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『ナイト ミュージアム』シリーズ最終章が遺作となってしまった
名優ロビン・ウィリアムズが『グッドモーニング・べトナム』で'88年に表紙に
『いまを生きる』や『レナードの朝』でのシリアスな演技、『ミセス・ダウト』や『パッチ・アダムス』などで観客を魅了したコメディアンとしての才能、そして、『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』で念願のオスカーを手にし、名実ともに名俳優としての地位を確立したロビン・ウィリアムズ。
彼の名前が世界中に知られるようになったのが、'88年にぴあ関西版の表紙を飾った『グッドモーニング・ベトナム』だ。泥沼化するベトナム戦争を舞台に、マイクを通じて戦った一人の破天荒なDJの姿を、ユーモアを交えてペーソスたっぷりに描いた本作で、ロビン・ウィリアムズは、アカデミー賞主演男優賞とゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされるなど、高く評価され、本作をきっかけにスターダムを駆け上がっていった。
そんな彼が、コミカルな面とシリアスな面、どちらも披露しているのが『ナイト ミュージアム』シリーズだ。夜になると展示物が動き出す不思議な博物館で、警備員が大騒動に巻き込まれるという人気ファンタジーシリーズでロビン・ウィリアムズは、1作目から“テディ”こと、セオドア・ルーズベルト大統領を演じ、ベン・スティラー演じる主人公ラリーに、父親のように接し、助言を与える一方、お茶目な一面も披露するなど、シリーズに欠かせない人物となっている。
そして、昨年惜しくも亡くなってしまったロビン・ウィリアムズの遺作となったのが、シリーズ最新作にして、最終章『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』だ。本作では、展示物たちに命を吹き込むエジプト王の石板〈タブレット〉の力が弱まってきたため、主人公たちはアメリカを飛び出し、石板の謎のカギを握る大英博物館でのアドベンチャーを繰り広げている。本作でも、ロビン・ウィリアムズ演じる“テディ”は、父親的役割を担い、主人公ラリーを幾度も助けるのだが、彼の遺作だと思って観ると、最後に彼がラリーに向かって言う「(未来は)希望しかない」という台詞が、いつまでも胸に残るのではないだろうか。ぜひ、スクリーンでその眼に彼の名演を焼き付けてほしい。
『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』
●3月20日(金)より、TOHOシネマズ梅田ほかにて公開 映画情報はこちら/ |
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(2015年3月9日更新)