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モノマネ芸人・原口あきまさが振り返る芸歴30年
「レパートリーは200人ですが、実際は9人のモノマネを使い回している」
“明石家さんまモノマネ”のライバルに対しては「負けません」

芸歴活動30周年を迎えたモノマネ芸人の原口あきまさが8月18日、大阪市内にて記者会見をおこない、大阪・松下IMPホールで10月12日(日)に開催される単独公演『原口あきまさ 30周年記念ライブ~我夢謝裸~』をPRした。

同公演では原口が生バンドを率いてミュージシャンのモノマネをしながら歌唱するほか、ゲスト出演するお笑い芸人の兼光タカシ、秋山竜次(ロバート)とコラボレーションなども披露する。ちなみに「芸歴30周年」と銘打たれているが、原口曰く「実は去年(2024年)、30周年を迎えているんです。でも、いろんなモノマネの若手芸人とのユニットライブに力を入れすぎてしまって。『原口さん、30周年を迎えましたね』と言われて、『自分のこともやらなきゃね』って」と1年遅れで記念公演が実現した。

そんな原口の代名詞はなんといっても明石家さんまのモノマネ。この日の記者会見にも、さんまのモノマネの際に欠かせない小道具の入れ歯を持参。たださんまには、「(30周年を迎えたことを)まだ報告していないんです」と明かす。その理由は「『30周年を迎えました』と言っても、『あー、そうなんか』くらいで終わると思うから。さんまさんは自分のことしか興味がないですから!」と話を流されるからだそう。さんまとの初対面時も「『お前を見とったらな、さんちゃんがいかにテレビ向きか分かるわ』って、自分の話ばかりでしたから」と笑って振り返った。

ただ、さんまをはじめとするモノマネのネタ元のタレントらには「みなさんに感謝したい」と頭を下げる。一方、「モノマネのレパートリーは200人と言っているんですけど、この30年、バラエティ番組やロケで使わせていただいているキャラクターは7人。さんまさん、とんねるず(石橋貴明、木梨憲武)さん、極楽とんぼの加藤(浩次)さん、矢部(浩之/ナインティナイン)さん、東野(幸治)さん、勝俣(州和)さん...あと江頭(2:50)さんと室井(=柳葉敏郎(『踊る大捜査線』シリーズ))さんもいるから、全部で9人を使い回しています。この人たちには順番に感謝していかなきゃいけなませんね」と名前を挙げた。

また原口は、30年の芸歴の中で印象的な出来事については、タモリのモノマネで知られるコージー冨田とユニットを組んで活動したことだと話す。「コージーさんのタモリさん、僕のさんまさんでユニットを組んでお仕事をいただける時期があって。そのときはアイドル並みのワーキャー(人気)でした。ある日、ステージに上がる前にコージーさんが楽屋の姿見を見ながら『原口くん、僕たちKinKi Kidsみたいだね』と。僕は『どこがですか!』と言いました。でもあのときのコージーさんとの日々は忘れられません。コージーさんが『僕が言ったことにツッコんでね』って、それを千本ノックみたいにやっていました。そこでさんまさん(のモノマネ)が鍛えられましたから。だから、ほいけんたさんには負けません」と、同じくさんまモノマネで一躍人気者になったピン芸人をライバル視した。

今回の大阪公演に兼光、秋山をゲストとして迎える理由に関しては「僕はもともとコンビを組んで、お笑い芸人として(キャリアが)スタートしているので、どうしてもお笑い芸人さんとライブがやりたかった」とし、「兼光くんはコンビを解散して、ピン芸人になってようやくモノマネに魂を売ってくれた。兼光くんの奥さんはモノマネ芸があまり好きじゃないようで、『人のふんどしで笑いをとるな』とおっしゃっている。だから奥さんに向かって、モノマネを好きになってもらうためのコラボネタもやります」と兼光に声をかけた狙いを語った。

デフォルメして表現するのではなく、本人に酷似したモノマネ芸が流行している昨今、「本当のモノマネはそうじゃなかったんじゃないか、と思わせる舞台にしたい」と意気込む原口。最後は東野幸治の口調で「(兼光、秋山は)最強コンビでございますしぃ、お客さんにも愛されるライブでございますぅ」と30周年記念公演をアピールした。

取材・文・撮影/田辺ユウキ




(2025年8月18日更新)


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原口あきまさ芸歴30周年記念単独ライブ

8月30日(土)一般発売 Pコード:535-680
▼10月12日(日)15:00/19:00
松下IMPホール
全席指定-7000円 
[出演]原口あきまさ
[ゲスト]兼光タカシ/ロバート・秋山
※3歳未満は入場不可、3歳以上チケットが必要。
※販売期間中はインターネットにて販売。店頭での直接販売はなし。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

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