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京極夏彦の大人気小説「鉄鼠の檻」を
初ミュージカル化!
配役&キャストビジュアル解禁!!

舞台化が発表された、京極夏彦原作のミュージカル『鉄鼠の檻』の配役が決定。キャストビジュアルも解禁された。公演は6月14日(金)から24日(月)まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、6月28日(金)・29日(土)に大阪・サンケイホールブリーゼにて開催される。

チケットは、東京・大阪ともに4月19日(金)11:00より発売開始。一般発売に先駆け、4月7日(日)23:59までいち早プレリサーブ、4月10日(水)11:00までプレリサーブの受付を実施中。




【スタッフコメント】

●上演台本・作詞・演出/板垣恭一
三年ほど前、京極夏彦さんによる「レンガ」と称される分厚い小説『魍魎の匣[もうりょうのはこ]』をミュージカル化しました。おかげさまで好評をいただき今回は同じシリーズの中から「読む隕石」とも称される『鉄鼠の檻[てっそのおり]』をミュージカルにさせていただきます。物語の舞台は禅寺。禅とは何か、悟りとは何かを歌うミュージカルは前代未聞だろうと思っての挑戦です。劇場にてお待ちしております。

●作曲・音楽監督/和田俊輔
25年も前だろうか。
学生時代、親友とどっちが面白いミステリー小説を読んだか競っていたときに(何してたんだ笑)知った本が京極夏彦先生の「百鬼夜行シリーズ」だった。
衝撃だった。
戦後のリアルな情景、登場人物たちの愛しい造形、そして膨大な情報量。
この魅力しかない作品を、ミュージカルにするのだ。
一体何がどうなるのか。
そんな一抹の不安を抱えた皆様はどうかご安心を。
ミュージカルと妄想はすこぶる相性が良いのだ。
もちろん妄想と括るのはいささか乱暴だけど、脳や心が織りなす物語と捉えてもらえたら、ほら、なんだか京極堂に纏わる事件がどんどんミュージカルになりそうでしょ?
楽しみです、きっとぼくが一番に!



【キャストコメント】

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●中禅寺秋彦 役/小西遼生
「魍魎の匣ミュージカル化」の憑き物を落としてから、はや幾年か。京極作品ミュージカル化、第二弾。しかも舞台化も映像化も未だ成されていない『鉄鼠の檻』。戦う前から負けているものに挑むのは些か気が引けるものの、1376ページもの小説をたった数時間でお客様の心に届くものに纏め上げるという難題に少しワクワクしているのは、この生業に潜む憑き物でしょうか。世の中の面白さをまた一つお届け出来るように、一同全力を尽くします。

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●榎木津礼二郎 役/北村諒(Wキャスト) ※東京公演のみ
ミュージカル『鉄鼠の檻』で、再び榎木津礼二郎を演じます、北村諒です。
またこの世界に飛び込めることが楽しみでもあり、恐ろしくもあり...しかし、脚本・演出の板垣さん、主演の遼生さんたちの心強さで、僕はのびのびとお芝居が出来そうです。
楽しんでいただけるよう、誠心誠意務めます。

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●榎木津礼二郎 役/横田龍儀(Wキャスト) ※東京・大阪公演
今回Wキャストで榎木津礼二郎役を演じさせて頂きます、横田龍儀です。本作品からの合流でましてや、北村諒くんのWキャストということでとても緊張しますが、自分の出来ることをしたいと思います。今回の台本を読ませて頂き、率直に感じたのは言葉の難しさ。親しみのない言葉が沢山あるので、理解するのに苦しみましたが、とても奥が深い作品だなと感じました。そして僕も「禅」にとても興味が湧きました。お客様も、この世界に触れて、楽しみつつ色んなことを感じて頂ければ幸いと思います。

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●関口巽 役/神澤直也
ミュージカル「魍魎の匣」に引き続き、関口巽を演じます。 関口は俳優としての僕をたくさんの方に知っていただけた役でもあるので、この役をまた演じられることがとても幸せです。 前作に引き続きの方もいますが、初めましての方々が多いのでどのような化学反応が起こるのかとても楽しみです。 再演や百鬼夜行シリーズのミュージカル化を楽しみにしてくださっていた方も多かったので、満足していただけるような作品をお届けします。

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●和田慈行 役/上田堪大
和田慈行役を演じさせていただくことになりました上田堪大です。
原作を読み、難解だけど面白い作品だと思いました。同時にこの作品がミュージカルとしてどう創られていくのか、とても楽しみになりました。
作品の世界観や雰囲気など、板の上で表現できるよう、ご観劇いただくお客様に楽しんでいただけるよう、そして何より初めての京極夏彦さんの作品に出演できる喜びを感じ、臨みたいと思っております。

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●山下徳一郎 役/高本学
この度はミュージカル『鉄鼠の檻』に出演出来る事を光栄に思います。
ミュージカルの出演はあまり多くないので自分自身にとって挑戦の作品です。
歌を通して感情を伝え、お客様も一緒に推理して頂き作品に没入して頂ければ嬉しいです。
京極夏彦先生の世界観を思う存分舞台上で表現していこうと思います。

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●杉山哲童 役/小波津亜廉
「杉山哲童」は私にとって新たな挑戦となる役柄です。
哲童の根底にあるものをしっかり体現できるよう、
『鉄鼠の檻』の世界観を自分に落とし込み丁寧に役作りをしたいと思います。
ご観劇いただく皆様の心に響くパフォーマンスができるよう尽力いたします。
劇場でお会いしましょう!

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●鳥口里美 役/大川永
前作「魍魎の匣」に引き続き、鳥口里美役を演じます、大川永です。 京極夏彦さんの世界観が再びミュージカルとして生み出される瞬間に、再び鳥ちゃんとして居合わせられることを本当に嬉しく思います。 舞台に溢れるであろうお坊さんたちと音楽が融合すると、一体どんな化学反応が起こるのか...。随分前から私も興味津々ですが、必ず面白い作品になることでしょう。精一杯務めます!どうぞご期待ください!

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●中禅寺敦子 役/宮田佳奈
前作に引き続き、中禅寺敦子役に挑戦します! 修行、禅のことは今まで踏み入れたことのない世界でしたが、所々心に忍び込んでくるような言葉があり、興味深い です。 人間の心理、人間関係の絡み方にも注目してほしいです。心地よい疲労感になること間違いなし。劇場でお待ちしております!

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●松宮仁如 役/伊﨑右典
この度、松宮仁如役を演じさせていただきます、伊﨑右典です。
僧侶という役柄は未経験ですので、これから稽古でどう生きていくのか楽しみです。物語に大きく関わる役どころ。
しっかり枝となり舞台上に花を咲かせられればと思います。
板の上に立つのは久しぶりなので、皆様のお力添えをいただき、また力になれるよう稽古に励めればと思います。
劇場でお会い出来ることを楽しみにしております。

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●仁秀 役/畠中洋
「鉄鼠の檻」バリバリの新作オリジナル作品です! やるからには爪痕を残せるような作品にしたい! 僕自身も楽しみです!乞うご期待です!



【京極夏彦から一筆】

本作の原作者、京極夏彦氏による1994年のデビュー作『姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)』(講談社刊)に始まる"百鬼夜行シリーズ"。その新作『鵼の碑(ぬえのいしぶみ)』が昨年17年ぶりに刊行され、多くの"京極堂"ファンを沸かせたのも記憶に新しいところです。今年は記念すべきデビュー30周年イヤーであり、その百鬼夜行シリーズ第四弾であった『鉄鼠の檻』のミュージカル舞台化も決まり、京極夏彦氏より思わぬ一筆をいただくことができました。 21年上演の前作、ミュージカル『魍魎の匣』の大成功に奢るなかれとの思いも感じられる一筆。 スタッフ一同、心してまいります。

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撮影:森清

(2024年4月 2日更新)


Check

ミュージカル『鉄鼠の檻』

【東京公演】
▼6月14日(金)~24日(月)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

Pick Up!!

【大阪公演】

4月19日(金)一般発売 Pコード:525-324
※発売初日は朝11:00より販売。

▼6月28日(金) 18:00
▼6月29日(土) 12:00/17:00

サンケイホールブリーゼ

全席指定-9800円
U25-4500円(25歳以下、座席当日指定、当日要年齢証明)

[原案・原作]京極夏彦(「鉄鼠の檻」(講談社文庫))
[上演台本・作詞・演出]板垣恭一
[作曲・音楽監督]和田俊輔
[出演]小西遼生/横田龍儀/神澤直也/上田堪大/高本学/小波津亜廉/大川永/宮田佳奈/伊崎右典/森隆二/吉田雄/近藤萌音/小原悠輝/藍実成/岡田翔大郎/山下真人/身内ソラ/光由/志賀遼馬/宮村大輔/松原剛志/福本伸一/内田紳一郎/畠中洋/岩城風羽/吉田美緒/塩嶋一希
※未就学児童は入場不可。

[問]ブリーゼチケットセンター■06-6341-8888

【配役】

中禅寺秋彦(ちゅうぜんじ あきひこ) 小西遼生
榎木津礼二郎(えのきづ れいじろう) 北村諒 横田龍儀
※北村諒…東京公演のみ ※横田龍儀…東京・大阪公演

関口巽(せきぐち たつみ) 神澤直也
和田慈行(わだ じあん) 上田堪大
山下徳一郎(やました とくいちろう) 高本学
杉山哲童(すぎやま てつどう) 小波津亜廉

鳥口里美(とりぐち さとみ) 大川永
中禅寺敦子(ちゅうぜんじ あつこ) 宮田佳奈
松宮仁如(まつみや じんにょ) 伊﨑右典
大西泰全(おおにし たいぜん) 森隆二
中島祐賢(なかじま ゆうけん) 吉田雄
飯窪季世恵(いいくぼ きよえ) 近藤萌音
菅野博行(すがの はくぎょう) 藍実成
今川雅澄(いまがわ まさすみ) 小原悠輝
和田智稔(わだ ちねん) 岡田翔大郎
加賀英生(かが えいしょう) 山下真人
鈴/松宮鈴子(すず/まつみや すずこ) 身内ソラ
益田龍一(ますだ りゅういち) 光由
小坂了稔(こさか りょうねん) 志賀遼馬
菅原剛喜(すがわら たけよし) 宮村大輔

桑田常信(くわた じょうしん) 松原剛志
久遠寺嘉親(くおんじ よしちか) 福本伸一
円覚丹(まどか かくたん) 内田紳一郎

仁秀(じんしゅう) 畠中洋

<カンパニーキャスト> 岩城風羽・吉田美緒・塩嶋一希


【あらすじ】

舞台は昭和28年初春。古物商を営む今川雅澄は、明慧寺の僧侶、小坂了稔から〈世に出ることはあるまじき神品〉を買い取って欲しい、との依頼を受け、箱根山中の「仙石楼」に投宿する。食客として逗留していた老医師、久遠寺嘉親と碁を打つ日々を送りつつ、了稔からの続報を待つ今川。 しかし、そんな彼の前に突如現れたのは、座禅を組んだような姿勢のまま死んでいる、小坂了稔の遺体であった。周りに足跡はなく、不可解な現場に旅館は騒然となる。 一方、時を同じくして箱根を訪れていた憑物落としの古本屋、「京極堂」こと中禅寺秋彦と、その友人で陰気な作家、関口巽も事件に巻き込まれてしまう。更に、神奈川県警の横暴な捜査に業を煮やした久遠寺が、探偵の榎木津礼二郎を呼んでしまったことにより、榎木津も事件に関わることに。やがて一行は、仏弟子たちが次々と無惨に殺される謎の巨刹・明慧寺を舞台にした「箱根山連続僧侶殺害事件」の只中に飛び込んでいくこととなるのだった。

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