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不器用な自分も、強がりな自分も、出来ない自分も受け入れて
見田村千晴のまばゆき途中経過を刻んだ
正面突破の1stアルバム『正攻法』!
ツアー開幕に捧ぐインタビュー&動画コメント

 “奇抜であるほどいいだなんて 一瞬だって思っちゃいないわ”、“「いいね!」の数だけ疑え/疑った数だけ向き合え”。見田村千晴のデビューから2年越しで遂に完成した1stアルバム『正攻法』の幕開けを飾る『はなむけ』から、この切れ味である。だが、神様は知っている。彼女はとても不器用で、強がりで、真面目で、そしてこの2年間を必死にもがいてきたことを。そして、彼女は知っている。自分がそういう人間だってことを――。凄まじいスピードで変わりゆく音楽シーンは、CDの特典商法云々どころか今やストリーミングで聴き放題、SNSは必須で分析の嵐。怒涛の展開に翻弄されながらも彼女がたどり着いた1つの答え、それこそがこの2年間のオールタイムベストな楽曲を刻んだ『正攻法』なのだ。ずっと変われなかった見田村千晴が、勇気を出してちょっとずつ前へと進む姿は、どこか歪で愛らしい。時代遅れのやり方かもしれない、不利な戦い方かもしれない。音楽のみで立ち向かう見田村千晴の『正攻法』で、自分で自分を受け入れた彼女の世界は変わるのか!? リリースツアー開幕に捧ぐインタビュー。

 
 
頭では分かるんですけど、気持ちが全然着いていかなくて
家にいても曲の出来なさと向き合うのが怖くて
アイドルの動画をずっと見てたり(笑)
 
 
――1stアルバムにしては時間を掛けたというか、掛かったというか。デビューが’13年だから、ようやくですね。
 



「しかも2ndミニアルバム『寝そべった夕暮れを切り裂いてバスはゆく』(‘14)から、今年出した1stシングル『わたくしどもが夢の跡』(‘15)(M-2)までも1年空いてるんで。去年はずっと制作してたんですけど、やっぱり…しんどいときもありましたね」
 
――それはリリースがなかなか出来ないこと? それとも曲作りにおいて?
 
「両方ですね。それはもう、私次第なところがあって。もっとキャッチーな曲を書きたいのに出来なかったり、進まなかったりしてたのが去年の後半ぐらいなんで。明確にライブがありますとか、収録がありますみたいな具体的なスケジュールがなくて、曲作りだけをする期間がずっとあって、それは結構、キましたね…(笑)。まぁいろんな人と会ったり、友達と呑んだりするのも気晴らしにもインプットにもなるし、あとはライブを観に行ったりとか…そういうのも必要だと頭では分かるんですけど、気持ちが全然着いていかなくて。時間はあるんだけど、心に全く余裕がない。人にはあんまり会いたくないなって、ずっと家にいた時期もあったし。家にいても曲の出来なさと向き合うのが怖くて、アイドルの動画をずっと見てたり(笑)」
 
――ニートやん!(笑)
 
「アハハハハ!(笑) あとは、課金制のソーシャルネットワークゲームをずっとやったりしてました(笑)」
 
――アカンやん!(笑) まぁ全ての事の発端は、曲作りということになってくるのかな。
 



「『悲しくなることばかりだ』(‘13)(M-4)をいろんな人にいいと言ってもらえて、じゃあ次はどういうものだったら聴いてもらえるんだろう? 求められてるんだろう?とか…多分頭では分かってるんですけど、実際にそれがアウトプット出来なくてっていう感じですかね」
 
――家にいてもそのことを考えるし、出たら出たでそれをしていない自分のことを考える(笑)。
 
「そうそうそう(笑)。もう誰かに会っても、“あ、ヤバい。早く帰ってやらなきゃ”とか思ったりしちゃうから、もう出ない、みたいな」
 
――で、動画を見て、課金すると(笑)。
 
「本当にね、ダメでしたね(苦笑)」
 
――それってどのぐらいの期間? それが打破出来たきっかけは?
 
「…5ヵ月ぐらいですかね(笑)。あとはもう打破出来たかどうかは分からないですけど、それでも作っていって、『はなむけ』(M-1)『LIFE SONG』(M-3)『愛だろうが 恋だろうが』(M-7)、その後に『わたくしどもが夢の跡』とかが出来たんですけど。それでちょっとずつシングルとかアルバムのことが見えてきて、ちょっとずつ楽になってきて、『バンドマンずるい』(M-6)とか『ガール』(M-9)みたいな曲も書けて」
 
――もう本当に、コツコツやっていくことでしかなかったと。
 
「そうですね。突破する!というよりは、ジリジリジリジリ、ちょっとずつちょっとずつっていう感じで。そのときそのときはもちろん精一杯やってきたんですけど、もどかしさとか歯痒さはすごくあって。1回ライブを観てくれたり、1回聴いて耳にしてくれる機会がもっと欲しいなと思ってたし、傷付かないように守っちゃってる部分もあるかもしれないですけど、それでもどこかに道があるんじゃないかってやっぱり思ってたし。それが自分の続けていくモチベーション。根拠なんてないですけど、そう信じるしかないなぁって」
 
――そもそも1stアルバムへのビジョンはあったんですか?
 
「いや、なく(笑)。私がもっと器用に、臨機応変に曲を書けてたらテーマがあってもよかったのかもしれないですけど、それに縛られて動けなくなったりするタチなので(笑)、出てくる曲で、とりあえずやってみようと」
 
――今作で見田村千晴が劇的に変わったとは思わへんけど、ちょっと変わったとは思って。でも、変わることが結構難しい人やと思うので。
 
(一同笑)
 
「ヘヘッ(笑)」
 
――変わりたくても変われない=見田村千晴節なところがあって、基本的には届かない想いを描く。今作では、届かないけど、その次の一手があるというか。それが正解なのか、世に通用するのかは分からないけど、でもやるんだって。『はなむけ』なんかは特に、これが=正攻法だと言ってもいいぐらいの曲だと思いますけど。ずっと変われなかった見田村千晴が、初めてちょっと変われた、みたいな(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) すごい(笑)。ありがとうございます」
 
――“奇抜であるほどいいだなんて 一瞬だって思っちゃいないわ”って。とは言え、それに憧れている自分と、それになれない自分とがいるからこその1行だと思うし。でも今回は、それすら言っちゃえたところがありますよね。
 
「そうですね。言い切っちゃうことで、自分の中の揺れもなくしたかった。それでもし頷いてくれる人がいたら、こっちも安心出来るし。もう本当すがるような気持ちというか(笑)」
 
――ハッタリでもいいから強くあろうと踏ん張る姿というかね(笑)。
 
「そうそう(笑)。強く書いてないと多分ブレブレになっちゃうから、1回言い切ってしまおうって。そういう風に取られないことも結構ありましたけど(笑)」
 
――“感じるな 考えろ”とかもね、ブルース・リー批判ですかこれは?(笑) 感じて即行動出来る人への羨ましさもありつつのこの発想は、やっぱり見田村千晴らしいなぁって。アレンジもすごく華やかで、それこそ『悲しくなることばかりだ』以来のこのメジャー感。
 
「ありがとうございます。嬉しい」
 
 
続けてるとご褒美みたいなことがあるんだなって
こういう日のために頑張ろうって
 
 
――『LIFE SONG』は、“私には真実ならばいいんだ”、“私が抱きしめるからいいんだ”なんて、無償の愛というか、この歌を捧げられる人は本当に幸せ者やなって思うような曲ですけど、こんな曲、どうやって出てくるん?
 
「フフ(笑)。これは自分のためにも書きましたね。本当に“あ、もうヤバい”っていうときに、未来の自分を救う歌でもあるしって」
 
――あとね、『youth』(M-5)とかでも思ったけど、この人燃費良過ぎやろって(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) 過去の思い出でずっと生きられる(笑)」
 
――そうそう。ちょっとの幸せでどこまで走るんだ!っていう(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) そうですね。そうじゃないとやっぱり、ダメになっちゃうから(笑)。そうかもしれないなぁ…去年のヤバかったときに、過去の恋愛をふと思い出して、あの頃はよかったなぁ…とか思う“病み期”がありまして。そのときに書きました(笑)」
 
――ちなみにこの曲は、憧れのヤイコ(=矢井田瞳)のサポート陣と一緒にやったのもトピックで。
 
「ヤバかったですね~! レコーディングのとき、別にそんなに一緒に歌う必要もないのに、“仮歌、ちょっと一緒に歌ってもいいですか?”とか言って(笑)。やっぱり思い入れとしては別格にあるから、続けてるとご褒美みたいなことがあるんだなって思った。こういう日のために頑張ろうって思いました」
 
――ヤイコさんには会えたんですか?
 
「会えたんですよ、それが! 私がライブにお邪魔して、その後に面識も出来て。ちょっとヤバいですね。辞めないでよかったなぁ…」
 
――『LIFE SONG』が何年後かの自分にも向けて歌ってるみたいな話で言ったら、『愛だろうが 恋だろうが』もそういうテイストはありますよね。自分を鼓舞するというか。“嫌いな人ばかり成功する/成功するから 嫌いになるのか”とか、めっちゃいい詞やな~。
 
「フフフ(笑)。ありがとうございます。そう、私も好きです(笑)。言ったった!みたいな(笑)」
 
――でも逆に、曲だから言えるのかもしれないね。曲というある種のフィルターを通してるから、本気ともフィクションともとも取れるし。
 
「そうなんですよ! 本当に助かってます(笑)」
 
 
もう1回勉強というか、自分の声を最大限に活かさなきゃ
 
 
――『バンドマンずるい』のちょっとチープなサウンドもおもしろいし、『悲しくなることばかりだ』もそうですけど、シンガーソングライターの人って周り=同業者をよく見てるよね。こういうことをバンドマンは歌詞にしない。
 
「だってバンドマンはもう、こっちのことを見てないですから! 多分こっちは1人だから楽屋とかで時間がいっぱいあるんでしょうね。コイバナとかをする相手がいないから、1人で周りを見てる(笑)」
 
――バンドマンがみんなコイバナしてるわけじゃないんじゃない?(笑) バンドマンをすごい楽しそうなものとして見てるよね。
 
「いや~何かもうね、メンバー同士で付き合ったりとかね(笑)」
 
――いやいや、バンド内なんてそんなベタなことはないでしょ、って思っても、やっぱり付き合ってるもんね(笑)。シンガーソングライターはいい思いは出来ないですか?
 
「出来ないですよ。してる人も、いるのかしら…?(笑)」
 
――何を求めてるんだ(笑)。そして、『ガール』は見田村千晴のアイドル狂の部分が(笑)。最後の“君の全部が愛しい/変わりゆく瞬間こそ尊い君を見届けたい”のくだりなんかは、かなりヤバい感じがしたけど(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) いやもうこの曲は、いつまでもキラキラしていてっていう願いですから。10代の中高生ぐらいの女の子の感じとかも自分が経験してるし分かるから、より想像しやすいんですよね。今はここ対ここで派閥が出来てるのかなぁ?とか、想像ですけど(笑)。何々ちゃんと何々ちゃんは最近ブログで一緒に写真撮ってないけど、どうなのかしら?とか(笑)。男性アイドルだと、それすらも演じてるのかも?って思っちゃうところがあって」
 
――それこそ見田村千晴がデビューしてからのこの2年は、アイドルの存在感が増していった時代じゃないですか。そういう人たちと同じ土俵で戦ってると思ったら、おもしろいですね。
 
「以前、モーニング娘。のシングルと私のミニアルバムの発売日が一緒で、お店で隣に並んでたんですよ! ちょっと感動して、写真撮っちゃいましたよ(笑)」
 
――『ラブソング』(M-11)に関しては今までも何度か録ってきた曲で、ライナーノーツにも、レコーディングやライブを重ねることで生まれ変わっていくのを感じたと。この曲を改めてこのタイミングで聴いて、見田村千晴は、この声で全てを成立させられる人なんだなって思った。
 
「ありがとうございます。たまに、インディーズのときの音源がシャッフルで間違って流れてきて聴くと(笑)、“私こんな歌い方してたんだ”とか、“この感じ、ちょっと忘れてるな”とか、逆に気付かされることがあって。今は言葉を立たせたいから強く歌うことが多いんですけど、インディーズの頃はバラードとかミディアムが多くて、そういう幅の広さをもう1回勉強というか、自分の声を最大限に活かさなきゃなって思ったりしてます」
 
 
自分のダメさ加減と、でももっとこうしたいのにっていう
理想ばっかりが大きくなって、全然そこに追い付けない自分がいる
でも、もうちょっと頑張ってみたい…みたいな繰り返し
 
 
――今作が完成したとき、どう思いました?
 
「本当に“今の自分”ですね。テーマとかはなく作っていったんですけど、言いたいことというか根底に流れてるものはずっと同じなんじゃないかなって、自分でも思いますね。自分のダメさ加減と、でももっとこうしたいのにっていう理想ばっかりが大きくなって、全然そこに追い付けない自分がいる。でも、もうちょっと頑張ってみたい…みたいな繰り返しなんですけど、結局、全てがそこに集約されてるのかなぁという感じはありますね」
 
――そして、『正攻法』というタイトルは、この2年の活動の中で見田村千晴がたどり着いた1つの指針というか。このタイトルは最後に付けた感じ?
 
「最後ですね。もう1ヵ月ぐらい掛かりました。マスタリング前ギリギリ。元々タイトルを付けるのが苦手なんですけど、今回は本当に自分自身だから、何か丸腰で戦ってるとか、素手でいっちゃってるみたいな(笑)、そういうタイトルにしたかったんですけど、うまく言葉に出来なくて。『悲しくなることばかりだ』とか『もう一度会ってはくれませんか』(M-8)とか、今までは長いタイトルも多かったので、ポンッと短いものにしたかったのもあって」
 



――今ってシーンの分析も多いし、SNSを駆使して器用に戦っていける人たちも多い中で、『正攻法』ってもしかしたら時代遅れのやり方というか、不利な戦い方かもしれない。でも、自分にはこれしかないという答えに至ったと。
 
「そうですね。曲作りからして、曲先の方が作るのも早そうだしキャッチーだと思うんですけど、気付いたら自分は詞先になってたから。曲先にトライした時期もあるんですけど全然出来なくて、もう無理! しょうがない!と(笑)」
 
――ちなみに今の自分のことは好きですか?
 
「うーん…多分、何周もして好きなんだと思います。でもその根底に、“好きでいてあげなきゃ救われないでしょ?”っていうのがあって、もう幾重にも(笑)。嫌い嫌いって言っててもしょうがないし、誰かに乗り移れるわけじゃない。だから、強引にいかないと」
 
――だから=言い切っちゃうってことですよね。『正攻法』は、見田村千晴というすごく歪な人間を、ちゃんと自分で受け入れたアルバムだなと思いました。あと、今作の一連の流れにまつわるビジュアルで金髪になりましたね。
 
「やっぱり何かを打破したいのもあったし、何かを変えたいなと思ってるときに、スタイリストさんから背中押されたのもあって。中途半端に茶色とかにする気は全然なくて、黒髪or金髪みたいな(笑)」
 
――気持ちは何か変わった?
 
「変わったと思います。そうも言われるし。ちゃんとしなきゃとか、こんなことを言ったらちょっとヘンかなぁ?とか、そういう危惧から、ちょっとだけ解放された感じは自分でもありますね」
 
――でも、そこが真面目な人やなって思ったんですよ。金髪にしたら何かが変わっちゃう人、変われちゃう人(笑)。
 
「アハハハハ!(笑)」
 
――リリースに伴うライブもありますが、ライブは自分の中で何か変わってきました?
 
「ちょっとずつ変わってきてますね、自分との向き合い方も。今まではお客さんの反応を伺い過ぎたり、伺い過ぎて負けてしまったりしたんですけど、最近は基本的にはこっちから発信するんだっていう自覚が出てきましたね。ライブは楽しいですね! ピアノは緊張したりとかいろいろありますけど(笑)。でも、ピアノも弾きたいし、ギターも弾きたいし、バイオリンも弾きたい。いろいろと出来ることを増やしていきたいなぁって、思ってます!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史



(2015年7月 9日更新)


Check

Movie Comment

新作&大阪ワンマンへの思い入れを語る
見田村千晴からの動画コメント!

Release

メジャーデビュー以降の見田村千晴の
2年間を凝縮した最新作にして決定盤

Album
『正攻法』
発売中 3000円(税別)
ビクターエンタテインメント
VICL-64347

<収録曲>
01. はなむけ
02. わたくしどもが夢の跡
03. LIFE SONG
04. 悲しくなることばかりだ[Mix for Seikoho]
05. youth
06. バンドマンずるい
07. 愛だろうが 恋だろうが
08. もう一度会ってはくれませんか
09. ガール
10. MUSIC
11. ラブソング[Mix for Bass]
12. 独り

Profile

みたむら・ちはる…'86年5月15日生まれ、岐阜県出身。2歳からピアノ、3歳からバイオリンを始め、高校では音楽部にて合唱コンクール全国大会1位に。早稲田大学進学と共にバンドサークルに入り、ギターと曲作り、弾き語りでのライブ活動を始める。’11年、タワーレコード主催のオーディションにて準グランプリを獲得し、インディーズで2枚のアルバムをリリース。ユニクロ『ヒートテック』CM出演するなど、着実に活動の幅を広げる。’13年9月にミニアルバム『ビギナーズ・ラック』でメジャーデビュー。年末には桑田佳祐が選ぶ“邦楽ベスト20”の4位に、『ビギナーズ・ラック』収録曲の『悲しくなることばかりだ』が錚々たるアーティストに並びランクイン。'14年4月には2ndミニアルバム『寝そべった夕暮れを切り裂いてバスはゆく』を発表。そして、第1期集大成となる1stシングル『わたくしどもが夢の跡』を今年3月に、1stアルバム『正攻法』を4月22日にリリース。

見田村千晴 オフィシャルサイト
http://mitamurachiharu.com/
 

Live

リリースツアーがいよいよ開幕へ!
大阪ワンマンが間もなく開催へ

Pick Up!!

【大阪公演】

『見田村千晴 ワンマンライブツアー
 2015「正攻法 一択」』
チケット発売中 Pコード260-783
▼7月11日(土)17:00
Janusdining
全自由3500円
GREENS■06(6882)1224
※小学生以上は有料。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【東京公演】
チケット発売中 Pコード263-049
▼8月14日(金)19:30
shimokitazawa GARDEN
全自由3500円
下北沢GARDEN■03(3410)3431
※小学生以上はチケット必要。
未就学児童は無料。

【岐阜追加公演】
チケット発売中 Pコード262-814
▼8月21日(金)19:00
yanagase ants
全自由3500円
ジェイルハウス■052(936)6041

【岐阜公演】
Thank you, Sold Out!!
▼8月22日(土)17:00
yanagase ants
全自由3500円
ジェイルハウス■052(936)6041
 

Column1

諦める勇気を捨てて、弱さも
コンプレックスもかき鳴らせ!
儚きシンガーソングライターが
素晴らしきメジャーデビュー作
『ビギナーズ・ラック』を語る

Column2

叶わない願い、届かない想いの先に
シンガーソングライターとしての
成長過程と決意表明を宿した
『I handle my handle』!
初登場インタビュー&動画コメント

Comment!!

ぴあ関西版WEB音楽担当
奥“ボウイ”昌史からのオススメ!

「彼女に出会ったのは今から3年前、インディー時代のアルバム『I handle my handle』の取材でした。決して器用ではないけれど、まっすぐな言葉の数々から、この娘の人生を感じ取ったものです。そして2回目の取材は、メジャーデビュータイミングの『ビギナーズ・ラック』。でも、そのときの会話に、進歩を感じたんですよね。ちょっとだけ(笑)。インタビューでも触れていますが、変化のスピードが速い人ではないと思いますが、その実直さはすごく信頼出来るなと。今回の『正攻法』では、さらに歩みを進めた姿をしっかりと感じさせてくれました。結局、こういう人が長く音楽をやるのではないでしょうか? やって欲しいなぁ。『正攻法』はメジャー以降のベスト的な趣もありますが、改めて声で全てを成立させてしまえる人だと再確認。ずっと聴いていたい。あと、本人に自覚があるかは分かりませんが、絡んでいて“天然”の気配がぷんぷんするので、これが開花したらおもしろいなぁ(笑)」