ホーム > NEWS > 東西の人気落語家が競演! 『新作落語まつりin岸和田 SWAメンバー×浪花LED』開催決定
約30年前、切磋琢磨しあった江戸のSWAと上方の浪花LED。昨年開催され話題になった、まるで同窓会のような新作落語会が再び開催される。公演は、2026年2月11日(水・祝)、大阪・南海浪切ホール 大ホールにて。SWAメンバーは林家彦いち、三遊亭白鳥、春風亭昇太、柳家喬太郎。浪花LEDは桂あやめ、桂慶枝、笑福亭鶴笑、月亭遊方。
ひとり一席ずつ、全員でのトークもあり! 大満足の約3時間半! 浪切ホールでしか観ることのできない夢の競演を楽しんでほしい。
チケットは、10月14日(水)11:00までいち早プレリザーブ(プレイガイド最速先行)受付中。
昨年の様子
『新作落語まつりin岸和田 SWAメンバー×浪花LED』
▼2026年2月11日(水・祝) 14:00
南海浪切ホール 大ホール
全席指定 一般-5000円
全席指定 学生(大学生以下)-2500円
[出演]林家彦いち(SWA)/三遊亭白鳥(SWA)/春風亭昇太(SWA)/柳家喬太郎(SWA)/桂あやめ(浪花LED)/桂慶枝(浪花LED)/笑福亭鶴笑(浪花LED)/月亭遊方(浪花LED)
※未就学児童は入場不可。
[問]浪切チケットカウンター■072-439-4915
(2025年10月 1日更新)
2003年結成。ユニット名【創作話芸アソシエーション - Sousaku Wagei Association】の通り、創作落語を愛する気鋭の集団である。2011年に惜しまれつつ解散するが、2019年に再始動。メンバー個々の活躍は語るまでもなく、今回が関西初登場となる。
●林家彦いち(はやしや ひこいち) 背番号「1」
鹿児島県出身。1989年に初代・林家木久蔵(現:林家木久扇)に入門(前座名:きく兵衛)。1993年に二つ目昇進「彦いち」と改名。2002年に真打昇進。2020年に落語協会理事就任。前座の頃より新作落語を創り始め、2015年には自身の創作噺『熱血怪談部』が絵本化される。創作らくごネタおろしの会「しゃべっちゃいなよ」をプロデュースするなど、新作落語の魅力を発信し続けている。
●三遊亭白鳥(さんゆうてい はくちょう) 背番号「2」
新潟県出身。1987年に三遊亭円丈に入門(前座名:にいがた)。1990年に二つ目昇進(「新潟」と改名)。2001年に真打昇進「白鳥」と改名。数多くの新作落語を創作し、なかでも『任侠流山動物園』シリーズは、多くの落語家から奇談として愛され演じられている。「白鳥の湖」(チャイコフスキー作曲)の出囃子にはじまる固定観念を覆すその芸風は、落語会でも唯一無二の存在である。
●春風亭昇太(しゅんぷうてい しょうた) 背番号「4」
静岡県出身。1982年に春風亭柳昇に入門(前座名:昇八)。1986年に二つ目昇進「昇太」と改名。1992年に真打昇進。2019年落語芸術協会会長就任。新作落語の創作に加え、独自の解釈で古典落語に取組み、文化庁芸術祭大賞を受賞するなど、新作、古典問わず高い評価を得ている。2016年からは日本テレビ「笑点」 6代目司会者を務めるなど、その活躍は多岐にわたる。
●柳家喬太郎(やなぎや きょうたろう) 背番号「6」
東京都出身。1989年に柳家さん喬に入門(前座名:さん坊)。1993年に二つ目昇進「喬太郎」と改名。2000年に真打昇進。2020年に落語協会常任理事就任。『ウルトラマン落語』など独自の新作落語を次々に創作している。“キョンキョン”の愛称で親しまれ、2024年には芸歴35周年を迎える。浪切ホールでは2018年より毎年独演会を開催し、幅広い話芸で観客を魅了し続けている。
かつて「浪花LSD」と銘打って、上方からキレキレの落語を引っ提げて東京へ殴り込み、江戸の若手の落語家の度肝を抜かせたあやめ、慶枝、鶴笑、遊方のユニットが【浪花LED】と名前を変え、前回の「新作落語まつりin岸和田」で30年の時を超えて復活し話題。
●月亭遊方(つきてい ゆうほう)
兵庫県出身。1986年月亭八方に入門。人当たりよくパワフルな高座が持ち味。日常の笑いがベースの新作落語にセンスを発揮。「カジュアルラクゴ」と称して作品を創り続けている。ローリングストーンズはじめロック音楽をこよなく愛し、落語の他にミュージシャンの伝記を読む「ロック講談」を披露したり、日本舞踊をロックの曲に乗せて踊る他、ギターでバンドも組む “高座のロックンローラー”。
●桂あやめ(かつら あやめ)
兵庫県出身。1982年五代目桂文枝に入門。「女に落語はできない」という固定観念の壁に自作の落語で風穴を開けた。自作の落語を中心に、音曲漫才「姉様キングス」、落語家によるなりきり宝塚公演「花詩歌タカラヅカ」などの活動にも力を入れている。神戸新開地・喜楽館は立上げから関わり、利用促進委員として活動している。
●笑福亭鶴笑(しょうふくてい かくしょう)
兵庫県出身。1984年 六代目笑福亭松鶴に入門。1990年 ニューヨーク公演を皮切りに、世界各国で毎年、人形を駆使したパペット落 語公演を続ける国際派落語家として活躍。
公演実績は世界45カ国、100都市以上にのぼる。 「チームお笑い国際便」を結成してアフガニスタンのカブールの病院や難民キャンプに笑いと救援物資を届けた。
●桂慶枝(かつら けいし)
滋賀県出身。1984年3月入門。噺家生活40周年を機に五代目桂慶枝襲名。風刺の聞いた創作落語やショート落語を持ち味とし、『客席参加型落語』など新しい取り組みを世に送り出している。自作は100本以上。常に時代を感じ、型にはまらない柔軟なスタイルで注目されている。