(土)NIIGATA LOTS
[ゲスト]クジラ夜の街
【山梨公演】
▼11月7日(火)KAZOO HALL
[ゲスト]ねぐせ。
【長崎公演】
▼11月9日(木)DRUM Be-7
[ゲスト]THE 2
【福岡公演】
▼11月10日(金)DRUM LOGOS
[ゲスト]THE 2
【熊本公演】
▼11月12日(日)熊本B.9 V1
[ゲスト]reGretGirl
【鹿児島公演】
▼11月13日(月)鹿児島CAPARVOホール
[ゲスト]reGretGirl
【東京公演】
▼11月17日(金)Zepp Shinjuku(TOKYO)
[ゲスト]Blue Mash
【神奈川公演】
▼11月19日(日)F.A.D YOKOHAMA
[ゲスト]Blue Mash
【北海道公演】
▼11月22日(水)ペニーレーン24
[ゲスト]ジュウ
▼11月23日(木・祝)苫小牧ELLCUBE
[ゲスト]ジュウ
▼11月25日(土)CASINO DRIVE
[ゲスト]ジュウ
【茨城公演】
▼11月28日(火)水戸ライトハウス
[ゲスト]シンガーズハイ
【埼玉公演】
▼11月30日(木)越谷EASYGOINGS
[ゲスト]シンガーズハイ

【沖縄公演】
▼12月3日(日)・4日(月)Output
[ゲスト]ammo


『老いてもヤングスキニーツアー vol.3
 “2度あることは3度ある編”』 New!

【宮城公演】
▼3月16日(土)SENDAI GIGS
【神奈川公演】
▼3月21日(木)KT Zepp Yokohama
【広島公演】
▼3月30日(土)広島クラブクアトロ
【福岡公演】
▼3月31日(日)Zepp Fukuoka

【新潟公演】
▼4月3日(水)・4日(木)NIIGATA LOTS
【愛知公演】
▼4月7日(日)Zepp Nagoya
【香川公演】
▼4月13日(土)高松festhalle

Pick Up!!

【大阪公演】

一般発売日未定
▼4月14日(日)18:00
Zepp Osaka Bayside
オールスタンディング4500円
GREENS■06(6882)1224
※未就学児童は入場不可。

【北海道公演】
▼4月19日(金)Zepp Sapporo
【東京公演】
▼4月26日(金)Zepp DiverCity(TOKYO)


Column

等身大で赤裸々な1stフルアルバム
『歌にしてしまえば、どんなこと
 でも許されると思っていた』
が描くストーリー。ヤングスキニー
かやゆー(vo&g)、しおん(ds)
インタビュー&動画コメント('23)