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性欲<音楽欲!?
忘れらんねえよが放った起死回生のバンドアンセム
『この高鳴りをなんと呼ぶ』が世界を変える!
柴田隆浩(vo&g)インタビュー&動画コメント

 胸を揺さぶるまじりっけなしの言葉と、この1年間のライブで這いつくばって練り上げたバンドサウンド、そして、元来のメロディセンスが幸福な化学反応を起こしたバンド史上最大級のアンセム…。忘れらんねえよが、真っ向勝負を仕掛けた会心のシングル『この高鳴りをなんと呼ぶ』が今、セールス、反響共に、これまで彼らが見ていた景色を徐々に変化させている。1年前のインタビューで出会った頃の彼らは、自らを“クソバンド”と呼んだ。だが、今はどうだろう? 卓越した下ネタスキルを封印し、届ける使命を自ら背負ったバンドのソングライターである柴田隆浩(vo&g)に、この1年の変化と覚悟を問うインタビュー。CDの盤面に写るオーディエンスの最高の笑顔が、再生ボタンを押して鳴り響く彼らの音楽が、確かな胸のこの高鳴りが、告げている。いざ、勝負は始まった――。

柴田(vo&g)からの熱(苦し)い動画コメントはコチラ

――シングル、売れてるという噂を。

 
「ようやくって感じですね。今までぶっちゃけ俺らのことバカにしてたヤツらがイッパイいるわけで。そういう人たちに対して“どうだ!!”っていう気持ちはあります。でも、まだまだこれからだし、それでもまだ忘れらんねえよのこと知らない人がいっぱいて、聴かせれば好きになる人も絶対いると思うんですね。だから、俺はそういう人たちを取り逃してる感覚がある。そこに何とか伝えらんねぇかなって考えてる。数字はもちろんそうだけど、俺らが最高だと思う音楽は、もっとこの輪はデカく出来るはずって」
 
――さっき言ったバカにされるって、具体的にそんなことあるんやね。
 
「いやぁ~俺が結構神経質なところもあるから(笑)。例えばライブハウスとかの対バンからの態度だったり。こうやって面と向かってガチで…この間のインタビューも最高だったじゃないですか。こんな風に話してくださる人はいいんですけど、もう明らかに適当っつーか、見下してたり、イロモノだと思ってんだろ?みたいな人と出会ったりとか。まぁそういうのは今まで結構ありましたね。まぁいまだにあるし、絶対口には出しませんけど、感じる」
 
――逆にイロモノであるというイメージを逆手に取って、仕掛けていく感じではなかったんや。
 
「最初はね、もしかするとそういうことを狙ってたのかもしんない。1st、2ndシングルとか1stアルバムを出したぐらいまでは。でも、だんだんとそれをやっていく中で、何か違うな、世の中から来てる反応が、どうも俺が満足するモノじゃないぞって(笑)。いい音楽を作ってそれを届けるためにやってるのに、その音楽までギャグみたいに取られてる節があるなぁっていうのは、今回のシングルを出す前に感じてて」
 
――人生をそのおかしみと共に表現する神髄を分かってくれるかと思ったら、そこが届く前におかしみだけをフィーチャーされるみたいな。
 
「そうそう。音楽もそんなつもりで作ってるんでしょ?みたいな」
 
――言ってもまだアルバムも1枚しか出してないし、新人だったわけじゃないですか。そう考えると、もうある意味第二期突入というか、変化が早いなと。例えば漠然と勉強するんじゃなくて、受験に勝つためのそれみたいな。
 
「1stの頃のやり方には後悔してないし、まぁあんときの精一杯だった。あとは年末に『COUNTDOWN JAPAN』に出た時点で、あのやり方で取れるお客さんは全部取っちゃったんですよ。あのやり方で行ける限界は、あのステージまでだったと思うんです。ってなるともう同じことをしたって新しい場所には行けないし、俺はもっとデカいところにこのバンドを持って行きたいから。“何で下ネタ辞めたんだ、忘れらんねえよらしくない”みたいな声も発売前にはあったけど、結局それをやっちゃったら、『中年かまってちゃん』(M-2)をリードトラックにしちゃったら、結局何も変わんないじゃないですか。だったら『CからはじまるABC』の方が全然曲いいし!(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) 俺もそう思ってたけど、自覚あるんや(笑)。
 
「このやり方だともう先には進めないっていうのを、何より俺らは分かってたから」
 
――逆に『この高鳴りをなんと呼ぶ』があることで、『中年かまってちゃん』を新たな人に聴かせられますからね。
 
「そうそうそう! そういうこと! 今後下ネタは一切やんないってわけじゃなくて、『中年かまってちゃん』的なアプローチも俺らの武器の1つだからやってはいくんだけど、でももう、『中年かまってちゃん』スタイルだけでは突破出来ないところまでたどり着いてるってことで」
 
――変化せざるを得ない時期が来たってことよね。
 
「うん。そういうことだと思う」
 
 
この言葉と心中出来るっていうものにしないと、デカい世界で勝負出来ない
 
 
――去年はアルバム1枚だけのリリースで、あとは。
 
「ひたすらライブするっていう」
 
――去年のアルバム以降このシングルにたどり着くまでは、自分にとってどんな時間でした?
 
「とにかくバンドを鍛えるというか1つ1つ戦っていく感じ…曲はそんなに作ってなくて、とにかくバンドとしての実力を付けたくて。いろんな対バンをしていくと負けるんですよ。tricotとかワッツーシゾンビとかが出てきて、“あ、全然勝てねぇ”みたいな。そんな中で、じゃあ“自分たちの絶対に負けない武器って何だ?”って探してる期間だったのかもしれない。それはメロディと言葉っていうのはもう明確で、それをどうやって磨いていくのか、どういうアレンジ、どういうライブパフォーマンスで使用すれば聴かせられるのかをずーっと模索して、現場でとにかく戦いまくって固めていって、どんどんその刃を鋭くしていく、そういう期間だった。さっきの話じゃないけど、年末のあのタイミングでその武器がようやく出来上がって、いっぱしのライブバンドって堂々と言えるようになったかなって」
 
――そんな中、今回の『この高鳴りをなんと呼ぶ』は、2013年ド頭に勝負のシングルを出すという意気込みで生まれたものだったのか、結果そうなったのか?
 
「メロディ自体は、勝負する曲を作ろうと思って出来たモノではないです。ただ、何気なく東京スカイツリーを1人で観に行って、フッとメロディが降りて来て、コレ超いいなって。そのときにもう、どっかで次に進みたいって思ってたんですよ。その思い付いたメロディも、多分そこを狙って無意識的に作ってたんじゃないかな? 歩いてるとたまに鼻歌でメロディとかが降りてきて取捨選択してるんだけど、何となくそこで“勝てるか勝てないか”っていう物差しで、自分のメロディをチェックしてたような気はする。だから出来たときに、“コレは勝負出来そうだ”って、やっぱ思ったから」
 
――曲をちゃんと煮詰めていく過程でそうなっていったというか。
 
「そう! だから歌詞の書き方も完全に変えて。今までは結構バーッて勢いで書いてるところがあって。それはそれで魔法がかかる瞬間があったと思うんだけど、今回はメロディが呼んでる言葉を1つ1つ丁寧に、1音符1ワード、必ずビタッてくるのを探していく。その積み上げで1曲が出来上がるっていうやり方にした。デカい世界…言わば俺はチャートに入りたいんですけど、そこと勝負するにあたって、勢いとかでやっても勝てない気がして。あと、戦うからには言い訳をしたくないというか。(自称)クソバンドっていうのも、もう言いたくなくなってるし、言わないようにしてるんです。まぁライブでは口癖で言っちゃうんですけどね(笑)。要はガチで“ダメじゃん”って言われたときに、いやいや“クソでーす!”とか“ギャグでーす!”みたいなエクスキューズを、今考えると用意してたんだなって。だから歌詞に関してもそういうエクスキューズを一切排除する。この言葉に責任もって、この言葉と心中出来るっていうものにしないと、デカい世界で勝負出来ない。それぐらい純粋なモノでぶつかって、初めて戦えんじゃねぇかって」
 
――よく“自分クズですから”とか言うヤツいるけど、そんなこと言い出したら俺もそうだしみんなもそうって思うもんね。その上でどうすんのか聞いてんだよ、みたいな。
 
「そうそうそう! この前、怒髪天の増子(直純)さんとラジオで話させてもらうタイミングがあって思ったのが、やっぱ今世の中が求めてる音楽というか表現って、ガチなモノなんじゃねぇかなって。怒髪天の音楽って、もちろんキャッチーなメロディだったり熱い歌詞っていうのがある。でも、もう1つ“怒髪天の増子さん”っていう存在も並列にあって。要は30年間しんどいことがあったけど、ギリギリスレスレのところで何とか続けて、30年後に武道館を決めた男。その男が、“生きてりゃ脈はある”って言う。そこら辺のフニャフニャした学生じゃなくて、そういう男が“生きてりゃ脈がある”って言うのをみんなは聴きたいんだって。もちろん方法はコレだけじゃないと思いますよ? 例えばtricotなんて音楽的発見とか、サウンドがスゲェカッコいいとか、ライブの狂乱がハンパないみたいな、そういう楽しみ方とか価値観もあると思うんだけど、俺らはそっちじゃない。そしたら音楽をやる人間も大事だってことだから、じゃあ俺は何か言い訳してないかとか…そういう要素を全部排除しようって」
 
――最近インタビューでよく話すんですけど、俺の好きなシンガーソングライターの坂本サトルさんが言ってたんですけど、やっぱり音楽ってどうしても自分が出ちゃう。だから逆に言うと、自分が出ちゃうのは止められないから、出てもいいような生き方をしなきゃいけないんだって。
 
「そうそうそう! いや~ホンットそういうことだと思う! うん」
 
――だから音楽はオモロいし、多分人の心を動かすのは結局それなんだろうなって。
 
「音楽なんて言ってみりゃ空気の振動で、音符に、楽譜に書けちゃうモノなんだけど、そこから発信されてる情報量って、楽譜に書けるレベルじゃないじゃないですか? お客さんも意識的か無意識的かは分かんないけど、それをスゴく感じてる」
 
――音符を当てはめてボカロに歌わせるヤツもいるけど、忘れらんねえよはそっちじゃない。
 
「もうこっち側の、増子さんタイプ(笑)。まぁしょうがねぇって感じですよね」
 
――さっきの言葉とメロディが武器だと言う発言もそうだけど、忘れらんねえよは戦い方を知ってるよね。自己分析が出来ているというか、ないところを伸ばすというよりは、自分たちが勝てる土俵で戦うみたいな。
 
「やっぱね、対バンで戦ってると、生き残ってるバンドはみんなそうだなって気がする。持ってるモンはみんなそんなに多くないんですよね。もう1点突破で、ダメだったらしょうがないみたいな。絞ってるってことは、他の可能性を捨ててるってことで。だから、お客さんもグッとくるんだと思う。コイツら賭けに出てるなみたいな美しさに」
 
――あとそれは、忘れらんねえよが遅くして始まったアドバンテージかもしれない。やっぱり若いときにこのバンドを始めてたら、アレもやりたいし、コレも出来るかもしれないみたいな浮気心が出て、結局何も摑めない間にバンドが疲弊してなくなっちゃったり。20代後半から始まったバンドだから、俺はコレ出来ねぇとか得意だわって取捨選択がある程度出来てるから、この短い時間で変われたのかしれないですね。
 
「まぁスタートタイミングが遅いから、賞味期限はそんな長くないですから(笑)。けどおっしゃって頂いたみたいに、バンドを始めたタイミングが遅いっていうのも、このバンドの1つの表現だと思うんですよ。そういう人間が歌う歌詞、メロディ、鳴らす音っていうのまでひっくるめて味わってもらってるんじゃないかなって」
 
――1stアルバム『忘れらんねえよ』や『中年かまってちゃん』のような厨二的世界観の歌詞が出来たのも、音楽から離れて仕事だけをしていた5年間があったから、そこで嫌な思いもイッパイしたから、人間のドロッとしたモノが出てきた。それはやっぱり生き方が出たわけやもんね、その音楽に。
 
「うん。やっぱオモロいっスよねぇ音楽って」
 
――それを経たから、『この高鳴りをなんと呼ぶ』が出来た。そこを通過しないと多分出て来なかった曲だと思う。
 
 
今は堂々と“俺、音楽やってます”って言える
 
 
――今回はアイゴン(會田茂一)さんプロデュースで、直筆の手紙を書いてお願いしたというエピソードもあって。これはデビューのきっかけにもなったレコード会社のディレクターに直でデモを送った手法と同じだわと(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) でもね、俺がその行為の中で確信したのが、やっぱね、ガチだったら伝わる。もっと言うと、俺が手紙を何回も書き直して、便箋4枚ぐらい書いて送ったその行為も、この盤には落ちてると思うんですよ。そういう熱も情報としてちゃんと刻まれてるんじゃないかな。だから、さっき話したみたいに全てが表現なんですよ。このシングルを作る過程も含めて」
 
――そして、それが今までで1番いいリアクションがあるっていうのは嬉しいですよね。
 
「いやぁ~でもね、やっぱ不安だったんですよ。絶対に伝わるはずだって思ってたけど、リリース前に“忘れらんねえよらしくない”みたいに言われたりもして。やっぱ微妙なのかな…って思うことも正直あった。でも、いざ蓋開けたらちゃんと届いたからホッとしたし、自信も深まったというか。このやり方は間違ってなかったんだなって」
 
――以前の厨二的な世界感とは全然違ってね、逆にまぁ年相応というか。
 
「そうっスね(笑)。ようやく(笑)」
 
――でも、ホント性欲より、音楽欲が勝ったなと思った、この盤は。
 
「もう逆にね、性欲はドンドン減退してて(笑)」
 
――年をとって、ホントは認めたくないけど、そっちはそんなに大事じゃないかもっていうまさかの選択肢が(笑)。何でもっと性欲あるときに遊ばなかったんだ俺!(笑)
 
「アハハハハ!(笑) でもね、オナニーをやってないってことじゃないですよ。それはライフワークだし、俺は息をするようにオナニーしてるんで」
 
――アハハハハ!(笑)
 
「けどやっぱね、前のアルバムでは、ずっと好きだった“おがっち”って女の娘もいたし、『ドストエフスキーを読んだと嘘をついた』の、目の前でボコボコにされてしまった女の娘もいたけど、今はね、マジでその人たちに対しても何も思わなくなって、そこへの執着みたいなものが消えて。もうホントにその女の娘たちにですら、ただただ音楽を届けたいなぁって。まぁでも単純に性欲がなくなったってことかなぁ(笑)。いい音楽が出来たから、それを届けるのが俺の使命だっていうことしかもう考えてない。単純にそういうことだと思います」
 
――今まではアウトプットの中にそういう世界も共存してたけど、そうじゃなくなった今、音楽だけが残った。
 
「うんうん。何かね、ようやくここまで来れたかぁみたいな。今は堂々と“俺、音楽やってます”って言える。純粋に音楽を作ってるって言い切れる感覚がある。そういう意味では、自分を信じられるというか」
 
――今まではどこか自信がないじゃないけど、確信が持てないというかね。やっぱりね、いくつになっても“俺はこの世界で生きていくんだ”って、なかなか信じられないというか。例えば俺とかで言うと、あの人はライターとして生きていくんだろうなって周りから思われてても、案外自分の中では揺れてたりとか。
 
「スゴい分かる分かる!」
 
――忘れらんねえよに関しては、ボヤけていたそのフォーカスが、徐々に音楽そのものに。
 
「照準が定まってる感じがする。それがね、ずっと続くかどうかは分かんないし、やっぱ結果次第でそこがブレることってあると思うんですよ」
 
――今回はいいリアクションがあったからそう思えたけど、この先2枚3枚出していったときに、同じようにちゃんとガチで作って本気でぶつかって、売れないとかね。
 
「全然有り得る。だからそこは分かんないですよね。そういう意味では今はバンドとしての旬というか。今ね、いい曲を量産したくてね。何か出来そうな気がするんですよ」
 
 
何かね、みんなで背中を押そうとしてくれてる感じがあって
 
 
――あと、やっぱり人に求められるのは単純に嬉しいよね。みんながいいと言ってくれる、それを見てこっちも嬉しくなるっていう循環が。
 
「ね。だからライブもね、特に都内なんですけど、お客さんの反応が全然違うんですよ」
 
――変わってきてる?
 
「変わってきてる。Twitterに飛んでくるリプライもそうだけど、何かね、みんなで背中を押そうとしてくれてる感じがあって。何かコイツら信じられるから託そうって、もしかすると思ってくれてるのかなって」
 
――タイムラインが全てじゃないけど、そこで忘れらんねえよを何とかしようよみたいなムーブメントが(笑)。
 
「そうそう! 何かね“育てゲー”みたいなってて(笑)」
 
――みんなで勝手にワイワイやってくれ始めてる感じはありますね。
 
「その熱量みたいなものがライブにも同じようにあって。お客さんからその熱量が飛んでくれば、それに俺らも乗っかってもっと大きい熱が出せる。それがキャッチボールでどんどんデカいことになって、最高の空間が出来る」
 
――なるほどね。ライブも変わっていきますね。
 
「変わっていくと思う。やっぱちょっと変化しないといけないのかなって。MCもね、前までのやり方だとちょっと合わないかも、みたいなこともあるんですよ。また今の状態にアジャストしたライブパフォーマンスがあるなって、何となく思ってます」
 
――あとね、今回の歌詞の中に“世界は僕らのために変わんだ”とあるけど、実は前回のインタビューの導入部で、偶然こんなことを書いていて。“絶望の果てから光を見るロングインタビュー。音楽で人生は、世界は、変わる――”。
 
「おぉ~! モロじゃないですか!」
 
――今回の歌詞とか楽曲の世界観とスゴいつながったと思って。
 
「いや~つながった! 何かね…単純に良かったなって。ちゃんとこのときの自分より先に進めたし。ホントはね、今までバカにされてきたとか、あんまり考えない方がいいのかなって思うんですけどね。けどどうしてもそれは思っちゃうから、しょうがないんだけど。ホントはね、もっと真っ直ぐいけるといいなっていうのはあるんです(笑)」
 
――でも、こうやってジグザグしてきた人生だから、そしてそれが音楽に出るから、今の歌が生まれたんだと思えば、それもまた人生。またこれからが楽しみですね。
 
「ね。既に1曲いい曲が出来てて。ヤバいっすよ。オケはもう録ってるんですけど。それもまたアイゴンさんにやってもらって。ヤバいです」
 
――これでまたタイムラインが賑わう(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) あれマジで寿命縮みますけどね。1日中Twitterにへばりついてますから(笑)」
 
――また次の作品のインタビューで会えるのを楽しみにしてますよ。本日はありがとうございました!
 
「ありがとうございました!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 



(2013年3月 8日更新)


Check

Release

胸を揺さぶる直球勝負の
ロックンロール・アンセム誕生!

Single
『この高鳴りをなんと呼ぶ』
発売中 1200円
バップ
VPCC-82308

<収録曲>
1. この高鳴りをなんと呼ぶ
2. 中年かまってちゃん
3. だんだんどんどん
4. [スタジオライブ]CからはじまるABC~この街には君がいない~北極星 (「オールナイトニッポン ぶっとおしライブ」より)

Profile

わすれらんねえよ…写真左より梅津拓也(b)、柴田隆浩(vo&g)、酒田耕慈(ds)。’08年、柴田と梅津を中心に結成され、とある先輩から「あるバンドを下手過ぎてクビになったドラマーがいる」との報を受け酒田が加入。都内ライブハウスで活動を開始。’10年、音楽誌・ロッキンオンによる新人コンテスト『RO69JACK09/10』で入賞。同コンテストのコンピレーション盤に『ドストエフスキーを読んだと嘘をついた』が収録される。’11年4月、『Cから始まるABC』がアニメ『逆境無頼カイジ 破戒録篇』のエンディングテーマに抜擢され話題に。’11年8月、同曲がシングル化されメジャーデビュー。同年10月には、JACCSカード『あなたの夢に応援歌』キャンペーンに『この街には君がいない』で参加。12月には2ndシングル『僕らチェンジザワールド』をリリース。PVには先述の『逆境無頼カイジ』で声優を務める萩原聖人が出演。’12年3月には待望の1stアルバム『忘れらんねえよ』を発表。リード曲『忘れらんねえよ』のPVには、映画『ヒミズ』でヴェネチア国際映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した注目の若手女優・二階堂ふみが出演したことも話題に。今年1月30日には、會田茂一をプロデュースに迎えた3rdシングル『この高鳴りをなんと呼ぶ』をリリースした。

忘れらんねえよ オフィシャルサイト
http://www.office-augusta.com/wasureranneyo/


Live

凄まじい熱量と感動渦巻くライブ
関西でも続々と開催!

リリースツアー
『いけいけ中年かまってちゃん』
チケット発売中 Pコード193-388
▼3月9日(土)18:30
梅田Shangri-La
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『ガリゲル音楽祭 「おとあい2」』
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▼3月23日(土)17:00
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1Fスタンディング2500円
2F指定席2800円
[出演]かりゆし58/九州男/忘れらんねえよ/back number/KIDS/他
GREENS■06(6882)1224
※小学生以上は有料。1Fスタンディングは、小学生未満は入場不可。2F指定席は、未就学児童でもお席が必要な場合は有料。

New!!

グッドモーニングアメリカ企画フェス
「あっ、良いライブここにあります。2013」
一般発売3月30日(土)
Pコード193-878
▼6月15日(土)14:00
心斎橋BIGCAT
オールスタンディング3500円
[出演]グッドモーニングアメリカ/ircle/KEYTALK/GOOD ON THE REEL/GRIKO/DOOKIE FESTA/FUNKIST/忘れらんねえよ/他
GREENS■06(6882)1224

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