スコットランドを撃破し進化するジャパン！
世界のベスト8入りで始まる新たな歴史。

日本ラグビー界が新たなステージへと進んだ歴史的瞬間を多くのラグビーファンたちが目撃しました。プールAの最終戦「日本代表対スコットランド代表」。日本代表が引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる大一番。対戦するスコットランド代表にとっても、ベスト8がかかる大事な一戦となりました。双方にとって負けが許されない状況。試合開催前から異様な盛り上がりを見せる両国。

神戸市では、この試合の模様を観戦するパブリックビューイングを映画館で開催しました。会場となったのは、OSシネマズ神戸ハーバーランド。会場では人気DJターザン山下氏と神戸製鋼コベルコスティーラーズの重一生選手がトークショーを行い、集まった観客たちを大いに盛り上げてくださいました。

そして迎えた19：45のキックオフ。新たな歴史の扉を開くことができるのか。桜の戦士たちの戦いに世界の注目が集まりました。先制点はスコットランド代表。7点をリードして、ティア1に属する強豪国が、その実力を発揮します。試合の空気を一変させたのが、日本代表が誇る快速コンビ福岡選手と松島選手。ワールドクラスのスピードでトライを決めると、日本代表が前半を21-7でリードして折り返します。前半だけで3トライを挙げた日本代表。トライのたびにパブリックビューイング会場には、割れんばかりの歓声がこだましました。

新たな歴史の扉を開く時まで、残り40分。後半早々、またしても福岡選手が単独でボールを持ち込み4つめのトライを決め、さらに盛り上がる観客席。ところが、ここからスコットランド代表が本領を発揮します。立て続けにトライを決めて、その差は7点。射程距離に日本代表をとらえます。日本代表にとっては我慢の時間。たびたび陣地に攻め込まれるゲーム展開を、固唾をのんで見守る観客たち。ひたすら相手攻撃に耐える時間が続きました。耐えに耐えてやってきた終了5秒前。「5・4・3・2・1！」のカウントダウンコールのあとに鳴り響いたホイッスル。この瞬間、日本列島は大歓声に包まれました。世界のベスト8入りを果たした日本代表。ここから先は、まさに未知の領域。ホスト国の重圧を背負いながら、どんな戦いを展開していくのか。準々決勝の相手は、あの南アフリカ代表です。

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