音楽人生の第二の青春を歩む大江千里の ジャズとルーツとアイデンティティ トリオで挑むジャパンツアー開幕を前に現在地を大いに語る! 『Collective Scribble』インタビュー&動画コメント
今年のバレンタインにニューヨークに住む大江千里から、とっておきのニューアルバム『Collective Scribble』が届いた。前作『Spooky Hotel』は、“お化けの出るホテル”という遊び心溢れるコンセプトのもと、ビッグバンドならではの賑やかな演奏もふんだんに盛り込まれた1枚だった。一転して今作は、大江千里がニューヨークでの学生時代を共に過ごし、現在もレギュラーライブを一緒に行っているジム・ロバートソン(b)、ヤシーン・ボラレス(sax)によるトリオ編成。だからか、彼らが日常を過ごすニューヨークでの普段着の空気や息遣いまでもが、演奏を通して伝わってくるような作品となった。まるで子猫がステップを踏むように楽しげな僅か30秒の楽曲もあれば、2分前後の短い曲ながらゆったりとした時間のうねりを感じさせる楽曲。また、’98年にシングルのカップリング曲として発表した『秋唄』が、繊細でいて躍動感のあるジャズに生まれ変わったセルフカバーも見逃せない。夜中に1人お酒を飲みながら聴くもよし。好きな本を読みながら耳を傾けるのもいい。通勤時にヘッドフォンから流れてきたらウキウキしそうだ。長く付き合うことの出来るアルバムをまた1つ届けてくれた、大江千里の音楽人生の今に迫るインタビュー。アルバムのメンバーで行われるジャパンツアーの大阪公演は、4月27日(月)サンケイホールブリーゼブリーゼにて。故郷・大阪ならではのリラックスしたステージが楽しめるに違いない。
僕はこれまでずっと歌詞がある曲を書いてきているから
インストであっても歌詞を乗せているというスタンスで曲を書く人間
――今回の新作『Collective Scribble』の着想はどんなところから湧いてきたんですか?
「1枚目の『Boys Mature Slow』(‘12)は“男子、成長するのに時間を擁す”という、アメリカに渡って4年半もかかってカメのノロさで大学を出たその気持ちを表したものだったんですね。とにかくビバップを叩きこむ学校でしたし、とにかく“チャーリー・パーカーを聴け”という学校だったので、そこで学んできた地図に沿って、卒業制作のように作ったアルバムでした。打ち明け話をするとね(笑)。2作目の前作『Spooky Hotel』(‘13)ではビッグバンドと演奏出来るチャンスを得て、学校でもビッグバンドの授業を取っていたから、そこで学んだアレンジの経験も活かして作っちゃえ!という勢いで作りましたね。でも、どこかで“本当の自分自身”というか、地に足を着けたソロピアノであったり、少人数で聴かせられるような音楽を作らないと、とは思っていて。ただ、それには時間がかかりそうだなって。何故かと言うと、前作をビッグバンドと作ったことで次の課題が明確になって、ソロピアニストとして“このフレーズはどうだ? 和音は?”となってくると、これは訓練しないとクリアするのに数ヵ月かかるな…って思うことがいくつもあって。それで、マンハッタンの53丁目にある“Tomi Jazz(富ジャズ)”というお店で、少人数で定期的にライブをやろうと決めて、そのライブのために毎回曲を書き下ろして。そのときに1人増え、2人増えと一緒に演奏していったのが、今作のメンバーであるヤシーン(sax)とジム(b)だったんですね。この3人で、“来月もまたやるよね?”とか言いながらステージに出て、曲が溜まっていき、その中から形にしていったのが今回のアルバムです」
――なるほど、そういう流れだったんですね。
「ライブにドラムが入ったことも何回かあったし、ジャズと言うとドラムのカウントで始まるものが多いけど、敢えてそうじゃない方がおもしろいかなって。ニューヨークっていろんな国から来た人がいるから、自分の一番強い部分を出さないとなかなか聴いてもらえないので。僕はこれまでずっと曲を書いてきて、もっと言えば歌詞がある曲を書いてきているから、インストであっても歌詞を乗せているというスタンスで曲を書く人間で。そこまで含めて僕の強みだと思ったから、まずはそれを真剣にやろうと。あとは、ピアノとベースでドラムの代わりをする。それも結構ハードルが高いんですけど(笑)。富ジャズはお客さんが50人も入ればいっぱいになるようなジャズバーなんですけど、そうやって毎月ライブを重ねていく中で、さっきまで喋っていたお客さんが演奏に耳を傾け、曲が終わったら“ブラボー!”と言ってくれる瞬間が何回かあって。そんな日は、ライブが終わってみんなで語らいながら“こんな感じのアルバムを作りたいなぁ”って話したり。サックスのヤシーンは、バリトンもソプラノもテナーも全部演奏出来て、それぞれに声色が違うからこれはバリエーションとして面白いなと思ったし、3人でニューオーリンズへ演奏しに行ったときにケミストリーを感じて、この3人でアルバムが作れるんじゃないかって確信したんですよね」
――『Fried Green Tomato』(M-1)のサックスはまさにボーカルのようで、一緒に歌えるんじゃないかって。
「“ティリリ、ティリリ~♪”ってね(笑)。彼は本当はソプラノが得意なんですけど、“この曲は絶対にバリトンで”と頼みました。3人でニューオーリンズに行ったとき、コンサートの前日にファミレスでフライド・グリーン・トマトを一緒に食べて出来た曲なんですよ。映画の『フライド・グリーン・トマト』(‘92)が好きなのももちろんですが、『Fried Green Tomato』はこの3人の味なんです(笑)」
――同じ釜の飯を食う、みたいな(笑)。
「そうそう(笑)」
12曲の作品全部で1編の大きなポエムになっているようでもあり
いくつかの落書きが集まって1つの絵になっているようでもあり
――『Autumn Confidential』(M-2)や『Winter』(M-8)、セルフカバーの『秋唄』(M-11)など、季節を感じるタイトルの曲もありますね。
「『Autumn Confidential』は、確か富ジャズで昨年9月にやったライブのタイトルでした。『Winter』は冬に書き下ろした曲ですね」
――『Winter』のピアノは和風なようでもあり、ちょっとエキゾチックな印象も受けます。
「ニューヨークってラテン系のお客さんが多いから、こういうちょっとラテンっぽい旋律を弾くと、ワッと沸き立つんですよ。だからラテンは必須だったりして(笑)。ヒスパニックの人も多いですし、フランス、イタリア、スイス…いろんな国の人がいますね」
――ニューヨーク=人種のるつぼと言いますが、千里さん自身もその中のお1人ですね。
「そうですね。でも、僕は頭のてっぺんから足の先まで、中に入っているあんこは大阪人ですから(笑)。東京時代も長いけれど、今回は日本に来るとき飛行機のチケットを成田着じゃなく伊丹空港着にしたんですね。随分時間はかかりましたけど、自分のルーツと今いる場所がつながって、その間のすごく大事な時期を長く東京で過ごした。あぁ、それって何かすごくいい旅行だなぁなんて思いました。今回は1ヵ月ほどの滞在なんですが、日本にこれだけ長くいるのは2年弱ぶりぐらいですね」
――3曲目の『E Love』は、まさにアルバムのタイトル通りの走り書き(=scribble)のような30秒ほどの短い曲で、この曲のピアノはとてもキュートですね。
「タイトルの“E”っていうのはエレクトリックとかのイメージもあって、それをアナログのピアノで電子的にやるっていう。これまでも一緒にアルバム作ってきた共同プロデューサーの有田純子さんが“この曲はソロでやったらいいんじゃない?”と言ってくれて、そのアイディアをいただきました」
――そうかと思えば『Wonder』(M-8)は2分ぐらいの曲でも、とてもゆったりとした曲で。
「でも、レコーディングはこの2分の曲に4時間ぐらいかかったんですよ。このアルバムは2日間で全部レコーディングしたんですけど、この『Wonder』の2分の世界に、ああでもないこうでもないと言いながら。3人でやる曲を先に録音したんですけど、1日に6時間以上やると集中力が下がるので、昼の13:00から始めて夜19:00には終わる感じにして。2日目はみんな疲れてるだろうし、“僕が先に13:00から入って『E love』とかソロ曲を録ってるから、14:00に来てくれたらいいよ”って言ってたら、僕よりも先にヤシーンがスタジオに来ていて、“昨日録った『Autumn Confidential』をもう1回やらないか?”って。そしたらすっごくいいテイクが録れたり」
――『秋唄』は’98年に発売されたシングルに収録されていた曲なんですよね。
「当時、NHK『みんなのうた』に書いた曲でもあります。富ジャズでもやりましたし、学生時代にアンサンブルのクラスのみんなで一緒に演奏する発表会があったときに、“こんな曲があんねんけど”って譜面を書いて持って行ったんです。そのままやってもおもしろくないから、5拍子で始まって途中で8分の6拍子になって、また5拍子に戻る…みたいにしたら、それがすごくエキゾチックだったみたいで。学生は変拍子が好きだしね(笑)。途中で3拍子になるところがなかなか出来なくて右往左往しながら発表会にこぎつけて。いろんな国の人たちがいたクラスだったんですが、みんなを1つにつなげた曲で、このアレンジはいつか使えるなと。今回のタイトルに選んだ“scribble(=走り書き、雑文、落書き)”には、12曲の作品全部で1編の大きなポエムになっているようでもあり、いくつかの落書きが集まって1つの絵になっているようでもあり、いろんな意味を込めていて。それと共に、『Scribble』(M-4)とも5拍子同士でつながっているところもあるので選曲しました」
――歌詞のある曲を作られてきた千里さんならではの強みは、この『秋唄』でも発揮されていますか?
「僕はライブでのソロのフレーズやインプロビゼーションなんかも、気付いたら歌いながら弾いているときがあって。そういうときってお客さんも一緒に付いてきてくれて、一体になっているときがあるんです。それはポップス時代のたまものかなと。あとはリズムですよね。7拍子とか11拍子とかが出てくると演奏するみんなは戸惑うんだけど、僕の場合は弾きながら歌うという2つのことを同時にやってたから、例えば“あなたと僕は/いつでも一緒”というフレーズを、“あなたと”の4字で4拍子、“ぼくは”の3字で3拍子、“いつでも”で4拍子、“一緒”で3拍子という具合に、7拍子を4+3とか3+4とかに割って、左手と右手で同時に違う拍子を弾くことをポリフォニックでやれる。これはポップス時代に弾きながら歌っていたことが役に立っていますね」
とにかく“これ、誰が作ってるの?”って思われるようなものを作ろうと
それがインディーズの強みだから
――今、テーブルの上でピアノを弾くように話されているのを見て、『秋唄』のミュージックビデオでカフェの窓枠や壁、橋の欄干をまるでピアノを弾くように指でタッチしていた場面を思い出しました。
VIDEO
Directed JUN SHIMIZU
「あれも4時間ぐらいで撮ったんですよ。監督はJUN SHIMIZUっていう生まれも育ちもアメリカで日本語はカタコトしか話せないような、23歳のハーフの映像作家で。彼が“『秋唄』が好きだ”という話になって、この曲はアルバムの中では一番叙情的で、もしかしたらJUN SHIMIZUの中に流れている日本人としての血が煮えたぎるのを感じたのかなって。逆に僕はアメリカに行った日本人で、その2人がNYっていうダイバース(=多様性のある)カルチャーの地で、一緒にモノを作るのも面白いなって。最初に和食屋で11ドルのランチを食べながらミーティングしたんですけど、“街も顔も全部鍵盤に見立てて、ピアノの音に合わせて片目ずつウィンクは何回出来ますか?”とか、“耳は音に合わせた動きが出来ます?”、“耳は動かへんな~”とか言いながら盛り上がって。お店の人は“こいつら何やってんねん!?”みたいな顔してたけど、僕なんて話に夢中になり過ぎて、珍しくランチを半分残したぐらいですから(笑)」
――千手観音か、はたまた太極拳かのような動きのシーンもおもしろかったです。
「それにオープニングのシーンはヘンだよね?(笑) 僕が登場してムーンウォークみたいに後ろに戻ったり前に進んだりするシーンも彼のアイディアで、とにかく“これ、誰が作ってるの?”って思われるようなものを作ろうと。それがインディーズの強みだからって。途中で帽子を投げるシーンと、投げたのと違う帽子が返ってくるシーンもあるんですが、あれも何回も何回も録って、中には逆回しで使ってるシーンもあって。そういう感覚は、デジタル世代でありオタクの世界ですよね(笑)。あと、休憩時間にブルックリンでラーメンを食べて、ちょっとだけビールを呑んで。2人して“はぁ~この撮影は最高やな~ラーメンも美味しいし”って心洗われて(笑)、その後に近くのカフェで窓枠をピアノのように演奏するシーンをゲリラ的に録ったんです。ヒスパニックの店員さんがちょうどお店の外に出てタバコを吸ってる横で、“ちょっとすんません、これから録りますんで”みたいに、その場でワッと一気に撮影しました」
――インディーズの強みと言われましたが、パンク的でもありますね(笑)。
「店員さんも“君らは何をやり出すねん”みたいな顔してましたね(笑)。僕は今54歳でJUN とは30歳ぐらい違うけど、年齢のギャップも全然感じなくてすごく楽しかったし、これもニューヨークならではと言えるのかもしれません」
――『David』(M-5)はとても繊細なタッチの曲で、ラストの『Sketch』(M-12)は大きな優しさを感じる曲でした。(取材日の)今日はあいにくの雨で空も曇っていますが、まるで“人生にはこういう曇り空の日だってあっていいんだよ”とでも言われているようなあたたかい曲だな、と。
「僕はバッハのインベンションがすごく好きで、『Sketch』はバッハ的な曲を作ってみようと思ったんですよね。自分のルーツをたどるとクラシック時代にさかのぼるし、とは言え出来上がった曲は全然バッハみたいにはなってないんですけど(笑)、何となく魂はそこからスタートした曲なんですね。『David』は、ミューヨーク在住のタイラ・マミコというジャズシンガーが書いた詞に触発されて、メロディを作っていった曲ですね。アルバムの全曲に通じることなんですが、いろんなところに言葉がくっついていたり、触発されることやモチベーションがあって、そういった点がつながって線になって、いつしかその線が一筆書きになって動き出した――その最中は不安と高揚感を行ったり来たりだったんですけど、何とかこのような作品になりました。そして今“I’m here”って感じですね(笑)」
その場にいる人みんなで一緒に作ってる空間だし
一瞬一瞬濃密な時間の連続のようなステージを今回もやりたい
――千里さんはニューヨークでPND(=Peace Never Die)レーベルを運営されていますが、元々ご自身のレコードを出すためにレーベルを作られたんですよね。
「そうです。そうなんですけど、今後は自分の作品以外にもいろいろやってみようとも考えていて。そうやって会社を興したらもう後には引けないし、人間って弱いから、“ええやん、別にそんな大変なことせんでも”って自分を甘やかしたい気持ちがあるのが分かるからこそ、しっかりやろうって。そういう発想があったら、また自分の音楽も変わるんじゃないかなって。配送作業もやるし、今アメリカではインターネットラジオが割と人気があって、例えばケニーGを聴いているリスナーに向けて集中的にオンエアするとか、20~30代とか向けの放送局や番組で曲を集中オンエアするとかのプロモーションもやってるんですね。“そういうことに時間を取られると、音楽が出来なくなるんじゃないか?”と聞かれることもあるし、自分でも“もう20日間ピアノに触れてないんちゃうか”と思ったときは内心焦りましたけど、肩を壊したのが治ってまたピアノに戻った学生時代のように、作業を終えてピアノを再開したときには喜びもひとしおで、決してムダにはなってないんちゃうかなって」
――4月27日(月)は前回と同じサンケイホールブリーゼで大阪公演が行われます。前回のライブでとても印象的だったのが、演奏はもちろん、千里さんがピアノを弾きながら演奏し終えた楽譜を次々と床に落としていったときの譜面がバサッと落ちる音でした。その場にいたからこそ味わえた、とても貴重な体験でした。
「それは生の醍醐味ですよね。楽譜がバサッと落ちる音とか、お客さんの呼吸とか、キース・ジャレットはゴホゴホ咳が聞こえたら帰るっていうでしょ?(笑) 時にはそういう公演があってもいいと思うんですよ。その場にいる人みんなで一緒に作ってる空間だし、一瞬一瞬濃密な時間の連続のようなステージを今回もやりたいですね」
――あと、5月5日(火・祝)ブルーノート東京の17:00からの公演は、『JAZZ for CHILDREN』と題して小中学生は半額で入場出来るそうですね。
「日頃、『365歩のマーチ』とか『春の小川』とか『あんたがたどこさ』とかをジャズアレンジで演奏したりしてるので、そういうのもやってみようかなって。これがビッグバンドやったら、“すみません! リハーサルをするのにどこか大きい会場を押さえてください”ってなるんですけど、今回は3人やし演奏の最中に“曲の順番を変えるよ”とか言っても全部対応出来ます(笑)。それがこれまで積み重ねてきてる感じやなと思うし、“ええなぁ”って思う瞬間ですよね。だから今回は、トリオならではの濃密な時間をお聴かせ出来ると思います」
――最後に関西のファンにひと言いただけると嬉しいです。
「僕は3歳のときにクラシックピアノを始めて…大阪のこの土壌で僕の音楽が始まったんです。作詞作曲をやり始めてデビューを掴んだのも大阪・神戸やし、関西が僕の音楽のルーツだと思ってるんです。そこにこうやって今、また新たな気持ちで戻って来れるのはとてもラッキーだと思うので、“あのコンサートよかったよね!”って言われるように、精いっぱい、大事にやりたいと思います。楽しみにしていてください!」
Text by 梶原有紀子
(2015年4月24日更新)
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Release
ポップス時代のセルフカバーも収録 気心知れたトリオで贈る3rdジャズ盤
Album 『Collective Scribble』 発売中 3240円 VILLAGE MUSIC VRCL-4039 <収録曲> 01. Fried Green Tomato 02. Autumn Confidential 03. E Love 04. Scribble 05. David 06. Book Him 07. Wonder 08. Winter 09. Cue Kiss 10. Dr. Dan's Cure 11. 秋唄 ※セルフカバー 12. Sketch
Profile
おおえ・せんり…’60年9月6日生まれ。’83年にシンガーソングライターとしてデビュー、’07年末までに45枚のシングルと18枚のオリジナルアルバムを発表。音楽活動の他にも俳優として多くの映画やテレビドラマに出演、またテレビ番組の司会、ラジオ番組のパーソナリティー、エッセイ執筆など幅広い分野で活躍。’08年、日本国内の音楽活動にひと区切りをつけ、ジャズピアニストを目指しニューヨークへ渡る。ニュースクールオブミュージックに入学し真摯にジャズを学び、卒業の’12年7月、自身がニューヨークに設立したレーベル、PND Records & Music Publishingから、ジャズピアニストとしてのデビュー作『Boys Mature Slow』を全米発売。9月には日本盤が発売され、同月の『東京ジャズ2012』で凱旋公演。再来日した翌10月、ブルーノート東京・名古屋公演はソールドアウト。デビュー作は、雑誌『ジャズジャパン』の’12年度アルバム・オブ・ザ・イヤー“ニュー・スター部門”を受賞。’13年9月に2ndアルバム『Spooky Hotel』を発売し、同月に『東京JAZZ2013』に2年連続で出演。特別編成のオーケストラと共に出演し、ダイナミックなステージで聴衆を魅了。その後に行われた日本ツアーも盛況のうちに終了。’15年2月14日には3rdアルバム『Collective Scrribles』を発売。4月25日(土)モーションブルー横浜より、待望のアルバムツアーがスタート。また、渡米後の生活や学生としての奮闘ぶりをつづったエッセイをまとめた『9番目の音を探して』が発売中。大江千里 オフィシャルサイト http://peaceneverdie.com/
Live
新作に伴うジャパンツアーが遂に開幕 地元大阪はサンケイホールブリーゼへ
『大江千里 NYトリオ “COLLECTIVE SCRIBBLE TOUR 2015”』【横浜公演】 チケット発売中 ▼4月25日(土)16:45/19:45 モーション・ブルー・ヨコハマ 自由席7500円 モーション・ブルー・ヨコハマ■045(226)1919 ※未就学児童は入場不可。 20歳未満は保護者同伴に限り入場可。
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Pick Up!!
【大阪公演】
チケット発売中 Pコード257-661 ▼4月27日(月)19:00 サンケイホールブリーゼ 全席指定6800円 [メンバー]大江千里(p)/ ジム・ロバートソン(b)/ ヤシーン・ボラレス(sax) ブリーゼチケットセンター■06(6341)8888 ※未就学児童は入場不可。
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【札幌公演】 チケット発売中 Pコード258-411※16:30の回は完売。 ▼4月29日(水・祝)13:30/16:30 ペニーレーン24 自由席6000円(1ドリンク付) スマッシュ・イースト■011(261)5569
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【東京公演】 チケット発売中 Pコード258-032※5月5日(火・祝)は完売。 ▼5月5日(火・祝)・6日(水・休)17:00/20:00 ブルーノート東京 自由席7500円 ブルーノート東京■03(5485)0088 ※小中学生のチケットの詳細は問合せ先まで。
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Column
ニューヨークより届いた 大江千里からのギフト ジャズピアニストとしての 2ndアルバム『Spooky Hotel』 '13年の初登場インタビュー!