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叶わない願い、届かない想いの先にあるもの
シンガーソングライターとしての成長過程と決意表明を宿した
2ndアルバム『I handle my handle』!
見田村千晴のルーツと現在地をたどるインタビュー&動画コメント

 昨年、ユニクロの『ヒートテック』CMに出演。まだ無名ながら、寒空の下路上ライブをする彼女のどこか儚い佇まいと歌声が脳裏に残っている人も多いはずだ。’10年、タワーレコード主催のオーディション『Knockin'on TOWER's Door』にて準グランプリを獲得したのを皮切りに、前述のCMへの大抜擢、FM802主催イベント『NEW BREEZE』でオープニングアクトを務めるなど、ライブを軸に着実に活動してきた見田村千晴が、2ndアルバム『I handle my handle』を遂にリリースした。今作には、累計100万ダウンロードを達成した『雨と空言』、TBS系情報番組『みのもんたの朝ズバッ!』エンディングテーマとなった『愛がそこに無くても』などタイアップ曲を収録しているが、今回の肝はむしろそこではない。自分の弱さや嫉妬に揺れ動く感情を吐露した一方、より強い意志と覚悟を宿した詞の世界や、バンドサウンドとの嬉しいマッチングを魅せた新境地のロックチューン、グッドチョイスな中島みゆきのカバー曲『ヘッドライト・テールライト』、そしてアルバムエンドロールとなる『東京シネマ』で見せたポップソングの可能性。彼女の眼差しが優しいのは、彼女の横顔が寂しげなのは、彼女の歌声が泣いているのは――。まだ続いていく道の途中で、あなたと同じように悩み、歩いていく。1人の女性でありシンガーソングライターの、決して器用ではない言葉の数々から、彼女の愛すべき歌の世界を感じ取って欲しい。

最後の間がかわいいぜ! 見田村千晴からの動画コメント

――2ndアルバム『I handle my handle』が10月にリリースされましたが、少し時が経った今の率直な気持ちはどうですか?

 
「発売まではどんな風に聴かれるのか、どんな感想を持ってもらえるかがスゴく怖かったんですけど…でも、人間臭さを出したいとか、泥臭くやりたい部分を聴いて分かってくれる人もいたのが、ホントにありがたかったというか」
 
――今言った“人間臭さ”とか“泥臭さ”みたいなモノを出していくベクトルになったのには、何かあるんですか?
 
「前作にもそういった曲はあるんですけど、自分が何に焦点を絞って歌いたいのかが当時は今ほど見えてなくて。この1年ぐらいでようやく分かってきたというか…具体的にコレ!っていう出来事はなかったと思うんですけど」
 
――でも、自分の中で絶対に変化があったわけですよね。
 
「んーと…スゴく贅沢な悩みなんですけど、“声がキレイ”とか、“癒される”と言って頂けるのはホントにありがたいんですけど、同時にずっと違和感もあって。それよりももっとロックな感じ、痛々しいぐらいに剥き出しな感じに私はスゴく心が動かされるので、自分もそうありたいなって…思った、うん。何か“女性シンガーソングライターはこうあるべき”みたいな、固定観念が自分の中にも多分あって、それで結構ガチガチになってたところもあると思うんですよね。それがだんだんなくなってきて…それは曲だけじゃなくてライブだったり、ブログとかもそう。逆に何か取り繕ったり、“こういう風に見せたいんです私”っていうのが、イキがってるみたいでカッコ悪く感じてきて」
 
――その発想の転換は何なんでしょうね?
 
「何でしょうね(笑)。でも、いろんな人と対バンしたり、ライブを観たり、あとは自分が単純にちょっとずつ大人になってきてるのかもしれない」
 
――僕らは職業柄ライブを観る機会が多いですけど、演者も他人のライブを観て悔しいと思うのも1つだし、“何でこんなヤツらにこんなにお客さん入ってんだ?”と思うのも1つだし(笑)、でも入ってるからには何か人気の理由があるはず、と考えるのも1つ。そういうことも含めて、反面教師でもあり、自分を発奮させる材料としては大事なことだと思いますね。
 
「うんうん! そう思います。去年より今年の方が絶対にライブを観に行ってるし、自分の対バンのときも出来る限り観るようにしてますね。いろんな面で、そういう常識とかセオリーに自分自身が縛られてるタチなので、それを1つ1つ壊していく」
 
――ちゃんとしがちなんですね。
 
「そうなんですよ(笑)。よくも悪くも真面目なので、壊していく。1つ1つ」
 
 
ずっと歌手になりたかったので、そこは一切ブレてないんです
 
 
――『イス取りゲーム、音のする方へ』(M-4)とか『東京シネマ』(M-7)とかもそうですけど、今作ではバンドサウンドとのマッチングの妙があると思ったんですけど、今までバンドをやっていた時期はあるんですか?
 
「大学1年のときに半年だけ(笑)。基本的にコピーばっかりやるサークルだったんですけど、気の合う人同志でオリジナルのバンド作る人もいて。私も同級生ばっかりで始めたんですけど…もう性格から好きな音楽から何もかもバラバラだったんで(笑)、無理でしたね」
 
――音楽を始めたのは?
 
「最初はクラシックで、親の影響でピアノとバイオリン始めて」
 
――ええとこの子や!(笑)
 
「そうなんですよ…とか言って(笑)。でも、クラシックが嫌いだったんですよ。厳しかったし、何かやらされてる感じも嫌だった。クラシックはお姉ちゃんも母親もやってたんですけど、普段クラシックが家に流れてるかと言ったら全然そうじゃなくて。この家はホントに音楽が好きなのかな?みたいな思春期特有の反抗心と、あと末っ子っていうのもあって、子供扱いされるのが嫌だった。そういう気持ちが、スゴいネジ曲がってあるんです(笑)」
 
――でも、根がマジメだと、その反骨心もいつの間にかマジメな方に引っ張られちゃう感じがしますね(笑)。
 
「そうなんですよ(笑)。自分の中でそれと戦ってる感じですね」
 
――歌うこととかギターを持ったのは何がきっかけなんですか?
 
「歌は高校のときの合唱ですね。全国大会に出たりする強い学校で、結構歌えてたので先頭に立ってやってたら、ホントに合唱だけで過ぎていった高校生活みたいな(笑)。その頃からずっとヤイコ(=矢井田瞳)さんが好きで、ゆずとかも流行ってた時期だったんで、ギターをやりたいなと思いながらもずっとやれなくて。大学進学で東京に出てからようやくギターを始めましたね。それまでは高校の音楽の授業でちょっとクラシックギターを触ったぐらいで」
 
――オリジナル曲を作ったのも大学に入ってから?
 
「そこからですね。19 ~20歳とか」
 
――何か音楽に強烈な憧れがあってとかでは…。
 
「ないんですよね。やっぱり歌うのが好きだった。自分を表現したいということよりも、最初はホントに歌えればそれでいい、みたいな感じでしたね。でも、ライブをやるからには全曲コピーじゃカッコ悪いし、曲を作ってくれる人もいないから、じゃあ自分で作らなきゃみたいな(笑)」
 
――大学卒業を期に音楽を辞めるとか、就職するとか、選択肢はあったわけじゃないですか。音楽を続けたのは?
 
「小学生ぐらいからずっと歌手になりたかったので、そこは一切ブレてないんです。けど、大学も普通の大学だし、ギターを持って歌い始めたことも、昔からの私を知ってる人にとっては“突然何? この子”みたいな感じかもしれないんですけど、自分の中ではブレてなくて。それでも一応、就職活動はしてみたんですけど、やっぱり無理だって。スーツ着るだけで気持ち悪くなっちゃったり(笑)、面接だっていうだけでホントに体調悪くなったり。そんなこと今までなかったのになぁ(笑)。これはよっぽどダメなんだなぁと思って、諦めました(笑)」
 
――歌手になりたかったのは、テレビで観た何かに影響を受けてとか?
 
「覚えてないくらいですけど…ずーっと『ASAYAN』観てたり(笑)、モーニング娘。超売れてるけど、私の方が絶対上手いのにとか思いながら、紅白観て泣いたり(笑)。何ですかね、思い込みが激しいっていうか…ハハハッ(笑)」
 
――でも、選んだのはアイドルじゃなくて(笑)、シンガーソングライターで。あと、ユニクロの『ヒートテック』のCMに出たことで、見田村千晴の名前を知った方も多いと思いますけど、あれはどういうきっかけで?
 
「あれはCMでギター弾き語りの女の子を探してるっていう話があって、監督さんとも何度か面談させてもらって、決まった感じですね」
 
――『愛がそこに無くても』(M-2)が『みのもんたの朝ズバッ!』エンディングテーマに選ばれたり、それこそさっきのユニクロのCM出演だとか、プロフィールを見ていたら順風満帆な感じもありますけど、かと言って毎回ライブに大挙して人が押し寄せるわけじゃない、そこまで劇的に変わらない状況みたいなものに、焦りとかモヤモヤするモノはあるんじゃないですか?
 
「やっぱり、めちゃくちゃ考えますね…うん。やっぱりライブが1番好きだし、ずっとやっていきたいので、そこにどうしたらお客さんが来てくれるかとか、じゃあみんなはどうやってるんだろう? こういうやり方もあるんだ、新しいなとか。そういうことを考えるのも好きだし、考えなきゃいけない状況でもあるし…」
 
――でもそのモヤモヤも、今回のアルバムで自分をさらけ出せた原動力にもなってる。
 
「そうですね。関わってくれる人、手を貸してくれようとしてる人がいたとしても、肝心なところで自分がどういうことをやりたいのか、どうしたいのかがないと、周りの人もどうすればいいか分からなくなるし、何も進んでいかない。今回の作品を作るとき、そういうことを1番感じましたね。『I handle my handle』、“自分のことは自分で舵を切る”。そういう作品にしたかったんだと思います」
 
――タイトルだけ見ても、1stアルバムの『いつかのように』('11)は、ある意味スゴく曖昧な未来であり過去ですけど、今回のタイトルには明確に私はこうしたい、こうしていきますっていう意思がある。この時点でもう、変わってますよね。
 
「そうですね、かなり変わった。だからこそ、イメージと違うじゃんってガッカリする人もいるのかな?とか、発売までまぁいろいろと思いましたけど(笑)」
 
 
私って叶わない歌ばっかなんですよね(笑)
 
 
――1曲目の『雨と空言』は、気象情報会社ウェザーニューズが季節ごとに無料配信する企画『ソラウタ』に選ばれて、その数が累計100万ダウンロードとエラいことなってますけど(笑)。
 
「エラいことっぽく書いてありますね(笑)。この曲はホントに1番最初に作ったぐらいの曲なので、自分の中ではスゴく大切な曲ではありますね」
 
――“空言”って=嘘とか本当じゃないことっていう意味ですよね。歌詞中に出てくる言葉としても日常生活でも、そんなに使わない言葉だと思うんですけど。
 
「タイトルってだいたい最後に付けるんですけど、雨が降ってるときに家の中で1人でボヤボヤととりとめのないこと考えてるようなイメージで付けました(笑)。別に歌詞も分かりやすくはないし、今思うと“この人何が言いたかったのかな?”っていう感じなんですけど(笑)。あの頃は、別に誰も分かってくれなくてもいい、でも私はこういうことを考えてるみたいな、そんなひねくれた10代でしたね(笑)。いい意味で、今じゃ書けない歌詞だと思います」
 
――この『雨と空言』と続く『愛がそこに無くても』に関しては、主体が“僕”ですよね。
 
「“僕”と“君”の曲の方が多いかもしれないですね、私って」
 
――一転、『寄り道』(M-3)では“私”になるんで逆に女っぽく感じたり。『寄り道』とか『愛がそこに無くても』は、見田村千晴が元来持ってる世界感なのかもしれないですけど、何かこう“叶わない”というか…(笑)。
 
「ハイ(笑)。私って叶わない歌ばっかなんですよね(笑)」
 
――今は幸せだけどこれもどうせ束の間です、みたいな儚さが、何でこんなにそこはかとなく漂うんだろう?ってういうのがあるんですけど(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) そうですねぇ。あんまりハッピーな、“幸せだー!!”みたいな曲がない。うーん…やっぱりひねくれてるのかもしれない(笑)」
 
――幸せになると、何か不安になる。
 
「それはあると思います。“幸せ!!”って思ってると、それがなくなったときのショックが大きいじゃないですか。だから“いつかなくなるぜ!”って思ってないと不安みたいな(笑)。これはもう無意識ですね」
 
――曲を書くときはどういうシチュエーションが多いんですか?
 
「人のライブを観てるときはフレーズがスゴく出てきますね。それを携帯にバーッとメモッて、そこから広げたり」
 
――曲はたくさん書ける方?
 
「ぜんっぜん書けないです(笑)。もうヤバい…。もう、辞めたい! ヤダ! って思いながら(笑)」
 
――今回は一応“アルバム”ですけど、全7曲ですもんね(笑)。じゃあストックもない?
 
「ないんですよねぇそれが…」
 
――出し切り型(笑)。
 
「ヤバいんです…ホンットに。元々は歌いたかっただけだから…って言い訳してますけど(笑)」
 
――じゃあ逆に誰かに曲提供されることにも抵抗はない?
 
「それはそれで、そのときになってみないと分からないんですけどね。逆に、こっちからの曲提供も出来ないなぁ」
 
――歌えないから、それだと音楽の一番やりたい部分がないもんね。
 
「そうなんです! 作るのが好きな人ではないので」
 
 
みんなで一緒に聴く音楽ではないというか
特に今回のアルバムはBGMにならないと思う
1対1で、1人でいるときに聴くような、聴いてもらってるようなイメージ
 
 
――『イス取りゲーム、音のする方へ』とかは、ライブで聴いてても思いましたけど、“振り返ったっていいじゃない / どこが後ろか分かるのなら”っていう一節が、スゴく響きます。
 
「ありがとうございます! ちょっと挑戦的ですよね」
 
――歌詞の中の“あの娘”って明確な対象はいるんですか? この人に対する強い感情を感じたんですけど。
 
「あぁ~これはオフレコですけど(笑)、いますね」
 
――何とか読んでいる人に伝えたいなぁ~このオフレコ部分を(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) これWEBですよね。意外とチェックするんでねぇあの娘(笑)」
 
――サウンド的にもバンド感があって、見田村千晴の新しいアウトプットに成り得る部分というか。あと今作には、中島みゆきさんのカバー曲『ヘッドライト・テールライト』(M-5)も入ってますけど、でもこの媒体資料の“影響受けたもの”には入ってないなぁと思ってたんですけど、これはどういう…。
 
「中島みゆきさん好きです! 書き忘れですね、完全に(笑)」
 
(一同笑)
 
「高校時代に中島みゆきさんの『ファイト!』とか『糸』を合唱で歌ってて。その頃から、着飾ってないし、ちょっと痛々しい部分もあってグッとクる歌詞が好きで。『ヘッドライト・テールライト』の持っている儚さと強さと希望が、今回のアルバムに合うかなぁと」
 
――歌ってみて分かるスゴさとかありました?
 
「ありますね。私は歌詞がめちゃめちゃ長い人なんですけど、コレはもうめっちゃ短いじゃないですか。あと歌詞の繰り返しが多くて…何回も同じことを言うのって勇気がないと出来ないというか、自信がないと出来ないことなんで、スゴいなって」
 
――繰り返すことで出る深み、伝わるモノがある。
 
「そうですね。だからカバーするときも歌い方をだんだん強くしていったり、いろいろ試行錯誤しましたね。でも私ってホンットに歌詞が覚えられないんですよね…」
 
――でも見田村さんの歌詞って常にストーリーがありますよね。なのに?
 
「覚えられない(笑)。だいたいいつも間違えちゃうんですけど、でも書いちゃう(笑)」
 
――歌詞は曲と同時に出来るタイプですか?
 
「割と詞が先ですね。で、ワンフレーズずつ詞、曲、詞、曲みたいな感じで、だんだん広げていく感じです」
 
――あと、さっきの話じゃないですけど、『YOU』(M-6)にも明確な対象があるように思うんですけど。
 
「そうですね。『YOU』は自分の中でライバルみたいに思ってるミュージシャンが何人かいて」
 
――ちなみに?(笑)
 
「来ると思った(笑)」
 
(一同笑)
 
――まぁオフレコなのかどうかは置いといて。
 
「え~オフレコですけど?(笑)」
 
――また~!?(笑)
 
「だって、誰にも言ってないんですよ。まだその人がメジャーデビューする前に1回だけ四谷天窓っていうところで一緒にライブさせてもらったことがあって。今はスゴく活躍されてるじゃないですか。追い付きたいなっていう、何かそういう対象ではあります」
 
――なるほどね…他は?
 
「フフフフ(笑)。あとは仲良くしてる、自分の中で音楽的にスゴいなと思ってる人とか。ヒグチアイちゃんっていう。スゴいカッコいいんですよ」
 
――と?(笑)
 
「アハハハハ!(笑) あ、でも全然近い存在ではないですけど、ホントに小谷美紗子さんみたいになりたいなっていうのはいつも思ってます」
 
――『東京シネマ』(M-7)はポップで残る曲ですよね。この曲にも“あなた”が出てきますが(笑)。
 
「アハハ(笑)。これは明確なのはないですよ(笑)」
 
(一同笑)
 
――全部探し出すみたいな(笑)。
 
「アハハ!(笑)」
 
――まぁでも、やっぱり冒頭にも話した他人のライブを観ることがスゴく自分に返って来てますね。時には悔しくなることも大事だと思うんですよ。“今日のワンマンめっちゃ入ってたやん!”って言いながら、何か複雑な心境みたいな(笑)。でも、その心の動きを味わうことが、絶対に音楽に返ってくる。
 
「そういうときほど曲書けたりして(笑)、ホントに。めんどくさい生き物ですね(笑)」
 
――でも、歌詞の中の明確な対象から受ける心の揺れとか、このめんどくくささとかが、やっぱり今回表現したかったことの1つでもあるというか。
 
「自分の嫌なところから逃げないで、“きっと私だけだろうな…こんな汚いこと思うの”っていうような人に、“ただ言わないだけで、みんな何かしらそうなんだよ”って言ってあげられるような…多分、みんなで一緒に聴く音楽ではないというか、特に今回のアルバムはBGMにならないと思うんですよね。1対1で、1人でいるときに聴くような、聴いてもらってるようなイメージなんですよね」
 
――そう考えたらやっぱり、そういう風に1人1人と会っていかないとダメですね。ライブでももちろんそうで。
 
「そうですね。だと思います。だから、いろんなところで歌えるようになりたいんです」
 
――今作に伴うツアーを、バンドで廻るというのもまた楽しいでしょうね。普段は1人ですから。
 
「初めてだし、楽しみですね。で、来年のワンマンにつなげられたらいいなって。ライブがやっぱり好きなので、いろんなところに待っていてくれる人がいるような活動を続けていけたらなって。やっぱりライブが原点だし、CDもまだ作ってなかったときは、そこしか出会える場所もなければ、聴いてもらえる場所もなかった、そういう場所なので。何かやっぱり…そこで振り向いてもらえなきゃダメだし、ライブがいいよねって言ってもらえる歌い手でありたいなって思ってます」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 



(2012年12月 5日更新)


Check

Release

儚くも切ない歌声が胸を打つ
捨て曲なしの2ndアルバム完成!

Album
『I handle my handle』
発売中 1500円
Knock up!
KUP-014

<収録曲>
01. 雨と空言
02. 愛がそこに無くても
03. 寄り道
04. イス取りゲーム、音のする方へ
05. ヘッドライト・テールライト
06. YOU
07. 東京シネマ

Profile

みたむら・ちはる…'86年5月15日生まれ、岐阜県出身。2歳からピアノ、3歳からバイオリンを始めるなど、幼少期よりクラシックを学び、高校時代には合唱部で全国大会1位を獲得するという経歴を持つ。大学進学と共に'05年春に上京。その後、早稲田大学在学中の'07年よりギター弾き語りでのライブ活動を始める。以来、年間100本以上のライブを行うほか、3枚の自主制作CDを発表、自主企画ライブ『ヨコロビ』やワンマンライブの開催など旺盛な好奇心と行動力を軸に精力的に活動中。のびやかな歌声と忘れられないメロディが特徴のシンガーソングライター。

見田村千晴 オフィシャルサイト
http://mitamurachiharu.soragoto.net/


Live

バンドを従えた初のレコ初ツアー
間もなく大阪公演、来年はワンマンも

 
【名古屋公演】
見田村千晴レコ発ツアー
『I handle my handle』-名古屋編-
チケット発売中 Pコード181-454
▼12月5日(水)19:00
池下CLUB UPSET
スタンディング2500円
[共演]theSing2YOU/suzumoku
池下CLUB UPSET■052(763)5439

Pick Up!!

【大阪公演】

見田村千晴レコ発ツアー
『I handle my handle』-大阪編-
チケット発売中 Pコード181-887
▼12月6日(木)19:00
南堀江knave
前売2500円
[共演]ヨウヘイ/杉瀬陽子
南堀江knave■06(6535)0691

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【横浜公演】
見田村千晴レコ発ツアー
『I handle my handle』-横浜編-
チケット発売中
▼12月13日(木)19:00
関内B.B.Street
前売2500円
[共演]The Soul Klaxon/wacci
[DJ]植松哲平
関内B.B.Street■045(681)8202


【東京公演】
見田村千晴ワンマンライブ
『We handle Our handle』
一般発売12月15日(土)
Pコード183-222
▼2月17日(日)17:30
duo MUSIC EXCHANGE
全自由3500円
ソーゴー東京■03(3405)9999

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