ホーム > インタビュー&レポート > POLYSICS、ROTTENGRAFITY、THE BACK HORN! 強烈ライブアクトによる狂宴の興奮蘇る 『CAPITAL RADIO 15』プレイバックレポート
この日のトップバッターを飾ったのは、POLYSICS。SEと共に勢いよくステージに飛び出すと、ハヤシ(vo&g)が「トイス!!」とポリ流のご挨拶で早速フロアを盛り上げる。開幕早々『Buggie Technica』『Shout Aloud!』とモッシュ必至の楽曲が投下されると、ハヤシのツナギは汗で早くも濃いオレンジ色に(笑)。3曲目には、ハヤシの偏愛を歌った異色のミニアルバム『HEN 愛 LET’S GO!』から新曲『Dr Pepper!!!!!』を。生楽器のヘヴィなサウンドに刺激的な高速シンセ音が絡むキラーチューンに、早くもライブの定番曲かと思わせる程の盛り上がりを見せたオーディエンスは、なかなかの“HEAVY POLYSICK”(POLYの熱狂的ファンのこと)!続いて、フェスでもお馴染みの『Let’s ダバダバ』が披露されると、フロアからは手拍子と可能な限りの大声で「ダーダーダーダバダバダバー♪」の大合唱が沸き起こる。
MCを挟んでまたも新譜からの『Homo Sausager』を皮切りに、怒涛の後半戦が繰り広げられる。『Young OH! OH!』ではファンにはお馴染みの振り付けでフロアのグルーヴは最高潮に! ハヤシの「暴れろー!」の掛け声で踊り狂うオーディエンスたちは、最高瞬間気温を叩き出したかと思うほどの熱気を見せてくれた。最後は、フミ(b&vo)がリードボーカルを務めるポップチューン『Lucky Star』で締め括られ、程よい疲労感と充実した表情を顔に浮かべたメンバーは、ステージを後にした。
2組目に登場したのは、ROTTENGRAFITY。幕が開き姿が現れるや、キッズたちの抑え切れない期待と興奮が手拍子となり会場を包み込む。NOBUYA(vo)が「ここ心斎橋BIGCATを、世界で一番輝いている場所にしようぜ!」と、『金色グラフィティー』『STAY REAL』『灯』と一気に畳み掛けるセットリストを展開。燃え尽きんばかりの熱量で、オーディエンスと楽曲がぶつかり合う。NOBUYA、NAOKI(vo)のボーカルと、オーディエンスの「オイ!」コールの掛け合いが行われる度に、フロアの温度は青天井に上りつめ、最大級の「オイ!」コールが彼らの楽曲にさらなる勢いを加えてフロアに響き渡り――。
「一瞬を、一生に繋げていけよ!」(NOBUYA)
圧倒的なパフォーマンスで魅せるモンスター・ライブバンドのステージには、グッと熱いものがこみ上げる。かと思えば、ライブ中盤では小沢健二featuringスチャダラパーの名曲『今夜はブギーバック』のカバーで、会場は一瞬にしてメロウなダンスフロアに一変。『世界の終わり』、そして、オーディエンスへの熱いメッセージを突きつける『THIS WORLD』でライブを終えた後も、その余韻がしばらく消えることはなかった。
本日のトリを務めるのは、THE BACK HORN。BGMが途切れBIGCATに一瞬の静寂が訪れると、会場は嵐を予感させるような独特な緊張感に包まれる。その緊張感を切り裂くがごとく岡峰光舟(ba)のベースが轟音を鳴らすと、『幾千光年の孤独』でライブがスタート。一瞬にして爆発的な歓声が沸き起こり会場が揺れる。『声』に続いて混沌としたイントロから繰り出される『罠』、山田(vo)の叫びにも類する歌声が、聴く者の心を駆り立てていく。中盤に披露されたインディーズ時代の名曲『風船』の力強くも叙情的なイントロが鳴り響けば、予期せぬセットリストにオーディエンスの静かな興奮が息を呑む音となる。『ビリーバーズ』『コバルトブルー』『シンフォニア』とキラーチューンが続く後半戦では、突き上げられた無数の拳がフロアを埋め尽くす。
拳を突き上げられずにはいられない魂のアクトに贈られた賛辞の拍手が、アンコールを待ちわびる手拍子へと変わっていく。そして、イベントの最後に用意されたのは『刃』。山田の力強い声で「立ち上がれ!」とリリックが放たれるや照明が上がり怒涛の大団円へ! 強大なエネルギーをライブで爆発させたTHE BACK HORNにより、『CAPITAL RADIO 15』は見事なエンディングを迎えた。
(2015年6月11日更新)
『CAPIAL RADIO'15』
3月27日(金) at BIGCAT
POLYSICS
01. Buggie Technica
02. Shout Aloud!
03. Dr Pepper!!!!!
04. Let's ダバダバ
05. Homo Sausager
06. Beat Flash
07. How are you?
08. Young OH! OH!
09. シーラカンス イズ アンドロイド
10. Lucky Ster
ROTTENGRAFFTY
01. 金色グラフティー
02. STAY REAL
03. 灯
04. 更生
05. D.A.N.C.E.
06. 今夜はブギーバック
07. 世界の終わり
08. THIS WORLD
THE BACK HORN
01. 幾千光年の孤独
02. 声
03. 罠
04. コワレモノ
05. 風船
06. ビリーバーズ
07. コバルトブルー
08. シンフォニア
ENCORE
09. 刃
『POLYSICS TOUR 2015
“HEN 愛 LET'S GO!”
~ツナギなぼくら ツアーで、胸キュン。~』
チケット発売中 Pコード257-327
▼6月11日(木) 19:00
umeda AKASO
オールスタンディング3800円
清水音泉■06(6357)3666
※小学生以上は有料、未就学児童は入場不可。
チケット発売中 Pコード256-960
▼6月12日(金) 19:00
金沢vanvanV4
スタンディング-3800円(整理番号付・別途ドリンク代必要。)
FOB金沢■076-232-2424
チケット発売中 Pコード257-007
▼6月18日(木) 19:00
TSUTAYA O-EAST
スタンディング-3800円(ドリンク代別途必要)
VINTAGE ROCK■03-3770-6900
773Four RECORDS presents
『FOUR SEASONS 2015』
チケット発売中 Pコード262-568
▼7月18日(土) 14:00
Zepp Namba(OSAKA)
1Fスタンディング4300円
[出演]locofrank/THE BACK HORN/MONGOL800/UNITED/dustbox/KNOCK OUT MONKEY/FOUR GET ME A NOTS
清水音泉■06(6357)3666
※小学生以下は大人1名につき子供2名まで保護者同伴に限り無料。
POLYSICS オフィシャルサイト
http://www.polysics.com/
ROTTENGRAFFTY オフィシャルサイト
http://rotten-g.com/
THE BACK HORN オフィシャルサイト
http://www.thebackhorn.com/
CAPIAL RADIO ONE オフィシャルサイト
http://www.cro.jp/