ホーム > インタビュー&レポート > 覚悟は決まった! Road to さいたまスーパーアリーナ ハイエナジーとセンチメンタルが同居する 傑作ロックアルバム『Rock Kingdom』発売記念 the telephonesの抱腹絶倒の公開トークライブをレポート!!
「辛いほうが多かった…」
「たまには俺からいくか。良かったのはやっぱり街が全然違うんで。自由度が高いから…何て言ったらいいんですかね、本当に何かが変わりますね」
――価値観みたいなものが。
「そう。日本に帰ってきて外国の人に会うと、すごく気分が上がりますね。“大丈夫?”みたいな」
――もう全然話しかけられるというか。
「そうっすね。まぁ日本語なんですけど」
(一同爆笑)
「助けになってねぇ!(笑)」
「あと、ちょっと辛かったのは、僕、行きの飛行機が…」
(メンバー大爆笑)
「ニューヨークって遠いんで12~13時間ぐらいかかるんですよ。飛行機に乗りまして、後ろの人に“Sorry”とか言いながら座席を下げようとしたら、全然下がんないんですよね。で、それを2~3時間繰り返した結果、下がらないってことになったんですよ(笑)。90度で生活したっていう」
「13時間ね(笑)」
「しまいには空調が…。やっぱ向こうって100か0かみたいな感じなんで、めちゃくちゃ寒くて。“もうダメだ”って切っても、全然風が出てくるんですよ。何で出てんだろう?って思って見たら、照明のところが壊れてて穴が開いてて、外の風が入ってきちゃってて」
――え~!
「だから1人だけ毛布かぶって」
「あれは辛そうだったね、さすがに」
「で、最後に追い打ちがあって。ホテルに着いたら、みんなお風呂にバスタブというものがありまして。でも、僕の部屋にはバスタブがなくて、シャワーもあの、部活動的な」
(一同笑)
「あれで1ヵ月過ごした」
――え、1人だけ?
「1人だけです。最初はテレビも付かなくて、ネットもつながんないっていう。すげぇ孤独な…これ修行かな?って」
――環境的には確かにハードですね(笑)。
「でもまぁ慣れると、レコーディングの後半とかはちょっと寂しくなってきましたから。テレビで好きな番組とかを見つけると、これももうすぐ見れなくなるのかぁみたいな」
――なるほどね。
「日本でもやって欲しいです。よろしくお願いします」
「誰に? 何が?」
(一同笑)
「じゃあ次はワタクシが。本当にいろんなところに行けたのがまず何よりも…映画の舞台になるようなところだったり、セントラルパークに行けたのもすごく楽しかったし。街を歩いててもいい景色だし、ギャラリーも無料で開放してあったりとか、面白い場所がたくさんあって刺激的でしたね。嫌なことは自分が原因っちゃ原因なんですけど、向こうって娯楽があんまりなかったんですよ。だからPSPをずっとやってたんですけど、ちょっと向こうのゲームも買ってみたいなと、中古ゲーム屋さんに行ったんですね。いろいろ置いてて、その中に気になるゲームがあったんですよ。『エイプス・エスケープ・オブ・アカデミー』って、ちょっとミニゲームチックな、面白そうなやつが」
「ロードランナー的なね」
「パッケージがなくてソフトだけだったんですけど、ホテルに買って帰ってとりあえずそれをやってみようと盤面のプリントを見たら、どう考えてもそれ、『サルゲッチュ』だったんですよ」
(一同爆笑)
「『サルゲッチュ』ってこういう訳し方があるんだなって…」
「この流れで、僕も一緒に『ゴーストバスターズ』を買ったんですよ。買ったっていうか、まぁ店にあって。8ドルぐらいだったよね?」
「そんなに高くなかったよね」
「しかも『ゴーストバスターズ』だからすごく楽しそうだなと思ってレジに持って行ったら、“ない”って言われたんすよ。あの、分かりますかね? あの…」
(メンバー大爆笑)
「店に置いてあった…」
――置いてあったものを。
「置いてあったものをレジでくださいって言ったら、“ない”って言われたんですよ」
「サルゲッチュ!」
(一同爆笑)
「でもまぁ僕は結局、ゲームとかじゃない。もう本当に音楽にひたむきに向き合ってたんで…」
「え、何の話?」
「夢の話?」
(一同爆笑)
「でもまぁ本当に向こうで楽しかったのは、いろいろあったんすけど、レコーディングしてる時間がやっぱ一番楽しかったかなって」
「あとみんなと過ごしてる時間ね。それにね、ニュージャージーが見えるんすよ。僕らがいるところがマンハッタンで、スタジオがチェルシーっていうところにあって」
「ボン・ジョヴイを生んだニュージャージー州がね」
「さらに左に…」
「掘り下げるなぁ(笑)」
「ちょうど今で言うとDAWAさんの方角に、自由の女神が見えて」
~DAWAさんが自由の女神のマネ~
「メロイック・サインになってるよ(笑)」
「イヤな自由の女神っすね(笑)」
「だからDAWAさんは、大阪の自由の女神」
(一同爆笑)
「ありがとうございます」
「あとね、僕…便秘になったんですよ、向こうで」
――そうなんや(笑)。
「今までなったことがなくて、多分食文化の違いで初めてなったんですけど。アレックスが下剤を買ってきてくれたんですけど、その下剤が向こうの人用のヤツだから、1回飲むともう12時間ぐらいは常にトイレを意識して生活しないとダメで」
――それはすごいな…。
「そのときにアシスタント・エンジニアでアツオさんっていう日本人の方がいたんですけど、その人がアレックスに騙されて」
「“コレ、いいサプリメントだから、最近疲れてるから飲んだほうがいいよ”って言われて、その下剤を飲まされて」
(一同爆笑)
「その後のレコーディング中、めっちゃテンション下がってた(笑)」
――アツオさん…。
「アレックス、それでずっと笑ってたもん」
――でも日本のレコーディングでは、まずそんなイタズラしないですよね(笑)。
「茶目っ気があるよね(笑)」
「それほど仲がいいんですよ。エンジニアの先生はアレックスなんですけど、日本語の先生はアツオさんなんですよ。で、アツオさんが関西の方なんで、アレックスが喋る日本語は関西弁なんです」
――へぇ~面白い!
「だからいいテイクが録れると、“めっちゃまいど”とか言うんですけど」
(一同爆笑)
「そこもまた、アレックスのいいところかなってね(笑)」
――石毛さんは何かありますか?
「嫌なことというか困ったことがありまして。ミックスだけクイーンズの方のリアーナのエンジニアとかがいるスタジオに移ってやったんですけど、車で30分ぐらいかかるんですね。ハイヤーを頼んでたんですけど運転手が契約内容を全然聞いてなくて、お金は支払い済みなのに“金払え”ってすげぇキレ気味で言ってきて。スタジオにジョニーっていういいヤツがいたんで彼に電話して、“トラブルが起きてるから何とかしてくれ”って言って事なきを得たんですけど、それでも3日続いたんですよ。同じ会社で3日続くって、お前らバカか?と(笑)。普通、誰か会社の人間が注意するじゃないですか? 本当にそういうのがなくてみんな個人個人なんで。そういうのもアメリカっぽいなって」
「あと、向こうの運転がハンパじゃない。ホントに毎日ジェットコースター乗ってるぐらい(笑)」
「俺、大阪もなかなかすごいと思うんですよ。でも比じゃない」
「当ててもいいもんね。そのためのバンパーとかいう意識だもんね」
「逆に言えば、向こうの人は運転テクニックがあるんだなって。何度か死ぬんじゃねぇかってマジで思った」
――死ぬと思ったりヤッてやると思ったり、壮絶なレコーディングですね(笑)。
「だからいい盤になったのかな?(笑) なんかロックしてる」
――いやでも本当に今回の…おっ! ここで8ottoのTORA(b)が遊びに来ましたよ~。
~拍手~
TORA「恥ずかしっ」
――今回は海外レコーディング、しかも第一線のエンジニアやスタッフと一緒に仕事をして、アルバムが出来上がったときはどう思いました? 今までと違う達成感だったり感慨深いものはありました?
「毎回感動はするんですけど…今回は格別でしたね。ミックスって今ではほとんどプロツールスっていうコンピューター上でやるんですけど、アレックスは“テレフォンズの音はアナログでやりたい”って、デッカいミキサーで1つ1つ手作業でやってくれたんです。それは本当に労力がかかることで、日本のエンジニアが今ではもうほとんどやってないようなことを全部やってくれて。アレックスの俺らに対する想いには感動しましたね。最後はみんなでハグして、“ありがとうアレックス”って」
「サブウェイに乗ってね、こう別れるときに…」
「サブウェイって!(笑)」
(一同爆笑)
「さすがに泣きそうになりましたね」
「いやもう本当に感動しましたね。『New York City』(M-9)とかは、本当にね」
~BGMが『New York City』に~
「これを聴くとホントに思い出しますね。まさにそういう曲なんで」
――歌詞にもテレフォンズのある種の決意が感じられる曲ですよね。
「そうですね。向こうのホテルで歌詞を書いたんで、その感じは出てるかなって」
「いやホント、いい経験ですね」
――本当にいいアルバムが出来て、この先にはね、12月23日(金・祝)にさいたまスーパーアリーナでワンマンがありますけども。会場はめちゃくちゃデカいですよね。
「デカいっすね。まぁでもデッカくても、多分ライブハウスに見えますね」
――おぉ! そのセリフは太字ですね~!
「ノブさんそういうの大好きなんですよ。“それ太字のとこっすか!?”って」
(一同爆笑)
「でも本当に6年間やってきた集大成でもあるけど、もう頭から全然違うこともやりたいし、内容的にもすごく面白いものを考えてるんで」
「まずDAWAさんどこから出て来ます?(笑)」
「行かへんよ」
「DAWAさん、あの、下から…」
――あぁせり出しでね、ポーンとジャンプ。
(一同爆笑)
「DAWAさん出て来て何すんの!?って(笑)」
「見たい(笑)。上からゆっくり降りてくるとか」
「昔よくあったヘリからパラシュートで降りていくっていう(笑)」
――でも勇気要りますよね。いざやるって決めたときは。
「ねぇ。僕らもスタッフの人も、すごく勇気が要るなと思ったんですけど。まぁでも男ならやんなきゃいけないときもありますからね」
――おぉ~!
「あの…某CMでも言ってたんすけど…“男は狼”」
「古過ぎだろ?」
「でも本当そうっすね。その日は狼になってやろうと思って」
「何が言いたいの?(笑)」
「でも本当にね、こんなに気持ちが高ぶるライブは初めてなんで」
「コレはもう何回も言ってるんすけど、僕とセイジはそこで成人式やってるんで」
――本当に地元っていうことですもんね。
「そうっすね、はい」
「だからそういう場所でやれるのも嬉しいし、ワンマンをやる規模としては最大ですし」
――だってあそこでワンマンとなると、普通にメタリカとかそういうクラスになってきますよね。
「AC/DC観に行った。だから、それぐらいのことやってくれるんかなと思って」
「じゃあ俺、あの角付けて(笑)」
「とりあえず、セイジのドラムが飛ぶっていうのはちょっと禁止で」
「ドラムが飛ぶって何?」
(一同笑)
「でも、本当にいろいろなサプライズが。当日はちょっと重大発表もあるから」
――関西からは距離がありますけど、まぁ年内はもうそこ1本ということなんでね。
「本当にそうですよ。年末のいろんなイベントも今年は出ませんからね」
――その日に出るの発表とかじゃないですよね?(笑)
(一同爆笑)
「それだけしかやんないっす今年は。それぐらい本当に決意してますね。まぁ、こんな変なバンドがスーパーアリーナを成功させたら、絶対に日本の音楽は面白くなると思う。あと、もっといろんな音楽をみんなに聴いて欲しいなって。それこそFLAKEなんか、○△□×※☆よりいい店なはずなんですよね」
――皆さん、ハッシュタグ“だわ電ぴあ”で今のを…。
(一同大爆笑)
「いやいや(笑)。僕ね、マニアックって言われるのがすごい嫌なんですよ。全然ポップなのに」
「違うよね。コレど真ん中やからね」
「本当に。もっと音楽の価値観がフラットになればいいなっていう意味でも、僕らが先陣を切って、学校とか職場でAKB48とテレフォンズの話題が一緒に出来るようにね。僕らにとってはHi-STANDARDもそうでしたから。この間『AIR JAM』に行ってそう感じたんです。なんかね…ロックが失ったわけじゃないのかもしれないけど、でも僕らと同じ世代のお客さんが『AIR JAM』にはいっぱいいた。やっぱりみんな音楽を求めてるっていうことは分かったから、それをもう1回、どうやってこっちのフィールドに戻そうかを、今はすごく考えてます」
――素晴らしいですね。
「正直、この言葉はなかなか聞けないっすよね。今日だからこそ。本当にそうっすね」
――DAWAさんから見たテレフォンズってどういうバンドで、どこが好きですか?
「何でしょうね。まぁメンバー1人ずつも好きだし、とにかく石毛が音楽をすごく好きなのが伝わってくる。あとの3人からはそんなに伝わってこないけど」
(一同爆笑)
「ノンノンノン!(笑)」
「あとは涼平のベースが好き」
「ありがとうございます」
「しかも毎回音源に、ちょっと仕掛けてるような、仕掛けられてるような気がして。そういうのが楽しくて面白いんですよね」
――こりゃ相思相愛ですね。でもね、皆さんもコレをきっかけにね、またFLAKEに遊びに来てもらって、分からなければDAWAさんに“何か面白いCDありませんか?”って聞いてもらえれば。
「答えますんで」
――よくコワイって言われるらしいですけど(笑)。
「そうそう。俺のツイッターにもリプライをもらって、“FLAKEに行きたいたんですけどDAWAさんが怖いです”って(笑)」
「そんなことないよ! 俺、人見知りしちゃうんでちょっと…慣れないと」
「まぁ音楽してる人はだいたい人見知りだと思いますね」
「だからやっとんねん!」
――じゃあこの辺でね、そろそろ質問コーナーの方にいかせてもらおうかなと。
「そういうの大好きっすよ~」
「なんかいいよね。おもろいよね」
(2011年10月29日更新)
Album
『Rock Kingdom』
発売中 2800円
EMI MUSIC JAPAN
TOCT-27095
<収録曲>
01.White Elephant
02.DISCO AGE MONSTERS
03.Yeah Yeah Yeah
04.Punk Is Not Heavy Metal
05.Just One Victory
06.A A U U O O O
07.I Am Me
08.Crash The TV
09.New York City
10.Can't Stop Loving You
【初回盤ボーナストラック】
11.Make Some Noise
(demo track)
【初回盤CD-EXTRA】
NY Documentary July2011
『Can't Stop Loving You
~scene of NY REC~』
Music Clip
『New York City
~scene of NY LIFE~
directed by Akira Ishige』
Music Clip
テレフォンズ…写真左より岡本伸明(syn)、長島涼平(b)、石毛輝(vo&g&syn)、松本誠治(ds)。'05年、埼玉・北浦和にて結成。石毛が創造する様々な音楽の情報量を感じさせる楽曲と、エネルギッシュかつ個性溢れるステージング、独自のダンサブルなエレクトロサウンドで着実に動員を増やす。'07年に1st ミニアルバム『we are the handclaps E.P.』を、'08年には1stフルアルバム『JAPAN』をリリース。以降、数々のロックフェスに参戦し、今やフェスには欠かせないライブアクトとしての存在感を発揮している。'09年7月にはメジャーデビューアルバム『DANCE FLOOR MONSTERS』をリリース。'10 年にはiLL ことナカコーが初プロデュースを手掛けた『A.B.C.D.e.p.』、完全セルフプロデュースの『Oh My Telephones!!! e.p.』という2 枚のミニアルバム、メジャー2ndフルアルバム『We Love Telephones!!!』を立て続けに発表。'11年は地元・北浦和KYARAでのワンマンからライブをスタートし、3月より全国46ヵ所を回るツアーを敢行。7月1日より丸1ヵ月にわたってニューヨークでレコーディング。レジェンドと最先端の間にいるNY在住エンジニア、アレックス・ニューポートと相思相愛の熱気の中で、3rdフルアルバム『Rock Kingdom』を完成させ、10月12日にリリース。12月23日(金・祝)には、さいたまスーパーアリーナにて過去最大のワンマンライブとなる『SUPER DISCO Hits ファイナル -そして伝説へ-』を開催する。
the telephones オフィシャルサイト
http://thetelephones.net/
『SUPER DISCO Hits ファイナル
~そして伝説へ~』
一般発売10月30日(日)
Pコード144-036
※発売初日は、店頭での販売はなし。
▼12月23日(金・祝) 17:00
さいたまスーパーアリーナ
ブロック指定立見3731円
スタンド自由3731円
VINTAGE ROCK■03(5486)1099
【締切】1月10日(火)15:00
※当選は発送をもって代えさせて頂きます。
※受付は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。