ビートルズとして、ソロとして、世界の音楽を変えた
ポール・マッカートニーが前回来日時の2002年に表紙に

　ビートルズ、そしてソロでの大きな業績を考えると、彼の足跡こそがポピュラーミュージックの歴史と言っても過言ではない。1942年6月18日に英リバプールで生まれ、14歳で初めて曲を書いて以来、ビートルズのメンバーとして、ジョン・レノンと共に数え切れないほどの歴史的名曲を世に生み出し、解散後もソロ及びポール・マッカートニー&ウイングスをはじめ、様々な形態で活躍。50年以上のキャリアを誇りながら、今でも現役ミュージシャンとして第一線で活動する、“ポピュラー音楽史上最も成功した作曲家”(ギネス・ワールド・レコーズ認定)、ポール・マッカートニー。

　そんなポール・マッカートニーは、ビートルズとして1990年、2001年と「ぴあ関西版」の表紙に登場し、9年ぶりの来日を果たした翌2002年には、単独で三度目の表紙を飾る。東京ドーム3DAYS、大阪ドーム2DAYSというビッグスケールのジャパンツアーでは、ソロ曲はもちろん、それを上回るビートルズの名曲の数々を披露し、チケットを手に入れた幸運な25万人を歓喜の渦に巻き込んだ(もちろん全公演ソールドアウト！)。そして、欧州単一通貨ユーロの流通や初の共催となった日韓サッカーワールドカップ、日本人拉致被害者5人が北朝鮮から24年ぶりに帰国するなど、世界的にも幾つもの山が動いたこの2002年を最後に、再び日本のファンはポールの来日を首を長くして待つこととなる。

　そして2013年、11年ぶりの来日公演『アウト・ゼアー ジャパン・ツアー』が遂に開催されることが決定。現在開催中のワールドツアーでは、全38曲26曲にも及んだというビートルズの有名曲はもちろん、これまで一度も演奏されなかったナンバーも披露されるなど、ライトなファンからマニアまで楽しめるセットリストになっているとのこと。日本公演は、11月12日(火)京セラドーム大阪、15日(金)福岡ヤフオク！ドーム、18日(月)・19日(火)・21日(木)東京ドーム。さらには先日、11月11日(月)京セラドーム大阪での追加公演も電撃発表！　同公演は10月27日(日)にチケットの一般発売を迎える。

　なお、10月14日にリリースされた6年ぶりのアルバム『NEW』に続き、ビートルズとしても『オン・エア - ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』を11月11日(月)にリリース。さらに、これを読めば来日公演を10倍楽しめる(!?)『ぴあ Special Issue ポール・マッカートニー 来日記念特別号』(表紙はぴあでおなじみの及川正通氏のオリジナル・イラスト！)も10月31日(木)に発売されるなど、来日を前に期待が高まるアイテムも続々登場。そちらもチェックのうえ、これが最後とも噂されるポール・マッカートニーの来日公演を、是非とも体験して欲しい。

 

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(10月25日更新)