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「ちょっと大人な遊びしているという雰囲気に」
桂二葉プロデュース『深夜寄席』が
天満天神繁昌亭でスタート!

1月31日(金)から6か月間、毎月最終金曜日に桂二葉プロデュースの『深夜寄席』が大阪・南森町の天満天神繁昌亭で開かれる。出演は、今、めきめきと実力を発揮している若手落語家が中心で、番組づくりも二葉が手掛け、第1回はトリを務める。

「コロナ禍前にも繁昌亭で『乙夜(いつや)寄席』という夜席がありまして、若手の子らにも好評でした。お客さんにも定着してきたころにコロナ禍でなくなってしまって、非常にもったいないなと思っていました。私がこないしてプロデュースさせてもらうのはちょっとおこがましい気持ちもあるんですけれども、やっぱり誰かが動かんとという気持ちがあって『深夜寄席』を企画いたしました」と開催に至るいきさつを話す二葉。

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常連はもちろん、落語を見たことがない層に来てほしいと呼びかける。開演は21時45分、23時終演。「夜の会はだいたい19時からが多いけど、19時やったら間に合わへんという人もいはるし、落語を見たいけどなかなか行けへん、繁昌亭にいっぺん行ってみたいなとか、寄席に行ってみたいなという人に気軽に見に来ていただける寄席にしたいなと思っています」。

『深夜寄席』のイメージは映画のレイトショーだという。「レイトショーを見ている時って、‟今、この空間で私らだけが楽しんでる"みたいな気持ちになると思うんですけど、私も落語を初めて知った時、‟うわ! 私、今、落語を聞いてる"って、ちょっとかっこいいもん知ったみたいな気がして。今でも‟ええもん見つけた"みたいな気持ちがあるんですけど、友達同士で‟お前、『深夜寄席』知ってるか?"みたいな感じで広まっていけばいいなと思っています。仕事終わりにご飯食べてから見に行くみたいな、ちょっと大人な遊びをしているという雰囲気にしたいです」。

チラシのロゴはグラフィックデザイナーの三重野龍。「三重野さんがデザインしてくれたことによって、落語を知らない人にもちょっとは広がるんじゃないかなと思ってます。今、桂九ノ一さんが飲み屋さんにこのポスターを貼ってもらっていますが、ポスターにインスタグラムのQRコードを貼っているので、読み込んだら動画が見られるよう、これから会をやるごとに短い動画をくっつけていけたらと思ってます」。大阪の本町や淀屋橋などビジネス街でも、チラシを配布して呼び込みたいと意気込む。

「チラシのデザインとかはとてもキャッチーな見せ方にしていますが、落語はまっすぐにやったら間違いないというメンバーを集めまして、すべて私がオファーさせていただきました。とりあえず半年は若手でいこうと。私も半年間は出ようと思っています。今、私は新しいお客さんがすごく多いので、毎回出るようにしています。向こう半年は開催が決まっていますが、5年後、10年後も続いていくような会にしたいと思っております」と二葉、『深夜寄席』の展望を語った。

『深夜寄席』の会見で司会を務め、第1回に出演する桂九ノ一もこう期待を寄せる。「若いお客様もお越しになると思うのですが、同世代に聞いてもらうチャンスが僕らはなかなかないので、めちゃめちゃ楽しみです。僕は20代後半ですが、自分がおもろいと思っていることを同世代の人にもおもろいと思ってもらえたら、こんな幸せなことはないなと思います」。

1月31日(金)の前売り券は完売だが、当日券を30枚用意。開場時間の21時30分から天満天神繁昌亭で販売する。以降、各日公演1カ月前の10時から一般発売。

取材・文/岩本




(2025年1月30日更新)


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天満天神繁昌亭

〈深夜寄席〉

各日公演1カ月前の10時から一般発売 
Pコード:597-700

▼1月31日(金)21:45
[出演]桂二葉/笑福亭智丸/桂九ノ一/桂源太

▼2月28日(金)21:45
[出演]桂二葉/桂健枝郎/桂笑金/笑福亭喬路

▼3月28日(金)21:45
[出演]桂二葉/林家染八/笑福亭笑利/桂弥壱

▼4月25日(金)21:45
[出演]月亭太遊/桂二葉/桂小梅/桂おとめ

▼5月30日(金)21:45
[出演]桂二葉/桂三実/笑福亭大智/桂弥っこ

▼6月27日(金)21:45
[出演]桂二葉/桂小留/月亭希遊/桂雪鹿

天満天神繁昌亭
全席指定-1500円 
※本公演は深夜の公演につき、18歳未満の方の入場不可。
※未就学児童は入場不可。出演者は変更になる場合がございます。
[問]天満天神繁昌亭■06-6352-4874

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