NEWS

ホーム > NEWS > 『4月文楽公演』文楽人形遣い・吉田一輔による 人形解説も盛況のうちに終了

『4月文楽公演』文楽人形遣い・吉田一輔による
人形解説も盛況のうちに終了

4月6日(土)から29日(月・祝)まで大阪・国立文楽劇場にて上演された、国立文楽劇場開場40周年記念『4月文楽公演』。本公演では、豊竹呂太夫が十一代目豊竹若太夫を襲名した。襲名披露狂言として、第2部にて『和田合戦女舞鶴』より「市若初陣の段」を上演。そのほか、第1部では光秀の謀反と一族の悲劇を描く『絵本太功記』、第3部では渡辺綱が鬼を討つ『増補大江山』など、見応えある演目が3部制で上演された。

また、4月28日(日)の第2部公演前には、文楽人形遣い・吉田一輔による人形解説を開催。第2部『団子売』の「団子売お臼」、第3部『増補大江山』の「若菜」の人形の特徴や動かし方などを間近で実際に人形を動かしながら聞くことができ、観客も大喜び。また、「お臼」には女形の人形としては珍しく足があること、「若菜」のかしらが美しい娘の顔から一瞬で恐ろしい鬼の顔に変わるところなど、今公演での演出についても聞くことができた。

最後に、一輔や人形と一緒に記念写真を撮るなど、人形解説は盛況のうちに終了した。今後、国立文楽劇場で上演される公演もぜひチェックを!




(2024年5月30日更新)


Check