ホーム > NEWS > 韓国で社会現象を起こした大ヒット作が 初のミュージカル化! 主演の前田公輝が意気込みを語る
韓国のウェブコミックで累計300万部の大ヒットを記録し、ドラマ版はその年の韓国ドラマ賞を総なめ、「ミセンシンドローム」と呼ばれるほどの社会現象を起こした「未生(ミセン)」。このたび、ホリプロ×韓国のクリエイター陣によりオリジナルミュージカル化され、2025年1月に大阪・新歌舞伎座で世界初演の幕を開ける。※当取材は11月初旬に実施。
子供の頃から囲碁のプロ棋士になることを目指してきたものの、その夢を諦め、キャリアも技能もないまま知人の紹介で大手貿易会社「ワン・インターナショナル」のインターンシップに参加することとなる主人公のチャン・グレ。演じるのは、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」や日本テレビ系連続ドラマ「私をもらって」に主演中の前田公輝だ。ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2021年)、ミュージカル「スリル・ミー」(2023年)に続き、3作目のミュージカル作品にして初の主演を務める。
配属先の営業3課の上司であるオ・サンシク課長の指導の下、自分の経験や囲碁で培った戦略的思考を応用し、少しずつ成果を上げていくグレ。「僕は割と感情が表情に出る方ですが、グレは囲碁という勝負の世界で生きてきたこともあって、あまり感情を表に出しません。でも、ミュージカルでは、グレの内に秘めた思いを歌に乗せて、情熱的に歌い上げるシーンもあるかもしれません。それは『ミセン』の実写化作品のなかではすごく新しいと思います」。
オ課長を演じるのは橋本じゅん。「橋本さんは一緒に取材も受けました。もう、オ課長が怒るシーンとか、橋本さんの姿が想像できますよね(笑)」と期待感を膨らませる。また、グレの母とオ課長の同期ソン・ジヨン次長の2役を演じる安蘭けいともラジオで共演した。「ラジオは30分くらいでしたが、そのときすでに親子のような関係性も垣間見られたので、今後が楽しみです」。出演は他に、清水くるみ、内海啓貴、糸川耀士郎、中井智彦、あべこうじ、東山光明、石川禅がメインキャストに名を連ねる。「稽古と公演を通じて、プライベートでも出演者の間でワン・インターナショナルのようなチームが出来上がったらすごく素敵だなと思います」と笑顔を見せた。
台本を読んだ時点で泣いたと明かす。「その時、歌詞もセリフとして読んだのですが、それでも泣けるというのは、やっぱりミュージカル『ミセン』が魅力的な作品で、心に訴えかけるメッセージがあるからだと思います。これまでいろんな作品に出させていただきましたが、台本を読み終わったとき初めて、じわじわと余韻に浸るような温かい感覚が生まれてきました。その感覚を主演として体現できるよう、また、(碁盤の石が完全に生かされている状態である)「ワンセン(完生)」に近づけられるよう頑張りたいと思います」。
取材・文/岩本和子
撮影/髙村直希
(2024年12月29日更新)
チケット発売中 Pコード:528-916
〈プレビュー公演〉
▼2025年1月10日(金)13:00
〈本公演〉
▼2025年1月11日(土)17:30
▼2025年1月12日(日)12:00/17:30
▼2025年1月13日(月・祝)12:00/17:30
▼2025年1月14日(火)13:00
新歌舞伎座
S席-14000円 A席-13000円 B席-9000円 特別席-15000円
[原作]ユン・テホ [脚本]パク・ヘリム
[音楽]チェ・ジョンユン [翻訳]高橋亜子
[演出]オ・ルピナ [振付]KAORIalive
[出演]前田公輝/橋本じゅん/清水くるみ/内海啓貴/糸川耀士郎/中井智彦/あべこうじ/東山光明/石川禅/安蘭けい/他
※1/10・11特典:来場者全員オリジナルステッカープレゼント。カーテンコール一部撮影OK(新歌舞伎座HPにて注意事項を要確認)。
※1/13(月・祝)17:30公演終演後、アフタートークあり(登壇者(予定):前田公輝、橋本じゅん、あべこうじ)。
※未就学児童は入場不可。席種によっては取り扱いのない場合あり。3階1列目は転落防止柵により見えづらいところが出る可能性があります。1階1列~19列7番~10番は、花道を使用しない時に設置するお席で椅子の種類が異なります。やむを得ぬ事情により出演者、曲目などを変更する場合がございます。予めご了承ください。ご購入時・ご来場前には、必ず新歌舞伎座ホ-ムペ-ジをご確認下さい。車椅子の方はチケット購入前に要問合せ。
[問]新歌舞伎座■06-7730-2222(10時~16時)
▼2025年2月1日(土)~2日(日)
愛知県芸術劇場大ホール