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ホーム > インタビュー&レポート > 「もう1回はやりたくない(笑)。ぐらい、必死の10年だったから」 動画再生回数累計1500万超えの名曲『楔 -くさび-』が デビュー10周年を機に遂にリリース! 奥華子が失恋ソングの原点と 揺れ動く10年間を語るインタビュー&動画コメント


「もう1回はやりたくない(笑)。ぐらい、必死の10年だったから」
動画再生回数累計1500万超えの名曲『楔 -くさび-』が
デビュー10周年を機に遂にリリース! 奥華子が失恋ソングの原点と
揺れ動く10年間を語るインタビュー&動画コメント

 「路上ライブ時代、デビューしてからも10年間、ずっと影で支えてくれていた大切な曲を改めてシングルとして発表出来ることがとても嬉しいです。自分にとって失恋ソングの一番根本になっている曲です。恋愛の切なさや儚さ、人の気持ちをつなぎとめられるものはあるのだろうか、そんな想いで作ったこの曲がたくさんの人に届いたらいいなと思っています」。今年7月27日にメジャーデビュー10周年を迎えるシンガーソングライター、奥華子がそうしたためた曰くつきの名曲。胸を締め付ける切ないメロディと共に恋愛における問答無用の喪失感を描いたこの曲は口コミのみで広がり、非公式で掲載された数々の動画の再生回数はいつしか累計1500万回(!!)を突破。そんな知る人ぞ知る名曲『楔 -くさび-』が、デビュー10周年の記念シングルとして7月22日(水)に遂にリリースされる。そして、7月11日(土)大阪市中央公会堂でアコースティックバンドと弦楽カルテットを招いた特別編成で開催されるスペシャルコンサートを皮切りに、全国39ヵ所を巡る『奥華子 10th Anniversary Concert Tour 2015』もスタート。そんな輝けるアニバーサリーイヤーの開幕を前に、“失恋ソングの女王”がその世界観の原点と、幾度となく揺れ動いた激動の10年間を、赤裸々に語ってくれたインタビュー。いやいやあなたは、まだまだ歌い続けることでしょう。

 
 
結局、どれだけ一緒にいても、どれだけ思い合ってても
つなぎとめるものなんて何にもない
 
 
――そんな昔の曲でずーっと引っ掛かるじゃないけど、もう一度陽の目を見せたいと思う曲があるもんなんやね。
 
「私は全部そうですね(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) マジで(笑)。
 
「もう昔から全部掘り出したい!みたいな」
 
――それは曲が書けないとかじゃなくて、昔の曲もいいから、改めてみんなに聴いてもらいたい、みたいな?
 
「いや、書けない(笑)」
 
(一同爆笑)
 
「うそうそ!(笑) 何となく『楔 -くさび-』(M-1)はね、ずっと出したいと思ってたんで。やっぱり、何にも宣伝してないのにドンドン口コミだけで広がってっていうのは、曲自体のパワーがあるのかなって。だから、インディーズのCDだけに入ってるのはちょっともったいないなって。『楔 -くさび-』は自分の中でもすごくいい曲だと思うんですよ。よく出来た曲だなぁって。自画自賛する(笑)」
 
――それにしてもまぁ、YouTubeで1500万回再生って、すごいよね。デビュー以降10年曲を書いてきた奥華子でも、ヘンな話、なかなか超えられない曲じゃないけど。
 
「ねぇ~。だから、学園祭とかに行っても『楔 -くさび-』を知ってる人が本当に多くて。ネットの中での奥華子との相性が結構いいのかもしれない。あと、アルバムに入れるのは簡単なんだけど、やっぱりシングルにしないとなかなか注目してもらえないですよね。それも、ただシングルとして出すのはイマイチかなって。7月27日でちょうどデビュー10周年なので、(リリースのタイミングも)ちょうどいいじゃん!みたいな」
 
――奥華子は“失恋ソングの女王”と呼ばれているということなんですけど(笑)。
 
「はい(笑)」
 
――その中でも核となる大事な曲になったと。それって後からドンドン想いが強くなっていったのか、書いた当初から“この曲はちょっと違うな”と思ったのか。
 
「この曲は、まだ路上ライブを始めるもっと前の、メジャーデビューを目指すみたいな時期に作ってて、“これでイケる!”って、何かそういう手応えはあった曲でしたね」
 
――どんなシチュエーションで書いたの?
 
「これはもう、結構実体験で。やっぱり若い頃の恋って、“別れるわけがない”と思ってるから。“絶対に一緒になるんだ”みたいな。すごくいろんなことを信じてたけど、“あ、そんなことないんだ”っていう、その喪失感がハンパないですよね、今に比べると」
 
――今は“人生うまくいかないこともある”みたいに大人の目線で見ちゃうけど、やっぱり若い頃はね、そんな発想がないぐらい、言ったら喪失感という感覚を初めて感じられたぐらいの恋。
 
「そう。そういうダメージは今よりもすごく大きいから。その想いがこの曲にはすごく詰まってますよね」
 
――ヘンな話、“まだ”20歳そこそこの頃の華ちゃんね。
 
「ちょっとちょっと! “まだ”じゃないよ!(笑) 今は相当汚れてるみたいな感じになってない?(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) いやいや、今はちょっとやそっとのことじゃ動じないでしょう。
 
「いやいや、まぁ確かにね。そうなんですよ。あと、この曲での“楔”=“つなぎとめるもの”っていう意味で、結局、どれだけ一緒にいても、どれだけ思い合ってても、つなぎとめるものなんて何にもないんじゃないかって。そこに注目して作った曲だから、メッセージ的には今も本当に自分の核になっている曲だなぁって」
 
 
本当に恋愛によって自分が育つ
その人を知ることは=自分をさらけ出すことだから=自分を知ることにもなる
 
 
――例えば仕事だったら、お金がいっぱいもらえるからしんどいことも我慢しようとか、対価があると人の心は動いてしまうものだけど、恋愛って、この人と一緒になった方が幸せになるって周りからも言われていても、自分でも分かっていても、他の誰かを好きになってしまったら、そんなことは関係なくなるじゃないですか。それぐらい損得感情とか条件とか未来とかをすっ飛ばしてしまうような価値観というか。時にしてはいけないこともしてしまうし、すべきこともやらない。不思議なもんだなって。
 
「思います。コントロール出来ないですよね。本当に恋愛によって自分が育つというか。人とそんなに関わることって…友達よりも親よりも、やっぱりそういう恋愛をして、彼氏彼女になって、ゆくゆくは家族になるのかもしれないけど、その人を知ることは=自分をさらけ出すことだから=自分を知ることにもなる。何かその怖さもあるし…」
 
――去年の華ちゃんのツアーパンフ用のインタビューをしたときにすごく印象的だったのが、“奥華子にとって恋愛とは何ですか?”って聞いたら、“生きる意味”って即答して。
 
「アハハハハ!(笑)」
 
――他の答えはふわふわしてたのに、そこだけズバーン!って言い切ったのが(笑)。あれだけ揺れ動いていた奥華子が、バシッて言ったのがね。
 
「揺れ動いてますよね、それ以外(笑)」
 
――でも逆に言うと、そこだけはシンガーソングライターであり1人の女性としてブレない部分かもしれない。
 
「あぁ~そうですね。この曲を作ったのが22ぐらいだから、もう10何年も前。すごいね。多少は変わってても、でも…今でも一緒かも」
 
――それまでも失恋を曲にしたことはあったわけでしょ? この曲は何がそんなに自分の中でも特別なんでしょう。
 
「多分、自分の中で“こう書きたい”という歌詞が書けたからだと思うんだけど。結局、約束は自分への気休めで、約束しても人の気持ちはつなぎとめられないって分かっていても、最後に“貴方を呼ばないと約束するから”と言ってしまう人間の矛盾だったりはいつも思うから、それが曲に出来たのが嬉しかったのはあるのかも」
 
――自分でも“この約束って絶対じゃないな”って分かりながらも口にしてしまう。
 
「結婚だってそうじゃない? 紙という約束があるけど、じゃあそれで本当にどうなのかっていう。でも、それがあるから安心したり、気持ちって見えないからこそつなぎとめたいと思うし。考えるところは、全てはそこですよね」
 
――“約束”って何なんだろうね。誰が考えたんやろうね。
 
「“付き合ってる”っていうのも、何をもって“付き合ってる”なの?って。もっと根本的な話になっちゃうけど(笑)。お互いの気持ちが本当に1つになれることってあるんだろうか? 何でこんなに人って孤独なんだろうか? みたいな。昔は“本当は何を歌いたいんですか?”って聞かれたら、“孤独”って答えてた(笑)」
 
――アハハハハ!(笑)
 
「でも今は、孤独なのは当たり前で。みんなそうだと思う。それは1人でいようが、家族といようが、友達といようが。だからこそ、人とつながれることに喜びを感じたり、生きる意味を持てたりすると思うから」
 
――そうか。じゃあやっぱり、この『楔 -くさび-』は今でも筋道が通っていて、同時にちゃんと10年歩んできた視野もありますね。
 
「そうですね。前は本当に内にしか向いてなかった気持ちが、今はもっと広がったんだけど、でも自分の根本はここだなっていうところが、ある」
 
――あと、これだけ想いがありながら、作家的な手腕も発揮出来ちゃったところが。
 
「それまでの曲は、本当に自分の想いだけでバーッて日記みたいに書いた曲で。これは、どうしたらもうちょっとポップな感じに聴いてもらえるだろうか?みたいな」
 
――女性である自分と、シンガーソングライターである自分の目線が機能していると。
 
 
超えられないんですよ、絶対に。それはもう分かってる
 
 
――去年のツアーから、やっぱり華ちゃんは変わりましたよね。ブログでも“自分の歌を聴いてもらえることが何より嬉しい”みたいに言っていて。これって何か、10年経ってまた原点に戻ってきた部分でもあるなぁと。歌を聴いてもらえるピュアな喜びみたいな。
 
「デビューしてからはやっぱり、“もっとたくさんの人に!”っていう今は見えない誰かに届けるための積み重ねで、“次こそブレイク!”みたいなフレーズが常にあったけど、何かそうもいかなかったり、自分の実力が追いつかなかったり、頑張ってもでもここまでなのかな?とか、そういういろんな戸惑いじゃないけど」
 
――世の中を知ってしまうというか、キャリアを重ねて身の丈を知ってしまう部分でもあるかもしれない。
 
「なんだけど、今は10年経って、ちょっと休もうと思ったり、もう1回頑張ろうと思ったり。その中でじゃあ、何が私の原動力なのかっていうと、やっぱり今、目の前にファンの人がいてくれることが、本当にありがたいなって前より思うようになって。だから、いろんなことがあんまり怖くなくなった。それまでは、“このホール、埋まらなかったらどうしよう”とか、“歌えなかったらどうしよう”とか、“ライブで失敗したらどうしよう”って、もう全部マイナスの“どうしよう”で。それが怖くて出来なかったり、自信をなくしての繰り返しだったんですけど、今は何かもう“ダメでもそれが自分だからしょうがない”みたいに、いい意味でちょっと開き直れたし、あんまり自信をなくすのも、今応援してくれてるみんなに申し訳ないなって。みんなが好きって言ってくれてる私を、自分で全然ダメって言ってるのも、みんなを否定することにもなるし。そういう意味では、自分でも奥華子にしか出来ないことがきっとあると思うから。ちょっと変わりましたね。まだ危ないですけど(笑)」
 
――それ以前はやっぱり、“本当にこの人辞めるんじゃねぇか?”みたいな揺れはあったもんね(笑)。
 
「もう危険な人ですもんね、完全に(笑)。引いてましたもんね(笑)」
 
――でもまぁ今時、10年続けられる人はほぼいない。しかも10年メジャーにいられることも。
 
「いや~ありがたいと思いますよ、本当に。普通クビですよ(笑)」
 
(一同爆笑)
 
「本当に感謝してますね(笑)。恵まれてるなぁと思います」
 
――この10年を振り返ってみて率直にどう?
 
「うーん、どうだろう? もう1回はやりたくない(笑)。ぐらい、必死の10年だったから。結局、リリースでもライブでも、何か予定が決まってたからやってこれたんだと思う。だからそこまでは頑張ろう、みたいな感じで。でも、さっきも言った通り、やっぱりなかなか前に進めない、なかなか羽ばたけない自分に…すごい自信をなくしたし、もうやっていけないと思ったし、つらかった。でも、自分でそういう大変な感じにしてたというか、もっと明るく生きればよかったのに(笑)、何かもう毎日がとにかくいっぱいいっぱいで。心拍数が高い、みたいな(笑)。常に追い詰められて、追い込まれていた感じはしますね。でも、だからこそ見えたものもあったし」
 
――だからこそ見えたものとは?
 
「“もう、どう頑張ったって奥華子”だっていうこと。いい意味での諦め。同じようにいろんなことがあったとしても、それをどう捉えるかだから」
 
――そう考えたら、“どう頑張ったって奥華子”ということを意識してなかった頃に書いた曲を、それを意識した奥華子が歌うのもおもしろいね。
 
「そうですね。『小さな星』(‘06)とか『笑って笑って』(‘09)も同じ感じで、インディーズの曲をメジャーでシングルで出したのは陽の目を当てたいから、みたいな。でも、やっぱりすごく難しかった。弾き語りで完成しているものを、もう1回アレンジし直してやるのは。でも今回は、それでもいいやと思ってて(笑)。超えられないんですよ、絶対に。それはもう分かってる。その当時作った、そしてみんながずっと聴いてきてくれた『楔 -くさび-』は、絶対だから。だからこその記念シングルというか、結構ワガママな出し方なんですけど、今の自分で『楔 -くさび-』を歌いたいし、作ってみたかった。それが許されたのが本当に嬉しいんです」
 
 
デビュー5周年の2010年に大阪野音でやったときは
最大のピンチで、最大の喜びだったかもしれない
 
 
――10年やってきて、単純に最高の瞬間と、もうダメだっていう瞬間って何がありました?
 
「最高の瞬間かぁ。最近だと、(テレビ朝日系『関ジャニの仕分け∞』の)『ピアノ王No.1決定戦』に出て。私、本当にクラシックを全然弾いてなくて、10何年ぶりぐらいにめっちゃ頑張ってそれが弾けたときはホンットに嬉しくて。人生で一番嬉しいかもしれないって思ったぐらい(笑)。曲を作るのって“練習”とかじゃないじゃない? でも、ピアノって1日やると次の日はもっと弾けるようになって、初めはこんなの絶対に無理だって思ったものが、1ヵ月後にはめっちゃ早く弾けるようになる。頑張れた自分が嬉しかったっていう」
 
――最大のピンチは? ピンチはいつもか(笑)。
 
「いつも(笑)。でもそれこそ、デビュー5周年の2010年に大阪野音でやったじゃない? あのときは、最大のピンチで、最大の喜びだったかもしれない」
 
――しかもそれには伏線があって、2007年にやった野音フリーライブが満員にならなかったリベンジというドラマもあったもんね。
 
「あのときはもう、前日まで大阪のピアノスタジオを借りて、“もう練習が間に合わない! どうしよう…”みたいな。泣いてたんですよ、前日(笑)。でも、次の日に大阪野音でやったら、何かね、あの場所がそうさせたのかもしれないんだけど、みんながすごくあったかくて。本当に5年間支えてくれてありがとう、みたいな気持ちになったし…嬉しかったな」
 
――当時、FMOSAKAで当日に歌う楽曲の歌詞を募集したり、5周年記念本『大阪物語』を一緒に作ったのもあったし、みんなが華ちゃんの周年をワッショイして、1人じゃない感じがすごくありましたもんね。
 
「うん。何かその、“1人じゃないんだ”って感じることが、やっぱり一番嬉しいかな。スタッフの人もそうだし、媒体の人もそうだし、もちろんファンの人もそうなんだけど、逆にそれがプレッシャーで、“ヤバい! 頑張らないと!”みたいなのはあるけど、それがパワーになることの方がすごく多い。それは幸せを感じますね」
 
――そう考えたら、7月にも再びそれが起きそうな。
 
「そうなんです。再び10周年(笑)」
 
――今度は大阪市中央公会堂でワンマンライブがあります。
 
「“10周年に大阪でまた何かやりたい”って。この公会堂がまた、すごく素敵なところなので。アコースティックバンドと、弦カルテットで。こんなに大編成でやるのは初めてかな」
 
――ここからライブでも10周年が始まって、ツアーも特別な想いで廻れそうですね。
 
「いつもはニューアルバムを持って、みたいな感じだけど、今回はアルバムが出てないんで(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) ツアーの前半にはなくて、後半に新曲が揃い始める(笑)。
 
「でも、それもちょうどいいかなぁって(笑)。10年分の曲を歌いますね」
 
――まぁでも、まだまだ続きそうですね、音楽人生は。
 
「えっ!? そうかな?(笑) もう全然先が見えてない!」
 
――あれ!? 先が見えないに戻ってる!(笑)
 
「アハハハハ!(笑) 何かいつもそういう話になってますよね。目標とかないの?とか(笑)」
 
――やると思うけどね、しぶとく。こうやって話してて、何か思った。
 
「しぶとく(笑)。いやいやいや、静かに幸せに暮らしたいよ(笑)」
 
(一同笑)
 
――暮らせますよ。だって、歌うことで得られる幸福があるからまだ…の人生じゃないですか(笑)。奥華子をちゃんと人として立たせてるというかね。
 
「うん(笑)。いや、確かに、歌わなかったら何があるの?って。ホンットにどうしようもないよ。だからやっぱり歌うしかないんだなぁと思った、まだ(笑)。今年もちょっと、よろしくお願いします!」
 
――みんなで10周年をワッショイするためにね(笑)。本日はありがとうございました!
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史



(2015年7月 7日更新)


Check

Movie Comment

心地よいトーンで10周年も大阪も
『楔』もライブも語る動画コメント!

Release

失恋ソングど真ん中! これぞ奥華子な
デビュー10周年記念シングル

Single
『楔 -くさび-』
7月22日(水)発売
1000円(税別)
ポニーキャニオン
PCCA-70441

<収録曲>
01. 楔 -くさび-
02. 花火
03. 楔 (ピアノ弾き語り Live ver. at Zepp Tokyo 2013.1.19)
04. 楔 -くさび- (Instrumental)
05. 花火 (Instrumental)

Profile

おく・はなこ…千葉県出身、シンガーソングライター。キーボード弾き語りによる駅前路上ライブを’04年にスタート、僅か1年間で2万枚の自主制作CDを手売りする。“10万人が足を止めた魔法の声”と評された路上ライブでの驚異的な集客力が話題となり、’05年にシングル『やさしい花』でメジャーデビュー。劇場版アニメーション『時をかける少女』の主題歌となった『ガーネット』(‘06)で注目を集めたほか、これまでにシングル14枚、アルバム7枚を発表。グランドピアノとキーボードのみで行う全国弾き語りツアーは7度目を迎え、’14年のツアーでは自身最多の全国48公演を成功させた。聴いた瞬間から心に染み入るメロディと歌詞、“声だけで泣ける”と称されるまっすぐな歌声は、老若男女問わず幅広い世代の人々から支持を集め、積和不動産 “MAST”、ガスト、くもん等、数々のCMソングも手掛けている。7月22日(水)にはデビュー10周年記念シングル『楔 -くさび-』を発売。

奥華子 オフィシャルサイト
http://www.okuhanako.com/
 

Live

大阪でのアニバーサリーライブを
皮切りに10周年の全国ツアーへ出発!

Pick Up!!

【大阪公演】

『10th Anniversary Special Concert
 2015夏 in 大阪市中央公会堂』
チケット発売中 Pコード264-503
▼7月11日(土)17:00
大阪市中央公会堂 大集会室
全席指定5900円
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※未就学児童は入場不可。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら

 
『10th Anniversary Concert Tour 2015
~弾き語り~』
【東京公演】
▼7月18日(土)よみうりホール
【新潟公演】
▼7月26日(日)新潟市民芸術文化会館 劇場
【静岡公演】
▼7月30日(木)しずぎんホール ユーフォニア
【宮城公演】
▼8月1日(土)仙台イズミティ21 小ホール
【秋田公演】
▼8月2日(日)秋田市文化会館 小ホール
【福島公演】
▼8月8日(土)福島テルサ FTホール
【山形公演】
▼8月9日(日)山形テルサ アプローズ
【岩手公演】
▼8月11日(火)盛岡劇場 メインホール
【千葉公演】
▼8月15日(土)千葉市民会館 大ホール
【栃木公演】
▼8月16日(日)宇都宮市文化会館 小ホール
【北海道公演】
▼8月19日(水)札幌市教育文化会館 小ホール
【群馬公演】
▼8月22日(土)前橋市民文化会館 小ホール
【埼玉公演】
▼8月23日(日)パストラルかぞ 小ホール
【茨城公演】
▼8月25日(火)
茨城県立県民文化センター 小ホール
【神奈川公演】
▼8月29日(土)関内ホール 大ホール
【埼玉公演】
▼9月6日(日)
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
【福岡公演】
▼9月12日(土)福岡国際会議場メインホール
【山口公演】
▼9月13日(日)スターピアくだまつ
【東京公演】
▼9月18日(金)町田市民ホール
【岡山公演】
▼9月20日(日)三木記念ホール
【愛媛公演】
▼9月21日(月)松山市民会館 中ホール
【宮崎公演】
▼9月23日(水)
宮崎市民プラザ オルブライトホール

Pick Up!!

【京都/神戸公演】

一般発売7月25日(土)
Pコード264-504
▼9月26日(土)17:00
京都府立府民ホール(アルティ)
▼9月27日(日)16:00
新神戸オリエンタル劇場
全席指定4800円
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※未就学児童は入場不可。

~7/9(木)18:00まで先行予約受付中!
チケット情報はこちら

 
【愛知公演】
▼10月1日(木)名古屋芸術創造センター
【広島公演】
▼10月10日(土)広島市南区民文化センター
【島根公演】
▼10月12日(月)島根県民会館 中ホ-ル
【香川公演】
▼10月24日(土)高松国分寺ホール
【福井公演】
▼11月20日(金)
福井まちなか文化施設 響のホール
【石川公演】
▼11月21日(土)北國新聞赤羽ホール
【富山公演】
▼11月23日(月)富山県教育文化会館
【長野公演】
▼11月25日(水)
上田市交流文化芸術センター 小ホール
【熊本公演】
▼12月5日(土)・6日(日)
熊本市国際交流会館 ホール
【長崎公演】
▼12月12日(土)
長崎ブリックホール 国際会議場

Pick Up!!

【滋賀/大阪公演】

▼12月19日(土)ルッチプラザ
▼12月20日(日)IMPホール

 

【東京公演】
『10th Anniversary Special Concert
 2015冬 in 昭和女子大学人見記念講堂』
一般発売10月4日(日)
Pコード262-024
▼12月23日(水・祝)17:00
昭和女子大学 人見記念講堂
全席指定5900円
ホットスタッフ・プロモーション■03(5720)9999
※未就学児童は入場不可。
 

Column

昨日までの自分にサヨナラを
人として、アーティストとしての
転機がタフにしたアルバム
『good-bye』の世界を語る

Comment!!

ポニーキャニオン佐藤信太郎さん
からのオススメコメントはコチラ!

「奥華子が10周年を迎えている。僕は5周年のとき、ちょうど彼女の宣伝担当をしていた。あれから早5年、奥華子は相変わらず奥華子として力強く活動を続けている。しかし僕は、彼女が前に進んでいるというよりも、時の流れの速さや、人の心の移ろいやすさの中で、彼女の居場所に深く根を張って、流されずに、“変わらないもの”を常に守り、育てているような気がする。彼女の曲たちは、彼女の手を離れてもそれぞれの場所に深く根を伸ばしていき、それぞれが育ち、森のように拡がっていく。彼女が育てた森は、今まで以上にざわざわと音を立てている。この10年でひときわ人の心に深く根を張ってきた『楔 -くさび-』という曲が、7月に入りいよいよ胞子をまき散らすようだ。今年、それを遠くに飛ばしそうな風が各地で観測されている。心の奥を刺激する華粉症が今年は一気に増える予想です。ご注意を」