「1人の人間としての言葉は常に音楽という遊び場に残していきたい」 初の海外制作で生まれた新たなるグルーヴと衝動 痛みも葛藤も吹き飛ばせ『HURRICANE』! ReNインタビュー&動画コメント
リアルタイムで自らの演奏を録音→再生する“ループステーション”を駆使し、1人多重演奏のスタイルを確立。昨年は、各地のフェスやイベントでもその歌声を轟かせたシンガーソングライターReNが、初の海外制作に挑戦。LA~ナッシュビルと流れ着いた濃密な旅路の果てに生まれたのが、先日デジタルリリースされた新曲『HURRICANE』だ。夢を語れば嘲笑され、常に現実的であることが美徳とされるような風潮、先行きの不安には平然を装い、ネガティブな感情はSNSにまき散らす…そんな鬱屈とした時代のムードに抗うように声を上げる同曲は、25歳の若者の等身大の叫びと、次世代を担う規格外の才能を掛け合わせたようなリアリティとクリエイティビティを存分に響かせている。「自分はまだ全てが発展途上」とはにかみながら、葛藤も希望も抱えて己の道を歩み続けるReNが、音楽という形のないものに込められた確かな感情を語るインタビュー。
自分にはまだまだ足りないものがあると思うことが山ほどあった
――『LIFE SAVER』('17)以来のインタビュー となりますが、ONE OK ROCKのゲスト アクトへの大抜擢や、エド・シーランとの再会など、 '17年は大きな ターニングポイントになったという話を聞いて。’18年は各地のフェスやイベントへの出演だったり活動の範囲も広がって、また新たな武者修行みたいなところもあったと思いますけど。
「’17年の半ばからライブ自体が変わっていった部分もあるし、いろんな方面のリスナーが自分の音楽を聴いてくれるようになりつつあって。それはめちゃくちゃ嬉しいことでしたけど、同時に、自分にはまだまだ足りないものがあると思うことが山ほどあったんです。尊敬するアーティストたちに匹敵する、またはそれ以上のものを自分も早く表現できるようになりたい気持ちがどこかにあって、その足りないものを1つ1つ集めていくために必死だった2年間でもあったし。確かに立つステージは大きくなってきてるんですけど、息継ぎする間もないままここまで来てます(笑)」
――当時は“自分はキャリアがないのが強み”と言うぐらい、まっさらに近い状態で。そこからいろんな景色を観たからこそのプレッシャーだったり、やり甲斐もあって。話していても、勢いだけではない段階に来てる感じがします。
「本当にそうですね。根本的には何も変わってないんですけど、知恵もいろいろ増えて、どんどん自分が思ったとおりに表現できるようになってきて。一方で、もっとシンプルに留めなきゃいけないところを複雑に考え込んじゃう部分もあったので、自分がやりたいことをやりながら、それが本当に自分があってほしい見え方をしてるのか、俯瞰的な目線で考えながら、今回はいろいろトライしましたね」
――海外での楽曲制作はもちろん、今回の作品でチャレンジしたことはありますか?
「この2年間ライブをやってきて思ったことでもあるんですけど、自分の奏法は日本ではあまりメジャーではなかったりするので、自分がお客さんにこうであってほしいなと思う景色と、実際にお客さんが僕に求めてるものが、ちょっと違う気がしたことがあって。それは決して悪いことではないし、シンガーソングライターの楽曲は聴いて楽しむものというイメージがあるけど、その枠をちょっと超えて一緒に楽しみたい、一緒に汗をかきたいという衝動に駆られた時期があったんです。そういうことからも、自分が作り出す楽曲もライブを意識しながら、“こういうふうに受け取ってほしい”っていうところまで考えて作ったのは、今回の新しいところですね。“お客さんと自分が1つになるためにはどうしたらいいんだろう?”って」
――自分の想いを形にするだけじゃなくて、それがどう目に映るのか。例えば、フェスにおけるロックバンドのライブはお客さんも観慣れてるから、初めて観るバンドでも何となく要領は分かるけど、ReNくんのライブは“あれ? それってどうやってんの?(ポカーン)”みたいなね(笑)。
「そう(笑)。自分もすごいパフォーマンスを観たときは固まっちゃうんだけど、心の中では“うおおぉ〜!!”ってなってる(笑)。それもライブの醍醐味だと思うし。でも、その1つ先に行くと、身体が揺れたり、その動きから感情がハッピーになったりする。自分もその両方が楽しめるライブが大好きだからこそ、そういう空気を作っていきたいなって」
――昨年リリースしたEP『存在証明』('18)でも、“心と身体の両方に届く音楽を”というテーマがあったと思うので、言わばその延長線上というか、それをさらにブラッシュアップしたもの。確かにルーパーを使って1人で全ての音を作り上げていくライブって、まだ観たことがない人の方が多いでしょうしね。
「まぁでも、それも含めて今は楽しいですね。そういうことをヘンに意識し過ぎた時期もあったんですけど、自分の作り出す楽曲に意識を戻して、本当に自分が納得のいく楽曲を作る。あと、それを自分が歌うだけじゃなくて“作り上げる”のがライブだから。僕自身が楽しいと思えるものを作ることが、結果的にみんなを楽しませることにつながるんじゃないかというところに戻ってきましたね」
――その辺の葛藤は『HURRICANE』の歌詞にも表れてると思いますけど、まぁうごめきますよね、心の中は(笑)。
「そうなんですよね(笑)」
空気感の違うところで作ってみたかった
――初の海外制作について聞きたいんですけど、資料を見ると、楽曲を作って録りに行くのとはまた違いますね。
「僕が求めたのはサウンドとかそういうものではなくて…空気感の違うところで作ってみたかったんですよね。自分の引き出しの足りなさもこの2年間で感じたし、それを探しに行くというか増やす目的もあったし。今回はセッションという形で自分のビジョンをしっかり提示しながら、そこにこんなオプションもある、あんなオプションもあるみたいにキャッチボールできたのがすごくよかったですね。だから正直、楽曲ができなくても得るものはいっぱいあるだろうなと思ってました。だけど最終的には、乗っかったグルーヴの中で出来上がった楽曲の方が、事前に作っていった楽曲よりも絶対にいいと感じたので」
――普通は海外制作と言ったら向こうで録音することがほとんどなのに、こういう発想は面白いですね。
「海外で録る音はいいという考えも、それはもちろんそうだと思うんですけど、意外と日本は日本でよかったりもするし、究極を言えば、家で録ったデモテープの方がいいことすらあるから。要は“空気感”の方が大事だっていう」
――『LIFE SAVER』のインタビュー でも、結局、iPadで作った自分のデモが一番楽曲にフィットした話がありましたもんね。海外には10日間ぐらい滞在したということですけど、まずはLAに行ってみたと。
「自分の言葉に合うサウンドを探したかったのもあるんですけど、ビートのある音楽を作りたいと思ったときに、LAだったらいろんなミュージシャンやプロデューサーがいるということで、そこでまず1週間セッションすることになったんです。LAでそれなりにいろんなスケッチはできたんですけど、その後にちょっと肩の力を抜いてナッシュビルに行ってみようということになって。『HURRICANE』は最終的にそこでできた楽曲なんですよね。最初はカントリーソングじゃないけど、LAとは違うテイストを求めて行ったんですけど、結局はその場の空気感で、スタジオに入った人たちとのグルーヴが予想してなかったものだったからこそ、こういう楽曲になったのかなって」
――LAとナッシュビルのアプローチは全然違った?
「LAは1曲に集中してそれを広げていくやり方だったんですけど、いいアレンジが出来上がるまでなかなか進まない。でも、ナッシュビルはとにかく数を打つというか、途中でつまずいても悩まないで次々とやっていく打率戦法みたいな(笑)。アイデアが飛び交う速度がめちゃくちゃ早くて」
――そういう刺激的なやりとりの中で、今回の『HURRICANE』が生まれたと。
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「スタジオに入ったとき、まずはいつもの自分のやり方でと思って、よーいドンで弾いたギターのフレーズが、今の『HURRICANE』のイントロなんですよ。普段はギター1本で作った骨組みに対して、GarageBandなりを使いながら音を足していく。でも今回は、よーいドンの時点で同じ空間に全員がいて、自分が弾いたフレーズに対してその鮮度の中でいろんなアイデアが行き交って、すごい速度でアレンジが出来上がっていくというか」
――もらったデモを後からいじるとかじゃなくて、リアルタイムで組み上げていく。
「だから自分とソリが合わなければ最悪なセッションになるけど、ハマッたときは相乗効果で作品に対する情はすごく深くなるし、音楽っていいなって純粋に思ったというか(笑)。僕1人で作ると1人で聴きたい音楽になる可能性が高いんですけど、今回はプロデューサー/アレンジャーとコーディネーターの3人の空間で作ったので自分にはなかった引き出しが増えたし、そういうところから始まった楽曲なら、みんなで聴ける音楽になるかもしれないなって」
不安を消し去るようなダイナミクスの楽曲を作りたくて
――何だかリリックにもより内面が出てる気がしますね。
「言葉にすると安くなっちゃいそうで怖いんですけど、僕ら世代も含めて先行きの不安みたいなものがみんなにあって、でもそれを口に出すのが恥ずかしくて、無理して平然を装ったりしてる。そういうことは友達の話を聞いてても思ったりするし。でも別に、それは誰のせいでもなくて…今の世の中が自分の将来の夢を語ることに恥ずかしさを生んだり、現実的であることの方がカッコいいみたいな風潮を感じるんですよ。本当のところはそうじゃないこともみんなどこかで分かってると思うし」
――特に音楽なんてそうじゃないものの典型だもんね。
「だからこそ、そういう不安を消し去るようなダイナミクスの楽曲を作りたくて。みんなの感情を代弁をするのはすごく難しいことだけど、自分が1人の人間として感じてることは、みんなが思ってることでもあるんじゃないかって。自分自身がそういうふうに孤独になることもあるし。だから、こういう歌を拾ってくれた人が“うわぁ〜!”っていう感情になってくれたら、僕も“やっぱりそうだよね”ってなれる。そこが自分が音楽に求めるものかな」
――サビのフレーズにめちゃくちゃ鼓舞されるというか。それが結果キャッチーなのもすごくいいなと。
「そういう意味では、本当にセッションの空気感から生まれたものだなぁって自分でも思う。だから新しい楽曲になったし、それがネガティブな感情を払い飛ばせたらこんなにいいことはないと思うし。自分はまだ全てが発展途上だから、その中で自分がチョイスしたサウンドの世界観を気に入ってくれたらなお嬉しいし、1人の人間としての言葉は常に音楽という遊び場の中に残していきたいなと思いながら、今回は作りましたね」
――最近のライブで披露した感触はどうですか?
「もうどんどんライブが忙しいことになっていってるんですけど(笑)」
――アハハ!(笑) そうね、足元が。
「今までより機材は増えてるんですけど、去年配信で出した『Shake Your Body』(’18)辺りから、“これ、ライブどうしようかな?”現象が起き始めたんですよね(笑)」
――アイデアをブチ込んでいけばいくほど、ライブでの再現が難しくなると(笑)。
「結局それも、また冷や汗をかきながら必死で準備するんですけどね(笑)。その中でいろんな発見があるから。出したい音や観せたい景色が増えて毎回胃がキリキリする想いなんですけど、こういうやり方が自分にはすごく合ってて。それができたときの快感とか自分の中での感情が、やっぱりすごく心地いいものがあるので、そこまでいかないと満足できないという(笑)。結果的にそれでライブも進化していくんで」
――このままいくと、最終的に1人オーケストラみたいになっていくよね?(笑) YouTubeの映像を観ていると、自作のシルバーのボディだったループステーションが、バージョンアップしていたような。
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「ちょっとずつ自分のモチベーションが上がるように改造していってるので(笑)。今までは自分が作った原型のペダルに肉付けしたり、トラブッたときから何から全部自力で対処してたんですけど、やっと手伝ってくれるクルーが出てきて。そういう人たちのおかげで、見た目もどんどんカッコよくなってます(笑)」
――今はブラックボディのクールなルックスで、気持ちコンパクトになったようにも見えますね。
「僕が作ったのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(’85)のデロリアンみたいな感じでしたからね(笑)。機材が増えていくに連れてさすがに持ち運びの問題もあるので、ちょっとずつコンパクトにもしていかないとなって」
最高のライブをしたい
――先日、『ONE MAN TOUR 2019「衝動」』の大阪・BIGCAT公演が行われましたけど、それこそ前回のインタビュー でも話してくれたように、わざわざ大阪までエド・シーランを観に行った、ReNの音楽の出発点となった思い出の場所でついにワンマンライブができて。
「自分にとってBIGCATは本当に思い入れのある場所で、人生のチェックポイントというか。エド・シーランのライブに、音楽に震えさせられた場所だからこそ、そこに自分がアーティストとして帰ってくるロマンがあって。’14年にBIGCATのステージを見上げる形でお客さんとして行ったときの自分は未来が見えずにめちゃくちゃな感情だったからこそ、そのステージに立つことによって、観客席にそのときの自分がいるような気がして…。本当に一生の思い出に残るライブができました。やってるときは必死だったんですけど、終わった後に、“やっとここまで来れたな”って。それと同時に、もっともっとって思ったし」
――5年前、ライブが始まる前の自分と、ライブの途中で写真に写った自分の顔がもう違ったと言ってましたけど、それぐらいライブの前後で人生は変わる。
「本当に。そういうことを僕が経験させてもらったからこそ、音楽って、ライブってすごいなぁと思うんですよね」
――5月30日(木)には、 『ONE MAN TOUR 2019「衝動」』の 東京編がSTUDIO COASTで開催されます。
「過去最大規模のライブという意味では、ストイックに準備しなきゃいけないこともあるし、最高のライブをしたい想いもあるし。大阪ではすごく楽しいライブができたんで、またどうなるかが楽しみです。『HURRICANE』をきっかけに観に来てくれる人もいると思うんで、その人たちとまた新しいライブの空気を作りたいですね」
――そして、関西圏では『ROKKO SUN MUSIC 2109』への出演も決まって。 ReNの名前をより多くの場所で見るようになってきて、今後どう転がっていくのかワクワクしますね。
「チャレンジ精神で頑張ります! とりあえず機材が360度の要塞みたいにならないようにしないとね(笑)」
Text by 奥“ボウイ”昌史
(2019年5月22日更新)
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自己紹介に新曲に大阪の思い出も ReNからの動画コメント!
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ナッシュビルの空気感が産んだ ReNのネオグルーヴな新曲!
Digital Single 『HURRICANE』 発売中 ワーナーミュージックジャパン <収録曲> 01. HURRICANE
Profile
レン…’94年2月28日生まれ、東京出身。10代でイギリスに単身で渡り、ラジオから流れるUKミュージックに衝撃を受け、20歳の春から本格的な音楽活動を始める。ギター1本でステージに立ち、演奏しながらループステーションを使い、ビートやコーラスなどを次々に重ねていくスタイルを確立。’15年には関東圏を中心に1年間で102本のライブを行う『百戦蓮磨2015』を達成。『FUJI ROCK FESTIVAL’15』などにも出演を果たす。’16年6月には満を持して自身初のアルバム『Lights』をリリース。iTunesオルタナティブ部門で1位を獲得。’17年にはスペースシャワーTVの“New Force 2017”に選出され、ONE OK ROCK『Ambitions Japan Tour』福岡公演へも参加。同年6月には2ndアルバム『LIFE SAVER』をリリースし、またもiTunesオルタナティブ部門で1位を獲得。収録曲の『Life Saver』はSpotifyなどでも1位にランクインし、スペースシャワーTVの“POWER PUSH!”にも選曲。秋には自身初となるワンマンツアーを全国13ヵ所で開催し、チケットはソールドアウト。’18年1月には、『AbemaTV オリジナルドラマ進出記念作品#声だけ天使』主題歌となった初の書き下ろし楽曲『Aurora』をデジタルリリース。8月には初のEP『存在証明』をリリースし、iTunesオルタナティブ部門で1週間継続して1位を獲得した。夏には様々なフェスやイベントに参加し、9月よりEPを引っ提げた『“Existence” Tour』(全国5ヵ所6公演)を敢行。チケットはソールドアウトし、追加公演まで行われるほどの盛り上がりをみせた。’19年4月17には『HURRICANE』をデジタルリリースした。ReN オフィシャルサイト http://ren-net.com/
Live
過去最大の東京ワンマンが間もなく 夏には神戸でイベント出演も!
『ONE MAN TOUR 2019「衝動」』【大阪公演】 ▼4月20日(土)BIGCAT【東京公演】 チケット発売中 Pコード140-237 ▼5月30日(木)19:30 STUDIO COAST 1F立見3500円 ホットスタッフ・プロモーション■03(5720)9999 ※4歳以上はチケット必要。
Pick Up!!
【兵庫公演】
『ROKKO SUN MUSIC 2109』 チケット発売中 Pコード140-237 ▼7月6日(土)昼12:00 六甲山カンツリーハウス内 特設会場 1DAY(大人)5500円(中学生以上) 1DAY(小学生)2500円 [出演]宇宙人(Cosmos People)/ハンバートハンバート/ワンダフルボーイズ/bonobos/LOW IQ 01/ReN GREENS■06(6882)1224 ※カンツリーハウス入園料込み。雨天決行、荒天中止。小学生以上は有料。未就学児童は保護者同伴に限り無料(但しカンツリーハウスへの入園料は別途必要)。出演者の変更・キャンセルに伴う払戻しは行いません。【オフィシャルHP】http://www.rokkosun-music.com
Column
「どんなに苦しいときも、心の中の 炎は灯しておかなきゃいけない」 ONE OK ROCKがくれたチャンス とエド・シーランとの再会のドラマ 自作のループステーション制作秘話 を全国ツアー中のReNが語る 『LIFE SAVER』インタビュー
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ライター奥“ボウイ”昌史さんの オススメコメントはこちら!
「1年半ぶりとなったReNの取材。“どれだけバカになれるか”と語っていたあの頃から、良くも悪くも知恵も経験も少なからず身に付いた彼だけに、話していて、楽曲を聴いて、ライブを観て、その表現のアップデートとともに、今までにはなかったプレッシャーや葛藤をはらんでいるのが伝わってきました。そんな中でも、絞り出すように語ってくれたインタビューでしたが、一見ハマりそうな洗練のLAより伝統のナッシュビルとウマが合う辺りは、シンガーソングライターとしての血がそうさせたのか、意外でもあり面白いところでしたね。もがきながらも一歩ずつ前進してきたReNが、かつてない不穏なムードに包まれた時代に放った『HURRICANE』が、いろんなモヤモヤを吹き飛ばす新たな旋風になることを切に願っています!」