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舞台『ブルーロック』3rd STAGE
メインキャストと脚本・演出の伊勢直弘が
意気込みを語る

8月9日(金)より大阪にて上演される舞台『ブルーロック』3rd STAGEのメインキャストと演出の伊勢直弘が、新作公演に向けて意気込みを語った。

本作は人気サッカー漫画を原作とした舞台『ブルーロック』シリーズ第3弾。主演の潔 世一を竹中凌平、蜂楽 廻を佐藤信長が初演より続投し、初登場キャラの士道龍聖として松田 岳が参加。そして、第一弾では雷市陣吾を演じた佐藤たかみちが第2弾に続いて凪誠士郎を演じる。演出はシリーズ通して伊勢直弘が担当する。

主演の竹中は「今回初めてテレビアニメでもまだ描かれていないエピソードをやるので、ちゃんと原作を読み込んで、原作者はもちろん、ブルーロックが好きな皆さんの解釈と違わないように、リスペクトを持って作品を届けられたらと思います。楽しみにしていてください」と真摯な姿勢をみせる。

今回初登場となる士道龍聖だが、実は企画が立ち上がった早い段階から松田の配役は決まっていたという。「エキセントリックで振り切った芝居ができるという意味では、士道にぴったり」と松田に信頼を寄せる伊勢。

松田も「いつもお世話になっている伊勢さんが率いるこのチームで『ブルーロック』の世界に飛び込めるのが、とても楽しみでなりません。この3rd STAGE自体も、『ブルーロック』の転換期となって、またひとつ世界感が広がっていく気がしているので、自分の役がそういった起爆剤として機能することができたらいいなと思っております。頑張ります」と意気込む。

そして、凪役を演じる佐藤たかみちは、「第一弾で演じた雷市陣吾と、第2弾より演じている凪誠士郎の両キャラクターとも好きで、僕の中で至高と言えるふたり。このブルーロックの世界で2つの魂を背負えることを本当に光栄に思います。それぞれの視点から、この作品世界を見ることができるのは僕しかいないので、そんな僕だからこそ生み出せるものがあるんじゃないかなと思っています。皆さんと化学反応を起こしまくって、熱く"エゴく"戦っていきたいと思います!」と気合十分にコメントした。

また、演出に関して伊勢は「原作が漫画やアニメで展開されている作品なので、やっぱりそこがヒントになる部分も当然あるんですけど、それ以上に役者さんには"心情を表現してもらうこと"に重きを置いております。それはこの作品に限ったことではないんですけれども、その声や仕草、喋り方を再現するよりも心情を再現することに重きを置いていて、その部分はやっぱり彼ら自身が演じてくれているキャラクターの思いが浮き彫りになる部分なんじゃないかなと思っているので、言葉を大事にすることは変わらず方針として貫いていきたいなと思っています」と述べた。

それぞれの役づくりについて、「潔くんはずっと何かしら考えている人で、原作でも彼の心理描写がすごく繊細に表現されているんですけど。そこは余すことなく舞台上で口にしているので、とても考えてやっているなと感じます。あと潔くんの成長スピードも本当に半端なくて、演じる僕自身も潔くんに追いつきたいと思って頑張ってはいますが、それを表現するのが毎回難しいなと思います」と竹中。佐藤信長は「蜂楽 廻くんのイメージとしては、天真爛漫で自由に動いてドリブルが得意なんですけど、飛んだり跳ねたりとかアクロバティックな動きだったり、すごく動き回るイメージで。僕自身バレーボールを長い期間やっていて、飛んだり跳ねたりするところは活かされているかなと思います。人間離れした技を舞台上で原作ほどできなくても、観ている人に「あのシーンだ!」とわかってもらえるように、稽古中にみんなに助けてもらってアクロバティックな技は合わせていって、本番でちゃんと安心して自信を持ってやれるように作っています。なので、蜂楽くんはすごく大変ですね(笑)」と蜂楽役について語る。

士道役の松田は「士道龍聖はすごくアクロバティックなプレイスタイルということで、たくさんの方に相談しながら舞台上においてどんな見え方が一番適切なのかをセレクトしていくと思いますが、実在するサッカー選手でかなりモデルにしているんじゃないかと思う選手がいて。ズラタン・イブラヒモビッチというスーパースターなんですけど、自分のことを神と呼ぶ選手で、プレイスタイルからメンタリティーから、とても士道龍聖だなと思うので、彼のサッカー以外のところもかなり参考にさせていただきたいなと思います」とコメント。佐藤たかみちは、「サッカー少年の彼らはしっかり体を鍛えているので、もちろんまたしっかりとジムで鍛えようと思っています。肉体的なことで言えば、雷市はとにかく大きくしようとしていましたが、凪は細く、でもしっかりと密度の濃い筋肉を目指そうかなと思っています。動きに関しては、雷市のときは荒々しく作っていましたが、凪に関しては脱力感を意識していて。でも、脱力と言っても、柔らかいものの中に1本芯があるというか、余計な力を入れない。だけど、体感や軸はしっかりとして。雷市だったら外も固くコーティングしていた動きが、凪の場合は、中はしっかりとしてるけれど外は柔軟に見えるというのを意識していこうかなと思っています」と、それぞれの違いを話す。

演出の伊勢は「基本的には、僕はどういう風に見えるかということを優先するだけ。細かいフォームなどは、ステージング担当の船木政秀さんや、サッカー指導も兼任で入ってくださってる牧野裕夢さんに割と委ねるところがあって、僕からは何も指示はしていないんですね。皆さん個々に身体能力の高い役者さんが揃っているので、原作をちゃんと研究して、自分なりに研究したフォームができてるので、それぞれの個性は皆さんの努力の賜物なんじゃないかなと思っています。
佐藤たかみちさんに関しては、雷市は全身で力んでプレイするのに対して、凪はすごく柔らかく、できるだけスピード感を見せない、でも緩急があるという、そういう違い。それはやっぱり2役やっているからこそわかる違いなんですけれど。そういった意味では本当に個人の能力で生み出されているそれぞれの動きだと思うので、それを観てキャラにハマっていると言ってくださるのであれば、役作りの賜物かなと。あとは、すごくわざと癖を出している動きを見せている部分もある。例えば、御影玲王役の菊池修司さんは、シュートフォームをだいぶ独特にわざと作ってきてくれていて、それが「レオがシュートする!」という期待に繋がる自己演出をしてくれているという部分で言えば、それぞれのキャラクターのそれぞれのフォームを、観客の皆さんも言語化して癖として楽しんでいただければなと思います」。

舞台『ブルーロック』3rd STAGEは2024年8月9日より東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールで開幕。

取材・文/能一ナオ
©金城宗幸・ノ村優介・講談社/舞台『ブルーロック』3rd STAGE製作委員会




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舞台『ブルーロック』3rd STAGE

【大阪公演】
チケット発売中 Pコード:527-525
▼8月9日(金)18:30
▼8月10日(土)13:00/17:30
▼8月11日(日)13:00
▼8月12日(月・祝)13:00/17:30
東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール
全席指定-11500円 
[原作]原作:金城宗幸 漫画:ノ村優介『ブルーロック』(講談社「週刊少年マガジン」連載)
[脚本・演出]伊勢直弘
[出演]竹中凌平/草地稜之/佐藤信長/菊池修司/佐藤たかみち/松田岳/宇野結也/健人/遊馬晃祐/三浦海里/阿部快征/磯野大/中林登生/織部典成/佐伯亮/村松洸希/書川勇輝/横井翔二郎/上山航平/土居健蔵/牧野裕夢/窪寺 直/秋山皓郎
※8/9(金)18:30、10(土)17:30公演終演後、アフタートーク開催(登壇者は公式HPにてご確認ください)
※未就学児童は入場不可。営利目的の転売禁止。出演者変更に伴う払戻し不可。車いす席をご利用のお客様はチケットをご購入の上、お問合わせ先にご連絡ください。2枚以上でご購入されたお客様は、状況によっては連席でご案内できない場合がございます。予めご了承ください。公演中止など主催者がやむを得ないと判断する場合以外、チケットの払い戻しはいたしません。
[問]公演事務局■0570-200-114

【東京公演】
▼8月17日(土)~25日(日)
シアターH

公式サイト
https://officeendless.com/sp/bluelock_stage/

(2024年8月 2日更新)


Check
潔 世一役:竹中凌平
蜂楽 廻役:佐藤信長
凪 誠士郎役:佐藤たかみち
士道龍聖役:松田 岳
脚本・演出:伊勢直弘