ホーム > インタビュー&レポート > 「これがFLYING KIDSの歴史を背負いつつもネクストステージ」 いまだ現役、いまだ最前線。浜崎貴司(vo)が語るバンドのマジック、 忌野清志郎の伝言…世代を越える大胆不敵なエレクトロファンク! 『REFLEX ACTION』インタビュー&動画コメント
音楽を作るときはなるべく無意識でありたい
――今まさに僕が持参したチップスターを浜崎さんがおいしそうにつまみましたけど(笑)、『REFLEX ACTION』のMVの冒頭ではその他にも、ゴーギャンをモデルにした小説『月と六ペンス』の文庫本やSFの名作映画『2001年宇宙の旅』のDVDなどが、小道具として印象的に機能しています。あと、デビュー曲『幸せであるように』('90)で浜崎さんが着ていた衣装も使われていて。
「そういうリンクのさせ方を意識して『REFLEX ACTION』を作ったわけではないんですけど、監督がそういうモチーフを使って撮りたい、『幸せであるように』で着た服を持ってきてほしい、当時の映像も使わせてもらいたい...そうオファーしてきたということは、今のFLYING KIDSの新しいシングルと、デビュー曲である『幸せであるように』に何かつながるイメージがあったんでしょうね」
――バンドの意図ではなく、むしろ映像側のインスパイアだったんですね。
「僕は音楽を作るときはなるべく無意識でありたいという目標を持っているんです。その中から出てくる本音みたいなものが、聴いてくれる皆さんの心に一番届きやすいと思っているので。今回のMVの監督は若手の山口寛太くんに頼んだんですけど、どうせ頼むなら中途半端におじさんの意見を込めるのはやめようと思って、こっちからアドバイスとかはしてないんですよ。そもそもMVで主役をやってくれた俳優の伊島空くんが、僕の友達の息子なので子どもの頃から知っていて。妹の伊島青ちゃんも女優で、以前『オードレイ!』('19)のMVに出てくれているんです。空くんとはよく食事していて、今はもう親がいなくても直で子どもとご飯を食べてる(笑)。その食事会に空くんが連れてきたのが、寛太くんなんです。寛太くんはドキュメンタリー映像作家なのでMVを作ったことはなかったけど、曲を気に入ってくれて、ぜひやってみたいと。20代の人たちが集まってワイワイ撮ってくれました」
――浜崎さんのキャリアになってくると、世代もクロスオーバーしてきますね。でも、待っていてもそうはならない。そういう若い世代と積極的にコミュニケーションを取っていなかったら、生まれていない縁ですね。
「そうなんですよ、だからおごっといてよかったなと思って(笑)」
――アハハ!(笑) "今まで散々おいしいもの食べたじゃん"という無言の恩が。
「僕も昔、先輩にごちそうになりながらいろんなことを勉強させてもらったし、一緒にいて話をするのが単純に楽しい。結果的に質問されることが多くて、"こう自分は考えてるよ"みたいに答えるんですけど、若い人たちなりに盛り上がってくれてるみたいなんで、win-winで楽しんでますね。支払いは僕がしますけど(笑)」
何となく、ここで集まっておかないとダメだと思ったんですよね
――『REFLEX ACTION』はシンセが大胆に鳴り響くエレクトロファンクで、キャリア30年超えのバンドの最新曲がこれって、めちゃくちゃクールだなと思いました。
「まとめに入るのはまだ早いなという気がしてるんで(笑)。去年はドラムの中園(浩之)とギターの丸山(史朗)、今年はベース兼リーダーの伏島(和雄)が還暦を迎えるとなると、過去の自分たちがたどってきた道に似てもいいとは思うんですけど、FLYING KIDSは挑戦し続け生み出していくバンドでありたいので。まだワクワクできているのは幸せだなと思います。でもね、ザ・ローリング・ストーンズがニューアルバムをリリースする時代ですから。それを考えると僕らなんて、まだまだ道半ばどころではないので。ペーペーだなと思うことがたくさんありますよ。音楽は難しい。今でも分からないことがいっぱいあって、いちいち偶然に出来上がるので」
――『REFLEX ACTION』はどういった流れで生まれたんですか?
「去年、FLYING KIDSで忘年会をやったんですけど、まだコロナ禍だったのもあって全員集まれなかったんですよ。だから仕切り直して、2週間後ぐらいに新年会をやったんです(笑)。何となく、ここで集まっておかないとダメだと思ったんですよね。知り合いのお店を貸し切って、まぁ風邪で欠席した人はいましたけど、スタッフも含めてほぼほぼ集まって。そのときに"もう1回、力を合わせて頑張ろう!"みたいな話になったんですよ。そこからいろいろと曲を集めていくうちに、キーボードのSWING-Oがトラックを2曲分ぐらいのアイデアを出してきて。それを自分が引き上げて、メロディや歌詞、構成をスタジオで考えて、出来上がったのが『REFLEX ACTION』ですね」
――ここで集まらないとダメだ、と思ったのには何か理由があるんですか?
「今年がポイントだという直感みたいなものがあったんです。今後、頑張らないなら頑張らないなりの道に、頑張るなら頑張るなりの道に突入するような...バンドがどっちに進むか分からないところにいる気がしたんですよね」
――'07年の再結成後、バンドはある程度コンスタントに動いてはいるけれど、この調子で年に数本のライブをやって、たまに新曲を出すノリでやっていくのか、2年後のデビュー35周年も見据えて活動を活性化させていくのか。考えたらもう、再結成後の方がキャリアは長いですもんね。
「そうですね。今の9人体制のFLYING KIDSでいいものを作れている自負はあるんですけど、決定盤みたいなものをまだ作れていない思いも同時にあったので。そこに対してギアを入れる感じもあったかもしれないですね」
――そういう局面で、'17年からFLYING KIDSに参加したSWING-Oさんからの新曲が選ばれたのは理想的ですね。
「彼はいっぱいプロデュースもやっているし、FLYING KIDSのSWING-Oとして6年やってきて見えた部分もあると思うんです。『REFLEX ACTION』は彼なりの一つの提案だったと思うし、それを僕がうまく形にできたのかなと」
頑張らなくても、諦めちゃいけない
――歌詞の面で個人的には、"綺麗事だと言われても"の一行が響きました。世の停滞感、諦めムードの日本みたいなところで、"いや無理でしょ"と冷めるのではなく、そんなときこそ理想がないと人生は何も変わらないと思うので。
「音楽とか芸術は、それが許されるんじゃないかと思うんですよ。そこを担っているとも言える。現実では恥ずかしくて言いにくいこととか、思っても口にできないようなことを、思いっ切りデカい声で歌えるのが音楽だと僕は思っているので。かと言って、理想を掲げれば即、歌になるのかと言うと、全然そんなことはなくて。そういう美しい姿=理想を歌うためには、いろんな経験や時間が必要で、『REFLEX ACTION』では最終的に未来への希望みたいなものを歌いたいと思ったけど、なかなかそういう歌が作れなかった僕のここ10年だったんですよね。まだ忌野清志郎さんが生きているとき、『マジカデ・ミル・スター・ツアー』('00~'01年に開催)に歌いに来なよと言われて、兵庫・チキンジョージに電車に乗って行ったんですよ。そしたら楽屋で、"本当に来たの? じゃあ歌いなさい"って(笑)。コンサートの前にもう何の告知もなくいきなり出て行って歌って...終わった後に清志郎さんと話しているとき、"浜ちゃん、もっと夢とか希望を歌わなきゃダメだよ"って言われたんですよね。でも、当時は"そんなに簡単にできることじゃないよな..."と思って歌えない自分がいたんですけど...あれから20年以上、もうだいぶ経っちゃったな。僕なりに清志郎さんに問われた答えを、『REFLEX ACTION』で返せたつもりはちょっとあるんですよね」
――そういう心の奥底や時間を曲から嗅ぎ取ったからこそ、今回のMVから溢れるフレッシュな衝動みたいなものにつながったのかもしれないですね。
「監督とは年齢もそれこそ親子ぐらい違うジェネレーションなんですけど、自分たちの世代の歌のように理解してくれたのがうれしかったし、曲を聴いて"ヤバい、MVを作りたい!"とすぐになってくれたのは、他人事じゃなくて自分事に変換できたからだと思うんです。日本、世界もそうですけど、未来に希望がない。特に若者がそれを感じる余裕がないのは、非常に問題だと思うんですよ。でも、必ずや新しい何かが生まれて、人類はずっとサヴァイブしてきた。それをいつ誰が生み出すのか...そういう期待とか楽しみもあるんです。可能性はゼロじゃないとみんなが思うことが大切で、ぶっちゃけ、諦めたら終わりなんですよ。頑張らなくても、諦めちゃいけない気はするなぁ」
FLYING KIDSが原点だし、自分の一部だと強く思う
――『REFLEX ACTION』というタイトルはどこから?
「いろんなアクションが反射し合って、バイブレーションが大きくなっていくイメージで付けたんですけど、何かのエネルギーで自分が"バン!"と動き出せることもあるし、誰か一人でやる作業ではなくて共鳴し合う、みたいな」
――今まで聞いてきた話も、本当にそんな感じがしますね。
「僕自身、根がバンドマンなんで、みんなで何かを作り上げることがベースにあると思うし、社会ではそれが基礎ですから。協力し合ったり、一致団結するとか単純なことを、もう一回取り戻す歌でもあるのかなと」
――そんな一曲をソロではなくバンドで、FLYING KIDSで発表できるのは美しいですね。
「共同作業は1+1が2じゃなくて10になることだってある。その爆発する瞬間をいつも探してるんですけど、バンドというものは非常に難しくて、どうしたってお互いにエゴみたいなものがあってシンクロできないことが、バンドだからこそあるんですよね。だから面白いし、厄介だったりもする。30年以上やってきて学んだのは、バンドは人間修行みたいなところがあって、自分の立ち居振る舞いを音にしてきちゃった部分もたくさんあるし、恥ずかしいこともいっぱいしてきた。FLYING KIDSが原点だし、自分の一部だと強く思うので、自分のバンドマンとしての佇まいが、『REFLEX ACTION』に出ている部分は無きにしもあらずだと思います。あと、これがFLYING KIDSの歴史を背負いつつもネクストステージなんだと、メンバーがすぐに理解してくれた感じがあって、それをバンドに落とし込んでいくこと自体は速かったですね。そういうところは、やっぱりバンドだなと」
――過去のインタビューで印象的だった浜崎さんの言葉があって。"ガキんときに、もう右も左もわからず、みんなで肩寄せ合って、この社会に出ていくぞ、一旗揚げようぜっていうあの感じ。その通過儀式がないとバンドにならないんだなって思った"と。何かすごくFLYING KIDSっぽいなと思ったんですよね。
「隣町で火事が起きたと聞いたら、みんなでわーっと走って消しに行くみたいな...そのときに金なんて関係ないし、そもそも契約書も口約束すらない。でも、みんなでつるんで行く。そういう感じがあるとないとで、バンドって随分変わりますよね。何とも言えない人間関係の空気感って、外に伝わるから。例えば、サザンオールスターズのああいう雰囲気って、どうしたって後から作れるわけじゃない。学生時代に出会った関係性ならではですよね」
――あと、浜崎さんがX(旧Twitter)で投稿してましたけど、沢田研二さんや、世代が近ければ斉藤和義さんもそうですし、長年音楽に携わる人たちに今でもすごいなと思わされるのは刺激ですよね。
「それが今の一番のエネルギーですね。以前は、自分の中で年齢に対する決め付けもあったんでしょうね。でも、そういうことじゃない。それこそ『REFLEX ACTION』にも含まれてることだと思いますけど、何が終わりで何が始まりかは自分で決めることで。だからこそ、僕らもいろんな未来をまだまだ持てるんじゃないかと思ってます」
――かと思えば、若手で注目のCody・Lee(李)というバンドも、自身の新曲『異星人と熱帯夜』('23)について、"シーケンスのアプローチではFLYING KIDSも参考にしました"と話していて。後進にも影響を与えていますね。
「そうかぁ~もっと言ってほしい!(笑) 面白いね。後でちゃんと聴いてみよ」
FLYING KIDSの絶好調感を皆さんに楽しんでもらいたい
――『REFLEX ACTION』は9月の『中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2023』でも披露されていましたね。
「フェスでは初めてやったんですけど、今年5~8月のマンスリーツアー(『FLYING KIDS 2023 MONTHLY LIVE TOUR「FunKでしか言えない本当の事がある」』)でも、『REFLEX ACTION』をやり続けていたんです。だからこの曲は、ライブ会場でしか聴けない新曲という時間が結構あったんですよ。情報解禁日が設定されて一気に配信、じゃなくて、そういうのも何か昔っぽいというか、原点という感じがするでしょ?」
――そして、10月27日(金)ビルボードライブ東京では、リーダー伏島さんの還暦を祝して、『FLYING KIDS TOUR 2023「FunKでしか言えない本当のことがある」~第2回チキチキ還暦だヨ!全員集合!~』が開催されます。
「今年はFLYING KIDSが毎月コンサートをやること自体が久しぶりだったんで、それでいろいろ仕上がったんです。バンドのさびが取れたというか、今はもうブイブイ言わしてる感じなので(笑)。だからまずは、FLYING KIDSの絶好調感を皆さんに楽しんでもらいたいのと、いつもリーダーが物販紹介のMCを、フセジィ・マーキュリーとかフセ・クルーズに扮してやってきたので(笑)、その辺も期待していただけたら」
――浜崎さんのソロ活動としては、『浜崎貴司 弾き語りツアー"LIFE WORKS LIVE 〜Since2011/終わりなきひとり旅"』が、もうすぐ200公演目を迎えます。
「しつこいんですよ僕(笑)。でも、一人旅の弾き語りツアーで全国を回った経験は、人生を振り返ったときに大きな宝物になるんじゃないかと思って。いろんな景色を見ましたし、おいしいものも食べたし、いいお客さんにたくさん出会えた。これからも行けるところまで行きたいなと思っています。とりあえずの200本目を、11月26日(日)JZ Brat SOUND OF TOKYOでやりますので、そちらもぜひ楽しみにしてください」
――ちなみに、浜崎さんの半生を振り返る連載企画『ハマミチ ~ "浜崎貴司" ができるまで』を、このタイミングで始めたのは何かあったんですか?
「最初はライターの木村由理江さんが、"いきさつを残しておきたい"と言ってくれたんです。だいぶ前から定期的に質問に答えていったものがたまってきたので、FLYING KIDSも2年後にメジャーデビュー35周年だし、改めてここで再認識してもらうのもアリなんじゃないかと思って。35年も経つと、どういうバンドでどういう歴史なのかが分からなくなっちゃう。特に若い人はどこから入っていいか分からないじゃないですか。であれば、こういう物語なんだよと入口を作ってあげたらいいのかなと、HPで連載を始めたんですよね」
――そして、その35周年には浜崎さんもついに還暦に。
「そうなんです。だからそこで連載が完結するようにしてるので。FLYING KIDS、浜崎貴司の物語を何となく知って聴くのと聴かないのとでは、大きく違うかなと思って。僕ワールドにハマッてくれる人、大募集中です(笑)」
――そういう意味では、FLYING KIDSに新たに出会ってもらうのにも、改めてバンドの存在を再認識してもらうのにも打ってつけの新曲『REFLEX ACTION』が出来上がった今は、いい機会だったかもしれないですね。
「ここに来て、みんなに単純に元気になってもらいたいと思ってるんですよね。コンサートもそうですし、音楽を通じて皆さんのお役に立てることを、もっとできたらいいなと思ってます!」
Text by 奥"ボウイ"昌史
(2023年10月25日更新)
Digital Single
『REFLEX ACTION』
発売中
ビクター・エンタテインメント
<収録曲>
01. REFLEX ACTION
https://jvcmusic.lnk.to/ReflexAction
フライング・キッズ…写真後列左より時計回りに、加藤英彦(g)、竹本一匹(perc)、Elli(vo)、浜崎貴司(vo)、宇賀まり(sax)、伏島和雄(b)、中園浩之(ds)、丸山史朗(g)、SWING-O(key)。’88年に結成。’89年、人気TV番組『平成名物TV・三宅裕司のいかすバンド天国』に出演。3代目イカ天キングとして5週連続勝ち抜きを達成、初代グランドキングとなる。’90年、シングル『幸せであるように』でメジャーデビュー。その後もスマッシュヒットを連発。19枚のシングルと11枚のアルバムをリリースし、’98年に解散。’07年に再結成。’17年に現体制となり、現在はライブを中心に活動を行う9人組ファンクバンド。
FLYING KIDS オフィシャルサイト
https://fk6.jp/
浜崎貴司 オフィシャルサイト
https://hamazaki.org/
『FLYING KIDS TOUR 2023
「FunKでしか言えない本当のことがある」
~第2回チキチキ還暦だヨ!全員集合!~』
チケット発売中 Pコード251-819
▼10月27日(金)18:00/21:00
ビルボードライブ東京
カジュアルエリア6500円(1ドリンク付)
※座席位置によりご相席になる場合がございます。
ビルボードライブ東京■03(3405)1133
※未就学児童入店不可。18歳未満/高校生は成人(高校生不可)の同伴が必要です。飲食代金は別途お支払いください。
『熊本城ホール開業4周年記念!
浜崎貴司 GACHIスペシャル
in 熊本城ホール』
チケット発売中 Pコード249-675
▼11月4日(土)17:30
熊本城ホール メインホール
[出演]浜崎貴司/奥田民生/木村充揮/
トータス松本/YO-KING
[ゲスト]伴都美子(Do As Infinity)
『浜崎貴司 GACHIスペシャル福岡場所』
チケット発売中 Pコード249-675
▼11月5日(日)17:30
福岡サンパレス ホテル&ホール
[出演]浜崎貴司/奥田民生/木村充揮/
トータス松本/藤原さくら/YO-KING
全席指定8000円
BEA■092(712)4221
※3歳以下入場不可・4歳以上チケット必要。
『浜崎貴司 弾き語りツアー
“LIFE WORKS LIVE
〜Since2011/終わりなきひとり旅”
sono200 〜気がつきゃ二百宴〜』
チケット発売中
▼11月26日(日)18:00
JZ Brat SOUND OF TOKYO
予約6000円
[ゲスト]近藤康平(ライブペインティング)
JZ Brat■03(5728)0168
https://www.jzbrat.com/
「’80年代後半~’90年代前半に巻き起こった空前のバンドブームの渦中に生まれた、人気TV番組『平成名物TV・三宅裕司のいかすバンド天国』、通称“イカ天”で名を馳せ、JITTERIN'JINN、BEGIN、たま、BLANKEY JET CITYら多くのバンドと共に世に出たFLYING KIDS。もうめっちゃ懐かしい。俺まだ全然中高生(笑)。普通は’23年にまず話さない話題です。故にバンドがどれだけ長い間、活動しているかが分かります。もちろん続いてるだけですごいことですけど、続けてるだけでも何か違う。酷ですが結局、“今でもイケてるかどうか”ですよね? だからこそ、実際そうだったときにブッ飛ぶんです。FLYING KIDSの最新曲『REFLEX ACTION』はまさにそれ。メンバーに還暦2人いるんですよ? めちゃめちゃイケてるわこの曲。インタビュー自体は再結成後2枚目のアルバム『LIFE WORKS JOURNEY』(’11)以来なので相当久しぶりでしたが、シビれる言葉をいっぱい浴びたな~。上記の動画コメントも、大半うどんの話だったのにその後の告知への流れがさすがだわ(笑)。ソロとしても長きにわたり弾き語りツアーを行っている浜崎さんですが、前回の取材時はまだ22~23本目だったのが、今では200本目。今度はそこまで空かないうちに話を聞かせてもらいたいもんです!」