「今は想い1つで変わっていけるような気がしてる」 フラッシュバックするあの頃が作った今の自分と音楽という道しるべ 『プルーストと花束』を手に只今絶賛ツアー中! SHE’S全員インタビュー&動画コメント
『Say No』(M-4)の丹念なビートに編まれた優しきコーラスワークに、『Tonight』(M-5)の壮大なる静寂と胸を打つメッセージに、『Ghost』(M-10)の美しいピアノと儚きエモーションに、希望を抱かずにはいられない。昨年6月にメジャーデビューを果たした、大阪発のピアノロックバンドSHE’Sから届いた1stフルアルバム『プルーストと花束』は、シーンに乱立するバンド群の中で「SHE’Sがどういうバンドなのかを明確にする1枚ができた」と語るのも納得の充実作だ。プルースト効果=過去の記憶が呼び覚まされる心理現象をモチーフに、井上竜馬(key&vo)が過去にケリをつけるべく自らをディグった全11曲と怒涛のこの1年は、バンドにどんな構造改革をもたらしたのか――? リリースツアーもいよいよ大詰め、10代から景色をともにしてきた戦友4人が、意志と理想と情熱の現在地を語る、グッドヴァイブな全員インタビュー!
このアルバムは負の部分を覚えてたからこそできた
――デビューからここまで走ってきて、ようやく1stアルバムの『プルーストと花束』という1つの大きな指標ができた気持ちをまずは振り返って聞きたいなと。
井上(key&vo) 「デビュー前からアルバムに向けて作曲はしてたんで、やっと出せたという気持ちもあるし、自分としてもシングルよりアルバムの方が指標として分かりすいなと思っているところもあって。ここで初めてSHE’Sに出会う人たちに向けての最大のプロモーションじゃないですけど、自分たちを見せられたアルバムになったかなと」
広瀬(b) 「メジャーになってスケジュール感も変わって、結構タジタジで地に足が着かないときもあったんですけど、とりあえずここまでは乗り切れたんで、ひと安心(笑)。逆にこれからの制作は、やっと慣れた状態でできるのが楽しみですね。自分の中にようやく入れられたというか、1回整理できた感じは」
木村(ds) 「シングルを2枚出して、本当にゆっくりですけどじわじわと反響があった中で、このアルバムで一皮剥けたと言いますか。実際、Twitterとかでもいろいろとコメントをもらったり、関係者の方たちからも声をかけてもらえたり、成長を表せた1枚になったんじゃないかなと思います」
服部(g) 「ホンマに今までの僕らのベストと言える1枚ができたんじゃないかなと。ここからはどんどん先に進むだけなんで、やっとそのスタート地点に立てたなっていう気持ちが今でも一番大きいですね」
――それこそインディーズでミニアルバムを3枚出して、メジャーでシングルを2枚出してってなると、曲としてはたくさん書いてきたわけで。スランプとかにはならへんの?
井上 「…今っすかね(笑)」
(一同笑)
井上 「もうねぇ〜フルアルバムの制作を終えてから、ホンマに何もできなくなって。1ヵ月は放心状態やったし、当然抜け殻で、とりあえずリフレッシュのために1人でぶらぶら出かけたりっていう日々を過ごしてたんですけど、年が明けてからようやく新たに制作を始めて、書けるようになってきましたね」
――タイトルにある“プルースト”とは、あることをきっかけに過去の記憶がフラッシュバックする心理現象のことやけど、起点となる1枚目のミニアルバム『WHO IS SHE?』(‘14)は特定の人への強烈な磁場があって、そこからライブも含めていろんな人と関わって、曲を書く対象が変わっていったのに、ふと書いた『プルースト』(M-11)で再び過去と向き合わなければと思わされたのは何でやろうね?
井上 「多分、そのときの心境というか、活動していくうちにお客さんの存在がすごく大きなものになっていくのを感じて。嘘をついていたわけじゃないけど、表現者として、音楽家として、もっと素直で嘘偽りのない誠実な人間でいたいなって。そういう想いが強くなってきたところで、自分の見えてなかった過去が『プルースト』から見えてきたというか。もうタイミングはここしかないなぁと思ったから、洗いざらい曲にしようっていうのはありましたね」
――自分の中で目を背けていたドロドロがやっぱりあったんやね。
井上 「ありますね。言ってないことはメンバーにも家族にもいっぱいあるし。まぁみんなそうやと思うんですけど、秘めたいこともあるし」
――メンバーから見て、竜馬くん(=井上)ってそういう内面が分かりづらい人間?
広瀬 「いや、めちゃくちゃ分かりやすいですよ!」
(一同笑)
――隠し切れてへんやん(笑)。
井上 「…はい(笑)」
木村 「喜怒哀楽はハッキリしてる方やと思いますね」
服部 「“あ、何か思ってるな”っていうのは、もう顔に出てます(笑)」
井上 「ふふふ(笑)。今回はもう嘘はつかれへんのは分かってるから、しんどいけどやるしかないだけで。曲も書けた時期で、実際に収録した倍以上の曲はできてたし、『海岸の煌めき』(M-2)とか『Freedom』(M-8)は、当時の情景とか心情を描写しながら結構メッセージ性があったりするんですけど、『グッド・ウェディング』(M-6)なんかはただの情けない曲やし、“これを伝えたいんだ!”というよりは、ホンマにパーソナルな1枚になったんじゃないかなって、アルバムができてから改めて思いましたね」
――過去ってやっぱり音楽を作らせるものよね。でもね、例えば俺は基本的に昔のこととか全然覚えてなくて。
(一同笑)
木村 「僕もそんな感じですよ(笑)。“そんなん言うてたかな?”とかも結構ありますし」
井上 「その生き方が一番理想な気がしますけどね(笑)。僕はすごく記憶してるタイプの方なんで。でも、このアルバムは結構そのマイナスの部分というか、負の部分を覚えてたからこそできたというか。このアルバムが作れたからよかったけど、カロリーの高い生き方だなって思いますね(笑)」
“NO”と言いたい気持ちに寄り添える音楽が作りたくなって
――レコーディング中の印象的なエピソードはありますか?
服部 「『パレードが終わる頃』(M-7)は、ギターを“とにかくクイーンのブライアン・メイみたいに!”って(笑)」
――そんな明確なディレクションあるんや(笑)。確かに、SHE’Sの核となる壮大なスケールと豪快なメロディみたいな部分で言うと、通じるものはある。
井上 「そんなん初めてやんな?(笑) 僕は王道ロックを全然通ってないから、ギタリストとかもマジで全然知らないんです。唯一好きなギタリストがクイーンのブライアン・メイやったんですよ。この曲はヨーロッパ系の軍歌というか、“ザッザッ”っていう行進みたいなイメージからクイーンが出てきて」
服部 「僕もクイーンは好きやったんで、“ブライアン・メイやったらこんな感じで弾くかな?”とか思いつつ、オマージュみたいな感じでフレーズも作っていって。今までにやったことがなかったんで結構楽しくできましたね」
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木村 「あとは、元々ボツ曲やった『Freedom』が一気にリードになったのが衝撃的で。出世の仕方がすごい(笑)。メンバー的にはいいと思ってたんですけど、竜馬は腑に落ちなかったというか。でも、いざスタジオでディレクターの方とかと話し合ったときに、改めて“何でこの曲ボツにしちゃうん?”みたいな話になって。今までもいいと思ってもなかなか言い出せないこともあったりしたので、そこでちょっと気付かされたというか。これからはそう思ったなら、どんどん言っていこうと思いました」
――何でそんなジャンプアップしたんやろ? そもそも何でボツやったんやろ?
井上 「ね(笑)。最初にサビを作ったときは、“これキャッチーやん!”とか思ってたんですけどは、そのときはギターを持っててサウンドにもあんまり豪快さが出なかったんで、中途半端になるならやめとこうかなぁって。でも、ピアノに変えたらすごくよくなって、これってSHE’Sを始めた当時の、ポップバック×ピアノみたいな理想像が反映されてるんじゃないか!?って」
広瀬 「僕は『Say No』(M-4)なんですけど、今までは個人的にベースに関しても、“どれが俺の好きな音なんかなぁ?”みたいにずーっと迷い続けてたんですけど、『Say No』って俺らが一番最初に“洋楽を意識した音楽”という意味でもドンピシャやと思って、レコーディングしたときに、“これが俺らの理想なサウンドのバランスちゃうかな”って思えて。やっと軸となるサウンドが見えた曲でしたね。それが印象的でした。“SHE’Sのベースとしてどうあるべきか”にちょっと悩んでたんですけど、これで結構明確になって」
――今の時代って、YESよりもいかにNOと言えるかという時代背景な気もするし。竜馬くんはどうやってこの曲にたどり着いたのかなと。
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井上 「『Tonight』(M-5)は震災が続いたときに書いた歌詞やったんですけど、『Say No』も3.11を思い出したり、自分の中学時代にNOと言えなかったこととか、いろいろ思い出しながら書いてて。例えば、分かりやすいところで言うと“いじめ”とかも、今ってどっちかって言うとそこに対して“戦え!”みたいな風潮を感じるんですけど、僕は何でそんなところで戦わなあかん義理があるんやろって思ってるんで。“自分はいじめを受けてないからそう言えるけど”、っていうところから、やっぱり“NO”と言いたい気持ちに寄り添える音楽が作りたくなって。それがもし日常生活でできなかったとしても、例えばライブで一緒に合唱することでスッキリすると思うし、そこから一歩前進できるかもしれない。自分も、悲しいものとか傷付けるもの全部に“NO”って言ってしまいたいし」
――キャッチーでポップで踊れるという方法論ではないけど、みんなの心にちゃんと届くアプローチというか。今の邦楽シーンの渦に飲まれないスタンスでやっていきたいという意思が、アルバム全体から伝わってきます。
井上 「ありがとうございます。やっぱり、そのシーンの中で“いるな”っていう感覚にさせたくない想いが強くなっていってて。実際に自分も邦楽で今グイグイきてるバンドを聴いてみたりするんですけど、“こんな感じか”みたいに先が予想できたりすると、リスナーとしてもつまらない作品になっちゃうんじゃないかなって。今、邦ロックというものが大々的に聴かれてるところでどうせ戦うなら、そこに新鮮なものを持っていきたい。いわゆる邦楽のギターロックとは、一線を画したいなとは思いながら曲は書いてますね」
自分の中で燃えるものって全然消えてないと思う
――何だかすごく意志のある音楽を広げていけてる状態で、話しててもバンドにいいムードを感じますね。最初に出会ったとき は、とんがり具合がすごかったイメージがあるもん(笑)。
井上 「まだ20歳とかでしたもんね(笑)」
――いや~ひと際とんがってたわあの頃。ジャックナイフ感あったわ(笑)。
(一同爆笑)
井上 「アハハハハ!(笑)」
――それこそリリースに伴う過去最長のツアーも全箇所ソールドアウトというのも嬉しい限りでね。もう、ぴあ関西版WEBですることないやん、正味(笑)。
(一同笑)
――今のSHE’Sのライブに関してはどう?
井上 「“今から変わっていける感”というか、何かちょっとずつ見えてきたのかなぁとは、自分の中では思ってますね。やっぱりメジャーデビューしてから1年で、対バンする人も随分変わってきたというか。フェスも1つありますし、経験できたことは随分多かったんちゃうかなぁと」
木村 「最近、自分たちのライブを研究するようになったと言いますか、みんなで共有できるようになって」
服部 「今までも“こういうパフォーマンスをしよう”みたいな話し合いは何回かあったんですけど、それが明確に分かったのがやっぱりフェスで。僕らを知らないお客さんの方が多い中で、どうやってそれを掴むのかってなったときに、自然と今までになかった動きというか、よりアグレッシブになって。結果、お客さんの反応もよくなって、そこでやっと“こういうことをしたかったんや”って自分でも分かったし、メンバーで1つのことに向かって集中できるようになったというか。それがターニングポイントというか、デカかったんじゃないかなと思います」
広瀬 「僕は個人的に去年1年間、めちゃめちゃライブを観に行ったんですよ。ドームとか大阪城ホールとか大きいところで観ると、やっぱりここまで行きたいなぁと思うし。そういうアーティストたちのライブを観て、ライブの姿勢はすごい変わりましたね。堂々とできるようになったかなぁと思ってます」
井上 「とは言え、寄せる気も甚だないし、ある意味そのとんがってた部分、自分の中で燃えるものって全然消えてないと思う。結局、僕が作ればポップになると思うし、どれだけ洋楽的なアプローチをしようが、アングラな要素を取り入れようが、いい意味での“味”というか、SHE’Sになると思ってるんで。寄せる必要はないけど、かと言って自己満足的な曲を作るんじゃなくて、上手い具合にバランス取りながら、しっかり考えて自分たちのやりたいことやっていく。ライブって作曲と全然かけ離れてなくて、芯として頭の真ん中にあると思います」
――ツアーに続いて、なんばHatchで盟友ラックライフ主催の『GOOD LUCK 2017』、大阪城音楽堂でFM802の『Rockin’Radio!』と、イベントも続々決定していて。最後に今後に向けてそれぞれにコメントもらいたいなと!
服部 「『プルーストと花束』を出して、SHE’Sがどういうバンドなのかを明確にする1枚ができたと思うので、さらにこれに捕らわれずに、1人のギタリストとしても認められるよう、どんどん新しいことに挑戦していきたいなと」
木村 「メジャーデビューしてからの半年間は試行錯誤と言いますか、新しいことが盛りだくさん過ぎて不安やったり迷ったりしたこともあったんですけど、そこで経験できたものがすごく多かったので、今年1年はその経験を活かして、フェスとかもそうですけど、堂々と振る舞っていけたらいいなと思いますね」
――何か、真面目でいいな。癒されるわ~この子は裏切らへん、みたいな(笑)。
木村 「アハハ!(笑)」
広瀬 「今年はまだちょっと言えないお楽しみもあるんで、是非そちらもチェックしてライブに来ていただけたら」
井上 「『Tonight』みたいにみんなで歌える曲を意識して書いたし、いっぱい一緒に歌いたいなぁと思ってるんで楽しみにしてます。それこそ、SHE’Sのライブの形が見えてきたのは、自分とかメンバーを信頼して、堂々とライブできるようになったのが1つあって。年が明ける前ぐらいかなぁ? ホンマにようやくって感じなんですけど(笑)、地に足が着いてきた。今後SHE’Sが行きたい方向もちょっとずつ見えてはきてるんで、これからライブもどんどんブラッシュアップされていくんじゃないかな。今は想い1つで変わっていけるような気がしてるんで。ツアーが終わっても、関西でも全国でもどんどんライブはやっていくんで、ぜひ遊びに来てほしいなぁと思ってます!」
Text by 奥“ボウイ”昌史
(2017年3月23日更新)
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去年起きた“てめぇ”のミスを語る(笑) SHE'Sからの動画コメント!
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Release
シングル2枚を含むSHE'Sの核たる姿 旨味十分のメジャー1stフルアルバム!
Album 『プルーストと花束』 発売中 2800円(税別) ユニバーサル TYCT-60096 <収録曲> 01. Morning Glow 02. 海岸の煌めき 03. Stars 04. Say No 05. Tonight 06. グッド・ウェディング 07. パレードが終わる頃 08. Freedom 09. Running Out 10. Ghost 11. プルースト
Profile
シーズ…写真左より、木村雅人(ds)、広瀬臣吾(b)、井上竜馬(key&vo)、服部栞汰(g)。全作品のソングライティングを担う井上が奏でるピアノをセンターに据え、エモーショナルなロックサウンドから心をわし掴みする珠玉のバラードまでを作り出す、メンバー全員大阪在住の'92年生まれの次世代ピアノロックバンド。『閃光ライオット2012』のファイナリストに選出され全国から注目を集め、以降3年間でミニアルバム3作品をリリース。'16年6月に発売されたメジャーデビュー作『Morning Glow』はiTunes総合アルバムチャート1位を獲得。同年7月、東名阪クラブクアトロで開催された対バンリリースツアーはソールドアウト。8月には『ROCK IN JAPAN FES.2016』『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO』『WILD BUNCH FEST 2016』に出演。10月には2ndシングル『Tonight/Stars』を発売。'17年1月25日には待望の1stフルアルバム『プルーストと花束』をリリース。3月より赤坂BLITZを含む全10公演のワンマンツアーを開催中。SHE'S オフィシャルサイト http://she-s.info/
Live
全箇所ソールドアウトのツアーに続き 地元大阪でのイベントが続々決定!
『SHE'S One man Tour 2017 “プルーストの欠片”』【広島公演】 ▼3月4日(土)セカンド・クラッチ【岡山公演】 ▼3月5日(日)IMAGE【福岡公演】 ▼3月11日(土)DRUM Be-1【北海道公演】 ▼3月17日(金)KRAPS HALL【宮城公演】 ▼3月19日(日)仙台MACANA【新潟公演】 ▼3月20日(月・祝)新潟CLUB RIVERST【石川公演】 ▼3月22日(水)金沢vanvanV4【大阪公演】 Thank you, Sold Out!! ▼3月24日(金)19:00 BIGCAT オールスタンディング3000円 サウンドクリエーター■06(6357)4400 ※小学生以上は有料、未就学児童は無料 (大人1名につき、子供1名まで同時入場可)。【愛知公演】 Thank you, Sold Out!! ▼3月26日(日)名古屋クラブクアトロ【東京公演】 Thank you, Sold Out!! ▼4月9日(日)赤坂BLITZ
【大阪公演】 『ラックライフpresents 『GOOD LUCK 2017』~9th Anniversary & Album Release Party~』 チケット発売中 Pコード313-883 ▼4月29日(土・祝)13:00 なんばHatch オールスタンディング3500円 [共演]LOCAL CONNECT/HEADLAMP/ Self-Portrait/FouFou/あいう/ アルコサイト/ザ・モアイズユー/SHE'S/ MAGIC OF LiFE/大石昌良/ セックスマシーン/BUZZ THE BEARS サウンドクリエーター■06(6357)4400 ※小学生以上は有料、未就学児童は無料 (大人1名につき、子供1名まで同時入場可)。
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【大阪公演】 『FM802 Rockin’Radio! -OSAKA JO YAON-』 一般発売4月9日(日) Pコード327-181 ▼5月21日(日)昼12:00 大阪城音楽堂 前方自由席3900円 後方フリーエリア3900円 [出演]雨のパレード/感覚ピエロ/ きのこ帝国/SHE'S/sumika/ フジファブリック/LAMP IN TERREN [司会]土井コマキ/飯室大吾/鬼頭由芽 GREENS■06(6882)1224 ※雨天決行・荒天中止。小学生以上は有料。出演者の変更・キャンセルに伴う払戻しは不可。
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Column
『大阪の北側から。』しか 歌えない想いがある―― ラックライフを筆頭に、大阪は北摂 を代表するアーティストが集結! 前代未聞のオムニバスCDについて 若き8組が溢れる想いを ぶっちゃける合同インタビュー!!
Comment!!
ぴあ関西版WEB音楽担当 奥“ボウイ”昌史からのオススメ!
「SHE’Sは邦楽シーンからもバーンアウトせず、かつ音楽的な欲求を満たしてくれるいいライン。自分を掘り下げていったのに、それでみんなとつながっていけるような『プルーストと花束』は、すげぇ濃密なのに最後まで軽やかに聴けるアルバムで、今のバンドの健康状態のよさが伺えます。ちなみに取材資料用のメンバープロフィールも面白くて、一番酒が強いのに機材車運転させられる服部(g)くん地獄やんって思ってたら(笑)、こちらもバンドの構造改革により、今では木村(ds)くんがメインドライバー及びスタジオの予約やら何やらしてくれてるとのこと(笑)。彼らを見ていると思います。音楽をやるために集まった4人と、4人が集まって音楽をするのは、似ているようで違う。そんなかけがえのない時間を共有してきたSHE’Sが、音楽同様どんな絶景をこれから見せてくれるのか。大阪のバンドがステップアップしていくのは、やっぱり嬉しいもんです」