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「僕も初めて聴くんですよ、“僕だけの音楽”っていうものを」
ドレスコーズ=志磨遼平へ
メンバーの脱退を経て生まれたひとりぼっちのニューアルバム『1』
その真相と現在を語るインタビュー&動画コメント

 4人組のロックンロールバンドから、志磨遼平のソロプロジェクトへ、昨年ドレスコーズは大きな変化を遂げた。新しい章の始まりを告げたニューアルバム『1』は、『Hippies E.P.』の発売日である9月24日、メンバー脱退のアナウンス以降に制作がスタート。志磨自身が制作の一端をTwitterを通じて随時情報発信するという、これまでにない試みも行われた。1人きりである事実を受け止めたくはないが、頭の片隅では“この状況でしか作れない音楽がある”とスイッチが入る。そんな、悲劇と喜劇が背中合わせになったような整理されていない心の内側は、『この悪魔め』(M-4)や『アニメみたいな』(M-6)をはじめとした歌詞にも顕著だ。振り返れば彼は、前作『バンド・デシネ』のインタビューで「このバンドは空中分解するか、奇跡的な反応が起こって誰も聴いたことがない音楽が出来上がるか、どっちか。“そこそこいいね”みたいなことだけはない」と語っている。まるで現在を予見していたかのようだが、それは神のみぞ知る。むしろ、2014年のあの日々にしか生まれ得なかった音楽をこうして共有出来ていることを、音楽の神がいるなら感謝したい。流行りも廃りも関係なく、曲が必要とする音とメロディが鳴り、たえなる声でカナリヤのように志磨は歌う。そんな新しいドレスコーズの最初のツアーは、1月17日(土)梅田AKASOから始まる。きっと素晴らしい歌を聴かせてくれるに違いない。

 
 
僕らにとって脱退は青天の霹靂ではないですね
 
 
――約1年ぶりのインタビューですが、この間にいろいろありましたね。‘13年12月に前作『バンド・デシネ』のツアーがあり、関西では去年の4月に『京都磔磔における初期のドレスコーズ』とのタイトルでライブがありました。
 
「今となっては意味深な、何か象徴的なタイトルをつけてしまったなぁ」
 
――8月には『OTODAMA’14~音泉魂~』に出演、9月24日に『Hippies E.P.』のリリースがあり、バンドは4人から1人になって。でも、“志磨遼平”ではなく“ドレスコーズ”であると。いつ頃からこうなったんでしょう?
 
「最終的に話し合ったのは7月…『Hippies E.P.』を録り終えた次の日ですね。それまではとにかく1曲でも多く仕上げようと制作に集中していたというか。“いよいよダメか?”みたいに自分たちを探り合っていたわけでは全くなくて、とにかく自分たちが精一杯作った結果の5曲を録り終えて、少しホッとしまして。僕としては、この状況がこれ以上続くということはまぁ…バンドとしては続けるのは難しい状態にあるだろうなぁって。これ以上制作を続けていったとしても、ここから先には進まないだろうなと感じましたので、その話をみんなにしたと」
 
――4人全員が同じ速度で変化と成長をしていくことはありえないわけですが、どの時点から3人と志磨さんの足並みがズレてしまったんでしょうか?
 
「どこかでズレたっていうことはないと思うんです。1stの『the dresscodes』(‘12)が僕らの1歩目で、2歩目の2nd『バンド・デシネ』(‘13)があって、3歩目の『Hippies E.P.』があって、その3歩で僕らは歩みを止めた。足並みは揃っていたと思います。今となってはですけど、3歩目で歩みを止めることも、何となく4人は分かった上でのことやったんかなぁと。僕らにとって脱退は青天の霹靂ではないですね。でも、説明するのはすごく難しい。僕らは毎日一緒にいて、スタジオでセッションして、音楽でしか会話をしないような感じだったんですね。そんなにお喋りが得意な子たちじゃないし、ずっと演奏ばかりして、その中で感じてしまうものもありましたから。“今、この子がどういう心境で楽器を弾いているか”は分かりますし。今となっては、あの時点で辞めることがすごく自然に思えましたね」
 
――最初に映像が公開された『スーパー、スーパーサッド』(M-2)は、ドレスコーズ=志磨遼平という当たり前の現実を視覚的にも突き付けられる映像で。前作のインタビューで『バンド・デシネ』はバンドのアルバムでありつつ、志磨さん自身が色濃く感じられる作品だという話になりましたが、今回は完全に生身の志磨遼平だなぁと。
 



「そうなんですよねぇ。僕も初めて聴くんですよ、“僕だけの音楽”っていうものを。『スーパー、スーパーサッド』からレコーディングが始まったんですが、まずこの曲がある程度出来上がった時点でプレイバックしたとき、スピーカーからあのギターの音が聴こえて曲が始まってきたとき、何か他人事みたいに“あ、1人でやるとこんな音楽なんだ。こんな音楽がやりたいんだ”ってすごく不思議な気持ちで聴きましたね」
 
 
今まで出してきた僕の作品の中でも
圧倒的に僕のものであるクセして、今までで一番他人行儀な作品
 
 
――9月に3人の脱退が発表されたとき、このアルバム発売と制作開始も公にされていましたね。1人で作るんだと。
 
「はい。その時点では曲も何もなかったですけどね。自分で何が出来るのかが見たかったし、24時間マラソンみたいに、あらかじめゴールを設定してそこから逆算する演出というか、“12月10日におそらく僕はあなたの元にアルバムを届けるでしょう。その中身を今から作ります”っていうドキュメントをやってみたくて。それは僕自身が自分に一番興味があったからなんですね。こんなことは滅多にあるもんじゃないというか、もうあって欲しくないですけど(苦笑)、本当に受け入れるのも辛いようなショッキングなことが、同時に創作意欲を駆り立てるものでもあったと。ひと口に“悲しい出来事”と言ってもいろいろあるでしょうし、“今は音楽なんてイヤだ”となることもあるでしょうけど、9月の時点で自分の中にはいろんな感情があって、それを音楽にすべきやなぁと思ったので、その感情が冷めない内にやり始めようと。Twitterも始めて、リアルタイムで報告しながら」
 
――そうしてこのアルバムが出来上がってみて、いかがですか?
 
「すごく特別なアルバムですし、今はまだちょっと自分でもよく分かってないんですよ。おそらくそれは、このアルバムの13曲…インストの『Reprise』(M-12)を除けば12曲の内まだ生演奏したことが、人前で歌ったことがない曲もあるからかなと思うんですね。例えばバンドで曲を作る場合、スタジオでリハーサルを重ねてレコーディングに臨むんですけど、今回は僕1人で誰もいないし、レコーディングのマイクの前で2~3回歌ったことしかない曲ばかりで、まだ距離感があって、僕のものだという感じがしないというか。今まで出してきた僕の作品の中でも圧倒的に僕のものであるクセして、今までで一番他人行儀な作品というか」
 
――そこに違和感を覚えるのは、やっぱり志磨さんはバンドマンだからな気がします。
 
「そうですね。バンドしかやったことがないし」
 
――人前で歌って、その反応も含めて楽曲が自分のものになる感じですか?
 
「何て言うか、レコーディングって不思議な作業ですからね。何回でもやり直せますし、誰も見ていないところでこっそり行われることだし。すごく現実味のない作業なんですね。しかも1人で多重録音となると、僕の目から自分の姿は見えないし、僕は機械しか見ていない(笑)。演奏しているベースやドラマーを見ながら歌うとか、みんなと話をしながら作ることに慣れ過ぎていて。今回、僕がレコーディングで見た景色って、機械ばっかり(笑)。人の目を見て歌ってないんですね」
 
――それがこんなにも生々しい曲になっていて。
 
「そうなんですよ。不思議なものでね」
 
 
僕もまだ、自分が何を作ったのかよく分かってないんです
 
 
――『アニメみたいな』(M-6)にはペトロールズの長岡亮介さん(g)が参加されています。志磨さん、長岡さんと色気のある男性2人の共演となりましたが。
 



「多分全ての日本人が“いつか長岡さんとご一緒したい”と思っているんじゃないかっていうぐらい、あの方はモテモテですよね(笑)。同時に今回は映像作品を作る企画がありまして、NAZ(※SEKAI NO OWARIのFukaseをフィーチャーしたlivetuneの『Take Your Way』や、ファレル・ウィリアムスの『It Girl』などのミュージックビデオを手掛けた映像制作チーム)とタッグを組んで、僕の大好きなマンガ家の中村明日美子さんに描いていただいたキャラクターを3Dアニメーションにしたミュージックビデオを作りまして。もうこの曲だけは人との作業でやってみようということになって、アレンジも任せてしまえと」
 
――この1曲だけでも、すごいコラボレーションが繰り広げられてるんですね。
 
「この曲だけでいくらお金使ったんやろう?(笑) クオリティももちろんですけど、この1曲だけ跳び抜けてエンゲル係数が高いんですよ(笑)」
 
――長岡さんのアレンジは思った通りの出来上がりでしたか?
 
「全然思ってもみなかった出来でビックリしました。タワーレコードでお買い上げいただいた方は、予約特典のCDにこの曲の弾き語りバージョンを収録してるんですが、僕が1人で歌っているバージョンと、長岡さんがアレンジしたバージョンを聴き比べるとすごくおもしろいですよ。曲ってアレンジでこんなに変わるんだなぁと。僕のバージョンは自分でギター1本で録っていて、めちゃめちゃ暗いんですよ。アレンジメントの大切さを学びますよ(笑)」
 
――そこから次の『みずいろ』(M-7)の流れが絶妙で、何とも思わせぶりなギターの音が艶っぽくもあり、曲自体が歌謡曲っぽい世界を醸し出しているようで。志磨さんの中には、そういう血がありますか?
 
「ありありですね。そういうのってバンドでは醸し出すのが難しいムードがありますから、故意に封印してましたね。そういうのをカッコよくやるバンドをほとんど見たことがないし、実際に自分がやってカッコ悪い側に加わるのだけはイヤだったんで。昔はそういう曲をいっぱい作ってたんですけどね。昭和の歌謡曲とかグループサウンズとか、何て言うの? ムード歌謡? ポール・モーリアみたいなものとかもすごく好きで」
 
――『妄想でバンドをやる(Band in my own head)』(M-10)もその流れですかね? グループサウンズっぽい。
 
「ですね。さっきのドキュメントの話も一緒なんですけど、今はバンドの実態がないじゃないですか? そういうものをわざとやりたかったんでしょうね。骨太なロックサウンドみたいなものじゃなくて、骨がないフニャフニャの、でも自分の中にしかなくて、他の人からは見えない。僕にしか見えないおばけみたいなバンド。最近、そのテーマが多いんですよ。おばけとか、ゴースト、ゾンビとか」
 
――『Hippies E.P.』には『GHOST』という曲が、『バンド・デシネ』には『Zombie』という曲がありましたね。
 
「どうしたんやろ(笑)」
 
――ゾンビは復活しますよね。
 
「そうですね! 『復活の日』(M-1)やからいいか」
 
――『愛に気をつけてね』(M-13)は、耳で聴くのと目で見るのは大違いというか、歌詞を見ながら聴いたら“こんなことを歌ってたんかい”っていう。ひと言で言えばめちゃめちゃ自由ですね(笑)。
 
「期待して損したでしょ?(笑) 歌詞はそんな程度なんです」
 
――歌詞に関して、バンド時代は“こうあらねばならない”という自分の中の理想のようなものがありましたか?
 
「ドレスコーズは僕が曲を書いて歌うときに、最初に聴くのがあの3人だから、彼らに聴かせる言葉であったり、あの3人が呑み込める言葉である必要が絶対にあったと思うんです。だからすごく個人的なことを歌うべきか、そうではないのかは、今回はすごく悩みましたね。例えば“戦争反対”という詞を書いたとして、全員が同じイメージを共有するわけではないし、その言葉がはらむシビアな問題もいろいろあるわけですよね。自分の発言には責任が持てるけど、バンドで歌うとなると4人の総意と取られますから。ただ、昔はそんなことで悩んだことはなかったんですけどね。言葉は僕のものやと思ってましたから」
 
――今回はドレスコーズという名前で出す作品ですが、最初っから最後まで全部志磨遼平でございます、と。
 
「はい。そうでございます。何か恥ずかしいですね。こんなヤツです。僕は」
 
――『スーパー、スーパーサッド』のミュージックビデオを見ていて、志磨さんは一度全てを自分1人でやる必要があったのかなと思いました。
 
「なるほど…そうなのかも。僕もまだ、自分が何を作ったのかよく分かってないんですけどね…」
 
 
僕にとって音楽は、“何をやっても怒らない人”みたいなもんですよ
 
 
――例えば1人になって、音楽を辞めるという選択はなかったですか?
 
「ないですね。音楽が僕から離れていくことはないじゃないですか? 僕にとって音楽は、“何をやっても怒らない人”みたいなもんですよ。僕を嫌わないし、ケンカもしないし、僕の言うことを分かってくれるし、放っておいても怒らない。僕の都合のいいときにだけ呼び出して、気持ちも全部聞いてもらえる。今回はきっと、あの3人と一緒に出来なくなったことに対して現実逃避してるだけなんですよ。3人がいない事実を受け止められなくて、すぐレコーディングを始めたんだと思う。そういう風に、音楽は自分を許してくれる唯一のものなんでしょうね。抱き枕みたいなもんですよ(笑)」
 
――思わず勘ぐってしまうぐらい赤裸々な歌詞もあれば、『この悪魔め』(M-4)の“口紅から機関車まで”のフレーズや、『愛に気をつけてね』の“LOVE IS A LIE”がTレックスの『テレグラム・サム』の“Bobby’s alright”に聴こえるとか、アルバムのあちこちに散らばっている、志磨遼平を構成するパーツや要素を見付けるのも楽しいです。
 
「フフフ。無意識に並んでるんですけど、そういう風に読み解いてもらうことが、まるで自分がセラピーを受けてるみたいなんですよね。こういうインタビューで“ここはきっとこういうお考えで?”みたいに聞かれると、“あぁなるほど”って思ったりする。1人で作るってそういうことなのかなと思いました」
 
――新しいドレスコーズの幕開けを締め括るラストの『愛に気をつけてね』は、全力でやった後の爽快感だけが残るとでもいうような曲で。
 
「そうですね。あの曲、ライブで早くやりたいですね」
 
――いよいよツアー『Tour 2015“Don’t Trust Ryohei Shima”』が1月17日(土)の梅田AKASOから始まりますね。
 
「このタイトルは、“この人は何をしでかすか分からないから、あまり信用しないで”ってことですね。おもしろいことをやろうと思ってますので、皆さんもどうぞ志磨くんをおもしろがってあげてください」
 
 
Text by 梶原有紀子



(2015年1月16日更新)


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Release

3rdアルバムは志磨が1人で作り上げた
ドレスコーズ再生のドキュメント

Album
『1』
【初回限定盤DVD付】
発売中 3500円(税別)
キングレコード/EVIL LINE RECORDS
KICS-93146

<収録曲>
01. 復活の日
02. スーパー、スーパーサッド
03. Lily
04. この悪魔め
05. ルソー論
06. アニメみたいな
07. みずいろ
08. 才能なんかいらない
09. もうがまんはやだ
10. 妄想でバンドをやる
(Band in 0y own head)
11. あん・はっぴいえんど
12. Reprise
13. 愛に気をつけてね

<DVD収録内容>
「スーパー、スーパーサッド」
MUSIC VIDEO
「ワン・マイナス・ワン」
DOCUMENTARY VIDEO
コメントゲスト:薔薇園アヴ(女王蜂)、大山卓也(「音楽ナタリー」編集長)、川上洋平([Alexandros])、THE BAWDIES、青木 優(音楽ライター)、越川和磨(THE STARBEMS ex.毛皮のマリーズ)、オカモトレイジ(OKAMOTO’S)、松居大悟(映画監督)、奥野望(作家)、山田玲司(漫画家)、鈴木拓郎(所属事務所社長)

【通常盤】
発売中 3000円(税別)
キングレコード/EVIL LINE RECORDS
KICS-3146

<収録曲>
同上

Profile

ドレスコーズ…’12年初頭に菅大智(ds)、丸山康太(g)、志磨遼平(vo)、山中治雄(b)により結成。同年7月に映画『苦役列車』主題歌となった1stシングル『Trash』が発売され、12月に1stアルバム『the dresscodes』が発売。’13年8月に発売した2ndシングル『トートロジー』を経て11月に2ndアルバム『バンド・デシネ』を発売。全国ツアーも各地で好評を博した。’14年4月1日、京都磔磔でのライブでレコード会社の移籍を発表。9月に発売した『Hippies E.P.』では口口口の三浦康嗣をはじめとしたゲストと共に、ストリングスやシンセサイザーを大胆に取り入れたダンスミュージックを披露し話題を呼んだ。その『Hippies E.P.』発売日に志磨遼平以外のメンバーが脱退、ドレスコーズは志磨のソロプロジェクトとなることが発表。12月10日に3rdアルバム『1』をリリース。

ドレスコーズ オフィシャルサイト
http://dresscodes.jp/

Live

新生ドレスコーズ初の東名阪ワンマン
リリースツアーがいよいよ開幕へ!

Pick Up!!

【大阪公演】

『Tour 2015
“Don't Trust Ryohei Shima”』
Thank you, Sold Out!!
▼1月17日(土)18:00
umeda AKASO
オールスタンディング3240円
清水音泉■06(6357)3666
※小学生以上は有料、
小学生未満は保護者同伴に限り入場可。

 
【名古屋公演】
チケット発売中 Pコード246-282
▼1月18日(日)18:00
名古屋クラブクアトロ
スタンディング3240円
ジェイルハウス■052(936)6041
※小学生以上有料。
小学生未満は、保護者同伴に限り入場可。

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【東京公演】
チケット発売中 Pコード246-426
▼1月25日(日)18:00
STUDIO COAST
1F立見3240円
ホットスタッフ・プロモーション■03(5720)9999
※小学生以上はチケット必要。
小学生未満は保護者同伴に限り入場可。

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Column

ロックンロールを愛する全ての
レジスタンスに捧ぐ――。並走する
“最低な気分の僕”と背中合わせの
憧れをポップに鳴らす2ndアルバム
『バンド・デシネ』の世界
前回の志磨遼平インタビュー